デイリー句会2002年 /第456回〜第462回


『第462回入賞発表(4月30日/選者高橋正子)』
選者/高橋正子 2002年5月1日(水) 9:27:41 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第462回入賞発表(4月30日/選者高橋正子)の最優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

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【最優秀/3句】

★国境の青嶺へ白き道の入る/霧野萬地郎
国境は、自由であるところ、そうでないところとあるが、そこに住む人にとって、その持つ意味はさまざま。青嶺へと続く白い道が国境をよく想像させてくれる。(評:高橋正子)
私はまだ外国へ行ったことはありませんが、やはり、日本の新緑とは違った雰囲気を感じます。(評:田岡 弘)

★包丁の音埋もれゆく新キャベツ/宮地ゆうこ
「音埋もれ行く」で、さくさくと刻まれてゆくキャベツの色と柔らかさが想像されます。(評:古田けいじ)
新キャベツの、まだどこか頼りない巻き加減に包丁が埋もれてゆきます。その音に自分自身も埋もれそうです。 (評:相原弘子)
キャベツの玉の鳴る音がひんやり新鮮〈包丁の音埋もれゆく〉表現は素晴らしい。(評:守屋光雅)

★青麦に風行き過ぎて光り置く/山野きみ子
青麦を吹き分ける風を、きらきらと輝く光の印象としてとらえて、野が明るくさわやか。(評:高橋正子)

【優秀/14句】

★朝日大きく麦の広がり黄を兆し/相原弘子
黄味を帯びてきた青麦の広がる朝のすがすがしい空気、朝日大きくがいいと思いました。(評:山野きみ子)

★箸先にころころ当たる豆ご飯/日野正人
豆ご飯のあの白とうすみどり。塩味も甘く口に広がります。箸先に
豆が当たってはこぼれ、春の終わりから初夏を味わいます。(評:相原弘子)

★陸橋の樗の花芽薄紫/伊嶋高男
陸橋の上とは、花芽の優しい色も観察できて良い場所ですね。私は大木を見上げすぎて、首が痛くなりました。 (評:宮地ゆうこ)

★東京の空は凸凹駅に蟻/金子孝道
東京の駅に降り立ち、空を見上げると、高いビル、窪んだビルが、空に凹凸を作って都会を感じさせてくれる。ふと足元を見ると都会にも、自分の住む町と同じように、小さな蟻がいて、自然が変わらず東京にあるのがうれしい。それは、東京に来ても変わらぬ、作者自身の体にある自然でもある。(評:高橋正子)
東京の空を仰ぎ、凸凹とは良く言ったものと感心しました。「駅の蟻」も意表を付いて、大空から昆虫へと視点の変化が面白いですね。 (評:霧野萬地郎)
ズバリ詠んだ所になっとくの背景が目に浮かびます。そしておおきな物に小さき物この対象がコノ句をおおきくさせました。面白くもあり鋭い.名作とおもいます。(評:小峠静水)

★こいのぼり降ろして今日の風たたむ/池田和枝
一日風を孕んで空を泳いだこいのぼりは、夕方には、降ろされて畳まれる。まるで風を畳んでいるような柔らかい感触で、一日を終える安らぎがある。(評:高橋正子)
大きな鯉幟1日空に遊んでおつかれさん、作者のやさしさが風までたたんだですね。少し滑稽味あり佳句ですね。(評:小峠静水)

イソギンチャク眠る星なき夜の磯/安増惠子
静かなおぼろ夜でしょうか、雰囲気のあるきれいな句ですね。(評: 山野きみ子)

