デイリー句会2002年 /第477回〜第483回


『第483回入賞発表(5月30日/選者高橋信正子)』
選者/高橋正子 2002年5月31日(金) 7:58:43 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第483回入賞発表(5月30日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

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【最優秀/3句】

★たっぷりの水を含ませ描く四葩/脇美代子
「四葩」という言葉が美しい。水彩画となってそこに蘇る紫陽花のみずみずしい花かたちが思い浮かぶ。(評:高橋正子)
水彩画ですね。やはり瑞々しい紫陽花を描くのには、たっぷりの水。納得です。(評:田岡 弘)

★塩を打つ鯛の尾びれや宵涼し/平野あや子
涼しそうな、それでいて豪華な夏のお料理ですね。海の近くなればこそのご馳走でしょう。(評:多田有花)
夕食は生きの良い鯛の塩焼きですね。鯛の新鮮さと初夏の明るさが感じられて気持ちの良い句です。(評:田岡 弘)

★献血の呼び声乗せて若葉風/岩崎楽典
駅前広場など人の集まる場所で献血車が停まっています。献血には売血、病気など暗い面もありますが、若葉風のような新鮮な良い血が集まればと思います。難しい句ですが、明るく、好きな句です。(評:霧野萬地郎)

【優秀/17句】

★見下ろせば青葉ゆさゆさ揺れ光る/祝恵子
上から見れば、青葉の豊かさがいっそう印象付けられる。「ゆさゆさ」は、平易な言葉ながら、青葉の重さや動きを的確に表現している。(評:高橋正子)

★短夜や救命センターあかあかと/池田和枝
救命センターは、夜間も緊張を解くわけにはいかない。短夜さえも灯は、あかあかと灯され、救命にあたっている。生か死かの瀬戸際に対処する人たちの緊張した働きが見える。(評:高橋正子)

<大山にて>
★倒れ木は湿り崩れて梅雨茸を/霧野萬地郎
「湿り崩れて」はリアル。「倒れ木」であるから雑木林であろう。梅雨茸が幻想的で美しい。(評:高橋正子)

★遠目にも白輝いて夏遍路/日野正人
夏遍路が万緑の山道を登ってくる様子が目に見えるようです。「白輝いて」が当然の措辞のようですが、よく利いていますね。(評:伊嶋高男)
日差しの強い夏遍路はきっとこの句の様に白さが輝いているのでしょう。四国の皆さんと知り合ってから、また、光雅さんの実行から、遍路さんに対する身近さは、普段ではお目にかからない遠隔地でも、大変なものです。(評:霧野萬地郎)

★メロン一片匙の光りをさし入れる/藤田洋子
匙の光りという表現が素敵です。スプーンで掬い取るメロンの感触や香り、ジューシーな果肉の味わいまで感じられる句です。(評:多田有花)

★ゆっくりと歩こう紫陽花咲いたから/古田けいじ
思わず頷きたくなるような楽しさがいいですね。明るい紫陽花の咲く道は、誰もがゆっくりと歩きたくなります。(評:藤田洋子)
紫陽花の咲き並ぶ道、ゆったりとたわわに咲いて雨を呼びそうな。爽やかに晴れた日にはゆっくりと歩きたいです。(評:山野きみ子)

★満杯の駐輪きらめく夏の朝/馬場江都
駐輪場に行き渡る眩しいばかりの朝の日差しが、明るく爽やかな夏の朝を感じさせてくれます。(評:藤田洋子)
明るい陽差し、輝く自転車、今日も一日元気な夏の日ですね。はつらつとして好きな句です。(評:宮地ゆうこ)

★はまなすや水平線は空の中/磯部勇吉
北の海は、波と空がにじんで境がわかりにくいと聞いたことがあります。はまなすの前に茫々たる海と空、見てみたいです。(評:宮地ゆうこ)

★涼しさや牛乳瓶の触れ合うて/碇 英一
配達される牛乳瓶の触れ合う小さな音、そこに涼しさを感じる、詩があります。(評:やぎたかこ)

