デイリー句会2002年 /第446回〜第451回


『第451回入賞発表(4月15日/選者高橋正子)』
選者/高橋正子 2002年4月16日(火) 8:17:14 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第451回入賞発表(4月15日/選者高橋正子)の最優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

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【最優秀/3句】

★こでまりの庭に往く風のこる風/宮地ゆうこ
往く風は、通り過ぎる風で、こでまりを大きく揺らす。通り過ぎた風のあとに、こでまりを小さく揺らす風がある。のこる風である。こでまりの枝のしなやかさがよく表現された。(評:高橋正子)
こでまりを揺らす風の動きを上手に表現されていて好きな句です。(評:山野きみ子)

★永き日の野辺の日時計正午指す/平野あや子
「永き日」「野辺の日時計」「正午」のどの言葉にも、長閑な明るさがあって、言葉と気持ちがよく一致している。日ごろ親しんでいる時計なのであろうか。(評:高橋正子)
長閑な田園風景ですね。日時計ではありませんが、安芸の野良時計を思い出しました。(評:田岡 弘)

★春深し土の匂いの強さかな/池田和枝
春も長けると、植物の生長もますます盛んになり、雨なども土によく沁み込んで、雨がりの日など強く匂うようになる。土の生命力を思うときである。足もとからの実感がよい。(評:高橋正子)

【優秀/17句】

★花言葉快活元気金魚草/堀佐夜子
楽しい句。「快活元気」であることが何よりも大事で、肉体は衰えても、精神は「快活元気」でありたいものです。(評:高橋信之)

★青葉蔭バイクの群れの笑顔美し/馬場江都
作者の素直な気持ちが「笑顔美し」という言葉となった。季語の「青葉蔭」に実感があって、読み手を納得させる。(評:高橋信之)

★筍の箱にこぼれる山の土/相原弘子
筍について来た山の土が、ほろほろ箱にこぼれている。筍についていた山の土は、山の匂いがして、筍のある山をじかに感じることができる。(評:高橋正子)

★日暮れ来て浪花の菜の花黄深く/小峠静水
「浪花の菜の花」の言葉のリズムがたのしい。浪花であるところが、菜の花を親しく気取らない花にしている。浪花の心は、「黄深く」のようにあたたかく人情深い。(評:高橋正子)

★葱坊主包む夕べの明りかな/多田有花
ひとり物事を楽しんでいるような葱坊主。頭が張り詰めて、ついに裂けている。そんなこんなが、夕べの明るさに、より浮き上がってきます。(評:相原弘子)

★雨上がり保育園より春の歌/冬山蕗風
なんのこだわりもなく、明るさを感じ青空を目にします。園児が皆、健やかです。(評:相原弘子)

<河口湖〜富士山五合目>
★春スキー富士の裾野を遥かにす/伊嶋高男
富士の五合目から春スキーを下にみる。その先の裾野は遥かにかすんでいました。春の富士の中道での大きな景観ですね。(評:霧野萬地郎)
雄大な富士の裾野のスキー、大きな景ですね。(評:山野きみ子)

★筍に糠の小袋輝ける/相原弘子
女の気の使い方。糠のつかいかた。流石です。(評:小峠静水)

★春宵に女優一人の芝居はね/山野きみ子
 「一人芝居」の持つ深さや濃さが、春宵のしっとりした空気に余韻となって流れます。女優はどなただったのでしょう。(評:宮地ゆうこ)

★春の夜の嵐に耳を澄ましたり/岩本康子

★巣鴉の尾っぽ見えたる若葉かな/碇 英一

★国道の流れ映せる植田かな/岩崎楽典

★夕暮れの淋しき刻や花水木/加納淑子

★アマリリス四花支える茎太し/やぎたかこ 

★種を蒔く菜園にわかに賑わしく/青海俊伯

★切り方を添えて粽のおすそ分け/脇美代子

<富士山五合目で光雅さんと話す>
★満願の遍路の歓び富士にまで/霧野萬地郎

▼選者詠/高橋正子
窓若葉旅の疲れの目にあふる
窓を占む若葉に沖の海の見えず
蓬の香芬々とする土手づたい
『お礼』
池田和枝 2002年4月16日(火) 11:14:47 削除・編集
『選句お礼。』
岩本康子 2002年4月16日(火) 20:31:14 削除・編集

