デイリー句会2002年 /第492回〜第500回


『第500回入賞発表(6月日24/選者高橋信正子)』
選者/高橋正子 2002年6月25日(火) 4:54:10 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第500回入賞発表(6月24日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★トマト摘む手にも肺にも青き匂い/太田淳子
トマトを摘み、トマトの木に触れれば、トマト独特の強い、青を感じさせる匂いに包まれる。手にも青臭さが残り、肺までも青い匂いに満たされる。トマト畑に自分の世界がつくられて、たのしい生活がある。(評:高橋正子)

★遠汽笛梅雨の闇夜の膨らみぬ/柳原美知子
梅雨の夜の静けさを、いっそう膨らますように、遠い汽笛が聞こえてくる。なにか自分の仕事をしているのだろう。充足した時間が流れて、しずかな奥深い心境がある。(評:高橋正子)

★夏木立高いところを風が渡る/安増惠子
顔を上げて木立を眺めているのだろう。木立が空に触れる辺り、小枝が動いて風が吹いているのがわかる。高いところを吹く風が、涼しさを呼んでいる。(評:高橋正子)


【優秀/25句】

★枇杷剥けば中まで朱色が染みている/日野正人
枇杷を剥けば、玲瓏とした実が現れる。すっかり、あけ(朱)色である。「朱色が染みている」は、独特な感じ方だが、剥かれた枇杷の実の感じがよく出ている。(評:高橋正子)

★思いきり夏野へボール蹴り上げる/伊嶋高男
思いきり蹴り上げたボールの弧が見えるようである。夏野の季語がよく働いている。(評:高橋正子)

★見はるかす灘は播磨や夏の雲/平野あや子
夏の海と雲の峰。雄大で気持ちの良い景色です。(評:田岡 弘)

(沖縄戦没者慰霊祭)
★ハイビスカス空に燃えたる慰霊祭/岩本康子
ハイビスカスの色、作者の想いを伝えてあまりある強さですね。沖縄の空と海の青さが隣り、胸に残ります。(評:宮地ゆうこ)

★調理場に盛られし茄子のしずかなる/宮地ゆうこ
調理場というので、一般家庭ではないのでしょう。「盛られし茄子」は既に切られてざるなどにあって、仕掛り状況なのでしょう。本格的に稼動する前の一時のしずかさとかってに想像しました。(評:霧野萬地郎)

★海望むあじさい坂を昇り来て/霧野萬地郎
とりどりのあじさいと海の遠望に、色彩と風景の美しさを楽しめました。(評:藤田洋子)

★赤ちゃんを運びし籠を夏芝に/やぎたかこ
夏芝の上に平和な家族と、明るい未来がありますね。優しさと光に満ちた光景が浮かびます。(評:宮地ゆうこ)

★降る雨を弾く紫紺の茄子太る/藤田洋子
丸々とした艶やかな茄子は雨を弾いて収穫を待っています。(評:山野きみ子) 

★手のひらに収まる茄子の青さかな/青海俊伯

★金雀枝や青き夏呼ぶ陸の果て/能作靖雄

★母の声優しく聞こえ天花粉/池田和枝

★野をゆく子麦藁帽子の見え隠れ/右田俊郎

★じゃがいもの形さまざま堀り上げる/冬山蕗風

★遠くにも笹百合優しく立つが見え/古田けいじ

★夕顔をよけて空き地の草刈らる/小原亜子

★曇天に泰山木の花高く/馬場江都  

★梅雨寒や山羊が顔出す幼稚園/矢野文彦

★梅雨葵雨に打たれて凛と咲く/堀佐夜子

★夏蓬ぼうぼう触れることもなく/相原弘子

★さみだれに舟がぶつかる舟溜り/山野きみ子

★土近きところに赤きトマトかな/田岡 弘

★山百合の一つが径を照らしをり/磯部勇吉

★湯につかる肩に夕風目に青葉/多田有花

★梅雨の灯や次々電車流れくる/祝恵子

★梅雨寒は誰にも寒し慰霊の日/守屋光雅


▼選者詠/高橋正子
夏至の夜の時はどこかが美しき
ダンボール箱にあふれて茄子の紺
桜桃の茎からまるを摘みけり
『第499回入賞発表(6月21日〜23日/選者高橋正子)@』
選者/高橋正子 2002年6月24日(月) 10:9:12 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第499回入賞発表(6月21日〜23日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★さくらんぼいくつ食べても陽の甘味/野田ゆたか
「陽の甘味」は、さくらんぼの果肉の生ぬるさ、さくらんぼのつやつやした色を言うのに、一見平凡な表現だが、実感があるのでよい。さくらんぼは、一つつまめば次がつまみたくなる。そんな気持ちもよくでている。(評:高橋正子)
さくらんぼを食べたくなりますね。確かにあの甘酸っぱい味は太陽にもらったものです。(評:多田有花)
さくらんぼは、色も形もかわいく、一つ、又、一つと口にします。一口目が思いのほか酸っぱいのですが、あの丸い中に包まれている太陽からの甘味が、どこからともなく広がってきます。(評:相原弘子)

★駅発車夏至の空指す白手袋/柳原美知子
車掌さんの白手袋、盛夏真近の午後のホーム、見慣れた風景にも詩があります。(評:安丸てつじ)
これから夏本番を迎える空に、眩しいほどの白手袋の明るさが印象的です。(評:藤田洋子)

★少年に夏の時計の止まりたる/碇 英一
少年が生き生きとしていて好きな句です。この年になって時計の無い生活にあこがれます。(評:野田ゆたか)
夏はやはり溌剌とした少年の季節、太陽の下の少年の前に、時間はまさに止まったままである。(評:やぎたかこ)
磯遊びに夢中の少年、何か懐かしいですなあ。(評:安丸てつじ)

【優秀T/10句】

★夏めきて影から渡る交差点/林 暁兵
夏が兆すと、影に濃さが生まれる。交差点を渡るときに、背からの太陽に自分の影が濃く伸びて、影を先立てて渡った。この発見が楽しい。(評:高橋正子)

