デイリー句会2001年/第375回〜第389回


『第389回入賞発表(12月13日)』
事務局 2001年12月14日(金) 9:25:37 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第389回入賞発表(12月13日/選者高橋正子)の最優秀句、優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★聖樹すでに光満たして待ちおりし/碇 英一
「待ちおりし」ときは、良きことを待ち、満たされる。悪しきを待つ人は居ない。(評:高橋信之)

★寒波来潮の濃淡あざやかに/平野あや子
少し小高いところから海をみていらっしゃるのでしょうか。淡路にも寒波がやってきましたね。(評:多田有花)

★大屋根を木枯し越えて雲に入る/大石和堂
大きく吹く木枯しが、空間の大きさ、高さ、広さを十分感じさせてくれている。木枯しの行方を雲としたのは、一見平凡なようだが個性的。(評:高橋正子)

【優秀/13句】
★手を繋ぎちゃんちゃんこ着て親子なり/池田和枝
懐かしい風景だ。「ちゃんちゃんこ」は、わたしの愛用する普段着で、今日も「ちゃんちゃんこ」を着て、この文を書き込んでいる。

★風吹けば日の輝きに落葉散る/安田明子
乾燥した冬の陽射しと、落葉が清潔で、句にきらめきがある。(評:高橋正子)

★生れしより銀杏冬芽は太さ持ち/古田けいじ
植物として古い銀杏には、原初を彷彿させるものがある。原初から続く生命のたくましさが、「生れしより太さ」となって表されている。(評:高橋正子)

★荒風の途切れるときや芽麦野伸ぶ/相原弘子
風が吹いている時も、冬の陽射しを感じます。風が止むといっきに芽吹き出すのが面白いですね。(評:脇 美代子)
冬の寒さに育つ麦。きっと自然に逆らわず、優しい時を待って育つのですね。(評:宮地ゆうこ)

★日々冬菜茹でてみどりを滴らす/柳原美知子
毎日の台所仕事の中での楽しみですね。(評:脇 美代子)
冬菜の下ごしらえの冷たさ、茹で上がり、出来あがった時のみどり。どちらも瞬間いいものです。(評:相原弘子)

★頬を打つみぞれのやんで海見える/多田有花
当たりの全てが明るく青く広がります。冬は厳しい季節と言われるけれど、どこかに必ずいいものがあるとよく思います。(評:相原弘子)

★藁葺きの博文旧宅紋付鳥 (じょうびたき)/伊嶋高男
鳥博士の知識でこそ出来る句ですね。紋付がかしこまって面白いですね。この所の一連の山陰の句が生きていますね。写真と併せてのCD-ROM化は如何ですか?(評:霧野萬地郎)

★追い風に乗りたる落葉に追い越され/岩崎楽典
冬の風の様子を軽妙に作られていますね。好きな句です。(評:霧野萬地郎)
空っ風に背中を押されながら、落葉と競争して小走りに家路を急ぐ楽典さんが見えてきます。急に寒くなりましたね。(評:伊嶋高男)

★大空へ立つ裸木へ耳当てる/霧野萬地郎
木の命を感じていらっしゃるんですね。聴診器を使うと本当に木が水を吸い上げている音が聞こえますよ。(評:多田有花)

★みかん山にゆっくり日が射し日が翳る/安増惠子
ほっこり円くて黄色いみかん山、日なたもひかげも暖かそうです。(評:宮地ゆうこ)

★湖ひとつ水鳥の国争わず/磯部勇吉
東京・上野の不忍池でも、白鳥はいませんがいろいろな鴨類と鴎、カワウなどが争わずに共存しています。水鳥の国だけでも争いの無いのは、ホッとしますね。(評:伊嶋高男)

★灯の点り水仙しっとり雨に立つ/祝恵子  
水仙の美しさが雨で引き立ち、寒風の中で、しっかりと咲いています。(評:大石和堂)

★洞打ちて吼ゆる声して冬の海/石井信雄
洞打つ波に、冬海のダイナミックな景色がよく詠まれています。(評:高橋正子)

▼選者詠/高橋正子
水仙に川水さ濁りつつ流る
吹く風の湖の寒さをわれに寄す
雪雲に故国を遠くポプラ立つ

『第388回入賞発表(12月12日)』
事務局 2001年12月13日(木) 9:17:51 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第388回入賞発表(12月12日/選者高橋正子)の最優秀句、優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★冬晴れや大利根太く河口まで/小原亜子
利根川に沿って行ったのであろう。空もよく晴れて、利根川も坂東太郎というだけに、堂々と流れていて力強い。句が巧まず、堂々としているのがよい。(評:高橋正子)

★冬晴るる駅までの道大股に/林 暁兵
「大股に」は、おそらく作者であろうと思う。夾雑物がないので、作者の世界にやすやす入って、読者は「冬晴るる」風景を共にする。わたしの好きな句。(評:高橋信之)

★音全て寝静まりてより霜たてり/小峠静水
霜が立つとは。寝静まった大地が冷えて、霜がむっくり起き上がる。冬の夜の静けさと冷たさを感じました。(評:古田けいじ)

【優秀/13句】
★夜冷える遠くの汽笛の音と共に/安増惠子
詩情のある句。「遠く」がいい。上五の「夜冷える」と中七の「遠くの汽笛」との切れが、付かず離れずで、そこに詩情がある。(評:高橋信之)

★枯れ藤の莢の片身が吹かれおり/岩崎楽典(正子添削)
藤の莢がはじけて、片方も莢が白く残っている。日も風も当たって、しらしらしているのが、印象に残る。評:高橋正子)

★飛ぶ白鳥泳ぐ白鳥日暮れ時/守屋光雅
白鳥それぞれの、日暮れの身繕いでししょうか。池も湖も、白一色ではないのでしょうか。(評:相原弘子)
ゆったりした一日も日没間近のまずめ時ともなると白鳥も少し慌ただしい動きを見せるんでしょうか。(評:福田由平)
日暮れ時のせわしい時間は、鳥も又そうなのだと思いました。(評:脇 美代子)

★白い息つれて駆けてくランドセル/池田和枝
冬の朝の登校風景ですが、目を輝かせてニコニコしながら走ってくる児童を見ると、思わずほっとします。(評:日野正人)

★冬晴れの朝の空気はクリスタル/岩本康子(信之添削)
朝日が閃光を放つように眩しく、目も開けられないほどの晴天の様子がよく分かります。「クリスタル」は康子さんらしいと思いました。(評:日野正人)

★大霜の砂利一面に輝ける/日野正人
霜が降りた早朝の砂利は確かに輝いていますね。朝日が当たっていっそう輝いてすぐに溶けてしまう美しさです。(評:多田有花)

★冬の雲沖の小島に近くあり/多田有花
一望の海と空、澄んだ景色が見て取れます。(評:福田由平)
「沖の小島」まで、晴れた空にはなにもなく澄み切って。冬晴の透明な空気、冷たさまで感じます。 (評:宮地ゆうこ)

★冬晴れの富士の一日見て過ごす/霧野萬地郎
富士山のすっきりした姿が、飾らないこの句の流れと言葉に表れていると思います。(評:脇 美代子)
「富士の一日」、たった五文字でパノラマ写真が溢れます。晴れた日の富士を「見て過ごす」幸せが伝わってきます。(評:宮地ゆうこ)

★昔々嫌がる吾に負い真綿/堀佐夜子
たった十七音で佐夜子さんの子供の頃のことがよく分かります。首に真綿を巻いたりしていましたね。(評:伊嶋高男)

★水仙のうつむき祈る戦火また/宮地ゆうこ  
今日のテレビで今年を象徴する漢字は、「戦」だと清水寺の貫首が揮毫していましたが、楚々とした花と戦火…悲しいですね。(評:伊嶋高男)

★休まずに銀杏の冬芽は天へ伸び/古田けいじ
冬芽も、目に明らかではないが「休まず」に、成長しています。銀杏のすっくと立っている姿を見ると、常に天へと伸びている感じがします。(評:高橋正子)

★真っ直ぐの道の向こうに山眠る/福田由平
真っ直ぐの道の向こうの山は、静かである。歩く自分を捉えて、眠るのである。「山眠る」の意味が、実によい。(評:高橋正子)

★玻璃に我が寒き影あり阿弥陀仏/田岡 弘
阿弥陀仏と、わが影が重なるところに、この句のよさがあります。自分の影に、はっと驚き、自分の姿を見ることの奥深さがいいです。(評:高橋正子)

▼選者詠/高橋正子
風あるや駅に水仙揺れてあり
冬凪の陸(くが)まで青しわれに広し
冬銀杏枝を重ねて水にあり
『楽典さん、正子先生、信之先生へ』
林 暁兵 2001年12月13日(木) 10:49:2 削除・編集
『御礼』
安増惠子 2001年12月13日(木) 11:28:47 削除・編集
『御礼』
田岡 弘 2001年12月13日(木) 12:37:46 削除・編集
『有り難う御座います』
堀佐 夜子 2001年12月13日(木) 13:21:26 削除・編集
『ありがとうございます。』
池田和枝 2001年12月13日(木) 14:32:28 削除・編集
『ありがとうございました』
小原亜子 2001年12月13日(木) 16:26:8 削除・編集
『久しぶりの』
小峠静水 2001年12月13日(木) 17:11:50 削除・編集
『ありがとうございます。』
守屋光雅 2001年12月13日(木) 17:19:54 削除・編集
『正子先生ゆうこさん美代子さんへ』
霧野萬地郎 2001年12月13日(木) 18:7:47 削除・編集
『お礼』
岩崎楽典 2001年12月13日(木) 22:9:40 削除・編集
『有難うございます。』
岩本康子 2001年12月13日(木) 22:11:45 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2001年12月13日(木) 23:38:8 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2001年12月14日(金) 6:14:46 削除・編集
『お礼』
日野正人 2001年12月14日(金) 6:19:24 削除・編集

『ウィルス対策』
主宰 高橋信之 2001年12月12日(水) 10:49:31 削除・編集 スレッドの一覧・返信
ウィルス対策のため、当分の間、メールアドレスを
書き込まないでください。
『掲示板の管理、ご苦労さまです。』
岩本康子 2001年12月12日(水) 21:5:1 削除・編集
『康子さんへ』
高橋信之 2001年12月13日(木) 1:53:13 削除・編集

『第387回入賞発表(12月11日)』
事務局 2001年12月12日(水) 8:49:23 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第387回入賞発表(12月11日/選者高橋正子)の最優秀句、優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★リヤカーが揺れ水仙の束が揺れ/安増恵子(正子添削)
リヤカーに花を積んで売りに行く花屋さんであろう。リヤカーが、カタンとゆれると、積んである水仙の花束が揺れる。水仙の花は、わずかな動きにも揺れる繊細な花である。清らかな香りのする句。(評:高橋正子)

★銀杏櫨己の色もて吹き溜まる/古田けいじ
黄色い銀杏は、黄色い銀杏で。赤い櫨は、赤い櫨で。それぞれの木が、その葉を自分の木の下に落としたままの色で、別の場所に吹き溜まっている。風がそっとずらすように、落葉を運んだせいであろう。思えば、不思議なもの。(評:高橋正子)