『伝言板(3)』
主宰/高橋信之 2002年4月15日(月) 7:37:16 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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『お礼』
平野あや子 2002年4月15日(月) 9:16:43 削除・編集
『正子先生、田岡弘様、宮路ゆうこ様へ』
堀佐夜子 2002年4月15日(月) 14:0:54 削除・編集
『俊伯さんへ』
林 暁兵 2002年4月15日(月) 14:46:22 削除・編集
『ありがとうございました。』
相原弘子 2002年4月15日(月) 15:53:38 削除・編集
『お礼』
やぎたかこ 2002年4月15日(月) 18:29:36 削除・編集
『お礼』
碇 英一 2002年4月15日(月) 21:12:10 削除・編集
『正子先生、高男さん、けいじさん、蕗風さん、へ』
田岡 弘 2002年4月15日(月) 21:36:5 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2002年4月15日(月) 22:59:57 削除・編集
『選句御礼』
冬山蕗風 2002年4月18日(木) 22:49:26 削除・編集

『第450回入賞発表(4月12〜14日/選者高橋正子)@』
選者/高橋正子 2002年4月15日(月) 8:0:0 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第450回入賞発表(4月12〜14日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

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【最優秀/3句】

★大きもの隠されおりぬ八重桜/碇 英一
「八重桜」に隠された「大きもの」とは、作者の心に在る確かなもので、それを、かるがると言葉にした。存在としての詩である。(評:高橋信之)

★筍太し朝の山から届きくる/相原弘子
「山」とは、自分が日ごろ見ている山にある竹藪をさしているのだろう。朝の湿った土をつけて届いた筍のみずみずしさに対する驚きがある。(評:高橋正子)
朝、掘ったばかりの新鮮そのものの立派な筍に、季節のものを頂いた喜びがあふれています。(評:藤田洋子)

★お遍路の鈴はればれと山をゆく/下地 鉄
お遍路さんの鳴らす鈴の音が、「はればれと」しているのがよい。はればれとした心である。平坦な地ではなく、山道であるから、お遍路さんも、通りすがりの作者も、心の深いところで触れ合って行き違ったのであろうと思われる。(評:高橋正子)

【優秀T/7句】

★囀りの木々の間を直線に/日野正人
邪心のない、清潔な詩。下五の「直線に」は、簡潔な表現で、日本的な美は、こういった世界であろう。(評:高橋信之)

★燕来る真白き胸を上下に/青海俊伯
「上下に」には、技巧はないが、燕が来たという嬉しい感情が、飾らず表現されたよさがある。燕の「真白き胸」が印象に残る。(評:高橋正子)

★若芝に今朝のみどりの確かなる/宮地ゆうこ
若芝のみどりの美しさを、浮つくことなく確かな目で捉えたところがよい。「今朝のみどり」は、芝の葉先に露をつけ、朝日に透けて細やかな陰影を作っている若緑の芝生を想像させてくれる。(評:高橋正子)

★父の忌に続く母の忌つつじ燃ゆ/堀佐夜子
お父さんをお母さんを同じ季節に亡くされたのですね。そういう季節のつつじの燃えるような赤には、また思いがひとしおだと思います。(評:田岡 弘)

★どの道も海まで抜けて風光る/平野あや子
海へ続く道。海に関わる日々の生活が明るく好きな句です。(評:野田ゆたか)
全て海を目指している漁村?の小路に、春を迎えた喜びが感じられます。(評:田岡 弘)