★信濃の湯宿まで若葉降りてくる/古田けいじ

★石楠花の一面にあるカレンダー/岩本康子

★万緑にどの枝からか落ち葉散る/馬場江都

★大空へ薫風舞い立つ大風車/平野あや子
                     
★畦塗て田水に沈む夕日かな/能作靖雄

★自転車の籠に見事な春キャベツ/堀佐夜子

★幼き手蝶にふれんと花に手を/祝恵子

★夕暮れの空の青さや夏めきぬ/加納淑子

▼選者詠/高橋正子
青葉若葉まだ朝影をまといたる
青葉暮れ空に葉騒のいつまでも
アカシヤの花房揺れるラグビー場

『伝言板(14)』
主宰/高橋信之 2002年4月30日(火) 6:35:35 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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『選句のお礼』
青海俊伯 2002年4月30日(火) 9:10:31 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2002年4月30日(火) 9:13:25 削除・編集
『お礼』
加納淑子 2002年4月30日(火) 9:49:32 削除・編集
『ありがとうございます。』
山野きみ子 2002年4月30日(火) 14:22:10 削除・編集
『選句御礼』
能作靖雄 2002年4月30日(火) 14:45:54 削除・編集
『ありがとうございます。』
守屋光雅 2002年4月30日(火) 18:37:51 削除・編集
『正子先生、静水さん、てつじさん、ありがとうございあました』
田岡 弘 2002年4月30日(火) 18:59:0 削除・編集
『選句御礼』
安丸てつじ 2002年4月30日(火) 21:31:26 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2002年4月30日(火) 21:33:39 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2002年4月30日(火) 22:32:2 削除・編集
『選句・コメントありがとうございます』
古田けいじ 2002年5月1日(水) 3:44:35 削除・編集
『やぎたかこ様お礼』
馬場江都 2002年5月1日(水) 3:46:11 削除・編集
『お礼』
碇 英一 2002年5月2日(木) 21:25:4 削除・編集

『第461回入賞発表(4月29日/選者高橋正子)』
選者/高橋正子 2002年4月30日(火) 6:33:59 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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【最優秀/3句】

★木曽駒岳へ続く斜面にりんご咲く/古田けいじ
信濃の旅に出て車窓の風景か,広がりを感じる。桜の後に咲く林檎は目立たないがなかなか好いものである。(評:守屋光雅)
<移動する脚立の光る花林檎/守屋光雅>があって、りんごの花を詠んだ二句ですが、大きな景観のけいじさんの句と、そのりんご畑の中の農作業の光雅さんの句。単独でも勿論、良いのですが、二句を並べると更に良いと思いました。(評:霧野萬地郎) 
大きな景に林檎の白い花と甘い香りが広がり、自然の懐に包まれるような思いにさせていただきました。(評:山野きみ子)

★枝垂たる柳の中に風満てり/青海俊伯
枝垂れた柳が揺れている様子が、しなやかで、自由である。風を包んだ柳にいい世界がある。(評:高橋正子)

★真向いに香具山見えて菜の花も/小峠静水
万葉の世界に誘われるような優しさのある,温かいものを感じさせる好句である。(評:守屋光雅)

【優秀/14句】

★子等遊ぶ庭柿若葉きららかに/能作靖雄(信之添削)
人の暮らしのある庭の柿若葉が、輝いている。子どもたちが元気な声で遊ぶのは、未来があってうれしいことである。(評:高橋正子)

★ブランコを押せば春風押し返す/日野正人
「ブランコ」は、春の季語であるが、この句の「ブランコ」は、季語性が薄く、遊具という実体を指すブランコである。ブランコを押して押し返す春風は、やさしく強い。春風に力強さを見つけた。(評:高橋正子)

★風に揺れる高さとなりて今年竹/加納淑子
すっくと伸びてきた今年竹が、葉を開き風を受けて揺れるようになった。目にしなやかで、さわやかな今年竹の姿がいい。(評:高橋正子)

★若かえで風の形をなしてくる/田岡 弘
風の形がいい。正に初夏。(評:安丸てつじ)
音をすまして、聴けば、こんな感じで見えてくる。研ぎすまされた、感性が句になったんですね。(評:小峠静水)

★新しき職場の玻璃に若葉満つ/碇 英一
新しい職場での新しい出発。まだまだ若い、元気に頑張ろうという作者の気持ちが出ていると思います。(評:岩本康子)
「青春の詩」さながらですな。がんばってください。(評:安丸てつじ)
★朝の風受けて新茶の香り立つ/安丸てつじ
日に日に鮮やかさを増す庭の木々の新緑を眺めつつ清清しい朝の風を受けて頂く目覚めの一服、新茶の香に素晴らしい一日を予感させる充実感がある。(評:能作靖雄)
朝の一服。爽やかな風に新茶の香りがひろがり、身も心も豊かに今日の日を送れそうですね。(評:宮地ゆうこ)

★移動する脚立の光る花林檎/守屋光雅
林檎農家の大変な作業ですね。この脚立は人力で移動しているのですか。この春、山梨の桃の産地では、山の傾斜面での桃の花を摘み取る作業にキャタピラー付きの昇降車を使っていました。(評:伊嶋高男)

★春月のまろやかに出て人送る/山野きみ子
客人を送りながら門の外で、一緒に月を眺めている。晩春の情緒がにじんで見えます。(評:伊嶋高男)
きっといいお客さんだったのでしょう。 まろやかな春の月が、満ち足りた平和な気持ちを語っています。(評:岩本康子)