★客船の汽笛吸い上げ冬の雲/岩崎楽典
汽笛の音が、冬空へ一気に上がる様子がよく出ていると思います。汽笛の音の鋭さが迫ってくるようです。(評:日野正人)
横浜港での様子でしょうか、<汽笛吸い上げ冬の雲>はユニークな観察と表現で感心しました。(評:霧野萬地郎)

【優秀/14句】
★葱そろえ一気に下ろす菜包丁/宮地ゆうこ
葱はみじん切りでしょうか。あの音が耳に弾みます。包丁の輝きに、香りが放たれます。(評:相原弘子)
ここまでは私でも出来ます。この後がばらばらになってしまうのです。(評:伊嶋高男) 

★冬鳥の激しく鳴いて葉を揺らす/祝恵子
冬鳥の声は強くてよく通ります。落ちることを知らない葉をその声で濃く揺らします。冬が輝き、こんな時は、冬もいいなと思います。(評:相原弘子)

★初霜や硬き音させ窓開ける/吉田 晃
一面真っ白な朝の景色。音のない世界に、ただ硬い窓の音が響き渡る透明な朝が気持ちよく、今日一日が嬉しくなりそうです。(評:日野正人)

★草に木に日のほこほこと山眠る/藤田洋子
こちらは南国愛媛の冬。小春日和でしょうか。ほんのり暖かな冬の日差しが見えます。(評:多田有花)

★凍る菜を刻みて居れば鶏の鳴く/守屋光雅
音で鶏も自分のえさと判るんでしょうね。手も菜も凍えそうな今日この頃ですね。(評:河 ひろこ)
「凍る菜」の厳しい冬、鶏は餌を待って元気に鳴いている。「鶏の鳴く」で凍てもとけました。(評:宮地ゆうこ)

★どこまでも散り山茶花の赤を踏む/霧野萬地郎
八重咲きのたっぷりとした山茶花の道を思い浮かべました。花びらも沢山散り敷いて「赤を踏む」、幻想的な絵です。(評:宮地ゆうこ)

★木枯しがきて残り葉を連れ去りぬ/右田俊郎
最後の木の葉の散り様が、<連れ去りぬ>で秋の別れと冬の到来が区切りとなります。(評:霧野萬地郎)

★落葉して永遠の時の中におり/碇 英一
落ち葉して土に還り、また、来春には甦る、まさに永遠のときの中にいる自然ですね。「葉っぱのフレディ」を思いました。(評:八木孝子)

★時という不思議な生き物十ニ月/岩本康子
十二月という一年の締めの月、忙しさの中で、時間を生き物のように感じるというのは、ユニークな捉え方ですね。(評:八木孝子)

★枯芒土手が遮る川の音/相原弘子

★冴ゆる夜みしみしと鳴る靴の底/河 ひろこ 

★初雪の闇に降り出で闇に消ゆ/八木孝子

★やわらかに訛り聞こえて冬の駅/池田和枝

★鳥の巣の丸きを芯に冬木立/脇美代子

▼選者詠/高橋正子
芹育て橋を潜りて速き水
冬泉湧きあふるるに音もなし
短日の暮れてせせらぐ水の見ゆ
『御礼』
阪本登美子 2001年12月12日(水) 14:45:50 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2001年12月12日(水) 14:55:58 削除・編集
『御礼』
安増惠子 2001年12月12日(水) 15:52:34 削除・編集
『お礼』
八木孝子 2001年12月12日(水) 17:5:50 削除・編集
『御礼』
安増惠子 2001年12月12日(水) 18:13:37 削除・編集
『有難うございます』
脇美代子 2001年12月12日(水) 20:31:43 削除・編集
『ありがとうございます。』
守屋光雅 2001年12月12日(水) 20:35:7 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2001年12月12日(水) 21:3:29 削除・編集
『おれい』
祝恵子 2001年12月12日(水) 21:33:57 削除・編集
『有難うございました』
岩本康子 2001年12月12日(水) 21:59:26 削除・編集
『お礼 阪本様へお礼』
河 ひろこ 2001年12月12日(水) 22:16:37 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2001年12月12日(水) 22:58:52 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2001年12月12日(水) 23:4:38 削除・編集
『あや子様、佐夜子様へ、お礼』
多田有花 2001年12月13日(木) 0:6:30 削除・編集
『ありがとうございました』
藤田洋子 2001年12月13日(木) 0:25:48 削除・編集
『ありがとうございました』
碇 英一 2001年12月13日(木) 8:23:5 削除・編集
『有難うございました。』
けいじ 2001年12月13日(木) 9:8:2 削除・編集

『第386回入賞発表(12月10日)』
事務局 2001年12月11日(火) 9:24:37 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第386回入賞発表(12月10日/選者高橋正子)の最優秀句、優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★雪催いレタス素手もてちぎりけり/林 暁兵
雪の降りそうな日、レタスのガラスのような淡い緑が冷たい。それをちぎる手も、雪の降りそうな気温の冷たさになっている。冷たいものが触れ合う、透明な感度がいい。(評:高橋正子)

★冬雲に圧されし家並日本海/伊嶋高男
山陰を旅して冬空の暗い日本海に圧されるような旅心、羨ましいです。(評:山野きみ子)

★荒星を数えておれば子ら登校/柳原美知子
だんだん濃くなる紺色の空と、寒さの中登校してくる生徒達の姿が鮮やかに浮かびます。元気をもらいました。(評:宮地ゆうこ)
美知子さん、定時制高校の先生をなさっているのでしたね。日常のひとこまがとらえられて素敵な句です。(評:多田有花)

【優秀/19句】
★冬の日の水平線の黒かりき/田岡 弘
水平線の「黒」は、いい発見で、「き」の働きが効いた。(評:高橋信之)

★天秤棒光るを肩に冬田晴/宮地ゆうこ
作者の視点は、「天秤棒」に絞られた。「晴」なので、生活が明るい。(評:高橋信之)

★里の日を集め素麺干されけり/多田有花
瀬戸内地方では、冬の間の乾燥を利用して、素麺を干す。それに日が差すと、流れる水のように日差しがさざめく。「日を集めて」なのである。いい風物詩。(評:高橋正子)

★パソコンの部屋の奥までくる冬日/相原弘子
普段パソコンを使っている部屋にも、陽射しがずっと奥まで差しこんできた。パソコンという機械を使う身にも、暖かい陽射しが、身にほんのりと血を通わせてくれる。(評:高橋正子)

★しゃりしゃりと枯芝踏みて図書館へ/平野あや子
枯れると乾いた「しゃりしゃり」と音を立てる芝生は、夏の間は、さぞかし青々としていただろうと思われる。芝の厚みを踏んで、図書館に出かけるのも楽しい。(評:高橋正子)

★銀杏黄葉ようやく一つの色となり/岩本康子
銀杏黄葉の遅速は、その木その木ではっきりわかります。12月になって、どの木もようやく同じ黄に高く立っている。そしてほどなく、残らず散ってしまいます。(評:相原弘子)

★冬草をちぎれば青き匂いして/安増恵子
冬草にこめられた根強さ、その匂いは、はっとします。生きているものをあらためて思います。年が明け寒に入ると、そのすべてをいっそうこめて春に備えています。(評:相原弘子)

★木枯しの自由なる道葉に触れり/碇 英一
ひょうひょうと木枯しの中を歩む作者の姿が目に浮かびます。とらわれのない自由な心で、何事も楽しめたらと羨ましく思います。(評:柳原美知子)

★湯気立てて布巾を絞る朝餉前/脇美代子
寒い朝、尚のことてきぱきと立ち働いていらっしゃる姿が見えます。「湯気たて」る布巾、良いですねえ。(評:宮地ゆうこ)

★北風が押し上げる空高く澄む/山野きみ子
北風が吹いた後の晴間は雲と空の境目が鮮明となり本当に透き通るような感じです。(評:磯部勇吉)

★上野駅吐き出す人ら落葉踏む/守屋光雅
上野の博物館、美術館は今、さまざまな催物ですね。一方、アメ横へ向かう人も多いはずです。<落ち葉踏む>のは前者ですね。<吐き出す人ら>が良いですね。(評:霧野萬地郎)

★植え終えて葱の百本天を指す/脇美代子(正子添削)
葱の苗は百本単位で売られていると教わったばかり。全部揃っての収穫までが楽しみですね。(評:霧野萬地郎)

★大根煮夫の手料理湯気の味/堀佐夜子
ご主人の手料理なら熱くて湯気がでてればいいなんて云いながら、本当は美味しいんでしょうね。で、<大根煮>は<だいこだき>と読むのでしょうか。(評:伊嶋高男)

★固き土手冬のすみれと出会いけり/安増惠子
寒くても土が固くても冬菫は可憐に咲いています。人もそう有りたいですね。(評:堀佐夜子)

★補助輪の音賑やかに冬日和/日野正人
自転車の稽古でしょう。補助輪のガタガタに親子の歓声が聞えます。(評:堀佐夜子)

★落葉踏む音軽やかに山の寺/石井信雄
「音軽やかに」が、とてもいいですね。気持ちの軽さでもあるのでしょう。山寺が、親しく感じられます。 (評:高橋正子)

★散り尽くす銀杏並木を出勤す/古田けいじ

★冬薔薇の茎高く咲く空に向け/吉田 晃

★裸木の瘤は正面あけすけに/金子孝道

▼選者詠/高橋正子
枯れ切って蓮にはがねのごとき水
冬泉手にあたたかさ寄せてくる
鈍行のことこと芽麦を渡りたる
『有難うございました』
脇美代子 2001年12月11日(火) 10:8:49 削除・編集
『お礼』
平野あや子 2001年12月11日(火) 9:52:30 削除・編集
『楽典さん、正子先生へ』
林 暁兵 2001年12月11日(火) 11:8:30 削除・編集
『御礼』
堀佐夜子 2001年12月11日(火) 12:21:7 削除・編集
『ありがとうございました』
田岡 弘 2001年12月11日(火) 14:35:7 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2001年12月11日(火) 15:57:7 削除・編集
『ありがとうございます。』
守屋光雅 2001年12月11日(火) 18:28:3 削除・編集
『ありがとうございました』
碇 英一 2001年12月11日(火) 19:26:33 削除・編集
『ありがとうございます』
多田有花 2001年12月11日(火) 19:48:17 削除・編集
『お礼』
山野きみ子 2001年12月11日(火) 20:40:16 削除・編集
『有難うございました』
宮地ゆうこ 2001年12月11日(火) 22:45:44 削除・編集
『有難うございます。』
岩本康子 2001年12月11日(火) 23:19:17 削除・編集
『高男さんへ』
岩本康子 2001年12月11日(火) 23:18:40 削除・編集
『お礼』
柳原 美知子 2001年12月12日(水) 0:39:54 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2001年12月12日(水) 2:0:50 削除・編集
『お礼』
日野正人 2001年12月12日(水) 10:51:1 削除・編集
『選句のお礼』
伊嶋高男 2001年12月12日(水) 11:37:14 削除・編集