★馬の瞳も緑に染めて草若葉/安増恵子
馬も人も牧場の緑を満喫している様子がよく分ります。大きな馬の瞳の句材がいいですね。(評:霧野萬地郎)
草を食む馬の瞳。恵子さんならではの観察ですね。親仔連れですか。(評:古田けいじ)

★梨の花抜けて祭の太鼓の音/やぎたかこ
真っ白な梨の花がじゅうたんのように咲く富山の地、祭り太鼓の音が梨の花を抜けて聞こえてきます。(評:平野あや子)
気持よい屋外の情景が、「梨の花」と「太鼓の音」で読者もそこへ誘います。(評:霧野萬地郎)
白い梨の花と祭太鼓の音。昔の山里の春祭の風景を思い出しました。爽やかな雰囲気が素敵です。(評:田岡 弘)

『第450回入賞発表(4月12〜14日/選者高橋正子)A』
選者/高橋正子 2002年4月15日(月) 8:2:18 削除・編集 スレッドの一覧・返信
【優秀U/22句】

★箸置きの桜の二輪宿の朝/脇美代子
桜とは宿の亭主も趣味が良い。(評:古田けいじ)
桜二輪の美しさに、情緒豊かな旅の宿が想像されていいですね。(評:藤田洋子)

★乳母車押し行く二人若葉影/岩本康子
 「二人」は若いご夫婦でしょうか。初々しさと希望にあふれた春の空気が、微笑ましい一家を祝福しているようです。(評:宮地ゆうこ)

★わが町に牛いて柿の若葉かな/加納淑子
以前の農家には庭づたいに牛舎と柿の木があった。柿の木に繋がれている牛。街騒に関わりのない生活臭が伝わってきて好きな句です。(評:野田ゆたか)

★桜漬けしずかに開く椀の中/藤田洋子
椀の世界に綺麗な春が描けていると思います。(評:霧野萬地郎)

★蟻ん子に別れの挨拶入園児/伊嶋高男
新入園の子らが、一日庭で遊んだ蟻さんに「バイバイ」といって帰る、4月の、あどけなく、楽しい風景のひとコマですね。「蟻ん子」という表現が効いています。(評:やぎたかこ)

★伏流は村のはづれに水芭蕉/磯部勇吉
豊かな自然の残る山村の景色は大切にしたいですね。(評:伊嶋高男)
伏流の水源の山と水芭蕉の取り合わせ。景が美しく好きな句です。(評:野田ゆたか)

★網たぐり遅日の海を帰港せし/平野あや子
一日の海の上での仕事から無事に帰る、緊張から解放される時、ほっとした味が出ていて好きです。(評:林 暁兵)
印象派の絵画のようですね。絵がぱっと目前に浮かびました。多田有花

★春告鳥北山杉の向こうから/古田けいじ
下五「向こうから」で遠近感が明確に出て、デンと座った句になったと思います。(評:林 暁兵)

★一木に鳴き尽くしてやうぐいす去く/碇英一
一木にうぐいすは鳴き尽くし、それを耳にするのも堪能しました。うぐいすが去っていった少し遠くが、なんとなく思われます。(評:相原弘子)
★麦の青揺れて幾すじ風の道/安増惠子
青々とした麦畑に風が吹き抜ける。風が表情を残す、いい風景です。(評:青海俊伯)

★若草を分けてたっぷり春の川/林 暁兵
水量の増した川の中州の若草でしょうか。たっぷりに躍動する春を感じます。(評:青海俊伯)

