俳句掲示板/水煙購読者専用
それぞれにコメント有り難う御座いました。ちょっと留守にしていまして、遅くなりました。正子先生、外堀は、まさしくモネかシスレーかといった世界でした。哲扇さん、ご指摘の通りでして、私どもは、もう何年も「道後公園」の下に(道後湯築城跡)というのを追加するように、伊予鉄本社に申し入れてきました。まだ力不足で実現できません。百年の伝統ある「道後公園」という地名は、残すべきだと考えます。弘子様、今度は、発掘中の遺跡も訪ねてみてください。
山椒の摘めば昨日の雨滴散る走り梅雨長き季節の予感かな青嵐柳は同じ方を向き弘子さん、いつもコメントありがとうございます。<玉葱の小玉まとめて光だす 弘子>畑のたくさんの玉葱が、一斉に白い顔を出し始めています。ちょうどこの句のように光って見えます。http://www.lucksnet.or.jp/~watanabe/
正子さん、コメントをありがとうございました。満々と水張る瓶の鉄線花 牛庵 相当大きい瓶と思います。それへ鉄線が這い、花を咲かせているのでしょう。 蔓性のものは育ててみても、野良生えでもその様子に、不思議の国へ誘われます。弘子投句 川音のじゃがいも畑花の白 玉葱の小玉まとめて光だす 青嵐電車に乗って行けば海
正子先生、弘子さんコメントをありがとうございます。覚えある桐の花咲く遠き山一列のあやめゆらいで次の朝
入り口に菖蒲一叢生花展満々と水張る瓶の鉄線花外に出て眩し明るし夏の空http://www.lucksnet.or.jp/~watanabe/
朝の間の小庭涼しくひとときを 隆博 よく手入れされたほっとするような庭なのですね。薫風に乗るや木管五重奏 けいじ 木管楽器と、若葉とか薫風といったものの取り合わせは柔らかくて 明るさも、深さもあっていいですね。麦の秋胸に滲つつ雨は降る 弘子 麦秋のころの静かな雨ですね。久しぶりの雨だった気がします。休日の校庭広く夕焼ける 牛庵 夕焼けが広い校庭をそめて、いかにも夏らしいですね。夏めきて駅鳩の見るその他の吾 さゆり いつも見ている鳩も夏が来れば、夏らしい鳥のようにも 思えます。「その他の吾」は「その他大勢のなかの一人」 ということでしょう。都会では、自分というものがこのよ うに把握されるのでしょうか。個人的な問題でしょうが。さざなみの早苗田に映り空の青 登美子 「に」をいれました。早苗だと空の対比が美しいですね。
水煙6月号有難うございました・若葉風木洩れ日の輪や広がりて目に染まる濃き色つのり今年竹さざなみの早苗田映り空の青おはじきのはじけてとんで風光るよろしくお願い致します。
雨の間にほのかに色づく山桜桃 さゆり ゆすらのかわいい赤、丸、手に取るといっそう輝きます。雨も優しく色づきを促して くれるでしょう。帰る此の道の夕暮れ白牡丹 隆博 心ゆくまでの夕暮れです。花みかん匂う野の道一番星 佐夜子 お友達との楽しかった一日が伝わってきます。一番星に語りかけたい思いです。薫風に乗るや木管五重奏 けいじ お孫さんが出演されたのでしょうか。上手に演奏されていることへの安心。休日の校庭広く夕焼ける 牛庵 静けさ、そしてどこか虚ろなもの、もちあぐねるものを感じます。弘子投句 夏蓬からだ冷やさぬ雨が降り 明々と昼を蛍が飛びし夢 朝の陽光グレープフルーツ丸失せず
高橋先生、正子先生、コメントありがとうございました。水煙6月号嬉しく拝見しました。弘子さん、けいじさんいつもコメント感謝しております。 若竹の竹皮未だ脱ぎきらず 雨の間にほのかに色づく山桜桃 夏めきて駅鳩の見るその他の吾