★産みたての小さな卵夏至夜明け/相原弘子
産み落とされる卵が、小さくかわいらしいのが、明るい夏至にぴったりである。、天文の不思議と、産み落とされる卵の不思議に通じるものがある。(評:高橋正子)

★ひるよるも桝に流るる五月雨/相沢野風村
五月雨が、夜昼なく降って、雨を集める桝に、夜昼なく音がしている。五月雨の姿をよく聞き捉えている。(評:高橋正子)

★朝早く届けてくれしさくらんぼ/田岡 弘
明けきらぬ中、摘んださくらんぼ。そのみずみずしさ、はしゃぎたくなるような、色、形が届けられました。手にすると、朝の冷気が残っています。届けられたことが、素直にうれしい。(評:相原弘子)

★咲き残るくちなしの花匂い来る/林 緑丘
咲き残るものからの香、匂いは、その花をあらためて思います。くちなしの蕾の頃よりの、濃厚な白を思います。(評:相原弘子)

★雲動く夾竹桃の燃ゆるうえ/祝恵子

★夏至の朝高く輝く日が昇る/多田有花

★短夜の白みて映画終わりけり/磯部勇吉

★父の背で少しはにかむ麦藁帽/日野正人

★おにぎりを沢山こさえ今日は夏至/青海俊伯
『正子先生、弘子さん、萬地郎さん、ひろこさん、へ御礼』
田岡 弘 2002年6月24日(月) 10:18:4 削除・編集

『第499回入賞発表(6月21日〜23日/選者高橋正子)A』
選者/高橋正子 2002年6月24日(月) 10:7:32 削除・編集 スレッドの一覧・返信
【優秀U/23】

★初農の茄子は紫紺に輝けリ/能竹靖雄
ご自身による、初めて農作物が収穫されたのだろう。「紫紺に輝く」茄子にその想いが伝わります。(評:霧野萬地郎)

★水槽に紫蘇たば洗う香のしぶき / 宮地ゆうこ
清々しい雰囲気が漂う句です。紫蘇を洗って漬け込むという作業の中にも詩がありますね。(評:多田有花)
働く作者(一人称)が紫蘇の香と響きあい心地よく景が伝わってきて好きな句です。(評:野田ゆたか)

★篠の子の柔毛をつけて無人売り/山野きみ子
立ち止まって無人売りの篠の子に目を注いでいる作者が見えます。焦点が定まっているところが良いと思います。(評:林 暁兵)

★薫風や飛ぶものにみな光あり/林 暁兵
風薫るころの惜しみない光が、「飛ぶもの」すべてを美しくつつみます。眩しさと生命を感じる句です。(評:宮地ゆうこ)

★葉もみどり風もみどりや青葡萄/池田和枝

★青紫蘇を刻み整う夕支度/藤田洋子

★白あじさい綿菓子みたいと頬ずる子/馬場江都

★陽が落ちてあふれんばかりの夏の海/河 ひろこ

★自転車で急坂上る少年の夏/右田俊郎

★あじさいの青しなだるる瀬の音へ/やぎたかこ

★泳ぐ子にメガホンの声ついてゆく/金子孝道

★茎太き新玉葱のうすみどり/脇美代子

★紫陽花のある病室を見舞いけり/守屋光雅

★いつまでも明るき夕べ梅雨の晴れ/岩本康子

★厨窓入り日大きく夏至夕べ/堀佐夜子

★さみだるる浅瀬の深き心かな/大石和堂

★女学生のハミング涼し通勤車/安丸てつじ

★ほの明かり平家蛍は手に軽く/霧野萬地郎

★青胡桃夜来の雨に濁る川/岩崎楽典(正子添削)

★夏の蝶煌く運河を渡りきる/古田けいじ

★句碑立てる河口に激し梅雨の雨/吉田 晃

★海霧の覆う町なり花菖蒲/小原亜子

★銀座うら夏野の花の茶房雨/伊嶋高男

▼選者詠/高橋正子
青桐のみどりの幹に疵多し
合歓の花ふわふわ揺れて風にあり
遅き夕餉若き牛蒡の香を炊きて

『第499回入賞発表(6月21日〜23日/選者高橋正子)』
選者/高橋正子 2002年6月22日(土) 7:47:39 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第499回入賞発表(6月21日〜23日/選者高橋正子)は、
6月24日(月)です。

『伝言板(51)』
管理人/高橋信之 2002年6月21日(金) 1:5:4 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■水煙ネット会員に限りますが、伝言・コメントのお礼などがございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。
『正子先生、優秀句への選をありがとうございました』
田岡 弘 2002年6月21日(金) 9:34:38 削除・編集
『選句のお礼』
伊嶋高男 2002年6月21日(金) 10:1:9 削除・編集
『正子先生へ』
多田有花 2002年6月21日(金) 10:20:38 削除・編集
『お礼』
堀佐夜子 2002年6月21日(金) 13:45:6 削除・編集
『正子先生、靖雄様』
岩崎楽典 2002年6月21日(金) 17:16:14 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2002年6月21日(金) 20:13:40 削除・編集
『ありがとうございます。』
山野きみ子 2002年6月21日(金) 22:19:19 削除・編集
『お礼』
やぎたかこ 2002年6月21日(金) 23:7:8 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2002年6月21日(金) 23:25:24 削除・編集
『有り難うございました』
相沢野風村 2002年6月22日(土) 7:45:7 削除・編集
『ありがとうございました』
脇美代子 2002年6月22日(土) 13:52:10 削除・編集
『お礼』
矢野文彦 2002年6月22日(土) 14:15:17 削除・編集
『正子先生、弘様』
能作靖雄 2002年6月22日(土) 21:59:55 削除・編集
『ありがとうございます。』
守屋光雅 2002年6月24日(月) 10:39:25 削除・編集

『第498回入賞発表(6月日20/選者高橋信正子)』
選者/高橋正子 2002年6月21日(金) 22:4:25 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第498回入賞発表(6月20日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★峯雲へクレーン仰角大きくす/相沢野風村(信之添削)
真っ白く湧きあがる雲に、作者を仰がせるほど、クレーンが腕をぐーんと伸ばしていく様子がさわやかで、気持ちが開かれてくる。仰角という用語が新鮮。(評:高橋正子)
「仰角」という日常的でない言葉が、クレーンの直線的な動きや軋む音まで想像させます。(評:宮地ゆうこ)