★若葉冷え今夜は海の話する/相原弘子

★教室のぱっと眩しき更衣/やぎたかこ

★通り雨じゃがたら花の白が濃く/能作靖雄

★荷降ろしの上腕筋に汗光る/青海俊伯

<第十一番・上醍醐寺>
★杖二本かたわらに汲む清水かな/多田有花

★青葉かげ呑んで大川緩やかに/山野きみ子

★散策の我に降り来る小夕立/堀佐夜子

★片陰の坂を下りて植物園/伊嶋高男

▼選者詠/高橋正子
麦稈に似て刈草の乾く匂い
時鳥はげしく啼けり明け未だ
鱒鮨を包みて青笹芳しき
『第482回入賞発表(5月29日/選者高橋信正子)』
選者/高橋正子 2002年5月30日(木) 8:45:8 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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【最優秀/3句】

★十薬の白き十字は人に向く/加納淑子
暗い葉の上に浮かんだように咲く、真っ白い十薬の花は、気が付けばどれも目を見開いたように、こちら、つまり人に向いている。それを詠んだ句である。対象にきちっと向き合う姿勢に深さがある。(評:高橋正子)

★夕立に打たれし船のロシア文字/河 ひろこ
日本海側の港にはやはりロシア船の姿が多いのでしょうね。東北へ自転車旅行をしたとき、ロシア人団体観光客に会ったことを思い出しました。(評:多田有花)

★月光に青野の草の尖りけり/宮地ゆうこ
月光の中に見えるものは、青い草の葉のすっと尖った姿である。感覚の研ぎ澄まされた句である。夏の夜を、青の感覚でとらえて、詩がある。(評:高橋正子)


【優秀/14句】

★新緑や絵本聞かせる母の声/岩崎楽典
新緑に窓を開け放って、母親が絵本を読み聞かせている。母と子の近づきすぎない距離に、爽やかな和みがある。(評:高橋正子)

★夏座敷開け放たれて法話あり/霧野萬地郎
座敷の広さ、仄暗さ、冷え。法要に会する人々。法話の拝聴が続きます。(評:相原弘子)
朗々とひびく法話の声が開け放った座敷から聞こえ、心身が涼やかです。法事に集う皆の軽い緊張も流れます。(評:宮地ゆうこ)
法話はたくさんの人に話す事に意義があると思います。開け放たれている座敷が爽やかでいいですね。(評:河 ひろこ)

★夏大河水上バスの屋根平ら/山野きみ子
隅田川でしょうか。水上バスは風の抵抗を避けるためかぺたんと川に張り付くような格好ですよね。川風が心地よい季節になりました。(評:多田有花)

★見上げれば薔薇のアーチに抜ける空/池田和枝
アーチの天辺まで咲き登る薔薇。その向うに抜けるような五月の青空。(評:古田けいじ)

★坂上り坂を下りて七変化/伊嶋高男
坂の多い所、両側に色づき始めた紫陽花が咲き並んで息の弾みを癒してくれそうです。 (評:山野きみ子)

★思い切り背伸びしてみる新樹かな/青海俊伯
一年で最も過ごしやすい5月の中、新樹の高さ、 大きさに思いきり背を伸ばすと、全てが輝いてきます。(評:相原弘子)

★芽掻きして早もトマトの匂い立つ/脇美代子

★青梅や幼子の歯の抜け初むる/磯部勇吉

★路地抜けてゆく手に開く夏の海/平野あや子

★ででむしの濡れて尾張の田の草に/古田けいじ

★すれ違う巡礼続く木下闇/多田有花

★青トマト夜明けの川の水もらい/相原弘子

★風車の丘スカイブルーとサルビヤと/祝恵子

★小鳥鳴かず梅雨の走りと思う雨/堀佐夜子

▼選者詠/高橋正子
夏霧に黄花にじみて海までを
竹の秋日本さみしき国となり
富士青野どこまで富士と思わずに

『第481回入賞発表(5月28日/選者高橋信正子)』
選者/高橋正子 2002年5月29日(水) 9:15:11 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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【最優秀/3句】