「水煙」六月号が届きました。いつもありがとうございます。弘子さん、コメントに感謝します。出っ張った節にかんなの夏の音が帰る此の道の夕暮れ白牡丹
昨日のことでした。良い天気なので外へ友達が誘ってくれました。幼友達は良いですね。花みかん匂ふ野の道一番星今日ひと日楽しかりけりラムネ飲む久方の友の電話に団扇持つ
・孫もいてデュエット薫風のコンサート・薫風に乗るや木管五重奏・コンサート終る街路に風薫る
青嵐新入社員配属す手毬散るポップコーンを撒きしごと休日の校庭広く夕焼けるhttp://www.lucksnet.or.jp/~watanabe/
川々の水の流れの夏の橋 隆博 大きい小さい川の夏となった水の音、匂いが伝わってきます。橋もいつしか夏の趣を 見せているのでしょう。弘子投句 笛吹いて手を挙げ車掌更衣 なるこゆり朝の箒の音の庭 麦の秋胸に滲つつ雨は降る
うぐいすの鳴きに合わせてホトトギス 和章ホトトギス鳴く長々と夏はきぬ 和章
朝の間の小庭涼しくひとときを川々の水の流れの夏の橋
踏む草の 青汁あふる 夏は来ぬ 緑丘 私の、気のせいでしょうか、センチメンタルな印象です。 心の膨らみとか、すがすがしさを感じます。水遣りの茄子に花芽のひとつ付き 牛庵 小さい出来事だけに、人に言うほどではないだけに、うれし いことですね。うぐいすの透き通る鳴き足をとめ 和章 うぐいすが透き通る声でなくのは、老鶯と呼ばれるこの時節の うぐいす。山の静かな様子がしのばれます。
いつ果てるとも無き雨の桐の花古タイヤ並べて植える夏の花水遣りの茄子に花芽のひとつ付きhttp://www.lucksnet.or.jp/~watanabe/
正子さん、コメントをありがとうございました。縄跳びの数え唄やまず路地薄暑 佐夜子 子供の頃、よく祖父母の家へ行き数日過ごしました。友達と御句のままのことやりました。 暑さ、寒さ、声、抜けて行きようのない路地でした。夏の海雲まで届き丸くなり 緑丘 広い広い海を想像しています。小さくは小さく刺しぬ薔薇の棘 さゆり 薔薇のありようのみならず、周りのありようを許しているものが感じられます。弘子投句 花みかん休まず歩く線路端 風はおおまか南天は蕾つけ 日の中に溶けつつ二人麦を刈る
うぐいすの透き通る鳴き足をとめ 和章部活動汗にまみれて帰路急ぐ 和章
日課なる老ひの初めの朝シャワー縄飛びの数へ唱やまず路地薄暑 俳句の難しさにスランプに陥ってる感じです。 宜しくご指導お願いします。
正子先生、弘子さん、コメントをしていただきありがとうございます。日もすがら夏のゆくえを全身にのみを研ぐ身体の動き夏の線
バラの花 咲きましたよと 便りあり夏の海 雲まで届き 丸くなり踏む草の 青汁あふる 夏は来ぬ
外堀の水面一面青葉影 ふゆひと 豊かな青葉を、たっぷりの絵の具を使って画いているようです。明け易し日が昇りゆく雲の裏 弘子 雲の裏というのが弘子さんらしいと思います。朝が来るのが、楽 しみですね。朝の薔薇露もろともに壷の中へ さゆり 新鮮で、生き生きしています。露の光が命です。鯉幟飛騨の山風吸い込んで けいじ 飛騨の山風がいいですね。緑色の風がゆったりと 鯉を泳がせていい景色ですね。
町なかに廃家の梧桐残りけり
