デイリー句会2002年/第436回〜第441回


『第441回入賞発表/選者高橋正子@』
選者/高橋正子 2002年3月11日(月) 10:18:53 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第441回入賞発表(3月08〜10日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★旅立ちや日向水木の浅黄色/伊嶋高男
裏山に「土佐水木」があるのですが、日向水木は今調べて、その明るさ、大らかさになるほど「旅立ち」だなあと、一人頷いています。(評:宮地ゆうこ)

 第十三番札所大日寺
★宿坊の春水汲みてシャツ洗う/守屋光雅
お元気でお遍路の旅のご様子、宿坊での一呼吸の後は、冷たいけれど春水での洗濯、充実の一日。ご苦労様です。(評:祝恵子)

★囀や庭いっぱいに白き干す/宮地ゆうこ
光りと心地よい風に、囀りは尽きそうにもありません。庭いっぱいに干した白き物も、柔らかく乾き、眩しいほどです。(評:相原弘子)
春になると着る物の色も白いものが多くなってきます。囀のあふれる庭で白い洗濯物を干す光景に、春を迎えた喜びと明るさを感じます。(評:田岡 弘)
さえずりの声に春の明るい日差しの庭いっぱいに、白い洗濯物を干す。春のうれしさが溢れています。(評:八木孝子)
小鳥の囀りのなかで、洗濯物の白が日に眩しく風にはためいて、長閑な春の景ですね。(評:安田明子)

【優秀T/8句】

★黄沙降る永き一日暮れにけり/岩本康子
「永き一日」が暮れ、内面の静かな充実がある。中国大陸で私が体験した「黄沙」は、凄じいもので、すぐ先が見えない。日本の「黄沙」は、それとは違って静かである。(評:高橋信之)

★故郷と言うところ無し杉菜の子/堀佐夜子
自分の思いを率直に語って言葉が浮いていないのは、季語「杉菜の子」の働きによるもので、拡がりと深みがある。(評:高橋信之)

★どっしりと太く芽吹きを待つ銀杏/古田けいじ
銀杏の大木の今の様子。少し遅れてすばらしい色のドラマを見せてくれるでしょう。(評:霧野萬地郎)

★母の字の種袋開け陽の匂い/宮地ゆうこ
去年の種を丁寧に取り、袋に入れて名前を書かれたお母様の字、それを取り出す時のあたたかい気持ちと、陽の匂いを感じているゆうこさんがいます。(評:祝恵子)

★日時計を囲みて芝の青みたり/岩崎楽典(信之添削)

★スキップの小学生に木の芽風/加納淑子

★立山の残雪空に濃く光る/八木孝子

★囀りに電動自転車充電中/小峠静水


『第441回入賞発表/選者高橋正子A』
選者/高橋正子 2002年3月11日(月) 10:17:25 削除・編集 スレッドの一覧・返信
【優秀U/21句】

★五風十雨春の岬へ長き道/伊嶋高男
「五風十雨」と「岬へ長き道」の取り合わせがいい。季語としての「春」が生きた。「五風十雨」は、五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降る、という気候の順調なことを意味しているのだが、それを象徴的に解すれば、日々さまざまな出来事が次から次へと起こるのを日常とし、それが当たり前と思えば、「日々是平安なり」である。いい心境の句である。「五風十雨」は、辞書では探し難いが、インターネットの検索では容易である。(評:高橋信之)

★結びくじ付けたるままに芽吹き出す/藤田洋子
くじと芽吹きの取り合わせに季節の速さを感じます。自然は着実に約束を繰り返しているのですね。 (評:宮地ゆうこ)

★春はやて龍馬は右手ふところに/田岡 弘
疾風と竜馬の組み合わせがよい。あの銅像は有名ですね。(評:安丸てつじ)

★日は永しなにか蹴ってははしゃぐ声/相原弘子
はしゃぐ声は子供らですね。学校や幼稚園から帰ってもまだ外は明るく遊んで居られます。日は永しです。子供達は何にでも嬉しそうに笑い声を立てます。私達もああでしたですね。(評:堀佐夜子)
子供達の歓声は平和そのものですね。(評:安田明子)

 第十八番札所恩山寺
★猫柳活けてある寺の納経所/守屋光雅
寺に納められる写経にも、活けてある猫柳にもその人の姿が二重写しに見えて来るように感じられました。(評:福田由平)

★蓬摘むエプロンの端ふくらませ/山野きみ子
早春の風の冷たさが心楽しく詠われていると思いました。(評:伊嶋高男)

★白れんの開きて青き空に揺れ/岩本康子

★耕人の白き二の腕空晴るる/金子孝道

★クリスマスローズ優雅に開く春/安丸てつじ

★残るもの白鳥もいて餌をもらう/祝恵子

★華やぎの似合う人なり白木蓮/右田俊郎

(東御苑:諸国やきものめぐり)
★黒釉(こくゆう)の京焼き窓に白椿/霧野萬地郎

★触れてみるチューリップの蕾のふくらみに/安田明子

★沈丁花鼓動にじっと耳すます/福田由平

★花菜和え野原に生まれし風入れて/吉田 晃

★海光に磯菜青みて潮の引く/平野あや子

★通学路つくし手に手に戻る子ら/池田和枝

★職場出る外の明るさ日脚のぶ/冬山蕗風

★薄氷踏めば我が身の音を知る/河 ひろこ

★雲雀鳴く深き空には果てがなく/安増惠子

★風光るベンチの人はヘッドフォン/林 暁兵

▼選者詠/高橋正子
三椏の花が疎水をやわらかに
春風に琵琶湖疎水の下る音
三門より松の春へと鳥が飛ぶ

『ありがとうございました』
田岡 弘 2002年3月11日(月) 10:36:26 削除・編集

『第441回句会コメント賞発表』
選者/高橋信之 2002年3月11日(月) 7:44:46 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第441回句会コメント賞発表(3月8〜10日/選者高橋信之)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投稿者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀コメント/3名】

★相原弘子評
囀や庭いっぱいに白き干す/宮地ゆうこ
光りと心地よい風に、囀りは尽きそうにもありません。庭いっぱいに干した白き物も、柔らかく乾き、眩しいほどです。
夕暮れて沈丁花良く匂う道/堀佐夜子
沈丁花が咲き匂う頃の夕暮れは、空気も、残る明るさも厚ぼったく、持て余すかです。夜に入ってもしばらくはあの香りが、そこを離れません。

★宮地ゆうこ評
声かけて若布すだれをくぐりたる/平野あや子
一面に干された若布。緑が陽に透け匂い立つ。「くぐりたる」で、声と景色がぐんと目の前にやってきました。
旅立ちや日向水木の浅黄色/伊嶋高男
裏山に「土佐水木」があるのですが、日向水木は今調べて、その明るさ、大らかさになるほど「旅立ち」だなあと、一人頷いています。
結びくじつけたるままに芽吹き出す/藤田洋子
くじと芽吹きの取り合わせに季節の速さを感じます。自然は着実に約束を繰り返しているのですね。
春灯に朱き割子を重ねけり/伊嶋高男
「わんこ蕎麦」でしょうか。春灯に、使い込んだ朱の椀が柔らかい艶を見せ、美味の後の安らぎを感じますね。