★早苗箱並ぶ広々と青々と/相原弘子
田植え機で植えるために、早苗の箱が用意され、並べられているが、そこにも本物の田と同じように、青々と広々とした世界がある。涼しい心境になる。(評:高橋正子)

★たたまれて板となる椅子片陰に/小峠静水
折りたたみ椅子が畳まれて、うすい一枚の板となってしまう発見が面白い。片陰の椅子に座っていた人は、草野球の観戦か、読書か、将棋か、何をしていたのだろう。そんな想像をさせてくれる。(評:高橋正子)

★南部風鈴街の軽風うけて鳴る/山野きみ子
みちのくの鉄風鈴が、街の風にかろやかに鳴っている。重過ぎない音がいい。(評:高橋正子)


【優秀/15句】

★川沿いに蔭濃く在りて夏木立/池田和枝
川に沿って木立が続くが、葉がよく茂り、強い光にいっそう濃い蔭作っている。川の水と蔭の濃さに力強さがあって、しかも涼しげな句。(評:高橋正子)

★入道雲もくもく連峰低くして/やぎたかこ
「連峰低くして」で、入道雲の湧きあがる姿を涼しげによく表現できている。涼しい青嶺と輝く入道雲が目に浮かぶ。(評:高橋正子)

★南瓜咲く朝の空気のかるがると/宮地ゆうこ
黄色い南瓜の花が宙に浮いている様に咲いて見える朝。空気の軽さを感じるのでしょう。詩的な雰囲気ですね。(評:霧野萬地郎)

★明早しハルニレの木の高さから/脇美代子
北国の初夏、朝の訪れはいっそう早いのでしょう。「ハルニレ」がいかにも爽やかです。(評:多田有花)
「ハルニレ」に開拓前の北海道を感じます。はるか高みから明けてくる空は、きっと原始の色をしているのでしょうね。 (評:宮地ゆうこ)
札幌の朝はまだ寒いでしょう。ハルニレの梢のほうから明けて来る夜。晴天を約束する明け方でしょうか。(評:古田けいじ)

★正面に瀬戸大橋や風薫る/田岡弘
正面がしっかりと見えます。薫風が尽きません。(評:相原弘子)

★さざえ焼く匂いひろごる浜薄暑/平野あや子
日に日に強くなってきた日差しが浜に白く降り注いでいます。さざえを焼く香りが漂って、お腹が空いてきました。(評:多田有花)
おいしそうな匂いが浜いっぱいにひろがって、汗ばむ夏の浜の風景は、淡路島ならではでしょうか。(評:やぎたかこ)
美味しそうな匂いについ買って仕舞いそうです。 (評:堀佐夜子)

★煙草吸う手に十薬の匂いけり/磯部勇吉
どくだみの根を束ねて、雲南の市場で売られていました。作物として、或いは、雑草として刈った後の一服。煙草の匂いと混ぜあった臭さを想像します。(評:霧野萬地郎)

★麦秋や色無きキャパの写真展/古田けいじ
実りの黄金と、キャパの報道写真が人の営みの美しさと悲しさを見せているようです。「セピア」のただよう句ですね。(評:宮地ゆうこ)

★薫風の堤を走る宇治近し/多田有花
颯爽と風を切って走る有花さんの遍路吟行、毎回感動して拝見しています。(評:山野きみ子)

★落雷や一刀両断闇を切る/霧野萬地郎
「一刀両断」にぴかっと光った稲光の鋭さ、怖さがあって、男性的な豪快さを感じます。一昨日は、こちらもこんな雷鳴でした。(評:やぎたかこ)