★枝先の若葉に触れればひんやりと/馬場江都

★鳥瞰の花の雲海濃かりけり/野田ゆたか

★目を病みし姉に燕の声届く/祝恵子

★口笛の弾む小径や花あけび/霧野萬地郎

★犬ふぐり玻璃のごとくに輝やきて/冬山蕗風

★残されて一枚の田の紫雲英かな/多田有花

★春浅き北の国へと旅に出る/右田俊郎

★本堂に一陣の風竹の秋/金子孝道

★一叢のこんもり重き竹の秋/山野きみ子

★菜の土手を跨ぐ鉄橋ごうごうと/岩崎楽典

★塀越しに蚕豆の花覗きけり/田岡 弘

▼選者詠/高橋正子
ぼうたんの花を吹きあぐ大き風
麦の穂に山嶺いよいよ遠ざかる
春の旅終ゆに山椒鰯買い
『有難う御座いました。』
磯部勇吉 2002年4月15日(月) 10:2:10 削除・編集
『有難うございました』
脇美代子 2002年4月15日(月) 10:49:2 削除・編集
『お礼』
藤田洋子 2002年4月15日(月) 11:58:11 削除・編集
『選句のお礼』
多田有花 2002年4月15日(月) 15:5:49 削除・編集
『有難うございます。』
岩本康子 2002年4月15日(月) 20:34:53 削除・編集

『伝言板(2) 』
主宰/高橋信之 2002年4月12日(金) 7:58:55 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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『正子先生へ』
加納淑子 2002年4月12日(金) 10:14:48 削除・編集
『ありがとうございました。』
霧野萬地郎 2002年4月12日(金) 11:47:11 削除・編集
『きみ子さん、たかこさん、萬地郎さん』
林 暁兵 2002年4月12日(金) 13:41:0 削除・編集
『正子先生ありがとうございました』
岩崎楽典 2002年4月12日(金) 14:10:16 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2002年4月12日(金) 14:45:14 削除・編集
『お礼』
平野あや子 2002年4月12日(金) 16:1:32 削除・編集
『ありがとうございます』
堀佐夜子 2002年4月12日(金) 19:28:26 削除・編集
『選句お礼』
冬山蕗風 2002年4月13日(土) 22:26:24 削除・編集

『第449回入賞発表(4月11日/選者高橋正子)』
選者/高橋正子 2002年4月12日(金) 8:9:53 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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【最優秀/3句】

★うぐいすの空気膨らせ鳴きにけり/碇 英一
うぐいすが、声を長く、のどかに鳴いている様子が、「空気膨らせ」で表現された。鶯の声が澄み通る空気が、晴朗である。(評:高橋正子)

★藤の花垂るれば風の走りけり/加納淑子
藤の花房が垂れて、房の先を、風がさらさらと漣のように通り過ぎる様子が、「風の走りけり」である。藤の花いろと、光の感じをはっきりと思い浮かばせてくれるいい光景である。(評:高橋正子)

★杏咲く畝にくっきり影落とし/やぎたかこ
杏の咲く村は、よく晴れて、のどかに杏の花に埋もれているのであるが、杏畑に近寄ってみると、一樹の影が、くっきりとしている。やさしい杏の花をつけて、一樹が、はっきり、くっきりしているのは、驚きである。(評:高橋正子)
杏の陰がくっきりと影を落とす午後の田園風景ですね。畝の土の明暗が夏の近づく季節を感じさせてくれます。(評:青海俊伯)


【優秀/13句】

★春日傘いつもの人が曲がる影/堀佐夜子
そろそろ日差も強くなって、日傘が欲しくなってくるころである。毎日お使いに通る人が、今日は日傘を差している。日傘を差す人は角をすでに曲がって、日傘の影が最後に残って角を曲がったのである。日常の何気ない光景に、季節が進むのを感じているのがよい。(評:高橋正子)

★囀りと朝日背にして今朝の道/安田明子
朝の出勤の爽やかな気持ちが、よく出ている。囀りとあたたかい朝日を背にして、今日も一日はつらつと働けることは、うれしい。(評:高橋正子)

★単線の果ては霞に飲み込まれ/岩崎楽典
単線が走るのどかな景色に、霞がたって遠くは消えている。旅の夢をのせてくれる線路の果てを思い見るのも楽しいが、今日の線路は、霞に飲み込まれて消えている。「飲み込まれ」によって、句に動きが生まれた。(評:高橋正子)

