高橋正子
デイリー句会入賞句
(2005年1月17日〜31日)
NPO法人水煙ネット


31


【最優秀】
★寒禽の目の今われを映しおらず/池田加代子(信之添削)
寒禽の丸く黒い目を作者は見ているのだけれど、寒禽は、作者の方は、もちろん作者を見ていない。「映しおらず」は、寒禽と目があわないこと。(正子評)

【優秀/7句】
★梅咲いて昨日の遠くなりにけり/加納淑子
梅が咲いて、昨日の寒さや暗さは、どこに行ったかという感じ。梅が一輪、二輪と開いて、新しい季節がきた。一日のことだが、昨日はもう遠い日のことになった。(正子評)

★霙はじくはすかい組し一日目/祝恵子
家を建てているのだろう。第一日目は、はすかいを組んだ。組まれたはすかいの白い木肌に霙が降りかかって寒いのであるが、清楚で清らかな句境がある。(正子評)

★午後の日の音なく灌ぐ冬木立/小西 宏
午後の日差しが「音なく灌ぐ」ことで、冬木立がきりっと浮かびあがる。逆に言えば、「午後の日の音なく灌ぐ」は、冬木立を言うための措辞。(正子評)

★諏訪の湖寒天干しの風容れる/小島花英
諏訪湖のほとりは、今寒天干しの最中だ。諏訪湖にも乾いた風吹き入っているのだろう。浅くて広い諏訪湖は、凍ってしまっているのだろうか。「風容れる」に諏訪湖の大きさが知れる。(正子評)

★利根川の川瀬も濁り日脚伸ぶ/小口 泰與
利根川の上流は、雪が積もっているのだろうが、雪解けの水も混じるのか濁っている。日脚が伸び、川の濁り具合で春の近づくのがわかる。(正子評)

★白魚をすくいし籠の水溢れ/大山涼(正子添削)
白魚も輝いているが、白魚を掬った籠の水も溢れてきらきらと輝いている。光りと水と透明なものの印象が強い。(正子評)

★冬日受く玻璃戸そこにも青い空/臼井虹玉
冬の日を受けて、その日を反射している玻璃戸には、青い空が映っている。映っているのではなく、そこに、もうひとつの青い空がある。それを近く置いた気持ち。(正子評)

 

【佳作/19句】
★クロッカス覗けば紫うっすらと/黒谷光子
★雪雲の島のごとく流れ行く/日野正人
★枝垂れ梅根元にほっこり福寿草/渋谷洋介
★敗荷の池の泥まで枯れており/澤井  渥
★草の香の淡き寒餅つきあがる/池田多津子
★橋渡るとき寒風に巻かれけり/脇美代子
★木枯しの門前町の夕灯り/大給圭泉
★寒月の音無き音を聞く旅寝/野田ゆたか
★八重水仙を夫好みの壷に二三本/堀佐夜子
★ころころと梢を渡る寒雀/山中啓輔
★子らの蹴る缶音違う凍る道/志賀たいじ
★春近し紀の国の海きらめける/篠木 睦
★さわさわと春待つ森の風の音/古田けいじ
★冬木立鳥追い歩く明るい路/おおにしひろし
★生牡蠣の喉なめらかに肴かな/今井伊佐夫
★冴ゆる夜に遠く瞬く青い星/山野きみ子
★土佐っぽの先達逝けり松過ぎて/安丸てつじ
★寒月のかかるを見つつ東京へ多田有花
★公園に集う雉鳩日脚伸ぶ/高橋秀之

 

 

 


●お礼
2005
21 23:35:19
高橋秀之
正子先生、日脚伸ぶの句を佳作にお選びいただきましてありがとうございました。

●お礼
2005
22 0:08:09
篠木睦
正子先生、「春近し」の句を佳作にお選び戴有難う御座います。

●お礼
2005
22 1:24:55
堀佐夜子
正子先生、八重水仙を佳作にお選び下さいまして有難う御座います。

●お礼
2005
22 8:26:37
池田加代子
正子先生 寒禽の目の句を最優秀にお選びいただきありがとうございます。鳥と対峙して、小さく哲学的な感動を受けました。
信之先生 添削をしていただいて、句が引き締まりました。ありがとうございます。

●お礼
2005
22 8:38:13
志賀たいじ
正子先生、凍る道の句を佳作にお選び頂き有難うございます。

●お礼
2005
22 8:43:31
池田加代子
正子先生 寒禽の目の句を最優秀にお選びいただきありがとうございます。鳥と対峙して、小さく哲学的な感動を受けました。
信之先生 添削をしていただいて、句が引き締まりました。ありがとうございます。