★道の辺の蚊帳吊草のわかわかし/堀佐夜子
蚊帳吊草の葉が、すっきりとして、明るい緑色の葉が、わかわかしく感じられ、嬉しい気持ちになる。梅雨どきの蚊帳吊草の涼しさがよい。(評:高橋正子)

★甕水が増えて目高のみな弾む/霧野萬地郎(信之添削)
外に置かれた甕の水が雨で増えたのであろう。その中で飼われている目高は、はじけるように、敏捷な動きを繰り返している。涼しそうで、気持ちのよい句。(評:高橋正子)
目高の動きをじーっと観察していらっしゃる姿が想像されて楽しくなりました。目高がいきいきとして涼味を感じました。(評:山野きみ子)

【優秀/15句】

★竹薮の隣家灯りて梅雨深し/馬場江都
煙雨に包まれた大竹薮が、淡彩で描かれている蕪村の絵を見ているようです。(評:伊嶋高男)
竹藪とほのかな灯りが、梅雨深む季節の豊かな情緒を感じさせてくれます。(評:藤田洋子)

★先を行く白絣より風生まれる/宮地ゆうこ
涼しさを気にする季節になりますと、白の登場です。そこの白絣から涼風が生まれる錯覚に陥ります。目元も涼やかな人なのでしょう。(評:霧野萬地郎)
前を行くのはどなたでしょうか?梅雨の晴れ間の、涼しさ・爽やかさが感じられます。(評:田岡 弘)

★どくだみの匂いを抱いて草運ぶ/守屋光雅
「草運ぶ」とあるからには、どくだみは雑草として扱われたのでしょうが、あの強い匂いは、作業服にも染み付いてしまいます。この季節、嫌われていても、この季節には必ず句になる草ですね。これは読者の脳にも匂いが入り込む句ですね。(評:霧野萬地郎)

★水桶の目高せわしく向きを替え/脇美代子
目高の動きをじーっと観察していらっしゃる姿が想像されて楽しくなりました。目高がいきいきとして涼味を感じました。(評:山野きみ子)  

★ガラス戸に「どじょうあります」鮮魚店/岩崎楽典
懐かしい夏の風物詩、最近はめっきり鮮魚店が少なくなりました。店先から「どぜう」の蒲焼の匂いが通りに流れてきます。早く帰って、冷たいビールを飲もうと、つい急ぎ足になる。(評:能作靖雄)

★雨上がる土手の緑と河の色/伊嶋高男
六月の雨上がり、水辺の爽やかな色彩と風景の広がりが清々しいですね。(評:藤田洋子)

★水遣れば吸い込むように夏野菜/能作靖雄
土でなく夏野菜が水を吸い込んだと見るところに、夏野菜の勢いが感じられます。(評:田岡 弘)

★一番星またたき始む草蛍/やぎたかこ

★十薬を庭の花とし日々の白/藤田洋子

★たなごころそっと受けたる枇杷の箔/平野あや子

★梅雨深し薬箪笥に小抽斗/田岡 弘

★日差し強き日のあじさいも色競う/矢野文彦

★紫陽花のこんもり溢れ丸い壺/山野きみ子

★葭切と日がな一日釣をする/磯部勇吉

★紫陽花が色つけ初めしチャペル下/多田有花

▼選者詠/高橋正子
葛ようかんガラスの皿の七色に
少し病み梅雨寒々と身におぼゆ
西瓜の絵赤く画かれて棚にあり
『選句のお礼』
馬場江都 2002年6月21日(金) 15:11:29 削除・編集
『お礼』
平野あや子 2002年6月21日(金) 16:33:24 削除・編集

『伝言板(50)』
管理人/高橋信之 2002年6月20日(木) 7:47:3 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■水煙ネット会員に限りますが、伝言・コメントのお礼などがございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。
『選句のお礼』
伊嶋高男 2002年6月20日(木) 12:46:35 削除・編集
『あや子さん、きみ子さん、正子先生、萬地郎さんへ』
暁兵 2002年6月20日(木) 13:33:3 削除・編集
『正子先生,勇吉様、佐夜子様へお礼』
やぎたかこ 2002年6月20日(木) 17:13:39 削除・編集
『お礼』
霧野萬地郎 2002年6月20日(木) 17:38:18 削除・編集
『選句ありがとうございました』
多田有花 2002年6月20日(木) 19:48:8 削除・編集
『お礼』
河 ひろこ 2002年6月20日(木) 21:21:53 削除・編集
『信之先生、弘様、御礼』
能作靖雄 2002年6月20日(木) 21:55:59 削除・編集
『正子先生、弘子様へお礼』
藤田洋子 2002年6月20日(木) 22:25:32 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2002年6月20日(木) 23:1:58 削除・編集
『有難うございます。』
安田明子 2002年6月20日(木) 23:12:7 削除・編集
『正子先生、宮地さん、河さん、相原さん』
右田俊郎 2002年6月20日(木) 23:14:52 削除・編集
『選句のお礼』
山野きみ子 2002年6月20日(木) 23:18:55 削除・編集
『正子先生へお礼』
馬場江都 2002年6月21日(金) 10:0:35 削除・編集
『御礼』
安増惠子 2002年6月21日(金) 10:2:22 削除・編集
『ありがとうございました。』
碇 英一 2002年6月21日(金) 20:9:58 削除・編集

『第497回入賞発表(6月日19/選者高橋信正子)』
選者/高橋正子 2002年6月20日(木) 8:17:46 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第497回入賞発表(6月19日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★夜の梅雨晴れ黄色く軽い月が浮き/安増惠子(信之添削)
いい口語俳句である。「梅雨晴夜」を「夜の梅雨晴れ」と添削した。少しの破調は、「梅雨晴れ」を重く見たからであり、「黄色く軽い月が浮き」の口語を生かすためでもある。(評:高橋信之)