『第385回入賞発表/選者高橋正子@』
高橋正子 2001年12月10日(月) 9:26:46 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第385回句会(12月07〜09日/選者高橋正子)の最優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★大根の葉をゆさゆさと持ち帰る/八木孝子
よく育った大根の葉の緑に、気持ちがゆったりと、豊かになる。平凡なものの豊かさを見ると、人間の生き方として、平凡でも、自分に正直にゆったりと生きるのが、一番真実に近い生き方のように思える。(評:高橋正子)
葉の青、どこかに覚える苦味、冷さが、ゆさゆさとしてきます。煮付けたり、漬物にしたりの大根葉です。(評:相原弘子)

★ビル今日も同じ形に冬晴れる/安田明子
いつもと変わらないビルなのに、冬晴れの空が、新鮮で、いきいきとしている。生きる勇気が湧いてくる句。(評:高橋正子)

★句集読む車窓に枯野広広と/安丸てつじ
句集の句を感じながら、その思いをもって眺める車窓の景色の枯野。深々としてしんとした心境がよい。(評:高橋正子)
『お礼』
八木孝子 2001年12月10日(月) 20:49:34 削除・編集
『有難うございます。』
安田明子 2001年12月10日(月) 22:36:56 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2001年12月11日(火) 1:1:42 削除・編集
『お礼』
安丸てつじ 2001年12月11日(火) 8:1:28 削除・編集

『第385回入賞発表/選者高橋正子A』
高橋正子 2001年12月10日(月) 9:26:3 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第385回句会(12月07〜09日/選者高橋正子)の優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【優秀21句】
★店の朝冬菜露もち積まれおり/山野きみ子
「冬菜」と「露」は、季重なりだが、問題はない。写生がしっかりして、作者の視点も定まっている。中七の「冬菜露もち」に、いい詩情がある。(評:高橋信之)

★貨物船喫水下げて冬港/岩崎楽典
昨日の句会に続きで、依然としてこの貨物船はカーゴーを積んでいるのか積荷を下ろして軽くなっているのか判りませんが、横浜の大桟橋から山下公園を散策した横浜港の情景が目に浮びます。(評:伊嶋高男)
私が<横浜の大桟橋から山下公園を散策した>のは、9月に上京したときだが、この句を読むと、昨日のことのように思う。誌友の皆さんとご一緒の吟行のように思う。これは、いい句だ。(評:高橋信之)

★大雪の空気の張りに朝日射す/吉田 晃
大雪の前には空気に<張り>があるとは、どういう事かのか。心理的な緊張も含めて読者も<張り>を感じます。(評:霧野萬地郎)

★蝋梅花まだまだ固き粒光る/宮地ゆうこ
蝋梅(臘梅)の蕾、咲けば芳香を放つ。蕾に頑張れよと言いたくなる。いい句だと思います。(評:野田ゆたか)

★はらはらと落葉舞い来る吾が膝に/堀佐夜子
花びらでなくても、紅葉でなくても、「吾が膝に」やってきた物は本当に愛しく嬉しい。心の温かくなる、好きな句です。(評:宮地ゆうこ)

★早出して旅の短日余しけり/野田ゆたか
冬日差す余した時間がゆったりと感じられます。(評:福田由平)

★しゃきしゃきと冬の蜆の水を切る/伊嶋高男
「しゃきしゃきと」に一票。冬だから一段といいです。(評:林 暁兵)

★短日の空に口笛吸い込まれ/安増惠子
口笛の吸い込まれゆく空も早や暮れてゆくかなしさ。(評:平野あや子)

★乾いた音させ新聞来る冬の朝/日野正人
朝早い新聞配達、冬の張りつめた空気を破るような寒い朝です。(評:山野きみ子)

★万年青の実一つ極る冬の庭/磯部勇吉

★白菜の尻切り揃えられ干さる/古田けいじ

★湯船残り湯どこからかみかんの香/相原弘子

★裏山をけもの駆けゆく寒き夜に/宮地ゆうこ

★コンクリート柱に朝の寒雀/岩本康子

★きらきらと銀線になる夜の雪/河ひろこ

★競り声の消えて市場の夜明けかな/金子孝道

★小鳥らし青き落葉の日々の道/碇 英一

★故里の報恩講や酢茎食う/安丸てつじ

★庭先に降りてふくらむ寒雀/池田和枝

★拾いたる銀杏落葉を書に挟み/岩崎楽典

★雪降る日音の鎮まる街の中/守屋光雅

▼選者詠/高橋正子
揺られ来て駅の水仙わずかに揺れ
冬凪の碧に鈍行来て止まる
キャベツ巻く小さき玉を傾けて
『お礼』
碇 英一 2001年12月10日(月) 10:29:21 削除・編集
『有難うございます。』
山野きみ子 2001年12月10日(月) 12:57:40 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2001年12月10日(月) 14:48:15 削除・編集
『弘子様、孝子様、ゆたか様、暁兵様へお礼』
多田有花 2001年12月10日(月) 16:15:41 削除・編集
『お礼』
堀佐夜子 2001年12月10日(月) 16:36:21 削除・編集
『お礼』
伊嶋高男 2001年12月10日(月) 22:18:34 削除・編集
『ありがとうございます』
河 ひろこ 2001年12月10日(月) 22:25:49 削除・編集
『お礼』
磯部勇吉 2001年12月10日(月) 23:29:25 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2001年12月11日(火) 0:39:25 削除・編集
『有難うございました。』
岩本康子 2001年12月11日(火) 5:37:18 削除・編集
『選句のお礼』
祝恵子 2001年12月11日(火) 8:36:45 削除・編集

『第384回入賞発表(12月6日)』
事務局 2001年12月7日(金) 9:36:41 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第384回入賞発表(12月6日/選者高橋正子)の最優秀句、優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★どの部屋も障子きれいに閉めてあり/相原弘子
「きれいに」に少女のような清純さがあり、障子の清潔さが示されています。明るい静かな日本の部屋ですね(評:高橋正子)

★冬鳥の声する方へ双眼鏡/岩本康子
これからの季節、日溜りの雑木林での野鳥観察は最高です。双眼鏡は首からぶら下げていれば、忘れることはありませんから安心です。(評:伊嶋高男) 

★壁を塗る脚立の上の冬の晴れ/堀佐夜子
何にでも興味を持ち近づいていく、佐夜子さんの面目躍如の作品ですね。塗られたばかりの外壁に冬の日差しが暖かい。そんな光景が目に浮びます。(評:伊嶋高男)
冬晴れの日の白い?壁塗り、左官さんの眼から詠まれている佐夜子さんの気持ちがいいと思います。身近な生活の中からの発見、 昨日の工場裏の句も好きでした。(評:岩本康子)

【優秀/14句】
★山歩く頬に触れたり冬木の芽/多田有花
冬木の枝が、ぱしんと頬に当たったりするのも、山を実感するときすね。山中の実感がよく出ています。(評:高橋正子)

★冬の雨浅草小路早や灯る/山野きみ子
早々と浅草の小路の店などが灯されて、冬雨のなかで、小粋で眩しいものが目に映ります。(評:高橋正子)

★蜜柑むくよく似た母と私の手/安増惠子
炬燵に入って蜜柑でも食べてと、平和なほのぼのとした生活が伺えます。親子は意外なところが、よく似ますが、手は特に特徴があるようです。私と娘も親指がそっくりです。それも太くて短い。でも後の指は長くてスマート(母似)ということになっています。(評:日野正人)

★干し柿をもんでやさしい甘さかな/池田和枝
干し柿の出来でゆく日々の穏やかな日差し。その日を受けて、醸し出される甘味は、一日一度揉むことで増す、全く自然の味です。いい色です。(評:相原弘子)

★選り分けて句帖にはさむ落ち葉かな/祝恵子
どのような落ち葉が、句帖にはさんであるのでしょう。色、艶、形、本当にたくさんの落ち葉があるものです。(評:相原弘子)

★柊の花の香のあるリースかな/戸原琴
最近は日本もクリスマスグッズが溢れていますが、手作りのリースは素晴らしいと思います。それも、ほのかな柊の香りがするなんて...。(評:岩本康子)

★冬鷺の銀波崩さず脚を挿す/宮地ゆうこ
鷺の細い姿が、池にそっと降り立ったが、波が立たなかった。挿す「動」と波崩さずの「静」の対比が面白い。(評:古田けいじ)
鷺の抜き足差し足のあの歩き方を綺麗に表現されております。<銀波崩さず>がすごい。(評:霧野萬地郎) 

★岩手山大きく雪の裾野引き/守屋光雅
岩手山は見たことも無いのですが、裾野まで雪がきたのですか。なだらかな傾斜の裾野を想像しましたが。(評:古田けいじ)
実際に見たことがないので憧れています。賢治の山の「雪の裾野」はどんなにか大きく素晴らしいでしょうね。(評:宮地ゆうこ)  

★池澄んで遠く水鳥遊ばせる/柳原美知子
水鳥に目をやれば、澄んだ水もずっと続いている。水面と水中の美しさが競い合って絵のように浮かびます。(評:宮地ゆうこ)

★日向ぼこ盲導犬にゆるみなし/林暁兵
安心して任せられる盲導犬のようですね。上5と下5の取り合わせがお見事で脱帽です。(評:霧野萬地郎)
日向ぼこをしていても盲導犬は主人に対する警戒は怠りません。眼光鋭く盲導犬にゆるみなしがいいです。(評:磯部勇吉)
主人は日向ぼこでリラックス,盲導犬は姿勢正しく正座の構え対照的に捉えたところが面白い。(評:守屋光雅)

★山茶花の日向のにほひ持ち帰る/平野あや子
冬の日向にほっかりと咲く山茶花、幽かによい匂ひがします。つい一枝持って帰りたくなります。(評:磯部勇吉)

★狐火や立ち入禁止というあたり/小峠静水
静水さんならではですね。「冬隣」の句も好きですけど、こちらを頂きました。(評:林 暁兵)

★穂芒の白き軽さの冬川原/碇 英一

★雲海を抜け神在りの出雲の海/伊嶋高男

▼選者詠/高橋正子
時雨けり若木の樅の集められ
時雨けりわずかを読みてまた眠る
『お礼』
平野あや子 2001年12月7日(金) 9:54:9 削除・編集
『男性のみ』
林 暁兵 2001年12月7日(金) 10:26:8 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2001年12月7日(金) 15:32:25 削除・編集
『有難うございます。』
山野きみ子 2001年12月7日(金) 15:44:15 削除・編集
『御礼』
堀佐夜子 2001年12月7日(金) 17:15:6 削除・編集
『おれい』
祝恵子 2001年12月7日(金) 18:26:23 削除・編集
『ありがとうございました』
多田有花 2001年12月7日(金) 18:38:11 削除・編集
『ありがとうございました』
碇 英一 2001年12月7日(金) 20:48:47 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2001年12月7日(金) 22:44:46 削除・編集
『ありがとうございました。』
池田和枝 2001年12月8日(土) 0:0:7 削除・編集
『選のお礼』
柳原 美知子 2001年12月8日(土) 0:34:4 削除・編集
『お礼。』
岩本康子 2001年12月8日(土) 1:19:23 削除・編集
『ありがとうございます。』
守屋光雅 2001年12月8日(土) 2:38:39 削除・編集
『御礼』
戸原琴 2001年12月8日(土) 22:48:35 削除・編集