★桐の花活けてゆるりと風のある/宮地ゆうこ

<雲南旅行、西双版納にて>
★衣を洗う半裸の僧やシャボンはね/霧野萬地郎

★水揚げは箱にぽんぽん桜鯛/岩崎楽典

★厨子の供花白がちにしてみどりの日/野田ゆたか

★春風やみちのくの山青々と/冬山蕗風

★娘らの髪つややかにみどりの日/池田和枝

▼選者詠/高橋正子
白鳥に水なみなみと夏が来ぬ
婚礼に山より高し桐の花
卯の花にぬるき日差しの溶け沁みぬ


『第460回入賞発表(4月26〜28日/選者高橋正子)@』
選者高橋正子 2002年4月29日(月) 14:15:11 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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【最優秀/3句】

★アカシアの花へ風来て薄みどり/古田けいじ
アカシアの白い花房が、風にゆらぎ、かすかに緑を帯びて感じられる。アカシアの葉のさやぎと、ひとつひとつの花が、ちらちらと目に入り合って、薄みどりとなった。風のやわらかさ、花のゆたかさがいい。(評:高橋正子)

★大鍋に筍茹でて売られけり/守屋光雅
たくさんの筍を、大きな鍋でくたくた茹でて売っている。農家の主婦が、有り余る筍をかいがいしく茹でて、売っているのだろうが、健康な姿があって、たのもしい。(評:高橋正子)

★蒔いてすぐ土に紛れし花の種/脇美代子
花の種は小さいものが多いが、土に蒔けば、すぐどこに蒔いたかわからなくなる。土に紛れてしまって、蒔いた間隔も、すじも見極めがたくなる。花種を蒔くときのささやかな感想である。(評:高橋正子)

【優秀T/8句】

★少年サッカーシュートを決めて風光る/堀佐夜子(信之添削)
若々しく気持ちのいい句です。(評:岩本康子)
少年の得意げな動きが風と相まって明るくひびき、好きな句です。(評:野田ゆたか)

★薫風や着流すシャツのはためけり/磯部勇吉
薫風に着流す、リラックスした自由な気持ちが、明るい。「はためけり」は、生き生きした気持ちが捉えた薫風の姿。(評:高橋正子)

★流れ過ぐ麦の青さや新幹線/岩崎楽典
春をまっすぐ突き抜ける旅。列車のスピード感が心地よく好きな句です。(評:野田ゆたか)
色彩と動きがあって大変きれいな句だと思います。(評:岩本康子)

★蔓ばらのすべての蕾が空をむく/馬場江都
蔓ばらが、フェンスなどに巻きついて、どの蕾もすっくと立っている。これから咲こうと、すっと自分を立ち上げている姿がよい。(評:高橋正子)

★紙風船壊れぬほどに打上げる/野田ゆたか
つい自分の手で「壊れぬほど」の力加減を試してみたくなりました。懐かしくて優しくて、好きな句です。(評:宮地ゆうこ)

★海からも山からも葉桜へ風/藤田洋子(信之添削)
「葉桜」が季節を充分に語って、海、山、風は、初夏である。(評:高橋信之)
山風から海風へ、又山風へ。一日の時間経過が見えて好きな句です。(評:野田ゆたか)

★種芋の網に包まれ芽ぶく店/祝恵子
「芽ぶく」ものの発見である。日常でのうれしい発見である。(評:高橋信之)

★草萌えや火気厳禁のドラム缶/小峠静水
この句の場合の切れ字「や」は、本来の「切る」働きはなく、「付ける」働きをもち、意図のある使い方である。社会性を強く出し、現実性が薄れる。(評:高橋信之)
意表を付いた中七下五です。燃えない「草萌え」と語呂を越えて何かを訴えているようです。(評:霧野萬地郎)


『第460回入賞発表(4月26〜28日/選者高橋正子)A』
選者高橋正子 2002年4月29日(月) 14:18:22 削除・編集 スレッドの一覧・返信
【優秀U/23句】

★新調のファックスの音夏近し/やぎたかこ
ひんやりした機械から流れる新しい「ファックス」の音。夏に向かう期待と予感が嬉しいですね。(評:宮地ゆうこ)

★丸き影土に落として葱坊主/青海俊伯
兎に角 俳人の可愛がれての坊主。影さえかわいい。軽やかに詠まれても良い句はなぜか伝わるものがある。(評:小峠静水)

★青空の中心に居る雲雀かな/日野正人
自分が中心なのか、雲雀が中心なのか・・・。言われてみるとその通りですね。(評:田岡 弘)