★田岡 弘評
囀や庭いっぱいに白き干す/宮地ゆうこ
春になると着る物の色も白いものが多くなってきます。囀のあふれる庭で白い洗濯物を干す光景に、春を迎えた喜びと明るさを感じます。
白れんの朝の白さを深呼吸/加納淑子
当地でも白いもくれんが咲き始めているのを見ますが、枯れ枝に大きな花びらだけが付いているのを見ると、本当に清々しく感じます。春浅い朝の清々しさともくれんの花の白さのの中での深呼吸は、とても気持ちが良いでしょうね。
声かけて和布すだれをくぐりたる/平野あや子
和布の季節を迎え、活気にあふれる浜辺の様子がよく分かります。和布や潮の香りも漂ってきそうです。
問いかけに少年無口蝌蚪の紐/加納淑子
不確かな少年の心と、これまた不確かに水にたゆたう蝌蚪の紐との、絶妙の取り合わせが素敵です。 
啓蟄や釘打つ音の遠くから/伊嶋高男
地中に居て何も分からない虫達が啓蟄に顔を出すのは、神の打つ知らせの音を聞いているのかも知れません。そんな気にさせる句です。


【優秀コメント/9名】

★八木孝子評
囀や庭いっぱいに白き干す/宮地ゆうこ
さえずりの声に春の明るい日差しの庭いっぱいに、白い洗濯物を干す。春のうれしさが溢れています。
春の影杖つき歩く姿かな/守屋光雅
一日一日、杖をつきながらのお大師様との旅の姿、春の日に歩く濃いかげを追いながら自らとの対話をしていらっしゃることでしょうか。道中の安全をお祈りしています。

★霧野萬地郎評
茎立を割ればこぼれる花の粒/宮地ゆうこ
蕾がこの茎立には詰まっていたのだろう。これからの春が溢れ出るような気にさせる。
どっしりと太く芽吹きを待つ銀杏/古田けいじ
銀杏の大木の今の様子。少し遅れてすばらしい色のドラマを見せてくれるでしょう。

★安田明子評
日は永しなにか蹴ってははしゃぐ声/相原弘子
子供達の歓声は平和そのものですね。
囀りや庭いっぱいに白き干す/宮地ゆうこ
小鳥の囀りのなかで、洗濯物の白が日に眩しく風にはためいて、長閑な春の景ですね。

★堀佐夜子評
日は永しなにか蹴ってははしゃぐ声/相原弘子
はしゃぐ声は子供らですね。学校や幼稚園から帰ってもまだ外は明るく遊んで居られます。日は永しです。子供達は何にでも嬉しそうに笑い声を立てます。私達もああでしたですね。
おぼろ夜にコンテナ列車の影走る/安増惠子
長々とコンテナ列車が通って行く音を聞き、空にはおぼろ月が出ている、きっとそよ風も有ることでしょう。春の夜だから。

★安丸てつじ評
春はやて竜馬は右手ふところに/田岡 弘
疾風と竜馬の組み合わせがよい。あの銅像は有名ですね。

★伊嶋高男評
蓬摘むエプロンの端ふくらませ/山野きみ子
早春の風の冷たさが心楽しく詠われていると思いました。

★祝恵子評
宿坊の春水汲みてシャツ洗う/守屋光雅
お元気でお遍路の旅のご様子、宿坊での一呼吸の後は、冷たいけれど春水での洗濯、充実の一日。ご苦労様です。
母の字の種袋開け陽の匂い/宮地ゆうこ  
去年の種を丁寧に取り、袋に入れて名前を書かれたお母様の字、それを取り出す時のあたたかい気持ちと、陽の匂いを感じているゆうこさんがいます。

★平野あや子評
旅に出よう桜前線さがしつつ/脇 美代子
今年の開花は10日も早いとか、まさしく旅心を誘われます。

★福田由平評
猫柳活けてある寺の納経所/守屋光雅
寺に納められる写経にも、活けてある猫柳にもその人の姿が二重写しに見えて来るように感じられました。
『ありがとうございました』
田岡 弘 2002年3月11日(月) 9:24:27 削除・編集

『第440回入賞発表(3月7日)』
選者/高橋正子 2002年3月10日(日) 1:24:25 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第440回入賞発表(3月7日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★白れんの眩しさのある道へ歩を/霧野萬地郎
白もくれんの白い輝きを、そのまま身に感じて、その道へ自然に歩を向けたという作者の自然の姿が句となった。(評:高橋正子)

★切り出しの木の積まれ春日の駅/祝恵子(信之添削)
駅に積まれた山出しの原木が、春日の中に香を放っている。駅に集められて、これから原木の旅が生きいきと始まると思うと楽しい。(評:高橋正子)
山の香りで駅を発つものが生き生きしてきます。その木々も材木となって「新生活」を始めることになるのですね。(評:宮地ゆうこ)

★真四角に春日差し込む議場かな/青海俊伯
議場を詠んだ俳句はめずらしいが、気負ったり、膨らませたところがなく、議場を自然体で詠んでいる。春日の差す明るい普通の四角な議場は、庶民感覚に近い議場であろうと思う。(評:高橋正子)

【優秀T/5句】

★青空に梅の花びら風のまま/安田明子
清潔感のある句。「風のまま」で梅の花に動きが出た。(評:高橋正子)

★銀色の風を招きて猫柳/岩崎楽典
猫柳を吹く風を、感覚的に「銀色」と把握した。それによって風の光り具合、水の光り具合を、くっきりとイメージに留めることができる。(評:高橋正子)

★沖荒れて海苔の粗朶には近づけず/平野あや子
春寒い沖がリアルに詠まれた。よいお天気なら、海苔粗朶の海はのどかに春の光りに輝くのだろうが、今日は荒れてそんな様子もない。海の変化が日々の気持ちに取り込まれている生活が見える。(評:高橋正子)

★母活けし水仙つましく玄関に/岩本康子
「つましく」は、「つつましく」ではない。「つましく」は、「質素に」ということであって、「控えめに」ではない。母の生活が「つましく」あることを見届けた作者に、母へのいたわりと感謝がある。(評:高橋正子)

 十二番札所焼山寺
★蕗の薹今日のお寺は未だ遠い/守屋光雅
お遍路も十二番目となると、遍路歩きの疲れが出始める。今日のお寺が山道で、なかなかなのであるが、道に蕗の薹のさやかな緑を見つけたりしながら、遍路を続けている。心の座りようの確かさが頼もしい。(評:高橋正子)

【優秀U/12句】

★ごうごうと春一番の山の中/宮地ゆうこ
南に海が広がる山地の春一番ですね。ごうごうという音が自然の力を表しています。都会の強風もきびしいですが、ガラス戸をガタガタいわせたりと人工的ですね。(評:伊嶋高男)

★黄を咲かせ狭庭にひそとクロッカス/冬山蕗風(正子添削)