『第383回入賞発表(12月5日)』
事務局 2001年12月6日(木) 11:7:35 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第383回入賞発表(12月5日/選者高橋正子)の最優秀句、優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★ドア開ければ今日も落葉が新しい/日野正人(信之添削)
句となる対象に、ストレートに接して、余計な思いやたゆたいがない。俳句の、もっとも俳句らしいところといえる。日々の落葉は、真新しく清潔。(評:高橋正子)
ごく身近なところでの驚きと感動。安らかな日々が思われます。(評:相原弘子)
日に日に落葉は代わって行く様子が、新鮮な驚きとして捉える作者の感度がすばらしい。(評:霧野萬地郎)

★柿干して夕日しばらくこの窓に/藤田洋子
女性らしいやさしい抒情が、「柿干して」や「夕日」によって、やわらかい風景として描き出されている。(評:高橋正子)
干された柿の色と夕日の色が響き合って美しい夕景を作りました。(評:多田有花)
南予への道に沿って、どの家にも柿を軒に干していました。夕日とぴったりですね。あの時を思い出しながら、鑑賞しています。好きな句です。(評:霧野萬地郎)
柿を干して窓が明るくなり、干し柿の数ほど夕日があるようです。(評:磯部勇吉)

★北風に乗って近づくロシア船/河ひろこ
「北風」と「ロシア」は、やや付き過ぎだが、平明で率直な言葉がいい。(評:高橋信之)

【優秀/13句】
★戦争を詠んだ俳人冬に逝く/守屋光雅
前書きはないが、一つの時代の終ろうとする感慨が伝わってくる。「冬に逝く」という季感がいい。(評:高橋信之)

★藍甕の鈍き凍て水あかりかな/碇 英一  
今回はみることが出来ませんでしたので、碇さんの句から雰囲気だけ想像しています。(評:古田けいじ)

★浮きひとつピタリと立ちて山眠る/林 暁兵
へらぶなでしょう。あたりが来る前の静寂、来ないままの静寂、どちらでも楽しいへらぶな釣り。「山眠る」が浮きといっしょで、動かない。(評:古田けいじ)

★凍星の澄みし大気に深呼吸/目見田郁代
気持ちのいい句ですね。でもこちらでは今夜はらはら雪が降っていて深呼吸は無理なんですよ。(評:河 ひろこ)

★大北風に乾きほどよき干かれい/平野あや子
強く寒く吹き込む北風は、干かれいの旨味をほどよく引き出して
くれるのですね。(評:藤田洋子)
寒風が吹いて干物作りにはいい季節。淡路の乾いた青空がきれいです。(評:多田有花)

★裸木となりて眠りの深き森/右田俊郎
すっかり葉を落して森は深い眠りの冬に入ったのですね。静かで情緒のある句だと思います。(評:山野きみ子)
裸木ばかりの森は一種幻想的な感じがして好きです。 静まり返った冬の森...。 (評:岩本康子)

★炭を焼く煙ひとすじ青空へ/磯部勇吉
冬の澄んだ空へ山あいの炭焼きの煙の立ち上るさまは、趣深く
心あたたまる冬景色です。(評:藤田洋子)

★泥葱を置き勝手口の長話/小原亜子
もう少し纏められるような句ですが、女の世界を見られました。お鍋の火大丈夫。(評:小峠静水)

〈伊予絣に〉
★藍の海潜りし糸に冬日さす/岩本康子

★朝陽来る霧氷と見えるあたりまで/古田けいじ

★いくたびも落葉を踏んで山下る/多田有花

★冬林檎八つに割れて蜜あふれ/池田和枝

★石蕗咲くや作業着干しし工場裏/堀佐夜子(信之添削)

▼主宰詠/高橋信之
午前四時部屋を温めて今日始まる
太幹の黒ぐろ朝に時雨ける
風邪見舞い林檎の赤の暖かし
『お礼』
平野あや子 2001年12月6日(木) 9:49:28 削除・編集
『けいじさん、ゆうこさん、正子先生へ』
林 暁兵 2001年12月6日(木) 10:33:53 削除・編集
『ありがとうございます。』
守屋光雅 2001年12月6日(木) 10:35:12 削除・編集
『有難うございます』
堀佐夜子 2001年12月6日(木) 14:50:26 削除・編集
『ありがとうございました』
碇 英一 2001年12月6日(木) 16:7:17 削除・編集
『ありがとうございました』
多田有花 2001年12月6日(木) 17:50:41 削除・編集
『正子先生、河様、岩崎様、堀様へ』
目見田郁代 2001年12月6日(木) 18:29:1 削除・編集
『ありがとうございました』
河 ひろこ 2001年12月6日(木) 20:8:29 削除・編集
『お礼』
藤田洋子 2001年12月6日(木) 21:20:20 削除・編集
『ありがとうございます。』
磯部勇吉 2001年12月6日(木) 21:55:16 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2001年12月7日(金) 4:50:57 削除・編集
『お礼』
日野正人 2001年12月7日(金) 5:11:38 削除・編集
『お礼です。』
池田和枝 2001年12月7日(金) 9:43:28 削除・編集

『第382回入賞発表(12月4日)』
事務局 2001年12月5日(水) 9:53:11 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第382回入賞発表(12月4日/選者高橋正子)の最優秀句、優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★墨色のいきいきとして大かぶら/八木孝子
墨色が「いきいきとして」大胆である。蕪のみずみずしさが出た。(評:高橋正子)
筆先の勢い、墨の流れ。かぶらの素晴らしい絵が見えてきます。(評:宮地ゆうこ)

★みちのくの陽の色貯めしりんご来る/古田けいじ
おいしそうな林檎ですね。 有花さんと全く同感です。 けいじさんには確か、去年、吊るされた干し柿を詠まれた面白い句があったのを思い出しました。 記憶に間違いなければ....。(評:岩本康子)
りんごのおいしい季節ですね。蜜入りリンゴはたまりません。「みちのくの陽の色」が素敵です。(評:多田有花)
真っ赤なりんごは、まさに陽の色ですね。 (評:脇美代子)

★冬菜入れ朝餉の味噌の耀く香/山野きみ子
「耀く香」に生活の喜びがあふれている。(評:高橋正子)
冬菜の緑を散らすと、ぱっと耀くような朝餉の味噌の香りが漂う。料理の作り手の喜びの一瞬が鮮やかに詠まれています。(評:八木孝子)

【優秀/14句】
★浅瀬来て立ちあがりたる都鳥/碇 英一
「都鳥」は冬の季語。季節の静かさにも「立ちあがりたる」ものがある。いい発見である。(評:高橋信之)

★滝涸れて源頭に日の当たりけり/多田有花
いい風景である。滝が「涸れて」明るいのである。「源頭」は、滝の落ち口と解した。(評:高橋信之)

★冬に目を閉じると明るいなにもかも/相原弘子
こういう、落ち着いた、ゆったりした気持ちの時を持ちたいものです。(評:古田けいじ)
目を閉じて瞑想すると、何もかもが明るく見える、冬の澄んだ空気の中で、澄んだ心の作者にのみ見えるものがあるのでしょう。私も目を瞑って見ました。(評:八木孝子)
一読で身に入り、何度も何度もつぶやきになります。心に寄り添う句、とても好きです。(評:宮地ゆうこ)
葉を落とした木々、遮るもののないような空間の広がり日を透かすまぶたの赤みまで感じます。 (評:脇美代子)

★自転車屋の工具雑多に冬の雨/磯部勇吉
どういうわけか、自転車屋は寒くても店を開けて、いつも修理工具と油でなにやらしています。結構、メカぶって、バンカラな楽しさもあるのですね。好きな句です。(評:霧野萬地郎)

★冬欅こずえは澄みて空に入る/宮地ゆうこ
澄みきった冬の青空が美しく映しだされます。(評:山野きみ子)

★飛ばし合う靴それぞれの冬の空/岩崎楽典
冬晴れの空へ、高く遠くへと飛ばし合う光景は、とても懐かしい気がします。空気を割く音が聞こえてきます。(評:日野正人)
明日天気になーれ。昔は下駄、今は靴ですか。ただ単に靴を飛ばしているだけかな。(評:古田けいじ)

★雨の鋪道化石するらし落葉たち/岩本康子
濡れて舗道に貼りついた落ち葉を化石へ展開する発想がすばらしい。(評:霧野萬地郎)
舗道にピタリと引っ付いた落ち葉の感じはまさに化石の一部になったかのようです。(評:碇 英一)

★子らの声賑わい抜ける片時雨/池田和枝
子らの声が片時雨の中を抜けていったのか、片時雨が子らの声の中を通り過ぎていったのか、いずれにしても、子供達は時雨など気にも止めず賑わっていて明るい。(評:磯部勇吉)

★時雨来て地に沈みゆく幹の色/脇美代子
雨に濡れた幹の色が印象的に詠われていると思いました。(評:伊嶋高男)

★カレンダー後一枚の雪景色/阪本登美子
雪景色はカレンダーの絵か写真だとすると、季語になるのかなあと考えていましたが、カレンダーが後一枚で12月であることは間違いないですね。12月のいろいろな計画、感慨が浮んでくる趣のある句ですね。(評:伊嶋高男)
忙しない師走、残り一枚のカレンダー、雪景色で少しのゆとりを持たせてくれます。(評:山野きみ子)

★大根を引き抜く途端転びけり/堀佐夜子
笑っちゃいけないんでしょうが、こういう光景を見ると大笑いしてしまいますよね。佐夜子さんらしい楽しい句。 (評:多田有花)

★どこまでもいけどもいけども冬満月/冬山蕗風

(機上にて)
★小春らし熊野の峯の影重ね/霧野萬地郎

★銀杏散るもの皆すべて金に染め/右田俊郎

▼主宰詠/高橋信之
今年また小さな聖樹を棚に置く
裸木となりしポプラの玻璃に立つ
日がきらきら師走の晴れの沖を見る
『御礼』
阪本登美子 2001年12月5日(水) 14:20:7 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2001年12月5日(水) 14:40:12 削除・編集
『有難う御座いました。』
磯部勇吉 2001年12月5日(水) 16:50:23 削除・編集
『お礼』
八木孝子 2001年12月5日(水) 17:4:52 削除・編集
『お礼』
堀佐夜子 2001年12月5日(水) 18:16:12 削除・編集
『ありがとうございました』
碇 英一 2001年12月5日(水) 20:0:18 削除・編集
『お礼』
山野きみ子 2001年12月5日(水) 21:21:24 削除・編集
『有難うございます』
脇美代子 2001年12月5日(水) 23:34:44 削除・編集
『お礼』
池田和枝 2001年12月5日(水) 23:43:25 削除・編集
『ありがとうございました』
多田有花 2001年12月5日(水) 23:52:36 削除・編集
『有難うございました』
宮地ゆうこ 2001年12月6日(木) 6:4:41 削除・編集
『有難うございました。,』
岩本康子 2001年12月6日(木) 6:7:46 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2001年12月6日(木) 11:4:54 削除・編集
『御礼』
磯部勇吉 2001年12月6日(木) 21:46:25 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2001年12月7日(金) 5:1:34 削除・編集