★早生玉葱うすくうすくと刃を入れぬ/相原弘子
新玉葱と同じでしょうか? 薄く薄く透明に近くスライスした玉葱にさっと何かをかけて食べたい気になります。弘子さんが栽培されたものでしょうか? (評:岩本康子)
新玉葱のサラダでしょうか。辛みのない透明感、美味しそうです。(評:山野きみ子)

★紫木蓮空に友達いるのかい/林 暁兵
軽妙な楽しい句。紫木蓮の観察が行き届いていますね。(評:霧野萬地郎)
濃い紫のほころびかけた花は空に語りかけているようですね。その姿に呼びかける暁平さんの軽み、いいですね。(評:山野きみ子)

★三椏の花まるまると五輪塔/霧野萬地郎

★おぼろ月夜風見の鶏も眠りの底/安増惠子

★訃報聞く受話器を置きて花の冷え/岩本康子

★花屑の散りばめられて玄関まで/日野正人

★山の辺に風の縺れて蝶生まる/平野あや子

★遠霞上毛三山煙りたり/山野きみ子

★流れると見えで水澄むせりの花/古田けいじ

★母の命日生家にありし紫木蓮/冬山蕗風

▼選者詠/高橋正子
 銀座三句
かがやいて銀座の空に花水木
風船の空へは飛ばず大道芸
 松屋
てんぷらの揚がるを待ちつ春の昼
『お礼』
やぎたかこ 2002年4月12日(金) 18:6:49 削除・編集
『ありがとうございました。』
碇 英一 2002年4月12日(金) 20:2:39 削除・編集
『選句のお礼。』
岩本康子 2002年4月12日(金) 23:2:59 削除・編集
『有難うございます。』
安田明子 2002年4月12日(金) 23:58:20 削除・編集

『伝言板(1)』
主宰/高橋信之 2002年4月11日(木) 10:17:43 削除・編集 スレッドの一覧・返信
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『正子先生、康子様』
岩崎楽典 2002年4月11日(木) 15:6:24 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2002年4月11日(木) 18:15:42 削除・編集
『正子先生、ありがとうございました』
田岡 弘 2002年4月11日(木) 20:10:49 削除・編集
『萬地郎さん、ありがとうございました』
田岡 弘 2002年4月11日(木) 20:16:26 削除・編集
『けいじ様』
相原弘子 2002年4月12日(金) 5:58:27 削除・編集
『正子先生へ』
加納淑子 2002年4月12日(金) 8:38:4 削除・編集

『第448回入賞発表(4月10日/選者高橋正子)』
選者高橋正子 2002年4月21日(日) 17:43:35 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第448回入賞発表(4月10日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

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【最優秀/3句】

★がっしりと藤棚作り房あまた/祝恵子
藤棚が、がっしりと作られて、たくさんの藤房を支えている。がっしりと支えられた藤が、端正な花房を揺らしている光景をありありと思い浮かべることができる。(評:高橋正子)
「がっしり」した藤棚にあふれるほどのうす紫。重たげな房の揺れまで見えるようです。(評:宮地ゆうこ)

★尾根越えの風膨らむや竹の秋/霧野萬地郎
植物が盛んに燃える季節、黄ばんで竹の秋を迎えている竹ばやしは、尾根を越える風を孕んで、ひとところ目立った存在である。「風膨らむ」が、凋落の時を豊かに生きる竹の姿をよく言い得ている。(評:高橋正子)
黄味がかった竹藪を風が膨らませている情景を捉えて詩的に表現されて見事です。(評:山野きみ子)

★歌声は公民館より八重桜/岩崎楽典
公民館のそばには、染井吉野に後れて八重桜が咲いている。窓が開け放たれて、歌声サークルの合唱の声がよく聞こえてくる。いい季節をむかえ、みんなの活動が伸びやかになっているのがいい。(評:高橋正子)
公民館と歌声と八重桜の取り合わせが絶妙だと思います。(評:岩本康子)