★旅疲れ少しやはらぎ春灯る/池田和枝

★初蝶は視線の外へと飛びたがり/小峠静水

★啓蟄の空き地に測量のヘルメット/林 暁兵

★城垣に寄れば風止む犬ふぐり/古田けいじ

★芽の太る桜の下を通り抜け/相原弘子

★永き日の水音ばかり光けり/吉田 晃

★木々芽立つ萌黄の先の青い空/山野きみ子

★ムスカリの犇きあって花開く/堀佐夜子(正子添削)

★新聞に眼鏡を替えて暖かし/田岡 弘

★囀やまだ新しき犬の絵馬/加納淑子

▼選者詠/高橋正子
東山・慈照寺3句
春苔のみどり深きに泉落つ
池水に白さ揺らぎて春障子
高垣を椿落つなり目にふかく
『お礼』
平野あや子 2002年3月8日(金) 9:37:47 削除・編集
『ありがとうございました』
田岡 弘 2002年3月8日(金) 12:46:11 削除・編集
『選句お礼』
相原弘子 2002年3月8日(金) 14:35:40 削除・編集
『有難うございました』
宮地ゆうこ 2002年3月8日(金) 17:8:24 削除・編集
『ありがとうございます』
祝恵子 2002年3月8日(金) 18:18:8 削除・編集
『選句御礼』
青海俊伯 2002年3月8日(金) 18:31:10 削除・編集
『お礼』
堀佐夜子 2002年3月8日(金) 23:12:51 削除・編集
『有難うございます。』
岩本康子 2002年3月9日(土) 8:16:0 削除・編集
『有難うございます』
安田明子 2002年3月9日(土) 8:17:41 削除・編集
『選句お礼』
石井信雄 2002年3月9日(土) 10:56:41 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2002年3月9日(土) 11:6:10 削除・編集
『祝恵子様へ』
岩本康子 2002年3月9日(土) 12:17:47 削除・編集
『選句のお礼』
冬山蕗風 2002年3月10日(日) 23:35:40 削除・編集

『第440回句会コメント賞発表』
選者/高橋信之 2002年3月8日(金) 5:30:0 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第440回句会コメント賞発表(3月7日/選者高橋信之)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投稿者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀コメント】

★宮地ゆうこ評
切り出しの木の積まれおる春の駅/祝恵子
山の香りで駅を発つものが生き生きしてきます。その木々も材木となって「新生活」を始めることになるのですね。

【優秀コメント/3名】

★青海俊伯評
啓蟄の雀の頭飴の色/小峠静水
いよいよ春です。雀も大人の仲間入り,飴色が躍動する時を感じさせます。
春めいて草かげの色ゆるみけり/小原亜子
よく見つめていないと判らないほど少しずつ草色が明るくなってきています。気が付けばもう春は足元まで来ているようです。

★伊嶋高男評
ごうごうと春一番の山の中/宮地ゆうこ
南に海が広がる山地の春一番ですね。ごうごうという音が自然の力を表しています。都会の強風もきびしいですが、ガラス戸をガタガタいわせたりと人工的ですね。
スミレ描く空色絵の具たっぷりと/池田和枝
いよいよスミレの花咲く季節の到来ですね。低い山道をぶらぶらと登りながら道端のスミレを見るのは、これからの楽しみのひとつです。

★田岡弘評
なまこ壁つづく路地うら春灯/石井信雄
路地裏に足を踏み入れると、そこには昔見慣れたゆったりとした光景が残っている。柔らかな言葉や句の調べに、春の朧を感じます。
水音を辿りてゆけば遅き梅/宮地ゆうこ
少し山に差し掛かると、小さなせせらぎに出会います。春を告げるその水音を辿って登って行くと、そこには梅の花が芳香を放っている。山の奥に春を見つけた喜びを感じました。
『御礼』
宮地ゆうこ 2002年3月8日(金) 16:59:24 削除・編集

『第439回入賞発表(3月6日)』
選者/高橋正子 2002年3月7日(木) 8:24:16 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第439回入賞発表(3月6日/選者高橋信之)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★ポピーの束を解きつつ楽しき旅語る/霧野萬地郎
ポピーの花の軽さ、可憐さを手元に置いて、楽しい旅を語る。それを共に楽しむ作者は、ポピーの花のように軽く、その茎の湾曲のようにしなやかな心の持ち主と言える。(評:高橋正子)
「ポピー」はもうそれだけで楽しい花。花の存在を楽しさの真ん中に輝かせて、とても豊かで好きな句です。(評:宮地ゆうこ)
ポピーの花色の明るさに旅の語らいの楽しさが加わり、心弾むような春らしさがいいですね。(評:藤田洋子)

★花樒川も空気も流れくる/相原弘子
目立たない花にも花の季節がある。樒が咲く所を小川が輝き流れ、早春の空気も流れてくる。明るくて薄ら寒さの残る今日この頃のことが、よく詠まれている。(評:高橋正子)
静かに盛りを過ぎていく花樒。こんなにさりげなく心に刻んでやればよいのですね。花に向き合う心、いつも大切な物を教えて頂きます。(評:宮地ゆうこ)

 十番札所切幡寺
★菜の花に札所の道をたずねけり/守屋光雅
菜の花の盛りの中に迷い出た遍路は、自分で道を確かめながら、菜の花を楽しむことになる。遍路旅の緊張の中にも、天に時を任せたおおらかさがある。(評:高橋正子)
無事に続けられているご様子何よりです。菜の花が真っ盛りの巡礼の道。分かれ道のところの菜の花畑で、一寸東北訛りの光雅さんが道を尋ねている風景が浮かびました。(評:古田けいじ)
遍路道、少し迷われたのでしょうか。花菜道をゆく自然との一体感を感じます。このところ雨の多い肌寒さですが、ご不便はないでしょうか。毎日、感動をありがとうございます。(評:藤田洋子)
しばし、立ち止まっている守屋さんが見えてきます。菜の花もたくさん咲いているのでしょう。みちのくとの温度差を感じていることと思います。(評:河ひろこ)

【優秀T/6句】

★スミレ描く空色絵の具たっぷりと/池田和枝
スミレは、空色をたっぷりと使って描きたい花である。鉛筆の線描きをはみ出た水彩の空色を思う。(評:高橋正子)

★鳥雲に入る北国の放映さる/堀佐夜子(正子添削)
北国の鳥が帰ってゆく様子である。放映された雲に入鳥にも別れが惜しまれる。一冬をともに過ごした北国の人たちにも春が訪れる。(評:高橋正子)

★啓蟄の石橋乾く雨催い/伊嶋高男
啓蟄となると、空気が潤ってくる。これまで乾いていた石橋も、啓蟄の雨を待っている。(評:高橋正子)

★ビルを背にパンジー咲けり昼休み/岩崎楽典
オフィス街の昼休みの光景が、のどかに捉えられている。思い思いに昼休みをとる人たちがのびやかに描かれている。(評:高橋正子)