合掌作りの集落で・三百年の黒き柱や桐の花・鯉幟飛騨の山風吸い込んで・夏走る青年息も乱さずに さゆり まぶしい若さを感じます。走る青年は夏の若さのシンボルです。・春日野の鹿の子にしたわれ旅一日 真佐子 生まれt間も無い小鹿ですか。一日に旅の終わりに、その疲れを癒してくれる 小さな動物への挨拶句でしょうか。 ・休日の蕗剥くうちに暮れにけり 牛庵 貴重な休日の一時、縁側に座って、蕗を剥く。はなし相手が横にいても、多くは語らず。 剥き終わった頃、穏やかな夕べが訪れる。明日から又元気に働こう。
<作者と対象との距離というのが私にはつかめない感覚なのですが、>人間関係で言えば、相手の気持ちが分かるかどうか、ということですが、俳句では、自然の動き、季節の移り変わりが分かるか、どうか、ということですが、あまり難しく考えない方が良いでしょう。仏教用語の「色即是空」、「心外無仏」の理論の助けを借りるとよいのですが。俳句の理論は、仏教用語を理解できないと、無理でしょうね。哲扇さん俳句の理屈は、次回には、もう一つの掲示板にお書きください。
朝の薔薇露もろともに壷の中へ 小さきは小さく刺しぬ薔薇の棘 白薔薇や群青の雨の惜しみなく
蜘蛛の句を俳句とみていただいて、安心しました。私としては冗談を言ったつもりは無かったのですが言葉が冗談風に自分でも感じましたので、少し心配したわけです。浅学ではありますが私の考えでは、詠い上げるあるいは淡々と詠うのが俳句、詠い下げる、つまり下げが必要なのが川柳と判断しておりました。先生のおっしゃる、作者と対象との距離というのが私にはつかめない感覚なのですが、おいおい判ってくると良いのですが... 憂きこころ沢桔梗に逢うて消ゆ 哲扇 今日の陽島浦静かに暮れて果て 哲扇しまやふゆひと様、「道後湯築城跡」と呼んで頂いてありがとう御座います。あれはいまだに正式名称は「道後公園」なのですよ。ひとつひとつの句のイメージが湧いて来ます、最後の「駒引く若き武者」をイメージされたあたりが素晴らしいと感じました。
睡蓮の白く浮かみて内の堀 ふゆひと 道後へは温泉、動物園と十代までよくでかけました。湯築城跡の、あの寂としたものに 言うに言えないものを覚えたものです。弘子投句 明け易し日が昇りゆく雲の裏 明けてくるなかの平らなもの苗代 乳色に空の広い日青嵐
外堀の水面一面青葉影なかつ世の興亡の跡若葉風中つ世も恋に迷ひし青葉闇睡蓮の白く浮かみて内の堀葉桜の下に駒引く若き武者
のみの音がのぼる夏空どこまでも 隆博何一つ遮るもののない、夏、五月の空。自分自身の思いも、限りなく溶けこませそうです。弘子投句 しらしらと熟れ麦人が来てたてり 新樹太幹ワイヤーを張り渡し 半袖に腕(かいな)を覚えては綴り
高橋先生、ありがとうございます。感激しております。毎日忙しく過ごしており、句会などに参加する時間もありません。この掲示板で先生方や皆様からのコメントをいただいたり、句を拝見させていただくことが、私の最大の勉強です。これからも宜しくお願い致します。 えごの花散りてはじめて空の青 さゆり <空の青さが新しくみえることでしょうか。 正子> <自句自解> 今えごの花が満開です。小さく白い可憐な花なのですが、 咲いているときは皆下向きで人間が鑑賞するにはとても嬉しいのですが、 花自身はこの5月の青空を見ることなく散っていきます。花が散って、地面落ちて 初めて上向きになって空を見上げています。花の運命を感じました。牛庵さん、ありがとうございました。私の場合は近くの高校の生徒たちです。