★おぼろ夜や馬は静かに呼吸する/安増惠子
春の夜に馴染む馬。穏やかな春の夜が広がり好きな句です。(評:野田ゆたか)
月の朧に滲んで馬の呼吸のみ静かに聞こえる夜、静けさが染み透るように想像されます。(評:山野きみ子) 

★水牛を放ちて憩う裸足の子/霧野萬地郎
水稲栽培の原風景を見る。田の泥の感触も伝わって来るのである。良きにつけ悪しきにつけ日本人は忘れてしまった風景である。(評:守屋光雅)
水の匂い、泥の感触に包まれてしまいました。強い太陽の下、素朴で逞しい牛番の子が愛しいですね。(評:宮地ゆうこ)

★休日の静かな町にツバメ来る/林 緑丘
何か物語りの中に誘われそうな句です。(評:岩本康子)
ゆったりとした時間が流れているようで好きな句です。(評:伊嶋高男)
毎日の暮し、四季の移ろいへの向き合いが、安らぎと共に流れています。充実を感じます。(評:相原弘子)

★島を抜け行く新玉葱の満載車/平野あや子(信之添削)
島の名産の玉葱、満載が豊作をあらわしていて良いですね。(評:河 ひろこ)

★風受けて宙の広さへ桐の花/相原弘子
空を背景に梢の上の花の動きが優雅です。句が大きく感じます。(評:霧野萬地郎)

★葱坊主まっすぐまっすぐ青臭く/小原亜子
葱坊主は青臭い。もう一度葱坊主を、しっかり見てみます。(評:相原弘子)

★強き香のミント束ねて夏近し/池田和枝

★残雪や里より子らの明るき声/冬山蕗風

休日の静かな町にツバメ来る/緑丘

★満月に呼ばれ窓開く春の夜/碇 英一

(生田森神域にて)
★千年の樟若葉下酒の神/安丸てつじ

★茅花野に自転車もろとも倒れこむ/伊嶋高男

★貨物船に手を振る人夫春夕焼/河 ひろこ

★項垂れる心地よさあり藤の花/暁兵

★白藤のみどりがかりて浮き立ちぬ/山野きみ子

★教室の窓わすれ得ぬ著莪の花/宮地ゆうこ

★わらび摘み遥かに眺むヨットかな/能作靖雄

★若葉風受けて歩くや会議あと/岩本康子

★青鷺の羽しなやかに水面打つ/田岡 弘

★鈴蘭に朝風通るりりりりり/加納淑子

★松の芯空に未来のあるごとし/右田俊郎

▼選者詠/高橋正子
 松山・庚申庵
藤房のしずまる時の日の光り
新緑に蝶の軌跡の残される
地に触れるまで卯の花の咲きあふれ

『伝言板(12)』
主宰/高橋信之 2002年4月26日(金) 9:0:33 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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『選句のお礼』
青海俊伯 2002年4月26日(金) 9:17:44 削除・編集
『お礼』
加納淑子 2002年4月26日(金) 9:58:21 削除・編集
『ありがとうございます。』
池田和枝 2002年4月26日(金) 12:6:53 削除・編集
『お礼』
祝恵子 2002年4月26日(金) 13:1:57 削除・編集
『ありがとうございます』
脇美代子 2002年4月26日(金) 13:56:25 削除・編集
『どうもありがとうございました。』
岩崎楽典 2002年4月26日(金) 15:37:14 削除・編集
『正子先生へお礼』
やぎたかこ 2002年4月26日(金) 17:34:31 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2002年4月26日(金) 17:44:3 削除・編集
『選句のお礼』
伊嶋高男 2002年4月26日(金) 18:38:25 削除・編集
『正子先生、たかこさん、江都さん、ありがとうございます』
田岡 弘 2002年4月26日(金) 19:1:52 削除・編集
『正子先生へ:選句御礼』
霧野萬地郎 2002年4月26日(金) 19:41:35 削除・編集
『ありがとうございました』
碇 英一 2002年4月26日(金) 20:42:7 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2002年4月26日(金) 22:10:5 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2002年4月27日(土) 0:18:58 削除・編集
『お礼申し上げます。』
日野正人 2002年4月27日(土) 0:29:9 削除・編集
『ゆたか様、弘様』
岩崎楽典 2002年4月27日(土) 12:17:27 削除・編集

『第459回入賞発表(4月25日/選者高橋正子)』
選者/高橋正子 2002年4月26日(金) 9:11:55 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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【最優秀/3句】

★茄子苗を植えて遠山青みゆく/脇美代子
茄子の苗を植えて、しばらく山を見ていれば、夏の来る山は青が濃くなってゆく。茄子がなるまでの夏への日々を思う。(評:高橋正子)