★遠くより風にミモザの黄がはじけ/藤田洋子(信之添削)
ミモザは遠くに揺れているほうが、素直に見ることが出来ます。時に黄を濃く揺らすのを見ると、思わぬものを見る思いになります。(評:相原弘子)

★啓蟄や土の匂いのおおらかさ/青海俊伯
地虫達が活動出来るように、土の匂いにもこの時期は寛容さが感じられる。そんな春の様子を気持良く表している。(評:霧野萬地郎)

【優秀U/14句】

★菜の花の上に海ある岬かな/脇美代子
黄色い菜の花の上に青い海が、その上には晴れ渡った青い空が。そして遙か先には岬が・・・。実に気持ちの良い春の光景です。(評:田岡 弘)
岬の先端の菜の花畑。畑から見ると丸い水平線が、菜の花の上に見える格好である。菜の花の黄色、海の紺、空の青がいいコンストラストをしています。(評:古田けいじ)
海の側の菜の花畑でしょうか。一面の菜の花の黄色と海の青さが明るいコントラストをなして見事です。春の幸せを感じる風景ですね。(評:多田有花)

★啓蟄や花を小振りに活け替える/相原弘子
「啓蟄」と「花を小振りに」との取り合わせは意外でした。でも、小振りな花と啓蟄とに微妙な響き合いを感じます。(評:田岡 弘)
二十四気の節目以上に啓蟄は新しい動きを感じる。部屋の雰囲気を生け花で変え、その節目を人としても表した。(評:霧野萬地郎)

★雨粒を載せて芍薬芽を伸ばす/古田けいじ
芍薬の芽は赤くて雨粒もさぞ綺麗だった事でしょう。春本番です。(評:堀佐夜子)

★房総の浜は安らぎうららなり/祝恵子

★春風に吹かれて雲に呼びかける

★春菜の芽肥えた土より勢いよく/冬山蕗風(正子添削)

★春の雨畝間に残り日に光り/安田明子

★行き過ぎて沈丁の花の匂いする/福田由平

★屋根裏に春の気配のきしむ音/河ひろこ(信之添削)

★馬刀とりの春夕焼けに顔を染め/安増惠子(信之添削)

★雨あがる薔薇の芽に水晶の玉/加納淑子

★ものの芽の土塊弾くそこらじゅう/宮地ゆうこ

★荷の重き旅になりけり青き踏む/脇美代子

★ふるさとに連なる今朝桃おぼろ/小峠静水

▼選者詠/高橋正子
 東山・慈照寺3句
馬酔木咲きしずけきものに山の路
泉落つ春の滴りともなりて
杉木立春の朝日のしろかねに
『ありがとうございます。』
池田和枝 2002年3月7日(木) 15:6:6 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2002年3月7日(木) 15:17:9 削除・編集
『お礼』
祝恵子 2002年3月7日(木) 16:41:59 削除・編集
『お礼』
堀佐夜子 2002年3月7日(木) 18:13:58 削除・編集
『ありがとうございます』
藤田洋子 2002年3月7日(木) 21:52:36 削除・編集
『有難うございます。』
安田明子 2002年3月7日(木) 23:3:14 削除・編集
『ありがとうございます』
河 ひろこ 2002年3月7日(木) 23:5:49 削除・編集
『選句のお礼』
伊嶋高男 2002年3月7日(木) 23:31:55 削除・編集
『選句お礼』
冬山蕗風 2002年3月7日(木) 23:53:24 削除・編集
『有難うございました』
宮地ゆうこ 2002年3月8日(金) 0:9:40 削除・編集
『御礼』
福田由平 2002年3月8日(金) 0:13:32 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2002年3月8日(金) 0:19:31 削除・編集

『第439回句会コメント賞発表』
選者/高橋信之 2002年3月7日(木) 6:24:25 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第439回句会コメント賞発表(3月6日/選者高橋信之)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投稿者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀コメント/3名】

★田岡 弘評
啓蟄や花を小振りに活け替える/相原弘子
「啓蟄」と「花を小振りに」との取り合わせは意外でした。でも、小振りな花と啓蟄とに微妙な響き合いを感じます。
菜の花の上に海ある岬かな/脇美代子
黄色い菜の花の上に青い海が、その上には晴れ渡った青い空が。そして遙か先には岬が・・・。実に気持ちの良い春の光景です。

★古田けいじ評
菜の花に札所の道をたずねけり/守屋光雅
無事に続けられているご様子何よりです。菜の花が真っ盛りの巡礼の道。分かれ道のところの菜の花畑で、一寸東北訛りの光雅さんが道を尋ねている風景が浮かびました。
菜の花の上に海ある岬かな/脇美代子
岬の先端の菜の花畑。畑から見ると丸い水平線が、菜の花の上に見える格好である。菜の花の黄色、海の紺、空の青がいいコンストラストをしています。

★脇美代子評
四万十の投網に春の光かな/石井信雄
大きな四万十川に、投網がふわりと広がってまさに落ちようとする様を想像しました。

【優秀コメント/7名】

★霧野萬地郎評
啓蟄や土の匂いのおおらかさ/青海俊伯
地虫達が活動出来るように、土の匂いにもこの時期は寛容さが感じられる。そんな春の様子を気持良く表している。
啓蟄や花を小振りに活け替える/相原弘子
二十四気の節目以上に啓蟄は新しい動きを感じる。部屋の雰囲気を生け花で変え、その節目を人としても表した。

★多田有花評
菜の花の上に海ある岬かな/脇美代子
海の側の菜の花畑でしょうか。一面の菜の花の黄色と海の青さが明るいコントラストをなして見事です。春の幸せを感じる風景ですね。

★宮地ゆうこ評
花樒川も空気も流れくる/相原弘子
静かに盛りを過ぎていく花樒。こんなにさりげなく心に刻んでやればよいのですね。花に向き合う心、いつも大切な物を教えて頂きます。
ポピーの束を解きつつ楽しき旅語る/霧野萬地郎
「ポピー」はもうそれだけで楽しい花。花の存在を楽しさの真ん中に輝かせて、とても豊かで好きな句です。

★藤田洋子評
菜の花に札所の道をたずねけり/守屋光雅
遍路道、少し迷われたのでしょうか。花菜道をゆく自然との一体感を感じます。このところ雨の多い肌寒さですが、ご不便はないでしょうか。毎日、感動をありがとうございます。
ポピーの束を解きつつ楽しき旅語る/霧野萬地郎
ポピーの花色の明るさに旅の語らいの楽しさが加わり、心弾むような春らしさがいいですね。

★相原弘子評
遠くより風のミモザの黄をはじく/藤田洋子
ミモザは遠くに揺れているほうが、素直に見ることが出来ます。時に黄を濃く揺らすのを見ると、思わぬものを見る思いになります。

★堀佐夜子評
蟻出でて草の先まで登りけり/宮地ゆうこ
今日は啓蟄ですね。いち早く蟻が顔を出し活動し始めました。蟻は働き者、せっせせっせとご馳走を運んでいるのでしょうね。
雨粒を載せて芍薬芽を伸ばす/古田けいじ
芍薬の芽は赤くて雨粒もさぞ綺麗だった事でしょう。春本番です。