★夏木立賽銭箱の軽く鳴る/林 暁兵
こんもりとした木立のなかの神社。気ままに投げ入れられて賽銭が、賽銭箱に軽く鳴る。気分の軽さ、音の軽さが涼しさを呼ぶ。(評:高橋正子)
お賽銭を投げる音が軽く緑の木立にこだまするようです。(評:山野きみ子)

★首都に射す夏の朝日のまず赤し/伊嶋高男
首都東京を一望する高さからの眺めであろう。そこに差す朝日は、なに色も交えずに、まずは赤である。都会に差す曙光の美しさが、端的に捉えられた。(評:高橋正子)
高層高男ハウスからの景観でしょうか、東京をこの大きさで捉える贅沢。曙光がビルの影を変えながら色も変わってゆく朝の様子がすばらしいですね。(評:霧野萬地郎)

【優秀/14句】

★カサブランカ大輪切って香を運ぶ/安田明子
カサブランカの百合の香りは、「運ぶ」と表現できるほど、たっぷりとよく匂う。あまりの立派さに、切り取るのが惜しいような花であるだけに、その実感が強い。(評:高橋正子)

★園児らの青いリボンの夏帽子/河 ひろこ
麦稈の帽子であろう。青いリボンがつけられて、かわいく涼しそうである。夏帽子のイメージがはっきりしていてよい。(評:高橋正子)

★夏風に吹かれて渡る交差点/右田俊郎
何気なくサラリとしてて気持ち良い夏風が伝わってきました。(評:河 ひろこ)
大きなスクランブル交差点。すれ違う人々に風もたっぷり吹き抜けて、街にも夏の爽やかさがあふれますね。(評:宮地ゆうこ)

★治癒の手のくるくるまわす日からかさ/平野あや子
治ってよかったですね。喜びの姿が見えるようです。(評:河 ひろこ)
くるくるまわる唐傘の軽さは作者の喜びそのものでしょう。ご回復おめでとうございます。(評:藤田洋子)
手が使えるようになった嬉しさ、唐傘の嬉しさ、梅雨の晴れ間が嬉しい。(評:古田けいじ)

★七夕を待ちおる竹の青々し/碇 英一
そろそろ七夕飾りの準備が始まります。若竹の青さに、さわやかな晴天の七夕祭りが期待されますね。(評:宮地ゆうこ)

★生れんと蝉のぼりゆく大欅/宮地ゆうこ
欅の大樹に抱かれながら、まさにこれから始まろうとする蝉の命の誕生の神聖さをも感じます。(評:藤田洋子)
大欅をゆっくりと登ってゆく蝉の幼虫。程なくして羽化するのだろう。7年も八年の地中にいたのだから慌てることもなかろうというスピードである。(評:古田けいじ)

★胃カメラの検査の帰り夏の雲/能作靖雄(信之添削)
とりあえず、異常が無かったようで、良かったですね。病院を出て夏の雲を仰いだほっとした気持ちが感じられます。(評:田岡 弘)

★シーサーの夕焼けを睨む屋根の上/馬場江都

★夏館ローランサンの甘き色/山野きみ子

★梅雨蝶の白く木立を抜けきたる/藤田洋子

★外灯の灯を切断し飛ぶ燕/相沢野風村

★青葉越し白きドームの伸び上がる/やぎたかこ

★白シャツの生徒あふれる無人駅/霧野萬地郎

★廃村に竹が皮脱ぐ昼下がり/多田有花


▼選者詠/高橋正子
梅雨寒の朝の煎茶をたっぷりと
子が去りしことも静かや夏の歯朶
ひとり起きひとりの音の夏氷
『正子先生へお礼』
馬場江都 2002年6月20日(木) 10:33:58 削除・編集
『御礼』
安増惠子 2002年6月20日(木) 11:30:13 削除・編集

『伝言板(49)』
主宰/高橋信之 2002年6月19日(水) 7:25:39 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■水煙ネット会員に限りますが、伝言・コメントのお礼などがございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。
『選をいただきありがとうございました。.』
古田けいじ 2002年6月19日(水) 8:39:53 削除・編集
『お礼』
堀佐夜子 2002年6月19日(水) 9:57:54 削除・編集
『正子先生、ありがとうございました』
田岡 弘 2002年6月19日(水) 12:5:46 削除・編集
『選句御礼』
磯部勇吉 2002年6月19日(水) 12:40:54 削除・編集
『お礼.』
平野あや子 2002年6月19日(水) 12:42:48 削除・編集
『選句お礼.』
馬場江都 2002年6月19日(水) 12:49:8 削除・編集
『正子先生、萬地郎様、きみ子様』
岩崎楽典 2002年6月19日(水) 14:30:30 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2002年6月19日(水) 14:42:8 削除・編集
『ありがとうございました。』
霧野萬地郎 2002年6月19日(水) 18:24:26 削除・編集
『お礼』
祝恵子 2002年6月19日(水) 18:50:53 削除・編集
『有難うございます。』
安田明子 2002年6月19日(水) 20:30:21 削除・編集
『お礼』
石井信雄 2002年6月19日(水) 20:36:37 削除・編集
『ありがとうございました』
碇 英一 2002年6月19日(水) 20:58:43 削除・編集
『選句のお礼.』
岩本康子 2002年6月19日(水) 22:27:16 削除・編集
『選句お礼』
冬山蕗風 2002年6月19日(水) 22:32:21 削除・編集
『たかこ様、弘様へお礼』
多田有花 2002年6月19日(水) 22:37:44 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2002年6月19日(水) 23:32:17 削除・編集

『第496回入賞発表(6月日18/選者高橋信正子)』
選者/高橋正子 2002年6月19日(水) 7:20:39 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第496回入賞発表(6月18日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★海の上(え)に夕陽高かり夏至近し/岩本康子
夏至が近くなると、日が入るのが当然遅くなる。「夕陽高かり」は、海の上に高々とある夕陽に対して、明るく高揚した気持ちを詠いあげている。(評:高橋正子)

★夕涼に轡外して馬放つ/碇 英一(正子添削)
夕方の涼しさに、轡を外された馬が勇んで走っていく姿がいい。自由と躍動がある。(評:高橋正子)