★草茂る野を明らかに照らす月/右田俊郎

★若葉して田も山もみな活き活きと/冬山蕗風

★花菖蒲の固きつぼみが天をさす/馬場江都

★土の香を運びて来たる夕立風/岩本康子

★水音の日暮淋しき花柘榴/加納淑子

▼選者詠/高橋正子
小麦熟れあからむ野なり旅をゆき
ぎしぎしの抽きでし土手の曲がりたる
 来島海峡
渦潮のいくつ生まれて竹の秋

『伝言板(33)』
主宰/高橋信之 2002年5月28日(火) 9:11:20 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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『英一様へお礼』
多田有花 2002年5月28日(火) 10:43:8 削除・編集
『選句御礼』
磯部勇吉 2002年5月28日(火) 14:1:24 削除・編集
『きみ子さん、英一さん、静水さん』
霧野萬地郎 2002年5月28日(火) 18:4:22 削除・編集
『正子先生、有花さん、ありがとうございました』
田岡 弘 2002年5月28日(火) 19:2:5 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2002年5月28日(火) 20:36:33 削除・編集
『お礼』
河 ひろこ 2002年5月28日(火) 21:53:56 削除・編集
『祝恵子様へお礼』
やぎたかこ 2002年5月28日(火) 22:19:2 削除・編集
『御礼』
祝恵子 2002年5月28日(火) 22:27:35 削除・編集
『ありがとうございます』
宮地ゆうこ 2002年5月28日(火) 23:18:17 削除・編集
『たかこ様へ』
山野きみ子 2002年5月28日(火) 23:21:19 削除・編集
『選句お礼』
冬山蕗風 2002年5月28日(火) 23:21:53 削除・編集
『有り難うございました』
藤田洋子 2002年5月28日(火) 23:41:15 削除・編集
『お礼』
右田俊郎 2002年5月29日(水) 1:40:10 削除・編集
『正子先生へ、お礼。』
岩本康子 2002年5月29日(水) 3:43:10 削除・編集
『お礼が遅くなりました』
堀佐夜子 2002年5月29日(水) 8:19:1 削除・編集
『お礼が遅くなりました』
碇 英一 2002年5月30日(木) 20:15:27 削除・編集

『第480回入賞発表(5月27日/選者高橋信正子)』
選者/高橋正子 2002年5月28日(火) 9:9:5 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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【最優秀/3句】

★田に入れる水音立てて曲がり来る/碇 英一
勢いよく流れ込んでくる水の様が想像される句である。 (評:古田けいじ)

★青樫を伐ればぽっかり空となる/宮地ゆうこ
樫の枝は成長が早く伐っても直に伸びてしまい,周囲を鬱そうと暗くさせていますので,伐り込むと本当に明るくなりますね。実感のある句だと思います。(評:冬山蕗風)

★新幹線待つ鞄より茶の匂い/冬山蕗風
お茶どころの静岡から新幹線に乗ったのだろう。お土産に入れたお茶が鞄から匂って、さわやかな旅である。旅の鞄も小さく、新幹線がやはり新しい旅を提示している。(評:高橋正子)

【優秀/14句】

★胡瓜刻む音心地よし夕厨/堀佐夜子
夕べの厨で、トントントンと刻まれる胡瓜の音は、誰もが記憶しているなつかく明るい音である。夏の夕べのささやかな幸せがある。(評:高橋正子)

★葉桜に包まれながら雀鳴く/日野正人
青緑色に茂った葉桜のなかで、姿を見せず鳴く雀が、元気いっぱいである。平凡な光景であるが、葉桜の中で枝を移り、丸い頭を動かしている雀の様子を思うと、楽しいものである。「包まれながら」がよい。(評:高橋正子)

★明け易し一瞬動かぬものばかり/相原弘子
明け易しと思うひととき、気づけば一瞬時が止まったように思える静かさがある。朝日が、まもなくそれらに差してくるであろう。(評:高橋正子)

★序二段の白星数えて五月尽/河 ひろこ
なんとなくユーモラスな句ですね。応援している力士がいらっしゃっるのでしょうか?(評:多田有花)
序二段に郷土出身の若手の力士がおられるんでしょうか。早く幕内に上がり,テレビで観戦できるといいですね。(評:冬山蕗風)