休日の蕗剥くうちに暮れにけりいつよりや蕗の苦みを好みしは蕗の葉の捨てて大地にすぐ馴染むいつもコメントをありがとうございます。<夏走る青年息も乱さずに さゆり>夕暮れ時でしょうか、黙々と走る青年の姿が目に浮かびます。私の住まいの近くに消防署がありますが、まさにこう言う姿で空いた時間に皆さん走られています。http://www.lucksnet.or.jp/~watanabe/
古雑誌括りし後の空五月 牛庵 さっぱりと片づいたようですね。風あたる腕時計すずし更衣 樗枝 更衣を皮膚感覚でとらえた句。明るい句です。えごの花散りてはじめて空の青 さゆり 空の青さが、新しく見えることでしょうか。のみの音がのぼる夏空どこまでも 隆博 人の姿は、全く見えず、夏空にひびく音だけ。空の高さ、青さを 感じます。春日野の鹿の子にしたわれ旅一日 真佐子 かわいらしい子鹿ですね。今朝のニュースにも子鹿が生まれたと いうのがありましたよ。
いちご狩りほっぺといちごの色比べ 正人赤一つ大きな口に大きな苺 正人
キャデイ等に朝はじまるえごの花君子蘭個展の裸婦は足元に春日野の鹿の子にしたわれ旅一日 (よろしくお願いします。 上出 拓郎)
ナイターの話題でつきぬ逆転打 和章山藤の深い緑に色そえて 和章
少年に深き翳あり麦の秋 さゆり えごの花散りてはじめて空の青 〃夏走る青年息も乱さずに 〃 投句が途切れ、句が出来ないとのことでしたが、 すばらしい成長ですね。レベルの高い句です。どこへ出しても 恥ずかしくない俳句です。
のみの音がのぼる夏空どこまでも風そよぎかきつばたの列明日を待つ
弘子様コメント有難う御座います。夫留守の三時のお茶に新茶汲む歩を止めてお久しぶりと日傘人市の境橋の上なり風は初夏
正子先生、弘子さん、そしてけいじさんコメントありがとうございます。 少年に深き翳あり麦の秋 えごの花散りてはじめて空の青 夏走る青年息も乱さずに
風あたる腕時計すずし更衣
古雑誌括りし後の空五月薄暑なる爆音高きフルフェイス遠雷のラジオの中を駆け巡るhttp://watanabe@lucksnet.or.jp/~watanabe/
信之先生、正子さん、牛庵さん、コメントをありがとうございました。尋ねれば牡丹咲く家静かなり 隆博あまりにみごとな樹、花の庭は、物音全て耳に遠くなることしばしばです。言葉をなくしてしまいます。夏帽子すこし派手めに車椅子 佐代子外へ出ますと、色々な夏帽子と出会います。あれを被ってみたいなと思うのもしばしばです。麦の穂の青を束ねて商える 牛庵四十年余り前、この光景に私は本当に驚きました。どう捉えてよいかひとり迷いました。今は、花瓶に活けています。弘子投句 青空のどこか淋しく麦の秋 柿若葉住んではおらぬらしき家 山は削られ麦はたちまちに熟れ
サツキ咲く校庭に列子に笑顔 和章校庭の花壇歩むや風薫る 和章
麦全て風に揺れては熟れを増し 弘子 弘子さんの久しぶりの本格俳句です。レベルの高い俳句です。
正子先生、弘子さん、けいじさん、みなさんのコメントに感謝します。尋ねれば牡丹咲く家静かなり帰るとき牡丹の白と紅い花
更衣いつ終るやら部屋じゅうのリハビリと剥き居たりけり豌豆のさや夏帽子すごし派手めに車椅子 今日も良いお天気の様ですね
句評ありがとうございました 投稿者:山岸 忠信 投稿日:05月14日(金)05時31分37秒 堀佐夜子様、野田ゆたか様 五月句会で句評ありがとうございました。俳句を始めて1ヶ月ほどで、始めての投句でした。力づけられました。それにしても、俳句というものは、省略、省略を重ねた17文字ですが、この17文字でその時の自分の心情がすべてわかってしまわれるにはびっくりしてしまいました。私もそのような力が付くよう努力いたしたく思います。両氏を始め皆様のご指導をよろしくお願い申し上げます。