★紫陽花や山の斜面を紺色に/冬山蕗風
奥山であろうか。紫陽花が山の斜面になだれ咲いている。葉の緑が濃く、紫陽花の花も、色を深めて咲いている。実際、紺色ではないだろうが、ずばりと紺色と捉えた色彩感覚が詩的。(評:高橋正子)

【優秀/15句】

★雲の峰変更なりし時刻表/平野あや子
入道雲がむくむくと湧いて、旅心を誘う。時刻表も新しく変更されて、気分も刷新される。ローカル線駅の風景を思おうが、すがすがしい。(評:高橋正子)

★遠雷や小学生の下校時/石井信雄
雷が、遠くでごろごろ鳴って、夕立が来そうであるが、ちょうど小学生の下校時。夕立に会わねばよいがという作者のやさしい思いが読み取れる。雷と小学生、どことなくかわいい。(評:高橋正子)

★街灯の一つ点りて梅雨の昼/岩崎楽典
街の灯は人の営みの証ですね。それが、昼間にもかかわらずじっと動かない。梅雨の暗さが象徴的ですね。(評:霧野萬地郎)
一つの街灯で薄暗い梅雨時の雰囲気が良く現されていると思います。(評:山野きみ子)

★梅雨夕焼プラットホームを薄く染め/馬場江都
まっすぐな線路を照らす落日。プラットホームも、そこに立つ作者も大きな夕焼けにつつまれて壮大です。(評:宮地ゆうこ)

★木漏れ日を落として高く夏木立/安田明子
夏木立の高さと地に落ちる木漏れ日との明暗の対象がはっきりとして夏の涼しさをいただきました。(評:山野きみ子)

★夏帽をぬぐおかっぱに海の風/宮地ゆうこ
とても元気そうな女の子が眼に浮かびます。(評:田岡 弘)

★今年竹山の空気の近々と/相原弘子

★枇杷熟れて同じ色した陽が沈む/古田けいじ

★舞い降りて鳥も沐する植田かな/池田和枝

★玻璃に我が影のゆがみて梅雨深し/田岡 弘

★新郎新婦わたる回廊青葉風/霧野萬地郎

★黒南風のよどみて雨の音渡る/青海俊伯

★莢豆の皿に弾けて零れけり/磯部勇吉

★向日葵のずんずん生くる雨が降る/堀佐夜子

★手をたたき色鯉まねく児の集団/祝恵子


▼選者詠/高橋正子
夏館ギターと歌と小止みけり
朝影のみどりの深き青ポプラ
コーヒーを香りたたせて梅雨涼し


『第495回入賞発表(6月日17/選者高橋信正子)』
選者/高橋正子 2002年6月18日(火) 8:29:46 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第495回入賞発表(6月17日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★長谷観音大きく涼しく在します/山野きみ子
長谷の観音を「大きく」と捉えた心境が、まず涼しい。余計なものがないのが涼やかなのである。観音を初句に据えたのがよい。(評:高橋正子)

★さっぱりと刈られ尽くした麦の金/多田有花(正子添削)
「尽くして」の「て」は、句意がわかりにくいので、添削した。金色に熟れる麦もよいが、長けすぎるとうるさい感じである。それらがさっぱりと刈り尽くされたあと、広々とした田は、涼しそうでよいものである。(評:高橋正子)

★新しき緑にゆれる今年竹/古田けいじ
すっくと伸びた今年竹が、しなやかに、さわやかな緑をゆらし、涼しそうである。それ以外の余計がないので、さっぱりとした句である。(評:高橋正子)

【優秀/15句】

★夏草を左右に揺らし高速路/相沢野風村(正子添削)
高速道路の運転がさわやかである。高速道路の両脇に茂る夏草が、スピードをあげて過ぎる車に揺れて、さわやかに伸びつづける高速道路が印象づけられる。(評:高橋正子)

★田植えする音に離れぬ日の光/相原弘子
水音や機械の音。着々とすすむ田植えのまわりに、まぶしい陽の光がずっと踊り揺らめき、今日の仕事を明るく照らします。(評:宮地ゆうこ)

★厳つくて言葉優しきサングラス/堀佐夜子
目の動きが見えないサングラスは人が厳めしく見える。でも、実際は違うことはたびたび経験します。そんな驚きへの着眼が面白い。(評:霧野萬地郎)

★蛍見し眼の輝き持ちて子の帰る/平野あや子
中々みることのできない蛍。闇夜に光る蛍を見た子供の目の輝き。家に帰って、蛍の話をする子供の情景を思い浮かべた。(評:古田けいじ)
 
★すだれ捲く夕月淡くみえるまで/宮地ゆう子
陽が落ちて、夕風を入れるべくすだれを巻き上げたら、夕月が淡く見えた。平穏に終わった一日の安堵感を感じている。(評:古田けいじ)
夏の宵の涼しさが感じられ気持ちの良い句です。(評:田岡 弘)

★あじさいに朝のしずくが揺れている/安増惠子
山の霊気を感じる透明感のある好きな句です。<あ>の頭韻がいいのでしょうか。(評:伊嶋高男)

★指先を照らす蛍の息遣い/青海俊伯
あの明滅は螢の息遣いなのですね。きっと命を燃やしているのでしょうね。(評:田岡 弘)

★玉葱の白さ刻みて確かめぬ/守屋光雅
 
★寝入る児に母が送りぬ団扇風/池田和枝(正子添削)