●お礼
2005
22 8:43:47
臼井虹玉
正子先生、冬日の句を優秀/7句にお選びいただきたいへんうれしく存じます。すてきなコメントをありがとうございました。

●御礼
2005
22 9:53:12
大山涼
正子先生
白魚をの句を優秀句にお選びくださいまして有難う御座いました。またうれしいコメント、添削もいただきまして感謝申し上げます。有難う御座いました。

●お礼
2005
22 11:23:58
池田多津子
 「寒餅」の句を佳作に、ありがとうございます。2月を前にして、餅をつきました。あんの入ったよもぎ餅も作りました。

 

 

 


●お礼

200522 16:51:06 黒谷光子 MAIL

「クロッカス」の句を佳作にお選びいただきましてありがとうございます。

 

 

 


●お礼

200522 19:04:03 小西 宏

「冬木立」を優秀/7句の一にお選びいただき、たいへんありがとうございました。
「午後の日」や「音なく灌ぐ」といった表現が単に「刺身のつま」にしかなっていないのではないかと不安を覚えていたものですから、先生の励ましのお言葉をいただき、貧しいながらも、なにか吹っ切れた思いです。

 

 

 


●御礼

200523 19:06:46 祝恵子

霙はじくにコメント頂きましてありがとうございました。改装で天井まで開けてしまいましたので寒く、家埃で大変でした。

 

 

 


●お礼

200524 6:25:49 大給圭泉

「木枯し」の句を佳作にお選び戴き有難うございます。

 

 

フォームの終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォームの始まり

デイリー句会(128-30)

2005131 1:12:05 管理

 

 

28〜30


【最優秀/128日】
★透く波に藻の青々と春隣/今村七栄
春も間近となった磯辺の波は、透けて青々とした藻を揺らしている。「春」の若やいだ、しなやかさが「透く波」と「藻の青々と」で感覚的に明るく捉えられている。(正子評)

【最優秀/129日】
★梅林を透す日差が空の色/平田 弘(信之添削)
この句のポイントは、「日差が空の色」にある。「梅林の日差」こそが「空の色」というのだ。空を含めた梅林のきよらかな雰囲気がよくでている。(正子評)

【最優秀/130日】
該当句なし

【優秀/128-30/13句】
★ハーブの種耳元で振り春待つ日/臼井虹玉
ハーブの種を振って、種の元気さを確かめ、種を蒔く春の日を待っている幸福感のある句。ハーブを種から蒔いて楽しむ暮らしが洒落ている。(正子評)

★この世から少し離れてマスクせし/今井伊佐夫
風邪でマスクをしていると、マスクに遮られて、挨拶も、世間話も、家族との話も控えがちとなる。世の中の雑事から引いた感じとなる。「この世から少し離れて」は、そういった気持ち。マスクにもこういった役がある。ご自愛のほど。(正子評)

★木材を確と覆いて寒の雨/祝 恵子
木材を覆うのが寒の雨である。たっぷりと降る寒の雨が、木材のどのひとつも残さずに湿らせている。「確と覆いて」は、寒の雨のしずかで万遍な恵みをいい表している。(正子評)

★あたたかき冬の日為せしこと幾つ/黒谷光子
あたたかい冬の日には、寒いこともあってやり残していた仕事を、精出して片付けようとする。気になっていた仕事もいろいろと出来て、満ち足りた日となった。(正子評)

★陽だまりの隅に一輪梅早し/高橋秀之
ふと見ると暖かそうな日だまりに、梅が一輪咲いているではないか。近寄って思わず頬がゆるむ。春を告げる一輪の梅にもうれしさをもらう。(正子評)

★吾()を離れし冬蝶あかるき水際へ/宮地ゆうこ
自分に纏わっていた冬の蝶が、すっと水際のほうへ飛んでいった。なるほど、そこには明るい水があって、蝶と水が戯れる世界が生まれている。蝶の世界を羨しと思う。(正子評)

 


その2

2005131 0:57:42 管理

★冬晴れや子の声グラウンドを広げ/日野正人(正子添削)
冬晴れにグラウンドに出た子どもたちの声が、グラウンドを狭しとばかりに、元気いっぱいに響いている。屈託ない子どもたちである。(正子評)

★青みあり艶あり雨の探梅行/篠木睦
探梅に出かけた。あいにくの雨だが、心を寄せてみると、蕾に青みがかったのもあれば、良く膨らんでつやつやとしているものもある。ほちほちと開いてものあるのだろう。雨の探梅行も一味違っていいものである。(正子評)

★何の木か冬芽をしかと宿らせて/山野きみ子
何の木かは知らないけれど、しっかりと冬芽をつけた木を見つけた。名のある木、名のない木は、人間の側の区別で、自然はそんなことには拘らず、どの木もしっかりと冬芽をつけて春を待っているのである。(正子評)