★青麦が空掃くように揺れている/日野正人(信之添削)
文語が流行りの時代であるが、口語の生きた句。「青麦の」を「青麦が」とし、「揺れる」を「揺れている」と添削したのは、有季定型のリズムを大切にしたからである。(評:高橋信之)

★終着の駅は奥能登山桜/岩崎楽典
奥能登に惹かれる。奥能登を飾る山桜は、しずかで、そしてさやかである。奥能登に寄せる思いがよくでている。(評:高橋正子)
奥能登の晩春は行って見たい所です。美しいでしょうね。(評:堀佐夜子)

【優秀/14句】

★根を払い土を払って朝餉のレタス/相原弘子
店頭の野菜ではない。「根を払い土を払って」、栽培者の顔が見えてくる。ブランドがやたら目立つ時代に、作り手の人間の顔が見え、嬉しい。(評:高橋信之)

<成田山新勝寺>
★白藤におおわれ御堂の甍反る/伊嶋高男
「おおわれ」、「反る」という動詞の使い方がよく、歴史を感じさせる。千葉県成田市にある「新勝寺」は、俗に成田不動といい、真言宗智山派の総本山。(評:高橋信之)

★鳥曇り私鉄沿線ストライキ/小峠静水
社会性のある句で、季語「鳥曇」に詩がある。「鳥曇」の後の切れがいい。(評:高橋信之)

★草若葉児童の列の次々と/祝恵子
「草若葉」が「児童の列」の背景となって美しい。朝の空気の感触が伝わってくる。(評:高橋信之)

★鳥帰る病の友は眠りけり/青海俊伯
季語「鳥帰る」に、詩情がある。「病の友」に寄せる情がある。(評:高橋信之)

★若葉風朝の厩舎にいななける/碇 英一
厩舎のいななきが、若葉を吹く風のなかに聞こえ、明るい初夏が、のびやかである。(評:高橋正子)

★飛行雲若葉の空を二分して/やぎたかこ
「若葉の空」が、すっきりと単純化されている。ひこうき雲が空を二分して、爽快。(評:高橋正子)

★山藤の見える窓辺へ今日も乗る/古田けいじ
山藤のからまる、新緑の景色を眺めるひとときの楽しみが、読み手をその景色へといざなってくれる。(評:高橋正子)

★大甕にアイリスの藍あふれさせ/宮地ゆうこ
大甕に、アイリスをたくさん、惜しみなく活けて、その藍色があふれるばかりである。庭のアイリスなのであろうか。目にしたものに寄せるゆたかな思いがよい。(評:高橋正子)

★茹で上げて絹莢あたらしき緑/宮地ゆうこ
絹莢を湯にくぐらせた一瞬の鮮やかな緑。本当に「絹」です。(評:相原弘子)
野菜の茹で上がった時は透き通った緑で生の時と又違います。本当にあたらしき緑です。(評:堀佐夜子)
茹で上げた絹莢に新しい緑を感じたのが新鮮だと思います。(評:田岡 弘)

★牡丹に風の重さを感じけり/田岡 弘
牡丹の花に吹くかすかな風、花の大きさを目に見えない「風の重さ」として感じられたところがすばらしいと思います。(評:やぎたかこ)

★草笛の童謡つぎつぎ吹き鳴らす/脇美代子
草笛の少しはずれた音がますます郷愁を呼びますね。私はうまく吹けないので羨ましいかぎりです。(評:宮地ゆうこ)

★葉に座して天上近き朴の花/加納淑子
朴散華などと言われますが、朴の花には何か厳かなものを感じます。(評:田岡 弘)

★若葉風ピアスの耳をさらいゆく/池田和枝
若葉の風がよく吹いて、耳の後ろからも耳をさらうように吹いてくる。耳のピアスがきらりと光って、若葉の季節の風と日を、体によく捉えている。(評:高橋正子)

<続、雲南旅行、西双版納(シーサンパンナ)にて>
★高床に西瓜積まれて置かれけり/霧野萬地郎
高床に西瓜が積まれて、その景色が楽しい。そこへ西瓜を運んで来た人の衣服や歩き方を想像すると、映画のシーンになりそうな気がする。(評:高橋正子)