★潮の香の牧の青葉を包みて来/碇 英一

★木道の鉤型に入る菖蒲池/霧野萬地郎

★垂直の陽ざしまっすぐジギタリス/小原亜子

★いつになき妻の饒舌梅雨に入る/田岡 弘

★黒ずみし石碑を囲み七変化/岩崎楽典

★立食の粽の笹をもてあます/伊嶋高男


▼選者詠/高橋正子
長き柄の団扇の風のぱっさぱっさ
レモン切れば二つに分かれ夏の朝
紫陽花の青かがやきて暮色濃し

『伝言板(47)』
主宰/高橋信之 2002年6月17日(月) 8:21:27 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■水煙ネット会員に限りますが、伝言・コメントのお礼などがございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。
『ありがとうございました』
林 暁兵 2002年6月17日(月) 11:0:38 削除・編集
『お礼』
祝恵子 2002年6月17日(月) 13:48:9 削除・編集
『正子先生、暁兵さん、ありがとうございました』
田岡 弘 2002年6月17日(月) 17:29:8 削除・編集
『お礼』
平野あや子 2002年6月17日(月) 17:43:28 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2002年6月17日(月) 18:1:58 削除・編集
『お礼』
加納淑子 2002年6月17日(月) 18:44:46 削除・編集
『有り難うございました』
相沢野風村 2002年6月19日(水) 5:46:57 削除・編集
『ありがとうございました』
碇 英一 2002年6月17日(月) 19:53:53 削除・編集
『正子先生,暁兵様へお礼』
やぎたかこ 2002年6月17日(月) 20:56:52 削除・編集
『選句のお礼』
山野きみ子 2002年6月17日(月) 21:22:0 削除・編集
『お礼』
安丸てつじ 2002年6月17日(月) 21:32:8 削除・編集
『選句ありがとうございました』
多田有花 2002年6月17日(月) 22:0:5 削除・編集
『正子先生、萬地郎さんへお礼』
藤田洋子 2002年6月17日(月) 22:30:18 削除・編集
『有難う御座いました。』
磯部勇吉 2002年6月17日(月) 22:59:26 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2002年6月17日(月) 23:0:12 削除・編集
『選句のお礼』
冬山蕗風 2002年6月17日(月) 23:13:33 削除・編集
『お礼』
堀佐夜子 2002年6月18日(火) 0:12:23 削除・編集
『ありがとうございます。』
守屋光雅 2002年6月18日(火) 5:17:4 削除・編集
『選句のお礼』
馬場江都 2002年6月19日(水) 5:45:11 削除・編集

『第494回入賞発表(6月14日〜16日/選者高橋正子)@』
選者/高橋正子 2002年6月17日(月) 8:19:54 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第494回入賞発表(6月14日〜16日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★てのひらに豆腐きりわけ朝涼し/宮地ゆうこ
日常の季節感がすばらしいと思います。包丁の刃がてのひらに触れる涼しさも感じます。(評:霧野萬地郎)
冷奴がおいしい季節になりました。豆腐に朝涼しという季語が気持ちのよい涼感に運んできます。(評:多田有花)
てのひらの豆腐のひんやりとした手触りに、夏の朝の涼しさを感じます。(評:田岡 弘)
一日がさわやかに始まリ、終わることを期待をしながら豆腐をきる。(評:古田けいじ)

★梅雨晴れて路の白線北に向く/相沢野風村
「北に向く」は、梅雨晴れの日差しを南から明るく受けて、道路の白線が北の方向に伸びている印象を言ったもの。車などを運転していて感じたことだろうが、梅雨晴れの明るさと「北」のもつ抒情がうまく交じり合っている。(評:高橋正子)
「路の白線」という表現に新鮮なものを感じます。(評:林 暁兵)

★老爺売るアイスクリンの箱青し/田岡 弘
季節感とノスタルジアに溢れた句ですね。下五「箱青し」が効果的と思います。(評:林 暁兵)


【優秀T/10句】

★新調の夏帽振りて友応ゆ/祝恵子
新調の帽子とわかるほど、友だちの降り応える帽子が、輝いている。友達に会う嬉しさがまばゆいほどの気持ちとなっている夏らしい句。(評:高橋正子)

★夏山を映し入り江の凪澄めり/碇 英一
夏山が迫る入り江のしずかな風景が、涼しそうである。「澄めり」というから朝凪であろう。(評:高橋正子)

★糠床に茄子濃紫を沈めけり/馬場江都
糠床にうまく漬かった茄子の濃紫が、目に入る。さわやかで嬉しい気持ちになる。(評:高橋正子)

★土手に咲く南瓜の花や朝風に/冬山蕗風
土手の南瓜は、こぼれた種から生えた南瓜であろうから、葉も込み合うこともなく、花も淡い。土手を吹く朝風の中で、涼しそうである。朝の涼しさが心地よく詠まれた句。(評:高橋正子)

★粥炊けば紫陽花いよいよふくらみぬ/林暁兵
紫陽花は白花のうちは毬になっていません。次第に色を持つに従ってふくれるところは流石です。季語の効果があります。(評:守屋光雅)

★大瀬戸の波尖りきて雷雨来る/平野あや子
梅雨時のうねりその上雷雨は恐ろしい。雷神をつくりだした人間は自然界においてちっぽけである。(評:守屋光雅)

★父の日にもらいし帽子で街へ出る/古田けいじ
父の立場のけいじさんの喜びが伝わります。この場合、ネクタイでなく帽子が良いですね。(評:霧野萬地郎)

★紫陽花の透く明るさや雨しとど/加納淑子

★曇り空池に踏みつつみずすまし/岩崎楽典

★夕暮れを映して並ぶ植田かな/多田有花

『第494回入賞発表(6月14日〜16日/選者高橋正子)A』
選者/高橋正子 2002年6月17日(月) 8:43:28 削除・編集 スレッドの一覧・返信
【優秀U/15】

★父の日の娘らの手料理盛る皿に/藤田洋子
母の立場の洋子さんの幸せな家庭が娘さんたちの手料理で盛り上がります。(評:霧野萬地郎)

★梅雨晴間じょんがら節の三味の音/守屋光雅
津軽三味線に乗せて本場の民謡、羨ましいという外なし。(評:安丸てつじ)

★鍬置いて一風呂浴びて冷奴/池田和枝
日本の農村の原風景、田舎育ちの都会暮らしにはじーんと来ます。(評:安丸てつじ)

★針に糸やっと通りて百合香る/堀佐夜子
針に糸を通すには神経の集中が必要です。先ず糸を舐めて,明るい方を見てそれからです。通れば緊張の糸がほぐれ嗅覚も働きます。先月の浅草三社祭で糸通し器が売られていました。作者の生活が見えます。(評:守屋光雅)
老眼になると針に糸を通すのも結構大変です。あの強い百合の香りにも気がつかず、夢中になっていたのが良く分かります。(評:田岡 弘)