『第381回入賞発表(12月3日)』
事務局 2001年12月4日(火) 14:53:6 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第381回入賞発表(12月3日/選者高橋正子)の最優秀句、優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★残菊の丈の短きのみ活ける/柳原美知子
咲き残る菊を活けようと思って切り取れば、その丈は、短いものばかりになった。強く主張するテーマではないけれど、残菊を言い得ている。(評:高橋正子)
残菊は清らかに思えてなりません。いとおしい。短いのだけを、どのような花瓶に活けられたのでしょう。曲がっている茎や、葉のくすみを、思い浮かべています。(評:相原弘子)

★植木切る音の乾きを冬天へ/平野あや子
「音の乾き」に、思い浮かべる冬の空は、うす曇の白く高い空であろうか。剪定された枝が、地面に散らばって、松葉の匂いなどがしている庭が想像できる。(評:高橋正子)
島の晴れた冬の空気の中に剪定バサミの音が響いているのでしょう。(評:多田有花)

★銀杏黄葉マラソンの万国旗振られ/祝恵子(信之添削)
すっかり色づいた銀杏の並木をやってくる、マラソン選手を応援する万国旗が、明るい。万国旗も銀杏黄葉もさざめいて光を反射している。(評:高橋正子)

【優秀/16句】
★冬の夜のオリオンを背に風見鶏/安増惠子(信之添削)
「風見鶏」に絞られている焦点がいい。「冬の夜」のひろびろとした世界に心を遊ばせた。(評:高橋信之)

★顔ほどの冬日と歩き暮れてゆく/宮地ゆうこ
上五の「顔ほどの」は、従来の俳句にあまり見られない表現だが、「冬日」を身近に引き付けたので、現代風でリアルな俳句。(評:高橋信之)

★枯れきってすすきの揺れもちぐはぐに/金子孝道
枯れ芒の様子がよくわかります。その根元には、野菊の、これも枯れようとしているのを、抱いているのもあります。ざわざわしているのに静かです。(評:相原弘子)
乾燥した冬の道での転がる石の音は軽やかにさえ聞えます。(評:堀佐夜子)
 
★地震来て師走の闇に落ちし音/守屋光雅
昨晩の岩手震源の地震。<闇に落ちし音>でそのすごさ、驚き、恐ろしさなどが彷彿と致します。被害はありませんでしたか?(評:霧野萬地郎)
地震の緊迫した行動と、白い雪の景色がダイナミックに迫り、印象深いです。(評:宮地ゆうこ)
昨夜の地震は東京でもかなり揺れましたが、震度2だそうで、周囲の人はもっと揺れたと不満そうでした。盛岡は震源地なのでさぞ驚かれたでしょう。雪に埋まれた地震は恐怖感がありますね。(評:伊嶋高男)
お怪我がなくなによりでした。「雪の積む」というのが岩手だなあと感じました。(評:多田有花)
地震強かったのですね。外には雪が積もって、余震が恐いです。(評:平野あや子)

★藍瓶の底を流れる冬の潮/音羽和俊
濃紺の冬の海の底に黒潮が遡って来る様を作者は藍瓶中に見た。(評:磯部勇吉)
藍染めの発酵を待つ時間と瓶の置かれている寒々とした作業場を詠んで詩のある俳句。(評:守屋光雅)

★初雪や屋根に石置く木曽の宿/金子孝道
これから、深い雪に覆われれば、屋根の石などは隠れてしまうのでしょう。その兆しの初雪で、<木曾>なるが故に、これから季節の重さが感じられます。(評:霧野萬地郎)
木曽路も雪ですか。浮世絵にありそうな景色ですね。(評:伊嶋高男)  

★石蹴って転がる音の寒さかな/小峠静水
乾いた虚しい音、山頭火の詩を連想します。(評:磯部勇吉)
男にも寂しい時がある。このやろー、と蹴った石の音の冷たさに又余計に寂しくなってしまった。というところですか。(評:古田けいじ)
芭蕉俳諧の〈軽み〉というのはこういう句ではと思った。作者の病気快癒おめでとうございます。(評:守屋光雅)
なにげなく蹴る石の転がる音に寒さを覚える、なにげない動作をよく詠まれています。(評:平野あや子)

★冬林やぴいと鳴いては鹿駆ける/多田有花
「冬林」と鹿の鳴き声に野生を強く感じます。目が合ったりしたら素晴らしいですね。(評:宮地ゆうこ)

★大根の背伸びしている月夜かな /磯部勇吉  
近くの畑に行って、大根を見つめたのですが、「背伸びしている」とは気が付きませんでした。大根は夜大きくなるのだろうか。(評:古田けいじ)

★茫々と枯れひと色の蓮の池/山野きみ子
この時期の蓮は気の毒なくらい。枯れひと色ですね。(評:河 ひろこ)

★白菜割る今日新刊を開くごと/脇美代子
白菜と新刊の組み合わせは絶妙ですね。 (評:堀佐夜子)

★手に浸みし焚き火の匂い湯舟まで/守屋光雅  
一日の仕事を終えた安堵感を覚えます。(評:碇 英一)

★芽麦田へ影を置いては屋根を塗る/相原弘子

★シーツ干す端を掠める冬の翳/池田和枝

★霜降りて野菜は甘味を賜るる/冬山蕗風

★赤蕪が括られ無人スタンドに/古田けいじ

▼選者詠/高橋正子
 旧制松山高校跡
青春の碑をとりまき冬草青あお
さやさやと銀杏黄葉の夕風に
冬桜玻璃に溢れて朝刊読む
『お礼』
平野あや子 2001年12月4日(火) 10:54:28 削除・編集
『御礼』
安増惠子 2001年12月4日(火) 11:52:43 削除・編集
『ありがとうございました』
多田有花 2001年12月4日(火) 12:49:3 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2001年12月4日(火) 13:30:13 削除・編集
『有難う御座いました,』
磯部勇吉 2001年12月4日(火) 14:56:25 削除・編集
『有難うございます』
脇美代子 2001年12月4日(火) 18:56:5 削除・編集
『久しぶりの喜び』
小峠静水 2001年12月4日(火) 20:8:45 削除・編集
『おれい』
祝恵子 2001年12月4日(火) 21:16:33 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2001年12月4日(火) 23:5:25 削除・編集
『ありがとうございました。』
池田和枝 2001年12月4日(火) 23:59:59 削除・編集
『選句お礼』
柳原 美知子 2001年12月5日(水) 1:21:7 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2001年12月5日(水) 3:9:11 削除・編集
『ありがとうございます。』
守屋光雅 2001年12月5日(水) 5:3:3 削除・編集
『お礼』
音羽 和俊 2001年12月5日(水) 8:8:7 削除・編集

『第380回入賞発表(12月2日)』
事務局 2001年12月3日(月) 14:0:35 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第380回入賞発表(12月2日/選者高橋正子)の最優秀句、優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★青空に鋏鳴らして黄葉降らす/柳原美知子
剪定の鋏の音がするたびに、黄葉が降ってくる。青空に響く鋏の鉄音が、緊張感を高め、黄葉をいっそう美しく感じさせている。(評:高橋正子)

★冬天の月と並びて飛機の吾/脇美代子
飛行機に乗り、音もなく空を飛んでいるとき、窓にいつも月が見えるときがある。世俗から離れた思いで、空を飛ぶ楽しさである。(評:高橋正子)

★強霜を踏む音馬場の朝早し/安丸てつじ
ひづめの音を高くさせて、霜の馬場を駆ける馬が、確かな目で詠まれている。馬の吐く白い息や、たてがみの乱れなど想像できて、生き生きとした馬場の早朝の様子が新鮮である。(評:高橋正子)
朝の馬場の張り詰めた雰囲気を感じます。(評:碇 英一)

【優秀/16句】
★レモン一つ冷たき丸さ渡される/碇英一
「レモン」である前に「冷たき丸さ」。感覚的で好きな句です。(評:宮地ゆうこ)

★夕日浴び啼いて羽ばたく大白鳥/守屋光雅
夕日に映える大白鳥、あまりに美しい光景に思わず見とれてしまいます。(評:藤田洋子)
大きいのですね白鳥は。その啼き声も、羽ばたきも、想像するのみですが、夕日を浴びるという光景に、いっそう思いを馳せます。(評:相原弘子)

★腕まくりして迎えたる十二月/岩本康子
何事にも前向きな作者。一年の締めくくりの月を迎えた心意気が伺えます。(評:野田ゆたか)
いよいよ康子さんの12月が来ますね。(評:音羽和俊)

★精米のスイッチを入れて日向ぼこ/平野あや子
精米が終わるまで日向ぼこなんて長閑でいいですね。(評:磯部勇吉)
日向ぼこして又いい俳句作るんでしょうネ、七分搗きの美味しいお米ですか?自然のくらしいいな〜。(評:小峠静水)

★白息を集めて手配師点呼取る/野田ゆたか
ハローワークの門の前を想像しましたが。「白息を集め」が冬の早朝の雰囲気を出していると思いました。(評:古田けいじ)
土建屋の手配師が白い息を吐きながら集まってくる人足の人数を確認している朝の情景が分かります。(評:磯部勇吉)
20年前の大阪ではこのような光景をよく目撃しましたが、あまり変わっていませんね。それにしても、「手配師」はすごい。恐れ入りました。(評:伊嶋高男)
寒い冬の朝の様子が良く見えてきます。(評:音羽和俊)
師走早朝の風景・仕事にありつけるだけでもいいご時世である。間もなく正月休暇となる。(評:守屋光雅)
生きていくことのギリギリの営みが寒さの中の
白息に表れています。(評:碇 英一)

★乾杯し先ずはふぐ刺し舌に置く/霧野萬地郎
萬地郎さんはふぐ刺しでしたか。私はたしかカラスミだったような記憶が。それにしても食べきれないほどのご馳走でした。(評:多田有花)

★冬晴れの海見えるまで登り来て/藤田洋子
冬の気持ちの良い晴れた日、山道を登ってみたら海が見えた。その感激は大人になっても変わりませんよね。(評:多田有花)
海、空、山、澄んだ空気・・深呼吸したくなるような爽やかさです。(評:宮地ゆうこ)

★どこまでも青き空あり落葉径/藤田洋子
此方も良い天気でした。落ち葉の径を歩きながら見上げる空には雲も見えず、ただただ青かった。(評:古田けいじ)

★居間の鉢蜜柑を盛れば灯に耀る/目見田郁代
居間の灯に盛られたつやつやとした蜜柑の照り、あたたかい家庭の団らんを感じます。(評:藤田洋子) 

★合図めく冬星きらと曙に/堀佐夜子
寒さもさることながら、今日の予定が上手くいきそうな予感。空を見上げる気持ちがすがすがしい。(評:野田ゆたか)

★葱の色提げて夕暮急ぐ人/宮地ゆうこ
冬、それも師走の夕暮れがよくわかります。揃えなければならないもののひとつに葱も。その色が鮮やかです。(評:相原弘子)
暮れ方の色が霞んで見えるようで、好きな句です。(評:伊嶋高男)

★石投げて思い出拾う冬の海/阪本登美子
誰かと歩いた海辺。あの時もこんな風にして石を投げたっけ。「思い出拾う」がユニークです。(評:古田けいじ)

★山眠る橋の傾斜へ車吐き/相原弘子
見事な冬の写生句。ベテランの味です。(評:安丸てつじ)

★姫沙羅の肌つややかに北風の吹く/多田有花
沙羅の幹のつるつると北風の取り合わせ一層の冬景色を感じます。お逢いしてから有花様の山が鮮明に見えます。御句で山登りしています。(評:目見田郁代)