哲斎さん、正子先生コメントありがとうございました。・若牛蒡タクト振るごと持ち帰る さゆり 若々しい生活が見えました。どんなリズムでしたか。ヴィヴァーチェでしょうね。 私はキンピラゴボウガ好きです。さゆりさんのごちそうは。・活けあげし芍薬床に客待てり 小夜子 大事なお客様をもてなすのに最上の花、芍薬。どんな色でしょう。 今年も我が家の芍薬は葉っぱだけで終ってしまいました。・ごうごうと義父逝く初夏の夜汽車行く 晃 「ごうごう」という汽車の音が、亡きお父さんの生きざまを表すように聞こえ、 又肉親をなくした悲しみの心のように聞こえます。 ・灯を消せばあたらしき外五月闇 隆博 都会にいては観る事の出来ない真の闇。毎日ある闇なのに「あたらしき」と 感じれる心の持ちようが羨ましいですね。
麦全て風に揺れては熟れを増し 弘子 毎朝、広い麦畑の中を通勤しています。こんな感じです。麦の穂の青を束ねて商える 牛庵 麦の穂も花となると、その色合いと、デザイン化された ような麦の穂の形が面白くて、商品になるのでしょうね。 それとも、季節をよくあらわすもののひとつとしてなの かも。
蜘蛛ゴメンここは私が通る道 哲扇 <こりゃ川柳か?> 人のよって判断が分かれますが、わたしは、 俳句と見ます。言葉の使い方が川柳的ですが、作者の心は、俳句 作家のものです。作句対象の「蜘蛛」と作者との距離がないから です。つまり、やさしさがありますね。
手折られて葉裏の白き蓬かな葉柳の地を掃く枝の雨の跡麦の穂の青を束ねて商える<道渡る蟻は持てるものを持ち 弘子>その通りですね。蟻を見習わなければなりませんね。http://www.lucksnet.or.jp/~watanabe/
蜘蛛ゴメンここは私が通る道 哲扇正子さま、石鎚の句に評をありがとうございました。まだまだ未熟なもので平凡で描写的な句しか浮かんできません。
頬ばりし柏餅喜喜給食会 和章登校も白に整え衣替え 和章
遠足にゆくリュックサックの夏の色 隆博 私も先日この光景に出会いました。先生も、生徒も、明るい声、明るい顔でした。薔薇門から続けて二つ三輪車 けいじ 心地よい青葉、若葉が伝わってきます。子供の可愛い様子が目に浮かびます。若牛蒡タクト振るごと持ち帰る さゆり 新牛蒡独特の香りが思われます。夕餉の仕度が楽しい。棕櫚の花ホーム奥行き浅き駅麦全て風に揺れては熟れを増し道渡る蟻は持てるものを持ち
見渡せばなにごともなき山若葉 隆博 なにごともない若葉がいいですね。句に深みがあります。ブロンズ像視線の向こう薔薇盛ん けいじ ブロンズ像と薔薇と組み合わせることで、薔薇の花びらの 明るさ、豊かさが読みとれます。
哲斉さん正子さん俳句のコメントありがとうございました。またのコメントをよろしくお願いします。
ブロンズ像視線の向こう薔薇盛ん けいじ 鶴舞公園のバラ園は、私も一二度参りましたが実に見事でした。ブロンズ像 の見下ろすバラ園に、甘い香りの漂う薫風を感じてしまいました。
遠足にゆくリュックサックの夏の色見渡せばなにごともなき山若葉
帰宅途中、地下鉄を途中下車。鶴舞公園へ・ブロンズ像視線の向こう薔薇盛ん・深淵を持ちビロードの薔薇咲けり・薔薇門から続けて二つ三輪車宜しくお願いします。