【優秀/10句】

★まどろみの中までさえずる山の朝/堀佐夜子
とても幸福な気持ちになれる句です。 佐夜子さんどこの山に行かれたのですか?(評:岩本康子)
山の朝の素晴らしさが十七文字に凝縮されて、生き生きと伝わってきます。(評:宮地ゆうこ)
初夏の頃の山の宿で聞く小鳥の声…いいですね。烏やドバトの鳴き声が混じってるのではないでしょうね。(評:伊嶋高男)

★ネーブルの香に訥訥と刃を進む/宮地ゆうこ
「訥訥と」がキー。不器用な人でなくとも、ネーブルの皮は滑って剥き難い。「香り」はすれど、なかなか剥けないもどかしさ。私の歳時記には「ネーブル」が載っていませんが、、。(評:霧野萬地郎)

★花びらが舞う青空の極みまで/安増惠子
残花の頃の花びらが虚空に吸いこまれてゆく感じを、鮮やかに描いていると思います。好きなイメージですね。(評:伊嶋高男)

★異国めく黄沙包めるわが町や/岩本康子

★春風をペダルで踏み踏み自転車生/日野正人

★飛び交える燕の群れの鳴きながら/岩本康子

★山桜刻を止めてひたと咲く/山野きみ子

★花吹雪寺の一隅作務衣干す/田岡 弘

★空時を告げゐる鶏や桃の花/磯部勇吉

★木の芽摺る匂いの密度濃ゆくなる/平野あや子

★枕抱き語らい楽し春の宵/青海俊伯

▼選者詠/高橋正子
こでまりを彼処にも活け夫と住む
松の芯そよぐ姿勢に伸び盛る
満目の穂麦のいろを車窓より
『お礼とお詫び。』
岩本康子 2002年4月11日(木) 8:54:33 削除・編集
『お礼』
平野あや子 2002年4月11日(木) 9:53:2 削除・編集
『有難うございます』
堀佐夜子 2002年4月11日(木) 9:54:51 削除・編集
『ありがとうございます』
祝恵子 2002年4月11日(木) 22:57:38 削除・編集
『お礼』
山野きみ子 2002年4月11日(木) 16:48:15 削除・編集
『有難う御座いました。』
磯部勇吉 2002年4月11日(木) 18:0:29 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2002年4月12日(金) 0:20:25 削除・編集

『第447回入賞発表(4月8〜9日/選者高橋正子)@』
選者高橋正子 2002年4月11日(木) 4:48:13 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第447回入賞発表(4月8〜9日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

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【最優秀/3句】

★背に重き筍ありて谷の風/宮地ゆうこ
筍掘りの景は、テレビでも放映されているが、この句は、それらとは違って、実感がある。背に「重き」であり、頬に吹く「風」であり、五感が捉えた真実がある。 (評:高橋信之)

★遠浅の浜に人あり散る桜/多田有花
手前に散り急ぐ桜を、遠くの浜に人を置いて、遠近感がよく出た風景と思います。存分の春の光が感じられるのが、何よりもいいと思います。(評:高橋正子)

★薬屋に貰う六角紙風船/池田和枝
富山の売薬さんの紙風船ですか。今も全国へ行商に出かけているようですね。私も子どもの頃にもらった売薬さんの六角紙風船が懐かしいです。 (評:やぎたかこ)

【優秀T/5句】

★アネモネの茎の長さを瓶の中/脇美代子
作者の眼がいい。眼を凝らしているのである。(評:高橋信之)

★川堤紫深き花薊/ 小原亜子
「紫深き」に詩がある。作者の感動がある。(評:高橋信之)

★花蕊や濡れて季節の終わり告げ/青海俊伯
「花蕊が濡れて」は、もちろん雨に濡れてですが、ふいに振り出す雨など想像できて、春も終わり、新しく初夏を迎える気持ちが、よくでていると思います。(評:高橋正子)