<相生山徳林寺>
★本堂に座せば音立て枯葉寄る/古田けいじ

★「槍を持て」声する冬の天主閣/音羽和俊

▼選者詠/高橋正子
冬黄葉沖は平らに白光を
熱に臥ししずけきものに冬の部屋
熱の身の芯まで浸す冬の樂

『お礼』
平野あや子 2001年12月3日(月) 10:14:59 削除・編集
『ありがとうございました』
多田有花 2001年12月3日(月) 10:31:0 削除・編集
『有難うございました』
堀佐夜子 2001年12月3日(月) 11:20:29 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2001年12月3日(月) 13:53:16 削除・編集
『お礼とお見舞い』
岩本康子 2001年12月3日(月) 13:58:8 削除・編集
『御礼』
阪本登美子 2001年12月3日(月) 14:54:11 削除・編集
『お礼』
相原弘子 2001年12月3日(月) 14:56:14 削除・編集
『ありがとうございます。』
守屋光雅 2001年12月3日(月) 17:45:37 削除・編集
『おれい』
脇美代子 2001年12月3日(月) 18:2:25 削除・編集
『お礼』
目見田郁代 2001年12月4日(火) 8:44:7 削除・編集
『ありがとうございました』
碇 英一 2001年12月3日(月) 20:7:4 削除・編集
『お礼』
安丸てつじ 2001年12月3日(月) 22:15:26 削除・編集
『ありがとうございました』
藤田洋子 2001年12月3日(月) 23:11:52 削除・編集
『御礼』
宮地ゆうこ 2001年12月3日(月) 23:32:13 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2001年12月4日(火) 0:16:45 削除・編集
『選句のお礼』
柳原 美知子 2001年12月4日(火) 1:9:19 削除・編集
『有難う御座いました』
音羽 和俊 2001年12月4日(火) 11:36:39 削除・編集

『高点句発表』
日野正人 2001年12月3日(月) 3:22:3 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第379回句会(12月1日/選者高橋正子)

【最高点/3点/同点2句】
★磨かれて玻璃百枚の冬日かな/阪本登美子
★落葉掃くなかに混じりし蝶の翅/田岡弘

『ありがとうございました』
田岡 弘 2001年12月3日(月) 16:39:55 削除・編集

『第379回(12月1日)入賞発表/選者高橋正子』
事務局 2001年12月2日(日) 11:30:8 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第379回句会(12月1日/選者高橋正子)の最優秀句、優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★石叩き鳴いては空気を振りこぼし/相原弘子
鶺鴒の鈴を振るような鳴き声が、ありありと聞こえてきます。「空気を振りこぼし」が、それを言い得ています。(評:高橋正子)
「空気をふりこぼし」で鳥の動作や空気の揺れまで鮮やかに浮かびます。(評:宮地ゆうこ)

★母という一語の重さ冬木の芽/八木孝子
母は、けっして甘美なものではなく、個人的にも社会的にも、重いものです。未来の希望を育んでいる冬木の芽が、その気持ちを象徴的にあらわしています。(評:高橋正子)
命の誕生を詠って素晴らしい。母なるものは偉い。(評:守屋光雅)

★門松の松積み上げし村を過ぐ/伊嶋高男
早々と正月の準備をする村がある。門松は、市場に出荷されるために集められ、積み上げられているのだろうが、その村だけ、特別に松のみどりが、生き生きと、人の暮らしも生き生きとしている。(評:高橋正子)
早々と年末年始準備の村。静かな日差しと松の緑が目に浮かびます。(評:相原弘子)

【優秀/15句】
★鯔とんで夕べ平らな冬の海/多田有花
口語のいいリズムである。軽やかなのである。俳句のいい写生である。「平らな」が効いた。(評:高橋信之)

★落葉する前のざわめき楢大樹/古田けいじ
詩情があっていい。「前」にある詩情がいい。(評:高橋信之)

★カレンダー一枚となり冬座敷/冬山蕗風
作者の思いが静かに伝わってくる。過ぎ去った一年の思いが「カレンダー一枚」に残された。(評:高橋信之)

★磨かれて玻璃百枚の冬日かな/阪本登美子
ビルでしょうか、由緒ある建物でしょうか。手入れのよさと、穏やかな冬晴れが、『玻璃百枚』に反射してやみません。(評:相原弘子)
磨かれたビルのガラス窓に冬日が注ぐ、たくさんの窓すべてに冬日の光が反射して輝いて見えます。(評:八木孝子)

★オリオンの光凍って冬の夜空/安増恵子
夜空に澄みきったオリオン星座、寒そうですけれど冬の美しさが伝わります。(評:山野きみ子)

★粉々になりし落葉の歩道かな/岩崎楽典
都会の落葉は沢山の人に踏まれてすぐに粉々になりますね。身近に季節の移ろいを感じます。(評:山野きみ子)

★ブランコを漕いで小春の空を飛ぶ/日野正人
宇和郡松野町の小学校の大きな銀杏は黄葉して、その下にブランコと懸垂吊り輪がありました。澄んだ空気の山河は色鮮やかで、そのまま空中に飛び出したい気持がよく分かりました。久万町も同じなのでしょうね。東京では、地面に目が行ってしまいそうです。(評:伊嶋高男)
穏やかで暖かい、小春ならではの情景。好きな句です。(評:宮地ゆうこ)

★落葉掃くなかに混じりし蝶の翅/田岡弘
次の命へ繋ぐ落ち葉の中に、命を消滅させた蝶の翅の発見。季節の巡りにそれぞれの命の様を考えさせられます。(評:霧野萬地郎)
新鮮で、鋭い感覚が魅力的です。(評:伊嶋高男)

★大屋根のはるか上より散る銀杏/祝恵子
大屋根を持つ大きな建物のはるかに上からの銀杏はきっと神社かお寺なのでしょうか。黄色と青空と神域を想像しています。(評:霧野萬地郎)

★繊維目も膨らむほどに冬晴る/日野正人
「繊維目もふくらむほどに」の冬晴れ、とても新鮮な感じ方に惹かれました。(評:八木孝子)

★小春日の溢れる光冷え速し/岩本康子
冬の季節の実感とあわただしさのようなものを感じます。(評:碇 英一)

★風呂場より歌の聞こえし花八手/戸原琴
人の生き生きとした生活が感じられて楽しさを感じます。(評:碇 英一)

★枯芝に群れる雀のしずかなる/碇 英一

★広くなりし庭にまだ咲く冬の薔薇/河ひろこ

★羅漢堂風荒ぶれて杉落葉/守屋光雅

▼選者詠/高橋正子
張りつめて空気の通う冬桜
手に馴染み師走の日記のあたたかし
冬灯し読み了ゆ「ハックルベリー・フィン」
『お礼』
岩本康子 2001年12月2日(日) 11:26:34 削除・編集
『ありがとうございました』
八木孝子 2001年12月2日(日) 11:58:22 削除・編集
『ありがとうございます』
相原弘子 2001年12月2日(日) 14:17:29 削除・編集
『ありがとうございました。』
田岡 弘 2001年12月2日(日) 14:51:5 削除・編集
『ありがとうございます。』
守屋光雅 2001年12月2日(日) 17:4:10 削除・編集
『ありがとうございました』
多田有花 2001年12月2日(日) 17:6:23 削除・編集
『ありがとうございました』
碇 英一 2001年12月2日(日) 19:58:12 削除・編集
『お礼』
日野正人 2001年12月2日(日) 20:34:5 削除・編集
『ありがとうございました』
河 ひろこ 2001年12月2日(日) 21:21:48 削除・編集
『選句のお礼』
伊嶋高男 2001年12月2日(日) 21:38:16 削除・編集
『お礼』
祝恵子 2001年12月2日(日) 22:45:55 削除・編集
『高点句発表』
日野正人 2001年12月3日(月) 3:22:56 削除・編集
『坂本登美子様へ』
堀佐夜子 2001年12月3日(月) 17:20:55 削除・編集
『ありがとうございました』
冬山蕗風 2001年12月3日(月) 17:56:47 削除・編集
『御礼』
戸原琴 2001年12月4日(火) 0:34:47 削除・編集

『第378回入賞発表/選者高橋正子@』
事務局 2001年12月1日(土) 1:20:40 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第378回句会(11月28〜30日/選者高橋正子)の最優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★縁側に白菜ならべ陽のみどり/守屋光雅
「陽のみどり」は、感覚的な捉え方で、高い精神を感じます。白菜に当たる陽が、清浄なまでに輝いています。(評:高橋正子)
白菜付け用に干されているのでしょうか、白菜の色が反射して陽の光もみどりに感じられる。詩があります。(評:八木孝子)

★石蕗咲くや朝に大きく生き生きと/碇 英一
石蕗の花は、冬の季語で、初冬の庭に「大きく生き生きと」である。秋の花々が途切れた頃の庭を楽しませてくれる。(評:高橋信之)

(砥部にて)
★陶の里冬日すみずみ行き渡る/岩本康子
砥部には、長く住んでいましたが、冬の陽射しは、低くてすみずみまで行き渡るのです。静かで穏やかな心境が。陶の里によくあっています。(評:高橋正子)
砥部焼の町は国道沿いに広がっている感じで、「冬日すみずみ」が上手だと思いました。もう一句。栴檀の実と昼の月も好きな句です。(評:伊嶋高男) 
『有難うございます。』
岩本康子 2001年12月1日(土) 8:16:48 削除・編集
『ありがとうございました。』
碇 英一 2001年12月1日(土) 8:49:56 削除・編集
『新たなる出発です。』
守屋光雅 2001年12月1日(土) 16:32:56 削除・編集

『第378回入賞発表/選者高橋正子A』
事務局 2001年12月1日(土) 14:48:46 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第378回句会(11月28〜30日/選者高橋正子)の優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【優秀25句】
★冷えてくる五重塔へ夕陽落ち/古田けいじ
日中の陽射しの温みが、次第に消えて冷えてきます。五重塔も、夕焼け空にくっきりとシルエットを刻んでいるのでしょう。夕陽の沈む時が、印象付けられています。(評:高橋正子)
五重塔の重みが「冷えてくる」で確かになっているようです。(評:林 暁兵)

★大根は長し真白く洗い上げ/相原弘子
「洗い上げ」て、「長し真白く」である。生活のよさである。美しさである。(評:高橋信之)

★しなやかに立つマヌカンの赤マフラー/平野あや子
「マヌカン」はマネキンのことで、フランス語。よく見かける街の風景であるが、うまく言葉に乗せた。(評:高橋信之)

★木守柿不器男の庭の空高く/柳原美知子
不器男生家の庭をまさしく空から見守るような木守柿の風情。枯れ色深まりまりゆく不器男生家の佇まいを想像させてくれます。(評:藤田洋子)

★ダンボール溢れて届く冬野菜/八木孝子
溢れるほど詰められたとりどりの冬野菜、送り手のやさしさ、あたたかさが句に溢れます。(評:藤田洋子)

★句碑巡るまわり道して落葉踏む/多田有花
落葉踏みしめて行く音も軽やかに、句碑巡りの吟行の楽しさが伝わります。(評:藤田洋子)