★河ひろこ評
菜の花に札所の道を訪ねけり/守屋雅雅
しばし、立ち止まっている守屋さんが見えてきます。菜の花もたくさん咲いているのでしょう。みちのくとの温度差を感じていることと思います。
『信之先生、ありがとうございました』
田岡 弘 2002年3月7日(木) 9:4:2 削除・編集
『有難うございました』
脇美代子 2002年3月7日(木) 9:38:49 削除・編集
『ありがとうございました。』
相原弘子 2002年3月7日(木) 15:23:42 削除・編集
『御礼』
堀佐夜子 2002年3月7日(木) 23:7:20 削除・編集
『有難うございます』
宮地ゆうこ 2002年3月7日(木) 23:56:36 削除・編集

『第438回入賞発表(3月5日)』
選者/高橋正子 2002年3月6日(水) 9:36:49 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第438回入賞発表(3月5日/選者高橋信之)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★啓蟄に石は匂いて雨上がる/小峠静水
啓蟄には、地の虫たちが目覚め、土も生き生きと感じられる。匂いのない石までも、雨があがると匂いたつのである。明るく力強い春の訪れを実感できる。(評:高橋正子)

★桜花芽の確かに返す陽の光/日野正人(信之添削)
目の奥に、桜花芽の眩しい姿が、しっかりと捉えられている。「確かに返す」がリアルな感動を表現している。(評:高橋正子)
桜の芽も一日一日太ってゆきます。受ける陽を眩しく返すこのごろです。確かに今は春と教えてくれます。(評:相原弘子)

★朝の窓囀り清き目覚めなる/堀佐夜子(正子添削)
「朝の窓」「囀り清き」「目覚め」という言葉のどれにも、清らかで明るい気持ちがある。それが、春の朝の清らかで明るい、作者の気持ちをよく伝えている。(評:高橋正子)

【優秀T/5句】

<喪主となりし友へ>
★鳥雲に悲しみいよよ深からむ/八木孝子
「鳥雲に」は、人を亡くしたものの、深く静かな悲しみを充分に象徴している。(評:高橋正子)

 第5番札所地蔵寺
★五百羅漢に読経の声と梅の香と/守屋光雅
朴訥で実直な読経の声が聞こえる。あらゆる人の顔があるという五百羅漢に、わが身を見つつの読経であろう。梅の香に気持ちの明るさがある。(評:高橋正子)

★笹鳴や錆の浮きたる消火栓/田岡 弘
あまり人の行き来のないところなのであろう。消火栓も錆びかけている。そんな静かなところに笹鳴きが聞こえて、ここにも春が訪れている。(評:高橋正子)

★白れんの蕾真直ぐに雨を受く/岩本康子
明るい白の蕾は如何にも初々しい。どんよりとした冷たい雨にその白さが濡れて際だつ。(評:霧野萬地郎)

★花馬酔木雨に合わせて房揺るる/霧野萬地郎(正子添削)
春のやわらかい雨に合わせるように馬酔木の房が揺れる。鈴のような小さい白い花から、まるで音楽が聞こえてくるようです。もう馬酔木が咲く頃なのですね。横浜、三渓園の花馬酔木を思い出します。(評:八木孝子)

【優秀U/14句】

★四万十の投網に春の光かな/石井信雄
四万十川の悠々たる流れ、投げられた網の一瞬の広がりときらめき、絵になっています。(評:多田有花)

★絵本読む吾子の胸にも桃の花/冬山蕗風

★雨に包まれる大粒の猫柳/藤田洋子

★菜の花に明るき雨の降り注ぐ/多田有花

★紅梅の落ちて渓水香りゆく/大石和堂

★角持たぬ島のさざえを届けられ/平野あや子

★湾おぼろ月をうかべて眠り入る/安増惠子

★和菓子買う木の芽に少し冷ゆる町/相原弘子

★潮汁波の音きく貝の殻/山野きみ子

★山茱萸や花の際までうすぐもり/脇美代子

★薔薇の芽やひとりあやとり一心に/加納淑子

★駐輪場見張りのどかな屈伸を/岩崎楽典(信之添削)

★菜の花は遠くの町から染めて来る/小原亜子

★モネの絵の如く光りて水温む/池田和枝

▼選者詠/高橋正子
 東山・法然院3句
杭打てば数顆の花の蕗の薹
古池の古りしに慣れし旅の春
春寒し木を打ち人呼び出せり
『ありがとうございました』
田岡 弘 2002年3月6日(水) 9:17:13 削除・編集
『お礼』
霧野萬地郎 2002年3月6日(水) 10:14:16 削除・編集
『本当にうれしいです。』
小峠静水 2002年3月6日(水) 10:58:45 削除・編集
『御礼』
堀佐夜子 2002年3月6日(水) 11:38:24 削除・編集
『お礼』
岩崎楽典 2002年3月6日(水) 13:40:12 削除・編集
『ありがとうございました。』
相原弘子 2002年3月6日(水) 14:48:16 削除・編集
『お礼』
石井信雄 2002年3月6日(水) 17:3:22 削除・編集
『ありがとうございます』
藤田洋子 2002年3月6日(水) 20:35:8 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2002年3月6日(水) 20:45:28 削除・編集
『お礼』
平野あや子 2002年3月6日(水) 20:48:35 削除・編集
『有難うございます。』
岩本康子 2002年3月6日(水) 21:6:53 削除・編集
『御礼』
山野きみ子 2002年3月6日(水) 21:41:18 削除・編集
『選句のお礼』
冬山蕗風 2002年3月6日(水) 22:15:55 削除・編集
『有難うございます』
脇美代子 2002年3月6日(水) 22:26:9 削除・編集
『正子先生へお礼』
多田有花 2002年3月6日(水) 23:42:15 削除・編集
『お礼』
八木孝子 2002年3月7日(木) 11:36:49 削除・編集

『第438回句会コメント賞発表』
選者/高橋信之 2002年3月6日(水) 6:49:31 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第438回句会コメント賞発表(3月5日/選者高橋信之)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投稿者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀コメント】

★霧野萬地郎評
菜の花や棚田の続く遍路道/石井信雄
穏やかな遍路道と菜の花の咲く棚田との取り合わせに平和で色彩い豊かな景色が想像されます。
白蓮の蕾真直ぐに雨を受く/岩本康子
明るい白の蕾は如何にも初々しい。どんよりとした冷たい雨にその白さが濡れて際だつ。

【優秀コメント/7名】

★田岡 弘評
四万十の投網に春の光かな/石井信雄
日本最後の清流でもある大河四万十川が効いていると思います。春の光を浴びて網を打つ光景に、明るさと喜びを感じます。

★八木孝子評
房の揺れ雨に合わせて花馬酔木/霧野萬地郎
春のやわらかい雨に合わせるように馬酔木の房が揺れる。鈴のような小さい白い花から、まるで音楽が聞こえてくるようです。もう馬酔木が咲く頃なのですね。横浜、三渓園の花馬酔木を思い出します。
モネの絵の如く光りて水温む/池田和枝 
水温む季節、印象派のモネの絵と結び付けられたことによって、春の池の光と影のイメージが膨らみます。