▼選者詠/高橋正子
振り返り見しは田にいる燕なり
筍の皮堆く剥き終える
さむざむと階(きざはし)吹ける青葉風

『伝言板(11)』
主宰/高橋信之 2002年4月25日(木) 11:0:51 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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『選句御礼.』
磯部勇吉 2002年4月25日(木) 14:12:32 削除・編集
『お礼』
池田和枝 2002年4月25日(木) 14:18:3 削除・編集
『ありがとうございました』
相原弘子 2002年4月25日(木) 18:1:35 削除・編集
『有難うございました』
脇美代子 2002年4月25日(木) 20:54:18 削除・編集
『お礼申し上げます。』
日野正人 2002年4月25日(木) 21:16:47 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2002年4月25日(木) 21:36:41 削除・編集
『お礼』
藤田洋子 2002年4月25日(木) 23:10:2 削除・編集
『選句お礼』
やぎたかこ 2002年4月26日(金) 9:12:43 削除・編集
『有難う御座いました』
堀佐夜子 2002年4月25日(木) 23:32:33 削除・編集
『選句御礼』
山野きみ子 2002年4月26日(金) 9:34:26 削除・編集
『添削ありがとうございます』
右田俊郎 2002年4月26日(金) 20:27:38 削除・編集
『ありがとうございます』
河 ひろこ 2002年4月26日(金) 21:22:44 削除・編集

『第458回入賞発表(4月2日/選者高橋正子)』
選者/高橋正子 2002年4月25日(木) 14:11:8 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第458回入賞発表(4月24日/選者高橋正子)の最優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

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【最優秀/3句】

★風鳴って山の若葉の揺さぶらる/藤田洋子
やわらかい若葉さえも、たっぷりと吹く風に揺さぶられ、鳴るほどである。「揺れる」ではなく「揺さぶらる」に、把握の確かさがある。(評:高橋正子)

★夕蛙の鳴き声踏んで帰る道/日野正人
夕方の開放感がさわやか。足元から蛙の鳴き声が聞こえ、その声を踏むかのように家路につく楽しさに、清潔感があってよい。(評:高橋正子)
植えた田に夕日が映り帰宅を急ぐ人影。踏んで帰るで、この風景をよみきりました。(評:小峠静水)

★筍の皮剥ぐ柔らかき音と香と/山野きみ子
「柔らかき音と香」が、筍のかぐわしさ、みずみずしさをよく伝えている。そのことによって、筍を剥く作者の姿がよく見えて、その場にいるような気持ちになる句。(評:高橋正子)
音と香りの柔らかさに、風味豊かな筍のみずみずしさ、新鮮さがそのまま
伝わります。(評:藤田洋子)
筍のずんぐり、皮を取る香り、その音、今の季節です。あく抜きをし、料理をしていると、山気さえ伝わります。(評:相原弘子)

【優秀/14句】

★単線の駅舎つばめの巣を抱え/池田和枝
のどかな単線の駅舎は、燕の出入りも自由である。燕の巣がかけられているが、駅舎が擬人化されて、「巣を抱え」という表現になっている。ここに燕にたいするやさしさがある。(評:高橋正子)

★玄関を全開にして今四月/河ひろこ
雪の生活から解放されたあとの、四月は本当にうれしいのだろう。玄関をすっかり開け放って、湿気なども追い出して、四月の今をを満喫する。心が開かれる句である。(評:高橋正子)
物事の新しい始まりの四月が玄関の全開に広がります。意気込みが、静かに湧いてきます。(評:相原弘子)

★たっぷりのレタス青めば砥部の皿/脇美代子
レタスの青と砥部焼きの青が重なって明るさが一杯です。(評:霧野萬地郎)
真っ白い皿に青いレタスを盛るのに砥部のお皿を出す、清々しい色合いです。(評:堀佐夜子)
たっぷりと青さを詠み込みました。砥部の皿の色さえ映える。(評:小峠静水)

★夏近し雨が真昼をおおらかに/相原弘子(信之添削)
眩しい夏を間近にした真昼の雨の明るさがいいですね。夏の近づく今の
季感が充分感じ取れます。(評:藤田洋子)

★朧夜の草花匂う戸締りに/堀 佐夜子
戸締りをしようとして縁側から見ると朧月、ふと庭の草花がかすかに香ってくる、うつくしい春の宵ですね。(評:やぎたかこ)

★浜茄子は蒼き海向き濃く香る/右田俊郎(信之添削)