★しばらくは落葉の遊ぶ空となり/脇美代子
赤や黄の紅葉はひときわ楽しそうに落ちてきますね。この句のおかげで、今日の落葉掃きは楽しめました。(評:宮地ゆうこ)

★つり銭を渡すその手で鱶を裂く/霧野満地郎
活き活きと働いている人の姿が目に浮かびます。(評:林 暁兵)
鱶の皮をびゅうっと剥く音が聞こえてきます。(評:磯部勇吉)
内子の魚屋のおかみさんですね。じゃこ天を買って食べましたね。こうゆうのが吟行の醍醐味ですね。(評:伊嶋高男)

★駄菓子屋に弾む子の声一葉忌/山野きみ子
一葉忌だからいいんでしょうね。(評:林 暁兵)
駄菓子屋はあまりにも付き過ぎのようですが、下町にはこのような情景がまだ残っています。明日は三の酉ですね。(評:伊嶋高男)

★藁塚の陰より子らの冬帽子/堀佐夜子
関西方面の冬はからっとしていて藁も乾いてかさかさしていることでしょう。子供達がかくれんぼでもして冬帽子がちらちら見えているような情景を想像します。(評:磯部勇吉)

★寒灯を右手に浴びて点滴す/小峠静水
お元気になられましたか。寒い夜の点滴は心細さも一入だと思います。(評:碇 英一)

★冬草に日のぬくみある梅山窯/藤田洋子
「日のぬくみ」が、遠い昔の窯のぬくみを彷彿させて好きな句です。(評:宮地ゆうこ)

★自転車の荷籠の軍鶏や冬日和/岩崎楽典
東京の人形町の四つ角に軍鶏を飼っている鳥屋があります。自転車の荷台の籠から軍鶏が首を出している光景は東京でも以前はよく見掛けたような気がしますが、珍しいですね。(評:伊嶋高男) 

★ポット持つ子らと流星待つ広場/音羽和俊
寒いけど暖かい情景ですね。流星がたくさん見えたでしょうか?(評:多田有花)

★荒星や四国巡礼の決意聞く/伊嶋高男

★黄落にヒマラヤ杉の影深し/宮地ゆうこ

★届きたる白菜抱くや朝の冷え/戸原琴

★松手入れ小枝切られて匂い落つ/目見田郁代

★風花の舞ひて村ごと眠りをる/小原亜子

★篭に詰め京漬物の冬土産/祝恵子

★黄落の山門の甍空青し/石井信雄

★紅葉撮るシャッターの音鳴り響き/冬山蕗風

★白いビル背にすっきりと冬絣/池田和枝

★低き陽や時雨れて虹の立ちにけり/磯部勇吉

★銀盤のごとく照りをり冬満月/大石和堂

▼選者詠/高橋正子
夕日入れ銀杏黄葉の透くばかり
屋根に入る冬の夕日の金色に
天守へと栴檀の実を潜り来し
『お礼』
音羽 和俊 2001年12月1日(土) 8:20:23 削除・編集
『ありがとうございました』
相原弘子 2001年12月1日(土) 14:30:37 削除・編集
『お礼』
山野きみ子 2001年12月1日(土) 17:10:10 削除・編集
『御礼』
目見田郁代 2001年12月1日(土) 17:54:50 削除・編集
『励みにします』
堀佐夜子 2001年12月1日(土) 18:6:11 削除・編集
『ありがとうぎざいました』
多田有花 2001年12月1日(土) 19:42:27 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2001年12月1日(土) 19:56:47 削除・編集
『お礼』
八木孝子 2001年12月1日(土) 20:31:20 削除・編集
『ありがとうございます。』
古田けいじ 2001年12月1日(土) 20:51:19 削除・編集
『お礼,』
石井信雄 2001年12月1日(土) 21:26:41 削除・編集
『お礼』
平野あや子 2001年12月1日(土) 22:24:11 削除・編集
『ありがとうございました』
藤田洋子 2001年12月1日(土) 22:40:40 削除・編集
『お礼』
祝恵子 2001年12月1日(土) 23:29:27 削除・編集
『お礼』
磯部勇吉 2001年12月2日(日) 0:50:34 削除・編集
『碇先輩。ご心配を』
小峠静水 2001年12月2日(日) 7:15:32 削除・編集
『正子先生へ』
小峠静水 2001年12月2日(日) 7:52:6 削除・編集
『選句のお礼』
冬山蕗風 2001年12月3日(月) 18:3:48 削除・編集
『お礼』
柳原 美知子 2001年12月4日(火) 0:37:52 削除・編集

『お休み』
主宰 高橋信之 2001年11月17日(土) 10:39:5 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■明日からの入賞発表を、今月末までお休みとし、次回の第378回発表は、来月12月1日とします。
※お休みの間も、今まで通りの「投句とコメント」をお続けください。
※お休みの理由は、水煙俳句フェスティバルその他です。

『第377回(11月16日)入賞発表/選者高橋正子』
事務局 2001年11月17日(土) 10:57:30 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第377回句会(11月16日/選者高橋正子)の最優秀句、優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★銀杏散る辺りの樹々の鳴る中を/相原弘子
辺りの樹々は、風に吹かれて鳴っている。銀杏もその吹く風の中の一樹であるが、すっくと高く中心に立って、静かに葉を散らしている。(評:高橋正子)
金色の落ち葉が風に舞う様が目に浮かびます。日に映えてきれいでしょう。(評:多田有花)
風に舞う銀杏「鳴る中」で一層躍動感が浮かびます。(評:目見田郁代)

★椋鳥(むく)渡り空の広さの定まりぬ/宮地ゆうこ
「椋」は木を指す。日常椋鳥のことを「むく」というが、俳句では、「むく」と平かなで書くか「椋鳥」と書いて「むく」と読ませている。空の広さは、定め難いが、椋鳥が渡ると、空の広さの程度が意識されるというのである。(評:高橋正子)

★短日の早くもかげり星ともる/堀佐夜子
夕方の寒さが押し寄せると、日の短いことが、実感される。暮れたかと思うと、もう空には、明るくつぶらな星が灯っているのである。(評:高橋正子)

【優秀/12句】
★口笛を吹いて小春の畦を行く/多田有花
楽しく少年のような気持ちの俳句。うららかな小春日の楽しさそのままがよい。(評:高橋正子)
<小春の畦>は?田の畦。春の様に明るい気持になり、<小春>の季語にぴったりですね。(評:霧野萬地郎)

★吐く息の音を残して冬遍路/日野正人
急な坂を登って来た遍路なのであろう。荒々しく弾む息が音として意識されたのである。冬の遍路は、息の音を残して次の道をたどるその姿が印象に残る。(評:高橋正子)

★車椅子の母の目線に木の葉降る/目見田郁代(正子添削)
俳句は、対象に自分を置きかえて物を見なければいけない。それが、俳句の基本である。その意味で添削した。母の見る世界を、自分の見る世界としたところがよい。(評:高橋正子)
母の目線で見る世界はどんなものでしょうか。時には目線を変えて世の中を見よと教えられます。(評:磯部勇吉)
いよいよお母様との旅がはじまって、京都へいらっしゃったのですね。車椅子を押しながら歩くと降ってくる木の葉、押しながら、お母様の目線になっている郁代さんです。(評:八木孝子)

★山間にぽっかり灯がつく里神楽/河ひろこ
里神楽と山間は付き過ぎかもしれませんが、「ぽっかり灯がつく」に惹かれました。(評:岩本康子)

★小春日や屋根ふく人の長梯子/祝恵子
空に突き出て架けられた長梯子が、小春日をいっそう麗らかにしている。屋根の上の作業もはかどって、楽しそうである。(評:高橋正子)
屋根ふきの日、お天気に恵まれて長梯子も軽々感じます。(評:宮地ゆうこ)

★冬耕の一くぎりして小菊に触れ/戸原琴
畑の端に小菊が植えられて、花を咲かせているのだろう。そこまで耕すと一区切り耕したことになる。耕作の中の思わぬ楽しみでもあるし、小さな風流心でもあろう。(評:高橋正子)

★寒締まる大気に深く呼吸せり/岩本康子
「寒」は、今の季節には使わない。当季詠としてではなく、「寒中」の句とすれば、よい句である。寒中の引き締まる大気を吸う人間の呼吸が、深々したものに思える。(評:高橋正子)

★植木屋は雪吊り縄を結び行く/守屋光雅
雪吊りは、一本一本の縄を結んで行く作業である。出来上がると美しい形となる。その作業を、植木屋さんと同じ気持ちになって見ているのである。(評:高橋正子)

★ショウウィンドウに降る雪子等はおおはしゃぎ/安田明子
ショウウィンドウに降る雪が、子どもたちの夢を大いに膨らませている。サンタクロースのくる夢であろうか。(評:高橋正子)

★各々の色輝かせ銀杏散る/池田和枝
銀杏が散るときは、一枚一枚それぞれの光りと色をもって散る。「色輝かせ」は、作者の心の輝きであるのだ。(評:高橋正子)

★池に散る紅葉全面を埋め尽くす/山野きみ子
池を平らに覆う紅葉のさまざまな色合いが、しっとりしている。しっとりとした思いが伝わってくる。(評:高橋正子)

★鉄橋の音伝い来る冬河原/伊嶋高男
草も枯れてきた河原に座っていると、鉄橋を渡る電車の響きが伝わってくる。鉄道は、旅に繋がる心を動かす。(評:高橋正子)

▼選者詠/高橋正子
<久万高原3句>
夕冷えに校舎木の香を外に放ち
学校の廊下の菊の暮れかげる
夕寒し山ビロードの青湛う
『お礼』
相原弘子 2001年11月17日(土) 14:39:22 削除・編集
『ありがとうございます』
堀佐夜子 2001年11月17日(土) 17:33:51 削除・編集
『選句のお礼』
伊嶋高男 2001年11月17日(土) 17:42:15 削除・編集
『有難うございます。』
安田明子 2001年11月17日(土) 21:15:53 削除・編集
『おれい』
祝恵子 2001年11月17日(土) 22:8:8 削除・編集
『ありがとうございます』
河 ひろこ 2001年11月17日(土) 22:29:9 削除・編集
『ありがとうございました』
多田有花 2001年11月17日(土) 22:33:16 削除・編集
『有難うございます』
宮地ゆうこ 2001年11月18日(日) 8:6:55 削除・編集
『有難うございました。』
岩本康子 2001年11月18日(日) 8:13:26 削除・編集
『御礼』
目見田郁代 2001年11月18日(日) 9:17:1 削除・編集
『ありがとうございます。』
守屋光雅 2001年11月18日(日) 17:52:11 削除・編集
『お礼』
山野きみ子 2001年11月18日(日) 19:48:53 削除・編集

『第376回(11月15日)入賞発表/選者高橋正子』
事務局 2001年11月18日(日) 15:5:10 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第376回句会(11月15日/選者高橋正子)の最優秀句、優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★横向きの冬の花梨の色付けり/碇 英一
花梨の「横向き」を捉えた。俳句とはこういったもので、その良さがある。(評:高橋信之)

★終バスの明かり待ちつつ冬の夜/日野正人
最終バスが来るのを待っているのだ。やってくるバスは、今日のいろんな人を乗せて、窓に明かりをいっぱいにして、ライトで夜道を照らしてやってくるだろう。こんなバスを想像しながら待っている。(評:高橋正子)