★新樹燃ゆフォークダンスに集う子に/田岡 弘
何か、古きよき時代という雰囲気です。今もこうしてフォークダンスに興じる若人というのがあるんでしょうか? (評:多田有花)

★泰山木咲いて晴天押し上げぬ/藤田洋子
大きな泰山木の花の様子が詠われて、青空に見事に咲いています。好きな句。(評:霧野萬地郎)

★花合歓に毬をあずけて鬼ごっこ/池田和枝
花合歓,手毬,鬼ごっこ、子どもたちの遊ぶようすが目に浮かぶようです。子供たちの声のする地域は未来があっていいですね。(評:やぎたかこ)

★ほととぎす鳴き渡りたり真夜の月/磯部勇吉
平安の時代から、多くの歌人が詠み継いで来た「ほととぎすと月」のテーマが、現代でも古びていないことと、千年前と同じ情景を詠える事に驚きと感動があります。(評:伊嶋高男)

★黄昏れて紫陽花のほか色もなく/小原亜子
紫陽花のむらさきは不思議に暮れ残り、「ほか色もなく」という情景が一瞬にして浮かびました。雨の暮れ方は尚更ですね。(評:宮地ゆうこ)

★大木の梢に動かぬ夏の雲/右田俊郎

★縦横に夏の潮切る船数多/岩本康子

★国歌聞く夏の車中の千秋楽/祝恵子

★南部富士夏雲立てて雨予報/守屋光雅

★アマリリスわれを迎える向きに咲く/古田けいじ


▼選者詠/高橋正子
心太われ透き通らんと食ぶるなり
青萱のまぶしさばかり旅の目に
夏河を越えて田水の澄み広がり

『伝言板(32)』
主宰/高橋信之 2002年5月27日(月) 3:52:0 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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『選句御礼』
霧野萬地郎 2002年5月27日(月) 9:13:9 削除・編集
『選句ありがとうございました』
多田有花 2002年5月27日(月) 11:13:0 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2002年5月27日(月) 14:22:10 削除・編集
『選句のお礼』
山野きみ子 2002年5月27日(月) 14:34:53 削除・編集
『ありがとうございました』
やぎたかこ 2002年5月27日(月) 15:11:55 削除・編集
『お礼』
加納淑子 2002年5月27日(月) 17:16:28 削除・編集
『御礼』
堀佐夜子 2002年5月27日(月) 17:42:41 削除・編集
『御礼』
田岡 弘 2002年5月27日(月) 19:15:59 削除・編集
『御礼』
石井信雄 2002年5月27日(月) 20:20:4 削除・編集
『有難うございます』
祝恵子 2002年5月27日(月) 20:46:5 削除・編集
『お礼』
平野あや子 2002年5月27日(月) 20:52:30 削除・編集
『ありがとうございました』
碇 英一 2002年5月27日(月) 20:59:0 削除・編集
『ありがとうございます』
右田俊郎 2002年5月27日(月) 21:9:45 削除・編集
『選句のお礼2』
伊嶋高男 2002年5月27日(月) 21:12:41 削除・編集
『選句お礼』
冬山蕗風 2002年5月27日(月) 21:39:10 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2002年5月27日(月) 21:46:32 削除・編集
『有難うございます。』
安田明子 2002年5月27日(月) 22:10:41 削除・編集
『選句御礼』
安丸てつじ 2002年5月27日(月) 22:22:0 削除・編集
『選句のお礼。』
岩本康子 2002年5月29日(水) 4:2:46 削除・編集

『第479回入賞発表(5月24〜25日/選者高橋正子)@』
選者高橋正子 2002年5月27日(月) 3:53:58 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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【最優秀/3句】

★桑の実を含めば還る輝く日/加納淑子
桑の実を食べて思い出し、還るところが、「輝く日」であるのが、なにより嬉しい。幼い日々が、楽しく、明るく、幸せで輝いていれば、今を生きる力にいっそうの力が湧いてくる。(評:高橋正子)