★踏切のランプきょろきょろ立葵/磯部勇吉
踏切のランプの点滅を「きょろきょろ」とは、恐れ入りました。立葵も面白い取り合わせと思います。(評:林 暁兵)

★山桃を食んで少年の日に返る/右田俊郎

★安保の夏白き献花の公会堂/伊嶋高男

★夏祭さざめく街に母校跡/安丸てつじ

★滴りの有難きかな鳥と我/野田ゆたか

★雄山濃く滝のしぶきに虹映える/能作靖雄

★紫陽花や山門への道狭くして/霧野萬地郎

★緑陰にひたる古きと向かいおり/大石和堂

★街道を走る青田を切り抜けて/山野きみ子

★父の日や子の持ち来たる黄なる薔薇/やぎたかこ

★新しき靴を下ろして今朝の夏/青海俊伯

▼選者詠/高橋正子
籐椅子に上着を掛けて座らざる
遠海の青に枝差す合歓の花
傾ける海の夏日に畳焼け

『第494回入賞発表(6月14〜16日/選者高橋正子)』
選者/高橋正子 2002年6月14日(金) 9:5:53 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第494回入賞発表(6月14〜16日/選者高橋正子)は、6月17日(月)です。

『伝言板(46)』
主宰/高橋信之 2002年6月14日(金) 9:2:55 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■水煙ネット会員に限りますが、伝言・コメントのお礼などがございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。
『ありがとうございました』
碇 英一 2002年6月14日(金) 10:16:6 削除・編集
『恵子さん、ゆうこさん、ありがとうございました』
田岡 弘 2002年6月14日(金) 12:17:8 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2002年6月14日(金) 14:22:24 削除・編集
『正子先生ありがとうございました』
岩崎楽典 2002年6月14日(金) 14:51:41 削除・編集
『正子先生へお礼』
馬場江都 2002年6月14日(金) 14:55:14 削除・編集
『選句のお礼』
青海俊伯 2002年6月14日(金) 16:34:54 削除・編集
『選句のお礼』
加納淑子 2002年6月14日(金) 20:57:36 削除・編集
『御礼』
祝恵子 2002年6月14日(金) 22:14:53 削除・編集
『お礼』
やぎたかこ 2002年6月14日(金) 22:48:21 削除・編集
『有難うございます。』
岩本康子 2002年6月14日(金) 22:53:3 削除・編集
『選句のお礼』
冬山蕗風 2002年6月14日(金) 23:10:32 削除・編集
『選句御礼』
磯部勇吉 2002年6月14日(金) 23:11:49 削除・編集
『正子先生へ』
霧野萬地郎 2002年6月14日(金) 23:24:1 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2002年6月15日(土) 0:19:9 削除・編集
『ありがとうございます。』
山野きみ子 2002年6月15日(土) 9:59:9 削除・編集

『第493回入賞発表(6月日13/選者高橋信正子)』
選者/高橋正子 2002年6月14日(金) 8:59:59 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第493回入賞発表(6月13日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★片陰の隅に寄せられ乳母車/青海俊伯
できるだけしずかにと、片隅によせられた乳母車が、片陰をいっそう涼しくしている。ファンタジーのあるいい光景である。(評:高橋正子)

★梅雨雲に夕映えふかくとどまりぬ/宮地ゆうこ
「夕映えふかく」は、梅雨の雲の厚さをいい得ている。どっしりと動かぬ雲が夕映えて、今日の終わりを詩情あるものにした。(評:高橋正子)

★梅熟れる香りの中に今日を寝る/古田けいじ(信之添削)
<今日は>を<今日を>とした。限定の「は」は詩情を削ぐ、からである。(評:高橋信之)
明日つける梅の香りが厨からしてきます。夢の中まで梅の香りがして、幸せな夜が更けていきます。梅への愛情、梅との一体感。(評:やぎたかこ)

【優秀/15句】

★揺れる葉を抜き出る高さに蓮の花/馬場江都
ゆらりとゆれる大きな蓮の葉を越えて、咲いている蓮の花がすがすがしい。(評:高橋正子)

★蟹歩む礁の潮や太平洋/碇 英一
「太平洋」と言われて少々面食らうが、雄大な太平洋と、小さな蟹の動きが対比され、夏らしい海辺である。(評:高橋正子)

<アメリカ・オレゴン州にて>
★青芝や戸口までリス駆けて来る/やぎたかこ
戸口まで駆けてくるリスがオレゴン州の豊かな自然を象徴していますね。(評:多田有花)

★水玉のゆらりと光る蓮浮葉/磯部勇吉
辺り寂かさのみだろうかと思うほどです。水玉が、ゆらりと光るたび、尚、寂かさでしょう。(評:相原弘子)

★南天の花の白さや小雨なか/加納淑子
南天の花の細々とした白に、降り止まぬ小雨。ふと目にとまって、しばらく心を離れません。(評:相原弘子)

★峰雲に競歩の選手胸を張る/金子孝道
たしかに競歩の視線はぐっと高く、はるか峰雲にむかっているようですね。きびきびした動きが見えてきます。陸上競技の句、大好きです。(評:宮地ゆうこ)

★走り梅雨ベンチは白く中庭に/岩崎楽典
中庭のスケッチとして、洒落ている。しろいベンチが、かろやかで明るい。(評:高橋正子)

★梅雨入りの夜半の風や窓叩く/冬山蕗風
入梅の夜半の普通の状況に、読み手が意外にも心を深くしていることを知る。「窓叩く」が、それを言い伝えている。(評:高橋正子)

★ひつじ草巻葉は雨をすり抜ける/山野きみ子
睡蓮の巻葉が、雨のなかにすっくと立ちあがっているようすが、夏の雨の降る様子をよく描いている。(評:高橋正子)

★湧き水の広がるあたり菖蒲池/霧野萬地郎
菖蒲池に流れ込んだ湧き水は、漣を生みながら広がっているのだろう。透き通った水がさざめき広がる様子が、目に見えるようである。(評:高橋正子)