★冬菫風寒きほど濃き色に/吉田 晃
風が寒く吹けば吹くほど、可憐な菫の花は、澄んで濃い色となる。気温の作用かもしれないが、冬は、色も凝縮して密度濃くなる感じである。(評:高橋正子)

【優秀/18句】
★手に触れしものそれぞれに朝の冷え/宮地ゆうこ
「手に触れしものそれぞれに」は、個性がある。個性を尊重すれば、そこに多様な世界が広がり、多様な文化が育つ。(評:高橋信之)

★落葉松の黄葉明るく朝曇り/守屋光雅
落葉松の林の明るさと、朝の曇り空は、お互いが溶け合うようである。抒情がある。(評:高橋正子)

★満天星の紅葉せしまま雪囲/八木孝子
雪囲をする季節になった。満天星は、まだ紅葉がきれいであるのに、雪囲をされる。人間生活と自然との関わりが見てとれる。(評:高橋正子)

★馬の脚大きく動いて冬初め/安増惠子
馬が、大きく脚を動かす。馬は冬を自分のものとして、引き受けている。冬に対処する姿勢が美しい.(評:高橋正子)

★境内の空透けゆくや銀杏散る/岩崎楽典
銀杏が散るにつれ空は透けていきます。そして青空が広がります。 (評:脇 美代子)

★大根の偽りの無き白さかな/戸原琴
大根の白さは〈偽りの無き白さ〉です。明快な俳句です。(評:守屋光雅)

★銀杏葉の舞い乗る石や百貫目/岩崎楽典
境内の大きな石に散る銀杏の葉,蝶のように見える。動かぬ巨石との対比が面白い。(評:守屋光雅)

★自動ドアゆっくりと開き日短か/多田有花
「ゆっくりと」開くように感じるのは、短日に気がせいているからですね。実感がありすぎて、反省しています。(評:宮地ゆうこ)

★榾くべて朝の会話の中にいる/吉田晃
火の周りの温かい雰囲気が見えるようです。(評:宮地ゆうこ)
冬の朝、火を囲む人と人とのふれあいの輪のぬくもりが伝わります。(評:藤田洋子)
寒くなりました。寒くなったがゆえの暖かさを感じる句です。(評:多田有花)
暖を取りながらの朝の会話、冬ならではの人との親しい距離の会話、かつて体験した職場の朝の風景が甦ってきます。(評:八木孝子)
仕事前のひと時でしょうか、日常の会話や仕草の中の季節感があります。好きな句。(評:霧野萬地郎)
いろりを囲んでの朝の会話…。今度の宇和島行で晃先生の俳句の原点をしっかり見学するつもりです。(評:伊嶋高男)
会話に取り組む姿勢がいろいろ想像されますが、静かな心持が察しられます。(評:林 暁兵)

★山は初雪カーテンを皆開けぬ/相原弘子
石槌山は今日、例年より早い初冠雪でしたね。初雪の山々の眩しいばかりの明るさが感じられます。(評:藤田洋子)
石鎚山ですか?雪のあとの青空、雪化粧した山、まぶしく輝く冬の朝です。(評:多田有花)
カーテンを全開にしたくなるような眺めでしょう。(評:林 暁兵)

★小春日や赤い表紙の手帳買う/多田有花
来年の手帳を買う、小春日の楽しさの中で、やっぱり赤がいいですね。(評:八木孝子)

★川底の影と流るる紅葉かな/脇美代子
紅葉の実と虚。清流と辺り一面の散る紅葉が詠われている。(評:霧野萬地郎)

★初冬のワインの列に並びけり/脇美代子  
今日がボジョレーヌーボーの解禁日ですね。そのワインに行列ができ、俳句が生まれるのを目撃できて、元ワインを売っていた人間としてはうれしい限りです。(評:伊嶋高男)

★寒菊や朝陽にゴッホの黄を噴けり/古田けいじ
燃え立つようなゴッホの黄、寒菊が朝日を受けてその黄を噴出すように咲いています。(評: 磯部勇吉)
二年前にゴッホのひまわりの絵の本物を見ました。ゴッホの黄色は噴くという漢字がぴったりなのです。朝陽に映える黄菊に最適な表現だと思いました。(評:池田和枝)
黄が噴くのはやはりゴッホならでは、ゴッホが喜んでいるようです。(評: 大石和堂)

▼選者詠/高橋正子
すじ雲にすじ目はっきり寒気来ぬ
鵯の声みな斜交いに鳴き残る
玻璃窓に寄りて寒気を身に覚ゆ
『お礼』
吉田 晃 2001年11月16日(金) 11:32:58 削除・編集
『ありがとうございました』
相原弘子 2001年11月16日(金) 14:22:27 削除・編集
『有難うございます』
脇美代子 2001年11月16日(金) 16:0:17 削除・編集
『ありがとうございました』
多田有花 2001年11月16日(金) 18:2:36 削除・編集
『お礼』
八木孝子 2001年11月16日(金) 20:6:37 削除・編集
『ありがとうございました』
碇 英一 2001年11月16日(金) 20:19:32 削除・編集
『有難うございます』
宮地ゆうこ 2001年11月16日(金) 23:43:13 削除・編集
『お礼』
日野正人 2001年11月16日(金) 23:44:21 削除・編集
『御礼』
戸原琴 2001年11月17日(土) 2:16:5 削除・編集

『第375回(11月14日)入賞発表/選者高橋正子』
事務局 2001年11月15日(木) 9:21:33 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■第375回句会(11月14日/選者高橋正子)の最優秀句、優秀句は、下記に決定しました。おめでとうございます。

※選者と投句者に限りますが、伝言がございましたら、右上の<返信>をクリックしてお書き込みください。

【最優秀/3句】
★父祖の地の柊の花咲き匂う/伊嶋高男
「父祖の地」に特別な感慨が感じられます。(評:霧野萬地郎)
高男さんのご先祖は安房上総のご出身ですか?「父祖の地の柊」というのがいいですね。(評:多田有花)
柊の花は特別の花なのだろう。父祖の地と柊はどこかでイメージが重なっているのかもしれない。(評:脇 美代子)

★初冬や馬房の寝藁を厚く敷き/安増惠子
冬が来たので、温かく眠れるように馬の寝藁を厚く敷いた。その藁は、今年採れたばかりの、まだ青く清潔な藁であろう。やさしい心遣いがいい。(評:高橋正子)

★夜に落つかりんの実の恐ろしき音/冬山蕗風
夜の暗さに、花梨の実の色と大きさを思い浮かべて見ると、シュールな感じがしてくる。拳くらいの花梨の実が落ちる音は、「恐ろしき音」となるのである。鋭い感覚がある。(評:高橋正子)
実際の話だろう。あの大きさでは、ドスンと大きな音が聞こえるのでしょうね。(評:霧野萬地郎)

【優秀/18句】
★沈む日をみとどけ焚火しまいけり/宮地ゆうこ
日が沈むと、今日一日は終る。人の暮らしも、収穫の終った作物や草や木の葉を一日燃やした焚火を消して、周りをきれいに掃いて、今日を終るのである。(評:高橋正子)

★水仙のわれもわれもと丈伸ばす/堀佐夜子
水仙の芽がぞくぞく出てきて、出てくるや、ぐんぐん葉を伸ばしている様子が、「われもわれも」なのである。たいへんにぎやかで愉快な、水仙の芽生えである。(評:高橋正子)

★朴の葉のやがて丸まる枯れゆけば/霧野萬地郎
無為自然というのだろう。こういう人生態度も捨てがたい。(評:高橋正子)

★朝早し空縦横に鵯遊ぶ/岩本康子
「鵯」の自由がいい。作者の精神が解放され自由であるからだ。(評:高橋信之)

★冬日さす千の仏に千の影/金子孝道
表現の手法としては、よくあるものだが、「冬日さす」という言葉に季節の実感がある。(評:高橋信之)
それぞれに穏やかな仏様の表情が浮かびます。(評:宮地ゆうこ)

★雪蛍舞ひて夜更けの風がやむ/小原亜子
しんしんと冷え込んでいく様子が伺えます。(評:脇 美代子)

★嶺一つ向ふの嶺に冬来る/磯部勇吉
北から到来する冬の様子が見事に詠まれています。(評:右田俊郎)

★木枯しやサッカーボールを追いし子ら/池田和枝
木枯しにもめけず子供達は元気がいい。風の子サッカーボールです。(評:磯部勇吉)

★峠路の境を分ち時雨くる/平野あや子
実感です。これからは当方越後路も関東方面に分かれ、越後路の方へ時雨や雪がどんどん来ます。(評:磯部勇吉)

★どの家も柚子の実熟れて山の里/多田有花  
熟れた柚子の実が家ごとにある光景に心豊かな生活を感じます。(評:碇 英一)

★短日や盗人のごと蒲団干す/林 暁兵
この頃はアッという間に日が暮れてしまう。テキパキとこなさないと蒲団を陽にあてることが出来ない。家事をこなし,お仕事をし,多趣味をこなすマルチな作者を思う。〈盗人のごと〉がユニークで言い得ている。(評:守屋光雅)
「盗人のごと」という語に今の季節の空模様が感じられます。時雨がちになったりして油断できませんね。(評:多田有花)

★抱きしめる幼子が居り夕紅葉/音羽和俊

★落ちたくて橙色を増し加ふ/碇 英一

★こぎん刺す妻咳をして仕上げかな/守屋光雅

★北吹くや錨降ろせし沖の船/平野あや子

★風入るや枯れ音まわる雑木林/霧野萬地郎

★山の畑汚れを知らず冬の菊/古田けいじ

▼選者詠/高橋正子
朝の日にポプラ冬芽の浮き立てり
熱きコーヒー冬の始まるバルコンに
すじ雲に触れ散り残るポプラの葉
『ありがとうございます。』
安増惠子 2001年11月15日(木) 11:1:11 削除・編集
『お礼』
碇 英一 2001年11月15日(木) 17:38:27 削除・編集
『ありがとうどざいます。』
守屋光雅 2001年11月15日(木) 18:22:58 削除・編集
『光雅さん、けいじさん、有花さん&正子先生』
林 暁兵 2001年11月15日(木) 20:19:34 削除・編集
『お礼』
平野あや子 2001年11月15日(木) 20:52:42 削除・編集
『選句御礼』
霧野萬地郎 2001年11月15日(木) 21:1:4 削除・編集
『御礼』
堀佐夜子 2001年11月15日(木) 21:39:39 削除・編集
『有難う御座いました』
音羽 和俊 2001年11月15日(木) 21:59:56 削除・編集
『選句のお礼』
伊嶋高男 2001年11月15日(木) 22:27:40 削除・編集
『ありがとうございました』
多田有花 2001年11月16日(金) 0:10:51 削除・編集
『お礼』
磯部勇吉 2001年11月16日(金) 0:16:43 削除・編集
『有難うございます』
宮地ゆうこ 2001年11月16日(金) 0:44:0 削除・編集
『有難うございました。』
岩本康子 2001年11月16日(金) 19:59:9 削除・編集
『選句のお礼』
冬山蕗風 2001年11月19日(月) 19:10:4 削除・編集