★相原弘子評
桜芽の確かに返す陽の光/日野正人
桜の芽も一日一日太ってゆきます。受ける陽を眩しく返すこのごろです。確かに今は春と教えてくれます。

★青海俊伯評
散る梅の土を飾りて土に溶け/山野きみ子
梅の木の下には散った花びらがまた主役です。それもいつしか土に溶け込み何も無かったようにまた季節が繰り返します。  

★多田有花評
四万十の投網に春の光かな/石井信雄
四万十川の悠々たる流れ、投げられた網の一瞬の広がりときらめき、絵になっています。

★古田けいじ評
飛び越えてまた犬ふぐり野の小道/脇美代子
一面にいぬふぐり。踏んではかわいそうと飛び越えた先に又一面犬ふぐリ。小さなかわいい花が咲き広がっている様が動きを伴って表現されていると思いました。

★伊嶋高男評
菜の花は遠くの町から染めて来る/小原亜子
菜の花の黄色が朧に霞んで見えています。遠くの町まで見渡せる小高い所からの眺望ですね。
『お礼』
相原弘子 2002年3月6日(水) 14:50:57 削除・編集
『ありがとうございました』
多田有花 2002年3月7日(木) 0:38:28 削除・編集
『ありがとうございました』
八木孝子 2002年3月7日(木) 11:39:3 削除・編集

『第437回入賞発表(3月4日)』
選者/高橋正子 2002年3月5日(火) 14:0:29 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第437回入賞発表(3月4日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★竿の物どれもはためき麦青む/相原弘子
麦青むころの石鎚颪を、明るくしっかりと捉えられている。風が吹き、麦が青むことが生活そのものに密着している良さがある。(評:高橋正子)
石鎚からの強い風、すっかり好きになりました。ものを育て、鍛え、決意を促す、おおきな風ですね。(評:宮地ゆうこ)
春の強い風と明るい日差し、その中に広がる麦畑、広々とした開放感を感じる句です。(評:多田有花)

 第1番札所霊山寺
★遍路杖檜の香りの旅はじめ/守屋光雅
遍路を始めるのに、遍路杖をまず求めると、杖は真新しい檜の香りがしている。遍路に出立する新鮮な決意が窺がわれて、一番札所に相応しい句となった。旅のご無事をお祈りする。(評:高橋正子)
お遍路に発つ初々しい決意が伝わってきます。八十八ヶ所を回るうちに遍路杖は光雅さんの身体にもなじんだパートナーとなっていくことでしょう。(評:多田有花)

★雲ゆっくりゆっくり動く芽木抜けて/八木孝子(信之添削)
様々な色に萌える木々の芽と、ゆっくりと流れてゆく雲とがよく調和していて、優しい句となっている。原句は「春雲」であったが、「芽木」と季重なりになるので添削している。「芽木」を季語としない考えもある。(評:高橋正子)

【優秀T/5句】

★頭上にも霞の空の広がれり/碇 英一
「頭上にも」の発見は、意外だが、「霞の空」のひろびろとして静かな世界である。静かな感動である。(評:高橋信之)

★スイトピー投げ入れられて灯の下に/霧野萬地郎
日常のありふれた景色だが、「灯の下に」がいい。作者の位置がはっきりしている。作者の気持ちが伝わってくる。(評:高橋信之)

★ものの芽の生い出る香り森に満つ/多田有花
「森」に「香り」がいい。生命に直に触れるのは、感覚である。(評:高橋信之)

★葱坊主風の高さで揺れており/小峠静水
「風の高さ」で坊主の部分が揺れていることが想像されます。(評:古田けいじ)
春の日差しの中で葱坊主だけが揺れている、のどかな情景が浮かんできます。(評:青海俊伯)

★茎立のちぐはぐも畑の明るさに/宮地ゆうこ
地面に近く生えていた冬野菜も、それぞれが花芽をつけて茎立ちになってしまいました。それも賑やかでうれしいですよね。(評:脇美代子)

【優秀U/14句】

★沖へ出る船の鼓動や風光る/脇美代子
「船の鼓動」が伝わると言う事は港に停泊中なのだろう。機関だけでなく出発準備に忙しい船の音が聞こえてくる。「風光る」が航海への期待も篭められていますね。(評:霧野萬地郎)

★決断の揺らぐ程もなく春の雪/河ひろこ
決断の揺らぐ程もなく春の雪/河 ひろこ  
春の雪の向こうに暖かい春の日差しを感じているのですね。春を待つ気持が伝わってきます。(評:伊嶋高男)

★二階より降りて残りし寒さかな/小峠静水
わが家も二階建てですが、確かに二階よりも下が寒いようです。もう春だと思っていたのに、階下に降りて、本格的な春はまだまだと実感した様子がよく分かります。(評:田岡 弘)

★椿餅深き緑の茶に添える/右田俊郎

★窓開けて梅の香たっぷり深呼吸/池田和枝

★ひな祭り飾りて妻のきらめけり/能作靖雄

★売られゆく檜に雪解雫かな/金子孝道

★工事終わる路面いっぱい春日吸う/古田けいじ

★春の鴨進まぬほどに水を掻く/林 暁兵

★クロッカス黄色く咲いて捨て鉢に/堀佐夜子

★椿開き風と日ざしと交し合い/山野きみ子

★桜には間のある名所蝌蚪の紐/加納淑子

▼選者詠/高橋正子
 東山・法然院3句
間を遠く椿のひらく法然院
仏見て下がれば蕗の薹みどり
紫陽花の切り口春の日に白し
『俊伯さん、ありがとうございました』
田岡 弘 2002年3月5日(火) 9:6:56 削除・編集
『お礼』
霧野萬地郎 2002年3月5日(火) 10:34:25 削除・編集
『お礼』
堀佐夜子 2002年3月5日(火) 16:41:16 削除・編集
『有難うございました。』
脇美代子 2002年3月5日(火) 17:51:31 削除・編集
『ありがとうございました。』
相原弘子 2002年3月5日(火) 18:35:28 削除・編集
『ありがとうございました』
八木孝子 2002年3月5日(火) 20:22:48 削除・編集
『選句ありがとうございました』
多田有花 2002年3月5日(火) 23:25:27 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2002年3月5日(火) 23:43:10 削除・編集
『ありがとうございました』
河 ひろこ 2002年3月6日(水) 6:13:47 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2002年3月6日(水) 20:34:39 削除・編集

『第437回句会コメント賞発表』
選者/高橋信之 2002年3月5日(火) 6:13:34 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第437回句会コメント賞発表(3月4日/選者高橋信之)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投稿者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀コメント/3名】

★八木孝子評
耕耘機ひかりの渦を押し行きぬ/宮地ゆうこ
耕耘機の刃先に光る春光がまるで「ひかりの渦」のようだと捉えられた目に感動しました。音と耕される土と光の渦が交錯して、生き物のような耕耘機が春の始動を楽しげに告げています。