★落ちつづく瀧音白く一本に/小峠静水
「白く一本に」は、瀧音だという。落ちつづける瀧の水音と、目に映る瀧の一本の白い水が、一つになっている。つまり、聴覚と視覚が詠み手の体において一つのものとなっている。落ちつづける瀧は、永劫へとその営みを休まない。視覚と聴覚の一体化は、それによって生まれたといってよいだろう。(評:高橋正子)

★サンダルの置かれ明るき玄関に/碇英一
サンダルひとつで急に夏のまぶしさを感じる。ゆたかな感性と心で、日々の暮らしが色鮮やかですね。(評:宮地ゆうこ)

【優秀T/10句】

★水音に町音遠のく菖蒲園/伊嶋高男
菖蒲園にめぐらされた水路の水音が高く、街騒が遠くに聞こえる。菖蒲園には静かな別の世界がある。(評:高橋正子)

★朝風に一度に動く夏木立/小原亜子
涼しい朝の風がひと吹きすると、木々の葉が一様に揺れる。葉騒もすずし気である。夏木立が、若若しい感性で捉えられている。(評:高橋正子)

★海よりの青き風吹く夏座敷/岩本康子
開け放たれた座敷への風の色は<海の青>か<青葉の青>か?両方でしょう。この季節<青>の季節です。(評:霧野萬地郎)

★馬駆けるあたりが最も初夏らしく/野田ゆたか
牧場でしょうか。馬もさわやかな風を受けて颯爽と駆けているのですね。馬と初夏がとても合っていると思います。(評:河 ひろこ)
たてがみを揺らして駆ける馬と初夏の候が、快活で爽やかな画のように浮かびます。(評:宮地ゆうこ)
 
★四つ角のポストの赤も夏の色/堀佐夜子
「四つ角のポスト」がいいですね。車や人が夏の活発さで通り過ぎ、ポストの赤に映えています。(評:宮地ゆうこ)
四つ角のポスト、四角く口をあけていますね。季語がすっきりとおさまって流石だと思います。(評:山野きみ子)
何気ない風景ですが、佐夜子さんの手に掛るとこの通り。脱帽です。(評:安丸てつじ)

★植え終えて田に直線の生まれけり/田岡 弘
田植えをした人の快い疲労感と満足感が伝わってきます。「生まれけり」が効果的と思います。(評:林 暁兵)
確かに、田植えが終わると今まで水面だったところに規則正しい直線が生まれますね。目の付け所がシャープな句。(評:多田有花)
なんとも云えない早苗の弱々しい列が、写実されています。田植え時の様子と青田の様子も想像出来て、田圃の時間経過も詠っています。(評:霧野萬地郎)

★藤椅子に深き庇や書を開く/安丸てつじ
空気がまだからりとしている初夏、明るい日差しに映える
新緑を眺めながら籐椅子に座っての読書は格別でしょう。(評:多田有花)
悠々たる生活、豊かな時間を過ごされている様子が想像されます。「深き庇」が、句意を深めていると思います。(評:霧野萬地郎)

★木洩れ日のゆらぐ青葉の中に居る/霧野萬地郎

★応援歌五月の空に千の声/山野きみ子

★桑の実の黒く熟れたり子らの食む/右田俊郎
『第478回入賞発表(5月23日/選者高橋信之)』
選者/高橋信之 2002年5月24日(金) 6:40:15 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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【最優秀/3句】

★傍らに低き風ありかきつばた/宮地ゆうこ
かきつばたが、しっとりと紫の花を咲かすあたりに、吹くともなく風が立ち起こっている様子であろう。このころの空気の湿り具合には、しずかな落ち着きがあってよい。(評:高橋正子)

★北見れば淡路島あり夏きざす/多田有花
狭い明石海峡を隔てて、すぐそこには夏の色になりつつある淡路島。初夏の健康的な明るい光景に曳かれます。(評:田岡 弘)

★雨の日は雨に輝く額の花/堀佐夜子
紫陽花には雨がよく似合います。晴天より雨のほうが美しく見えるという、まれな花ではないでしょうか。(評:多田有花)