★虎杖の活けられ山の茶屋の朝/吉田 晃

★シャンソンの流れるカフェや遠き春/岩本康子

★たんぽぽのわた崩さぬ様に小さき手へ/馬場江都

★草餅を搗く手に草の匂いけり/磯部勇吉

★さえずりが夜明けの白光を連れてくる/安増惠子

★鳥曇停車場で待つ顔なじみ/青海俊伯

★ずぶと入る休耕田に野芹摘む/守屋光雅

★鳥雲に静かな気流滑り込む/小峠静水

▼選者詠/高橋正子
来し方も青葉の夜の窓深し
泥にいて燕の喉の赤かりき
冷え切ってトマトジュースの赤はつらつ

『高点句発表』
日野正人 2002年4月25日(木) 21:57:45 削除・編集

『伝言板(10)』
主宰/高橋信之 2002年4月24日(水) 9:7:0 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■水煙ネット会員に限りますが、伝言・コメントのお礼などがございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。
『お礼』
平野あや子 2002年4月24日(水) 9:44:53 削除・編集
『正子先生、佐夜子さんへ』
霧野萬地郎 2002年4月24日(水) 10:6:29 削除・編集
『ありがとうございます』
堀佐夜子 2002年4月24日(水) 10:33:41 削除・編集
『正子先生 霧野萬地郎様』
馬場江都 2002年4月24日(水) 11:34:41 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2002年4月24日(水) 14:42:3 削除・編集
『選句のお礼』
青海俊伯 2002年4月24日(水) 17:34:0 削除・編集
『ありがとうございます。』
安増惠子 2002年4月24日(水) 17:59:16 削除・編集
『高男さん、弘子さん、ありがとうございました』
田岡 弘 2002年4月24日(水) 19:6:4 削除・編集
『正子先生 伊嶋様 多田様へ』
脇美代子 2002年4月24日(水) 19:8:14 削除・編集
『選句のお礼。』
岩本康子 2002年4月24日(水) 20:46:38 削除・編集
『お礼』
山野きみ子 2002年4月24日(水) 22:25:41 削除・編集
『正子先生、ありがとうございました』
右田俊郎 2002年4月24日(水) 22:39:0 削除・編集
『正子先生、堀佐代子さん』
加納淑子 2002年4月25日(木) 3:46:7 削除・編集

『第457回入賞発表(4月23日/選者高橋正子)』
選者/高橋正子 2002年4月24日(水) 9:4:43 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第457回入賞発表(4月23日/選者高橋正子)の最優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★葉桜の光と風を一身に/日野正人
葉桜の茂りが、吹き変わる風に、そして次第に強くなる光を、迷いもなくしっかりと受けている。葉桜の美しいときである。(評:高橋正子)

★香を放つ高き梢の朴の花/右田俊郎
強い芳香が、人にまで届く。見上げると高い梢に朴の花が咲いている。津軽の朴の花であろうか。そんな雰囲気をもった句である。(評:高橋正子)

★こでまりの連々と白ふくらませ/山野きみ子
「連々と」に表現の工夫がある。こでまりの白い花がふっくらと枝に連なり咲いている様子である。「れんれん」という語の響きに、しなやかで揺れやすい枝の様子や、花のかわいらしさが感じ取れる。(評:高橋正子)

【優秀/14句】

★鳥曇いつものバスの吊革に/青海俊伯
「いつもの」生活に感慨がある。生活に詩がある。(評:高橋信之)
いつも乗るバスに乗ってつり革につかまって窓に映るいつもの風景、春の曇り空が穏やかに広がります。静かな好きな句です。(評:山野きみ子)

★四月暑し大樹の下の子守唄/堀佐夜子
作者の心の姿がいい。「子守唄」が聞こえ、「大樹の下」は、充分な世界である。(評:高橋信之)

★筍の親竹に沿い真っ直ぐに/古田けいじ
読み手の思いが直に伝わってくる。「沿い」がいい。「真っ直ぐに」がいい。(評:高橋信之)
親竹のそばに、今年の竹がすくすくとのびてきているのも、さわやかである。(評:高橋正子)

★灯台の礎石も濡れて春の霧/安増惠子
海はすっかり霧なのである。灯台を支える礎石は、不安定な岩の上などに築かれるが、この句は海とそのあたりの様子を見せてくれている。灯台の白と、春霧の海とは、内面を映す景色であろう。(評:高橋正子)

★葉桜のどこもそよがぬ中を行き/相原弘子
静けさを感じる句です。風がやんだ午後の道でしょうか。空気はさわやかですが歩くと少し汗ばんでくる、もう夏が近いですね。(評:多田有花)

★うまごやし犬は放たれ一走り/岩崎楽典
晩春のみどり濃い野原や汗ばむほどの明るい陽差しが感じられ、心がのびのびします。(評:宮地ゆうこ)

★行き止まる路地ゆく蝶を見送りぬ/加納淑子
蝶のように何処へでも飛んで行けたらと思う一瞬ですね。(評:堀佐夜子)

  四天王寺境内聖霊会
★貝寄風に僧衣の列の進み行く/馬場江都
未だ見たことの無い四天王寺の聖霊会の様子を想像しています。僧衣が貝寄風に吹かれているのでしょう。どんな貝を使うのでしょうか?(評:霧野萬地郎)