★宮地ゆうこ評
水脈太く釣り船の発つ朝霞/霧野萬地郎
暖かい春の船着場、満ち潮が匂ってくるようです。霞が晴れる頃にはもう釣果があるでしょうね。
竿の物どれもはためき麦青む/相原弘子
石鎚からの強い風、すっかり好きになりました。ものを育て、鍛え、決意を促す、おおきな風ですね。

★多田有花評
竿の物どれもはためき麦青む/相原弘子
春の強い風と明るい日差し、その中に広がる麦畑、広々とした開放感を感じる句です。
遍路杖檜の香りの旅はじめ/守屋光雅
お遍路に発つ初々しい決意が伝わってきます。八十八ヶ所を回るうちに遍路杖は光雅さんの身体にもなじんだパートナーとなっていくことでしょう。

【優秀コメント/9名】

★霧野萬地郎評
遍路杖檜の香りの旅はじめ/守屋光雅
光雅さんの実況俳句の第一報。新しい遍路杖に檜の香りを見出した新鮮な印象が、旅始めのはやる気持と一緒に伝わって来る。
沖へ出る船の鼓動や風光る/脇美代子
「船の鼓動」が伝わると言う事は港に停泊中なのだろう。機関だけでなく出発準備に忙しい船の音が聞こえてくる。「風光る」が航海への期待も篭められていますね。

★古田けいじ評
遍路杖檜の香りの旅はじめ/守屋光雅  
光雅さん、順調にスタートされたみたいで良かったですね。杖のひのきの香りに励まされて、同行二人ですか。
葱坊主風の高さで揺れており/小峠静水
「風の高さ」で坊主の部分が揺れていることが想像されます。

★青海俊伯評
葱坊主風の高さで揺れており/小峠静水
春の日差しの中で葱坊主だけが揺れている、のどかな情景が浮かんできます。

★脇美代子評
水脈太く釣り船の発つ朝霞/霧野萬地郎
海へ出て行こうとする船の勢いが、水脈の太さに表れているような気がします。
茎立ちのちぐはぐも畑の明るさに/宮地ゆうこ
地面に近く生えていた冬野菜も、それぞれが花芽をつけて茎立ちになってしまいました。それも賑やかでうれしいですよね。

★伊嶋高男評
遍路杖檜の香りの旅はじめ/守屋光雅
一番札所でまず遍路杖を詠まれたのが清々しいです。ときおり旅の消息をお聞きできればうれしいですね。
決断の揺らぐ程もなく春の雪/河 ひろこ  
春の雪の向こうに暖かい春の日差しを感じているのですね。春を待つ気持が伝わってきます。

★堀佐夜子評
遍路杖檜の香りの旅はじめ/守屋光雅
遍路杖も真新しく大師様と同行二人の旅となりましたね。守屋さんのお人柄にすぐにお友達も出来るでしょう。健康に気をつけて四国八十八箇所の霊場を周われます様に。

★田岡 弘評
二階より降りて残りし寒さかな/小峠静水
わが家も二階建てですが、確かに二階よりも下が寒いようです。もう春だと思っていたのに、階下に降りて、本格的な春はまだまだと実感した様子がよく分かります。

★能作靖雄評
囀りや絵馬に朝日のきらきらと/八木孝子
早朝、清清しく、晴れやかな気持ちで合格のお礼参りの参内快晴の朝日を受け、絵馬も合格を喜ぶかのように輝いてみえる喜びの気持ちが溢れている情景が浮かびます

★岩崎楽典評
囀りや絵馬に朝日のきらきらと/八木孝子
朝の境内に小鳥の囀りが響く。そして願掛けかお礼かの新しい絵馬に朝日が射しているすがすがしい情景が浮かびます。
『おれい』
堀佐夜子 2002年3月5日(火) 16:43:56 削除・編集
『お礼』
八木孝子 2002年3月5日(火) 20:33:11 削除・編集
『ありがとうございました』
多田有花 2002年3月5日(火) 23:28:48 削除・編集
『有難うございます』
宮地ゆうこ 2002年3月5日(火) 23:38:41 削除・編集

『第436回入賞発表/選者高橋正子@』
選者/高橋正子 2002年3月5日(火) 6:4:42 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第436回入賞発表(3月01〜03日/選者高橋正子)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】

★雛あられ音の軽きを添え供え/相原弘子
雛あられを心静かに盛る仕草に、年齢のよさが感じられる。雛に「供える」という思いもいい。「軽く」には、どこかいそいそとした嬉しさがあって、雛祭りに相応しい心向きだと思える。(評:高橋正子)

★仏前へ桃一枝の明りかな/霧野萬地郎
ほの暗い仏前に、桃色の桃の花を供えれば、ともしびのような明るさが生まれる。「桃一枝の明かり」は、「一枝あれば、一枝の明かり」、「一灯あれは、一灯の明かり」ということでもあろう。(評:高橋正子)
しずかな仏前が桃の一枝で少し華やぐ。仏様への、語りかけるようなご供養に心温まります。(評:宮地ゆうこ)

★切れの良き囀り野面伝い来る/碇 英一
囀りにも切れ味の良さが生まれて、野面に春の活気が満ちてきた。来る年、来る年、春が来ることは嬉しい。(評:高橋正子)

【優秀T/5句】

★春灯を追って闇夜の橋を渡る/安田明子
「春灯を追って」であるから、車で橋を渡ったのであろう。春の闇夜の橋に灯る灯を、走る車は、一つ一つ追ってゆく。その灯はまた、一つ一つ後ろに消えてゆく。春の夜のゆたかさである。(評:高橋正子)

★沈丁に物憂さ尚も纏いつき/加納淑子
沈丁花の咲く頃は、季節の変わり目のせいか、物憂い、はっきりしない気分がどこか漂う。そういう気分で沈丁花の花をみるせいか、その匂いや色や形のどれもに、物憂い感じ纏いついている。(評:高橋正子)

★春夕べそこだけ明るいきぶしの樹/右田俊郎(正子添削)
きぶしの樹には、葉に先立って、すでに黄色い穂状の花が咲いている。だから周りの樹々のなかで「そこだけ明るい」となっている。叙情的な風景。「春暮れて」には、「春終る」の意味があるので、「春夕べ」と添削した。(評:高橋正子)

★ふんわりと空気広げる桃の花/岩本康子
三月三日の桃の節句に打って付けの優しい佳句だと思います。(評:堀佐夜子)

★シーソーに向き合う母子柳の芽/林 暁兵
春の日差しに包まれる母子の姿のほのぼのとした明るさと、やわらかい萌黄色の芽柳の枝垂れるさまが、何ともやさしい春の風景ですね。(評:藤田洋子)
『お礼』
碇 英一 2002年3月4日(月) 10:16:38 削除・編集
『ありがとうございました。』
相原弘子 2002年3月4日(月) 15:1:36 削除・編集
『お礼』
平野あや子 2002年3月4日(月) 17:56:37 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2002年3月4日(月) 18:18:16 削除・編集
『有難うございます,』
岩本康子 2002年3月4日(月) 20:3:44 削除・編集
『有難うございます。』
安田明子 2002年3月4日(月) 21:37:50 削除・編集
『正子先生、添削ありがとうございます。』
右田俊郎 2002年3月4日(月) 22:52:55 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2002年3月6日(水) 20:27:57 削除・編集