★高台の土の明るさ松の蘂/相原弘子

★新学期みな新しく登校す/堀佐夜子
『正子先生へ』
堀佐夜子 2002年4月11日(木) 10:3:53 削除・編集
『ありがとうございます。』
池田和枝 2002年4月11日(木) 14:42:21 削除・編集
『有難うございます』
脇美代子 2002年4月11日(木) 20:10:19 削除・編集
『お礼』
宮地ゆうこ 2002年4月12日(金) 0:14:42 削除・編集
『ありがとうございました』
相原弘子 2002年4月12日(金) 5:53:17 削除・編集
『ありがとうございました!』
多田有花 2002年4月12日(金) 23:35:18 削除・編集

『第447回入賞発表(4月8〜9日/選者高橋正子)A』
選者高橋正子 2002年4月11日(木) 4:48:54 削除・編集 スレッドの一覧・返信
【優秀U/15句】

★花屑の囲む楕円や水たまり/やぎたかこ
桜の花びらの光景も様々見ますが、水たまりの端に桜の花びらが寄って楕円形を作っているのは、言われてみると、新鮮です。「楕円」という数学的な言葉が、自然の情緒をあらわす「花屑」とともに使われて句がシャープになっていると思います。(評:高橋正子)

★香りくる木の芽美しちらしずし/藤田洋子
「木の芽美し」が、風のある明るい春をよく言いえていると思います。この感覚は、洋子さん独特のうるおいのある感覚と思います。(評:高橋正子)

★崖下に妻を残してたらめ摘む/古田けいじ
「崖下に妻を残して」に、たらの芽の有り場所がよくわかり、その上妻への優しさがあって、読み手の私も、崖下で、無事たらの芽が摘まれるのを、待っている感じです。(評:高橋正子)

(淀川の花見舟)
★行き交えば手を振り交わす花見舟/霧野萬地郎
ほのぼのとした情景ですね。爛漫と咲きそろう桜、その下を行く舟、そんな舟の上の人になったときは、行き交う向こうの舟の人にも笑顔で手を振ってしまいますね。(評:多田有花)

★こでまりや廊下を歩く変声期/吉田晃
中学生を変声期と云う事で、小学生徒との違いが見事に表されています。新しい学校での変わらぬエネルギッシュなご指導を期待しております。(評:霧野萬地郎)

★息とめている八重桜の色の中/加納淑子

★初蝶やくるりと我を行きにけり/磯部勇吉

★雨音に紛れて降りし桜蘂/田岡 弘

★菜の花の香りを乗せて土手の風/岩崎楽典

★残雪の白根三山桃日和/伊嶋高男

★チューリップ真紅の器の透き通る/右田俊郎

★アネモネを叔母の墓前に供えたり/岩本康子

★そよ風に揺れるがままに桜草/冬山蕗風

★蒲公英の絮をとばせし風渉る/平野あや子

★鳥雲に渡り大工の早仕舞い/小峠静水
『第446回入賞発表/選者高橋信之@』
選者高橋信之 2002年4月8日(月) 10:43:21 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第446回入賞発表(4月1〜7日/選者高橋信之)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀】

★筍を袋に深く提げてくる/相原弘子
弘子さんらしい句。「深く」がとてもリアルです。(評:高橋信之)

★ふるさとの海の暗さや達治の忌/安丸てつじ
達治の詩を思い起こさせる佳句である。大阪生まれの三好達治は詩人とし
て著名。その忌日は、4月5日である。(評:高橋信之)

★長江を直角に曲げ山笑う/霧野萬地郎
中七「直角に曲げ」が大胆で句を大きくしていると思います。素晴らしい!! (評:林 暁兵)

【優秀T/5句】

★暁の枇杷の若葉の総立ちに/碇 英一
枇杷の若葉は、花がそうであったように、ひそかです。目立ちません。そして心惹かれます。(評:相原弘子)

★初蝶の低く大空青々と/山野きみ子
「低く」が効きました。拡がりがあって大きな俳句ですね。(評:高橋信之)

★光りつつ欅新芽の健やかに/山野きみ子
「健やかに」が実感のある言葉となっている。読者を嬉しくさせてくれる
句。(評:高橋信之)