★あたらしき時計の軽さ裸の手/霧野萬地郎
裸の手が良いですね。四月なのにこの暑さに軽装になられたのですね。 (評:堀佐夜子)

★表戸を開け放ちたり夏近し/多田有花

★春の霧すっかりあたりの膨らみて/ 岩本康子

★相寄りて揚羽の黄色風を染む/平野あや子

★うっそうたる葉を擦る風や青楓/脇美代子

<銀座点景>
★春惜しむ銀座の人出真上から/伊嶋高男

▼選者詠/高橋正子
 河ひろこさんより秋田の蕗茶をいた だく
春長けて蕗茶すっきり喉こしぬ
そら豆の大きな莢のみどり濃き
てのひらに若葉の夜の時があり
『第456回入賞発表(4月22日/選者高橋正子)』
選者/高橋正子 2002年4月23日(火) 10:3:39 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第456回入賞発表(4月22日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

【最優秀/2句】

★立山のぐっと近づく柿若葉/やぎたかこ
若葉の季節を迎えると、遠い感じで見えていた立山も、緑が強くなり、どっしりと生き生きとしてくる。日々見ている山が親しく近づいてくるのである。柿若葉の美しさが強く印象づけられる。「ぐっと」は、実感そのままで、口語俳句として成功している。(評:高橋正子)

★美しい言葉交わして田を植える/宮地ゆうこ
田植えが、美しく捉えられた。人の交わりの美しさ、早苗の美しさ、田水の美しさが作者のかがやかな心を通してすべて表現されている。(評:高橋正子)
なんと美しい句でしょうか。田植えをする喜びが美しい会話となっているのでしょう。(評:青海俊伯)
田植3句!今も集落が一緒に田植をしているのですか。「やさしやな田を植るにも母の側  炭 太祗」の句を思い出しました。(評:伊嶋高男)
正に美しい俳句ですね。どのような言葉でしょうか?手の掛かる田植えを、こうした会話を交わして進める農業の良さが伝わります。(評:霧野萬地郎)

【優秀/15句】

★初燕明るい庇に鳴きにけり/吉田 晃
「鳴きにけり」に一工夫ほしいところだが、燕の来た家の明るさがよい。(評:高橋正子)

★麦畑夕日と同じ色となり/安増惠子
麦畑に夕日がしっかりと当たって、すっかり夕日の色に染まっている。熟れてくる麦に、生きている麦をよく感じさせてくれる。(評:高橋正子)

★山藤の咲いて大樹を仰ぎけり/脇美代子
山藤の絡まるのは、自然と大きな樹になる。咲き垂れる山藤を見ることは、とりもなおさず大樹を仰ぎ見ることになる。(評:高橋正子)

★足音の静まる道の杜若/相原弘子
今朝見た「杜若」の景色がありありと浮かびます。濃紫の周りは空気もひっそりして別の時間が流れているようですね。(評:宮地ゆうこ) 

★うきうきと春をうねって万歩計/馬場江都
その通りです。健康のための徒歩に絶好の季節です。うねってが気に入りました。(評:河 ひろこ)

★ソプラノが四月の空気を震わせる/霧野萬地郎
明るい洒落た春の一日が広がります。(評:山野きみ子)

★砂を吐く蛤ぐるり向きをかえ/青海俊伯
潮干狩りに行った遠い日の砂にもぐる蛤を思い出しました。(評:山野きみ子)  

★地下街のさざめきのなか春は来ぬ/林緑丘
「さざめきのなか」に感じ取った春。人工的な地下街であれば、なおさらその発見が嬉しく愛しく思われますね。(評:宮地ゆうこ)
地下街というおよそ春とは縁遠いところに、春を感じたとは面白いですね。(評:田岡 弘)

★竹秋を抜けて現れたる郵便屋/田岡 弘
竹薮を抜けて郵便屋さんの現れて、のどかな田舎を感じます。(評:平野あや子)

★おぼろ夜や古き駅舎の赤煉瓦/右田俊郎

★旧道の紅柄格子や春日傘/池田和枝

★鶯の声透き通る夕しじま/岩本康子

★きょうの凪明日は明日なり夕蛙/能作靖雄

★廃鉱の山は花で満ちており/河 ひろこ

★早乙女の水に照らされ光る頬/宮地ゆうこ

▼選者詠/高橋正子
しっとりと湿り青葉の明けそろう
鳥声の重き若葉につつまれる
山椒洗い山椒の花の水に浮き