今日の好きな句清水の音目をふさげば山と山 隆博 山の清水の澄んだようすが目に浮かびます。若葉もゆ峰々を鳥呼応して 和章 「鳥呼応して」が見方によってはぎこちない感じもしますが、 そこが作者のいいたいことでしょう。風立ちぬやはき若葉のよく揺れて さゆり 「若葉のよく揺れて」がいいですね。春かすみ石鎚山をかくし暮れ 哲扇 一見平凡な句だが、静かな雰囲気があって、いいと思います。立ち話しつつ木陰へ夏来る 牛庵 今日など、松山は暑くて、子供たちは夏服でしたよ。もうそ んな季節になりましたね。
薫風や右にカーブの並木道立ち話しつつ木陰へ夏来る名を知らぬ花に歩の止む聖五月http://www.lucksnet.or.jp/~watanabe/
春かすみ石鎚山をかくし暮れ恋すずめ餌は見向かず見つめ合う 以上、哲扇投句
若牛蒡タクト振るごと持ち帰る朝露に足下濡らし聖五月風立ちぬやはき若葉のよく揺れて
夕明り緑動くなる新樹の香「新茶入荷」暖簾替えられくぐり来て光来る矢車まわる空の明るさ藤棚の朝日まっすぐ揺れやまずよろしくお願い致します。
贈り物カーネーションのリボンつけ 和章若葉もゆ峰々を鳥呼応して 和章風青い春思わず窓を開ける妻 正人
活けあげし芍薬床に客待てり又してもセールス電話夕薄暑電灯の紐揺れをりて風涼し 宜しくお願いします
清水の音目をふさげば山と山たのもしきほのかな明けの鉄線花
えごの花の裏だけぬらす通り雨
一輪車つかまり立ちの春の校庭 春昼の母と子の距離影ひとつ 一度二度スギナの揺れて日の暮れる 窓開けばたちまち涼し子らの声 静けさの鶯を聞く床にいて 山藤や時折薄き土煙 大き声スギナの集団登校路 でこぼこの頭駈け来て麦嵐 逝く春や確かな鳥の声になる 早苗立つ田の数ほどの山写し 母の日の母の背丈の短かけり 夕鮒の丸きまなこや麦の秋 初夏の日のゆるく簾を巻いたまま 青葉窓真っ黒頭の背伸びする 松の葉の先まで初夏の光かな 春逝けりカットグラスのワイン揺れ <宇和島操作場にて> 右へ行けば汽車の溜まりの春惜しむ <岩手の義父逝去> <不器男記念館> ごうごうと義父逝く初夏の夜汽車行く 薫風の不器男を訪いて窓をうつ 今回だけお許しください。次には、少しずつ打てると思いますので・・・
聖五月ビルの窓より駅望む屋上のクレーンの伸びしままに夏想い出の街の変われど若葉風http://www.lucksnet.or.jp/~watanabe/
麦藁帽畑と畑へ別れゆき人の来て花の香りの蜜柑畑柿若葉流れる川の音もなく
蜜柑の香山を下りて我家まで 哲扇
初夏はるか受話器通して泣くを聞く 和章 初孫の知らせうけるやみどりの日 和章
灯を消せばあたらしき外の五月闇垣へだて歩みをかえす鉄線花
最優秀賞有り難う御座いました 投稿者:西野 研一 投稿日:05月09日(日)23時17分14秒 高橋信之&正子先生今日は朝から出かける用事があり選句もしないままでしたのに、夜帰ってパソコンを開いて驚きました。最優秀賞有り難う御座います。先生、正子先生の評価を頂き感謝しております。まだ俳句を始めて一年と少々迷い迷いながら句を創っていますが、この賞はこれからの励みになります。この句が出来たのは、私の住んでいる福岡市の福岡城跡を歩いている時でした。いきなりホルンの音が聞こえてきました。ふと見ると新緑の城垣の上で中学生が数人でホルンの練習をしていました。その側を通るとき交わした挨拶の礼儀ただしい態度と、その澄んだ瞳に感動を覚えました。先生方に頂きました句評そのままの心洗われた一日でした。