『第436回入賞発表/選者高橋正子A』
選者/高橋正子 2002年3月4日(月) 5:22:2 削除・編集 スレッドの一覧・返信
【優秀U/27句】

★たんぽぽやUターンする三輪車/林暁兵
童が蒲公英の沢山咲いている処まで三輪車を乗って来てはUターンして、又来てはUターンする作者の優しい眼差しが感じられます。(評:堀佐夜子)
たんぽぽの横にかわいい足。砂ぼこりを立てながら、小さい足が頑張ってる。やさしい黄色がぴったりの光景ですね。(評:宮地ゆうこ)
作者の目線が幼児に合わせて低く広がり、たんぽぽの温もりの感じられる好きな句です。(評:伊嶋高男)

★図書館はお休みですか沈丁花/岩崎楽典
楽しみに図書館にくれば、休館で引き返す。少し、いまいましい思いがしますが、沈丁花の花と匂いに会えて、来た甲斐がありました。(評:霧野萬地郎)

★犬ふぐり掬えばこぼる海の色/脇美代子
可憐な犬ふぐり、掬うと詠まれているように一面に咲いているのでしょうか。野にある宝石のようですね。(評:平野あや子)

★ゆっくりと空気たたみし紙風船/小峠静水
「空気をたたむ」が面白かった。膨らませた遊んだあとの風船をきちんとたたむ正座の男の指先を見た。(評:古田けいじ)

★囀りや絵馬に朝日のきらきらと/八木孝子

★見ていれば咲き出しそうな白木蓮/加納淑子

★バス降りる子の手に小さな雛飾り/池田和枝

★耕耘機ひかりの渦を押し行きぬ/宮地ゆうこ

★春疾風ダンプに女性運転手/田岡 弘

(偕楽園にて)
★臨時駅降りしホームは梅の中/青海俊伯

★嫁から手に嬰を受けとめ雛の間に/河ひろこ(正子添削)

★帰る日の近き真鴨の鳴き交わす/多田有花

★春光や今日巡礼に発つ人へ/古田けいじ

★沖波のきらきら光り瀬戸霞む/石井信雄

★図書館の庭に読みいる木の芽時/岩崎楽典

★遠き日の話は尽きず芽木の風/平野あや子

★春の海去る波凌ぐ寄せる波/能作靖雄

★春風やゴスペル聞ゆ教会に/都 久俊

★あたたかき公園親子と乳母車/祝恵子

★春田ゆく鷺のリズムに揺れる影/田岡 弘

★鶯の鳴けば川竹揺れ光る/吉田 晃

★あさり舟湾にはさざなみきらきらと/安増惠子

★ゆるやかに日矢とび交いて芽木の道/阪本登美子

★つくばいに梅散りて水明らかに/山野きみ子

★泥つきの春大根の太さかな/堀佐夜子

★親と子の息吹き込んで紙風船/小峠静水

★電子辞書遍路ザックに旅準備/守屋光雅

▼選者詠/高橋正子
 東山・法然院三句
日の蔭にみどりの覚めて蕗のとう
春来たりはなはだ落ちし藤の莢
水落つに置かれし椿濡れてあり
『正子先生、けいじさん、ありがとうございました』
田岡 弘 2002年3月4日(月) 9:28:22 削除・編集
『皆々様へ』
林 暁兵 2002年3月4日(月) 11:25:1 削除・編集
『暁兵さん、ありがとうございました』
田岡 弘 2002年3月4日(月) 12:18:18 削除・編集
『お礼と反省』
堀佐夜子 2002年3月4日(月) 14:40:45 削除・編集
『お礼』
阪本登美子 2002年3月4日(月) 14:56:59 削除・編集
『お礼』
石井信雄 2002年3月4日(月) 16:7:47 削除・編集
『選句ありがとうございました』
多田有花 2002年3月4日(月) 18:31:54 削除・編集
『有難うございます.』
脇美代子 2002年3月4日(月) 20:1:43 削除・編集
『お礼』
八木孝子 2002年3月4日(月) 22:1:27 削除・編集
『有難うございました』
宮地ゆうこ 2002年3月4日(月) 22:47:12 削除・編集
『ありがとうございます』
河 ひろこ 2002年3月5日(火) 21:9:35 削除・編集
『有難うございました』
祝恵子 2002年3月6日(水) 23:7:43 削除・編集

『第436回句会コメント賞/選者高橋信之』
選者/高橋信之 2002年3月5日(火) 6:3:12 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第436回句会コメント賞発表(3月01〜03日/選者高橋信之)の最優秀、優秀は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投稿者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。俳句についてのご質問も歓迎します。

【最優秀コメント/3名】

★堀佐夜子評
ふんわりと空気広げる桃の花/岩本康子
三月三日の桃の節句に打って付けの優しい佳句だと思います。
たんぽぽやUターンする三輪車/林暁兵
童が蒲公英の沢山咲いている処まで三輪車を乗って来てはUターンして、又来てはUターンする作者の優しい眼差しが感じられます。

★古田けいじ評
ゆっくりと空気たたみし紙風船/小峠静水
「空気をたたむ」が面白かった。膨らませた遊んだあとの風船をきちんとたたむ正座の男の指先を見た。

★霧野萬地郎評
図書館はお休みですか沈丁花/岩崎楽典
楽しみに図書館にくれば、休館で引き返す。少し、いまいましい思いがしますが、沈丁花の花と匂いに会えて、来た甲斐がありました。

【優秀コメント/4名】

★藤田洋子評
シーソーに向き合ふ母子柳の芽/林 暁平
春の日差しに包まれる母子の姿のほのぼのとした明るさと、やわらかい萌黄色の芽柳の枝垂れるさまが、何ともやさしい春の風景ですね。

★平野あや子評
犬ふぐり掬えばこぼる海の色/脇美代子
可憐な犬ふぐり、掬うと詠まれているように一面に咲いているのでしょうか。
野にある宝石のようですね。

★宮地ゆうこ評
たんぽぽやUターンする三輪車/林暁兵
たんぽぽの横にかわいい足。砂ぼこりを立てながら、小さい足が頑張ってる。やさしい黄色がぴったりの光景ですね。
仏前へ桃一枝の明りかな/霧野萬地郎
しずかな仏前が桃の一枝で少し華やぐ。仏様への、語りかけるようなご供養に心温まります。

★伊嶋高男評
たんぽぽやUターンする三輪車/林暁兵
作者の目線が幼児に合わせて低く広がり、たんぽぽの温もりの感じられる好きな句です。
春光や今日巡礼に発つ人へ/古田けいじ  
全国の句友の気持を代弁している暖かみのある句ですね。道中の平安を祈るのみです。