【優秀/14句】

★枇杷熟るる楽しみ尽きて哀しみ来/加納淑子
枇杷が熟れるのを楽しみに待つ心情が、夕日が溶けたような枇杷の熟れ色に、やがて哀しさを覚える心情に変化してゆく。人の心の定まらない、うつろいゆく心情をうまく表出している。(評:高橋正子)

★笹百合に逞しき茎ありにけり/碇 英一
<笹百合に逞しき茎>がいい。<ありにけり>は余分で、下五が難しい。そこが工夫の為所で、単なる写生に終わらせない詰めがいる。そこに作者の生活や思いが見えればいい。(評:高橋信之)

★なす・きゅうりのびゆく物よ添え木して/祝恵子
いい助けがあって、「のびゆく」のである。伝わってくるものが明解。(評:高橋信之)

★いととんぼ流れる水に透けてゆく/祝恵子
水の流れに消え入るような、いととんぼの透明感がよくでていると思います。(評:藤田洋子)

★スニーカー白く干されて風薫る/藤田洋子
スニーカーの白さが風薫る季節にぴったりです。スニーカーから落ちる水滴、そこに当たる日差し、すべてに初夏の美しさがあります。(評:多田有花)
洗濯された白いスニーカーの乾きは早そうですね。日常の健康的なすがすがしさを感じます。(評:霧野萬地郎)

★北の香をアスパラにつめ友来れリ/林緑丘
アスパラは矢張り北海道を代表する野菜ですね。すばらしい季節の到来へのと友人を迎えた歓びの句。(評:霧野萬地郎)

★五月晴れペンキ塗る手で道教え/磯部勇吉
晴れて爽やかな休日、ペンキ塗りもはかどりますね。道を指し示す刷毛・乾きかけたペンキ・笑顔と会話。どれも輝いて素敵です。(評:宮地ゆうこ)

★老鶯の鳴き声山の高さまで/日野正人
夏山に響き渡る流暢な老鶯の声がいいですね。(評:藤田洋子)

★曇天に麦茶煮たてて香ばしく/山野きみ子
厨から麦茶の香があふれ出し、曇天の湿った空気に混じりあってゆたかに拡がります。やはり麦茶は「煮たてる」タイプがいいですよね。(評:宮地ゆうこ)

★宮大工筆を咥えて汗拭う/小峠静水
精緻な技を要求される宮大工の真剣が顔が眼に浮かびます。(評:田岡 弘)

★念入りにグラス磨きぬ窓若葉/平野あや子(正子添削)

★道場の気合飛び出す新緑へ/岩崎楽典

★機械去る植田一枚輝かせ/相原弘子

★鋭角にトマト切り分け日暮れかな/池田和枝


▼選者詠/高橋信之
夏木立午前六時の鐘が鳴る
若楓葉のいく枚も水平に
水匂い池に青葉の青の濃き

『伝言板(30)』
主宰/高橋信之 2002年5月23日(木) 4:8:34 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■水煙ネット会員に限りますが、伝言・コメントのお礼などがございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。
『お礼』
平野あや子 2002年5月23日(木) 9:52:4 削除・編集
『選句ありがとうございました』
多田有花 2002年5月23日(木) 10:49:29 削除・編集
『ありがとうございました』
相原弘子 2002年5月23日(木) 14:28:40 削除・編集
『有難う御座いました』
堀佐夜子 2002年5月23日(木) 15:0:44 削除・編集
『選句のお礼』
霧野萬地郎 2002年5月23日(木) 18:32:9 削除・編集
『お礼』
日野正人 2002年5月23日(木) 19:7:49 削除・編集
『きみこさんありがとう』
碇 英一 2002年5月23日(木) 20:9:41 削除・編集
『お礼』
河 ひろこ 2002年5月23日(木) 21:29:49 削除・編集
『御礼』
祝恵子 2002年5月23日(木) 21:31:24 削除・編集
『ありがとうございました』
やぎたかこ 2002年5月23日(木) 22:17:6 削除・編集
『有難うございます』
脇美代子 2002年5月24日(金) 7:15:9 削除・編集
『信之先生、選をありがとうございます』
右田俊郎 2002年5月24日(金) 23:40:29 削除・編集