★梅雨初め映画の町へ迷い込む/祝恵子

★くちなはのくの字泳ぎや水翳る/小峠静水

★四方夜明けへ田植えの水匂う/相原弘子

★足長く泉に遊ぶ子等の声/相原弘子

★梅雨霧の深き海峡巨船往く/岩本康子(信之添削)


▼選者詠/高橋正子
山路来てわが右肩に合歓の花
山涼し遠きをつつむ海霧(ガス)を見て
青空の皿に映りてアスパラガス

『伝言板(45)』
主宰/高橋信之 2002年6月13日(木) 9:25:26 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■水煙ネット会員に限りますが、伝言・コメントのお礼などがございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。
『弘子さん、ありがとうございました』
田岡 弘 2002年6月13日(木) 12:12:56 削除・編集
『ありがとうございました』
堀佐夜子 2002年6月13日(木) 14:4:54 削除・編集
『お礼』
平野あや子 2002年6月13日(木) 14:39:19 削除・編集
『選句御礼』
磯部勇吉 2002年6月13日(木) 15:4:44 削除・編集
『お礼』
やぎたかこ 2002年6月13日(木) 17:41:13 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2002年6月13日(木) 18:7:32 削除・編集
『選句、評御礼』
能作靖雄 2002年6月13日(木) 19:47:24 削除・編集
『御礼』
祝恵子 2002年6月13日(木) 20:28:55 削除・編集
『たかこ様、ひろこ様、佐夜子様へお礼』
多田有花 2002年6月13日(木) 20:29:46 削除・編集
『お礼』
河 ひろこ 2002年6月13日(木) 20:38:53 削除・編集
『有難うございます。』
岩本康子 2002年6月13日(木) 21:21:55 削除・編集
『お礼』
藤田洋子 2002年6月13日(木) 21:51:36 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2002年6月13日(木) 23:23:42 削除・編集
『お礼』
日野正人 2002年6月14日(金) 0:9:10 削除・編集

『第492回入賞発表(6月日12/選者高橋信正子)』
選者/高橋正子 2002年6月13日(木) 9:27:39 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第492回入賞発表(6月12日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★どっしりと天地わかたぬ梅雨の空/河 ひろこ(正子添削)
分厚く雲を垂れ、茫洋と霧も混ぜて広がる梅雨空が、しっかりと捉えられている。梅雨の雨量も存分なものであろうと思わせる描写である。(評:高橋正子)

★若竹のごとく空へと組体操/日野正人
若竹がすっくすっくと空に伸びるように、そのイメージそのままに、空に組体操が組まれていく。爽やかで、伸びやかな少年たちである。(評:高橋正子)

★梅雨晴れの夕陽赤々島に落つ/岩本康子(正子添削)
「落ち」を終止形「落つ」とした。終止形できっぱり言い切って、気持ちの余韻を断ち切った。そのことにより、かえって読み手が余情を感じるようになったと思う。島に落ちた夕陽が、赤く燃えてすとんと島に落ちたからである。(評:高橋正子)
梅雨の晴れ間の夕暮れです。一日輝いた太陽が、もっともいい赤で、島に抱かれて落ちてゆきます。海が平らです。(評:相原弘子)
海を染めて入る夕日、何度見ても素晴らしい光景です。梅雨の晴れ間であればなおさらでしょう。(評:多田有花)  
梅雨の合間の夕日は印象的ですね。島に落ちる夕日の美しさ見てみたいです。(評:山野きみ子)


【優秀/15句】

★青梅雨に降られ杣に入りにけり/霧野萬地郎(正子添削)
原句の「青梅雨をもて」の「もて」は、わかりにくいので添削した。杣は、材木をとるための山であるから、全くの自然の山でないところに美しさがある。梅雨を「青梅雨」と感じさせてくれる木々が育っている。(評:高橋正子)

★鯖並びするどく光る氷床/能作靖雄
鯖は夏の季語。青い鯖が、氷に並べられ鋭く光って活きがいい。活きいきと涼しそうな光景である。(評:高橋正子)

★青嵐鋸引く音の呑まれゆく/平野あや子  
青嵐と鋸の音、あや子さんらしい切り口の句ですね。(評:多田有花)

★青梅の香に日の匂い夕厨/加納淑子
夕刻となり青梅と日の匂いの混じる明るく素敵な厨です。(評: 藤田洋子)
厨にあまり入ったことが少ないが、香に日の匂いとは入りたくなります。(評:相沢野風村)

★浅漬けの瓜こりこりと朝餉かな/岩崎楽典  
瓜の「こりこり」がいいですね。新鮮な瓜の歯ごたえと甘味がひろがって、明日にでも食べたくなりました。(評:宮地ゆうこ)

★朝もぎの胡瓜の棘の手に痛し/磯部勇吉
ことによったら、まだ、花跡が残っている胡瓜。「朝もぎ」がその新鮮さを、一層、高めます。(評:霧野萬地郎)

★灯ともせば人待つ心夏館/堀佐夜子
夕べに訪ねてくる友人を、夏の灯をともして待つ。楽しい語らいを待つひと時の感じが出ています。(評:古田けいじ)
簾や網戸ごしに灯りが透けてきて。夜の道すがら、夏の窓辺はとてもあけっぴろげで懐かしい。ふと、人を訪ねたくなりますね。(評:宮地ゆうこ)
灯りがぽっとつく夏の館、何か人恋しい思いにさせられる夏の夕べです。(評:やぎたかこ)  

★格子戸に南天の花こぼれ咲く/古田けいじ

★束ね髪揺れて少女ら更衣/藤田洋子

★風涼し白きボタンの落ちていて/吉田 晃

★入梅に遊ぶポパイやウツディと/祝恵子

★物干せば腕すり抜けて夏の蝶/宮地ゆうこ

★雷や土の香幹を沿い昇る/小峠静水(正子添削)

★ 枝豆羊羹重ねの色に包まれて/やぎたかこ

★露草に雨粒ひとつづつ光る/小原亜子


▼選者詠/高橋正子
入梅の切り込み深き葡萄の葉
登山靴三和土(たたき)を固く踏み渡る
梅雨晴れを闊歩す人ら胸さんさん