★じゃがいもの土割って出る濃き緑/右田俊郎
写生が素直なので、作者の喜びが伝わってきます。好きな句です。(評:高橋信之)

★夜桜の大きさへ一人づつ吸われ/相原弘子
「一人づつ吸われ」ていく恍惚と恐れ。あまりに美しい桜の夜は、妖しいものを見てしまいそうです。(評:宮地ゆうこ)
『ありがとうございました』
相原弘子 2002年4月8日(月) 18:23:55 削除・編集
『信之先生、高男さま』
安丸てつじ 2002年4月8日(月) 21:58:24 削除・編集
『弘子さんへ,』
岩本康子 2002年4月8日(月) 22:1:19 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2002年4月8日(月) 23:7:49 削除・編集
『信之先生』
山野きみ子 2002年4月9日(火) 21:2:12 削除・編集
『お礼』
碇 英一 2002年4月11日(木) 20:32:29 削除・編集

『第446回入賞発表/選者高橋信之A』
選者高橋信之 2002年4月8日(月) 22:3:42 削除・編集 スレッドの一覧・返信
【優秀U/15句】

★辞令書の白き重みや花吹雪/日野正人
作者の強い実感がいい。いい生活からいい俳句が生まれる。(評:高橋信之)

★春耕や畝のカーブが幾列も/日野正人
春がやってきました。「春耕」の風景がしなやかに広がって、作者もしな
やかです。(評:高橋信之)

★春大河雲の去来の影の疾し/伊嶋高男
大きな風景を捉えました。読み手をひろびろとした世界に連れ出してくれ
ます。(評:高橋信之)

★石置けば二手に別れ花筏/伊嶋高男
何故か当たり前の事が、苦しまないで良い俳句なるん  だね 感性の違いながら、鋭くせまる。(評:小峠静水)

★初蝶の羽を休めて影を持つ/野田ゆたか
「初蝶」の静かに力を溜めている様子がいいですね。お休みが長かったので、気がかりでしたが、ご投句を拝見して、ほっと致しました。水煙ネットへのご協力、ご支援をよろしくお願いします。(評:高橋信之)

★天空に垣はなきもの桜舞う/大石和堂
舞い散る桜はどこまでいくのでしょう。花びらと一緒に舞い飛んでみたいですね。(評:脇美代子)

★登り来し路地の奥まで花の雨/石井信雄
路地の奥までが満開の花。雨は無情ですね。のぼりきて、一休み間もなく雨はまだ続く。(評:小峠静水)

★引き潮に始まる今日の花筏/古田けいじ
海への花筏の流れが見える。「引き潮」は良い措辞ですね。(評:霧野萬地郎)

★何かしら嬉しき予感木の芽晴れ/堀佐夜子
このような日は本当にいい。大事に過ごしたい日です。(評:相原弘子)

★ひと日だけ花にまみれて都人/河 ひろこ
「ひと日だけ」にとても実感があります。東京でお会いできてよかったですね。(評:高橋信之)

★薄霞内濠貫く高速道/岩崎楽典
大都会の風景をうまく捉えましたね。「内濠」と「高速道」の取り合わせ
が成功しました。(評:高橋信之)

★田を鋤けば水の流れの新しき/宮地ゆうこ
的確な写生で、それが幸いして新鮮である。生産的で、いい生活から生ま
れた。(評:高橋信之)

★ガヤガヤと地下鉄車輌に四月来ぬ/林 暁兵
平明でユニークな句。下五の「四月来ぬ」がいい言葉である。(評:高橋信之)

★葉桜や神戸はまこと坂の街/堀佐夜子
晩春の神戸の風景を詠って絶妙です。生田の杜も日増しに緑濃くなるでしょう。(評:安丸てつじ)

★ひさかたの祖国の雪を顔で受く/林 緑丘
「ひさかた」ですね。お帰りなさい。お待ちしていました よ。(評:高橋信之)