『第477回入賞発表(5月22日/選者高橋信之)』
選者/高橋信之 2002年5月23日(木) 3:39:10 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第477回入賞発表(5月22日/選者高橋信之)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★青葉光かくれんぼうは影をつれ/祝 恵子
青葉光の中、かくれんぼの子供たちの影がいきいきと動くようです。(評:やぎたかこ)

★紫陽花の日をもちながら日の暮れる/堀佐夜子
紫陽花の咲く頃ともなれば一日が長い。そして日が暮れても紫陽花は明るい。(評:高橋信之)

★水筒に弾けて清水そそぎたる/平野あや子
水筒に当たって清水が弾けて、水筒の中でも清水が弾けて、夏のアウトドアーである。(評:高橋信之)

【優秀/13句】

★若葉風大きく吸って旅立つ日/冬山蕗風
「若葉風」は、旅立ちへの励ましであろう。いい旅立ちである。(評:高橋信之)

★青葉して無人の島をふくらます/平野あや子
基本の写生があって、「ふくらます」と見たのは、実感である。(評:高橋信之)

★子燕見え軒下に積む肥袋/小峠静水(信之添削)
作者独自の視点があって、「子燕」と「肥袋」の取り合わせがいい。(評:高橋信之)

<句友Iさんの死を悼む>
★薔薇散って薔薇のかおりのなお胸に/やぎたかこ
薔薇は亡くなられたIさんを象徴しているのですね。Iさんを思われるたかこ様のお気持ちがしみじみと伝わってくる素晴らしい追悼句だと思います。(評:多田有花)
すばらしい友人への追悼句ですね。前書きと句がすばらしい相乗効果と思います。薔薇が良いですね。(評:霧野萬地郎)

★早朝の静けさに居て新茶汲む/脇 美代子
新茶と早朝がよく響きあっています。至福のひと時と言っていいのではないでしょうか。日本で初夏を迎える幸せのひとつですね。(評:多田有花)
先日、東京近郊の茶所、狭山茶をいただき、毎日味わっていますが、早朝の静けさの中でいただけばもっと美味しいと思いますね。あるいは、既に一仕事終った後の一服なのでしょうか。(評:伊嶋高男)

★夏服にミシン弾みてカーブ縫う/河ひろこ
「ミシン弾みて」が如何にも楽しげな様子として描かれています。また、「カーブ縫う」で一層その様子が強められています。好きな句です。(評:霧野萬地郎)

★大仏の御目は遠く田植見る/霧野萬地郎
「大仏様が遠くの田植風景を見ていらっしゃる」というのはおもしろい視点だと思います。作者の視線と大仏様の視線が重なって風景に一層広がりを感じます。唐招提寺の「若葉して御目のしずく拭わばや」の句がふと思い浮かびました。鑑真和尚さんは若葉で涙を拭われ、牛久の大仏様は、悠然と田植を眺めていらっしゃるのですね。(評:やぎたかこ)
大仏さまの周囲には田畑があり田植をみておられ、植えている側も大仏さまが見える。何だか守られているようですね。(評:祝恵子)

★ぼうたんの影ひと色に暮れにけり/金子孝道
あの華やかな牡丹も、夕暮れには一色になるのですね。じっくりと写生なさった苦労が実りましたね。(評:田岡 弘)

★バリ島へ行く話して散らし寿司/古田けいじ

★路地入れば木戸に吊るされ夏帽子/日野正人

★父と子の素足で駆ける光る浜/右田俊郎

★托鉢僧らっぱ飲みする薄暑かな/岩崎楽典

★青柳の並木に風の同じ向き/山野きみ子

▼選者詠/高橋信之
薔薇咲いて黄の色ばかり溢れ出る
梅雨空の地と繋がれる一と色に
梅雨空に響いて沖の汽笛が届く