★街灯に冬芽の先の銀光る/池田加代子
街灯に照らされているのは、街路樹か、屋敷内の街灯に近い樹か。灯のなかに浮かんだ冬芽の先端がきらっと光り、芽の鋭さを見せている。銀色であるのが、鋭いし、またかわいらしい。(正子評)

★留守電に伝言のなし雪催/小島花英
雪催いの寒々とした日には、訪ねる人もなかったのだろう。留守番電話にも、伝言さえも入っていない。しんとしてわびしさが沸いてくるような日は、あたたかくしておりたい。(正子評)

★切り株のきり屑匂う枯れを踏む/脇美代子
雑木が切り倒されたのか、鋸で切った切り株の周りの枯草や枯葉に、きり屑が散らばって木の匂いがする。きり屑は枯の中の新鮮な匂い。(正子評)

★絡み合う切干の白手に軽く/池田多津子
切干大根は、七日から十日で乾いて細くちりちりになって絡み合う。乾き具合をみるために手に取ると、日や風に晒されて白く軽くなっている。実相を的確に捉えてた句。(正子評)

 

 

 


転記

200522 16:03:33 管理

●お礼
2005
131 9:25:07
平田 弘
1/29
梅林の句賞有難うございます。湯河原梅林に遊び思い出になりました。

●お礼
2005
13111:27:12
臼井虹玉
正子先生、春待つ日の句を128-30/優秀13句に加えていただき、うれしいコメントまでありがとうございました。

●お礼
2005
131 16:53:12
黒谷光子
正子先生 冬の日の句を優秀13句にお選び頂きましてありがとうございます。また、あたたかいコメントを頂戴しましてうれしく存じます。

●お礼
2005
131 17:57:50
今村七栄
正子先生 透く波にの句を1月28日の最優秀句にお選びいただいて驚き喜んでおります。先生のコメントを全て読ませていただくのが何よりの楽しみで、一つ一つなるほどととても勉強になります。有難うございます。

●お礼
2005
131 21:03:32
池田加代子
正子先生、銀光るの句を128-30/優秀13句に、加えていただいてありがとうございます。人工の光にあっても、冬芽のいのちは美しいですね。

●お礼
2005
131 22:58:53
池田多津子
 正子先生「切干」の句をお選びいただいてありがとうございます。先日、おばあさんが浜に干した切干し大根を手でさばいていらっしゃったので、そばに行っていっしょにした時の句です。

 

 

フォームの終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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デイリー句会(126-27)

2005128 0:52:27 管理

 

 

26〜27


【最優秀/126日】
★凍滝のそのまた上に青き空/大山涼
凍滝の氷の青さ。その上に真っ青な空がある翳りのない感動が率直に表現された。印象が明快。(正子評)

【最優秀/127日】
★冬日射し窓に持ち寄る辞書の文字/長岡芳樹
雪国では、冬の間の家うちの暗さには、気持ちが沈みがちになるのだろうが、日が射して来るとうれしいもので、辞書の細かい字を見るのに、日射しに持ち出して、よく、はっきり読もうとする。明るい日射しで見るのもささやかな嬉しさ。(正子評)

【優秀/126-27/11句】
★どんど待つ闇に厚みのありにけり/栗原秀規
どんどに火をつけるのを待つ間の闇に厚みを感じた。常の闇ならば、厚みを意識することではないかもしれないが、正月の飾りなどを燃やす火の祭りであるから、特別の闇として「厚み」が感じられたのである。どんどの行事は、地方により異なるが、火の勢いを喜び、鏡餅を焼いて無病息災を祈るところもある。(正子評)

★闇深く今日の冬耕匂いけり/池田加代子
夜気のなかに、耕した土がよく匂うのを経験することは多い。春なら春の土の匂いがある。冬なら冬の土の匂いである。この句では、「今日の冬耕」であるから、その匂いは新しく、闇の深くから。つまり向こうから匂ってくる。畑の広がる距離と空間も感じさせてくれる。(正子評)

 


その2

2005128 0:28:29 管理

【優秀その2】
★鉄橋の音遠ざかる短き日/山野きみ子
「短き日」によって、それまで晴れないでいた気持ちが一気に晴れた。鉄橋の音も軽く遠ざかってゆき、春の気配に希望が見える。(正子評)

★蕗のとうまだ冷たさが残りおり/湯山淳三(正子添削)
蕗のとうがそろそろ出始めるが、触れば一番に冷たさが手に伝わる。その正直な気持ちが実感である。冷たい蕗のとうのさみどりが美しい。(正子評)

★山影を呑み込むように来る吹雪/日野正人
吹雪が襲ってくる早さに、人は抗しきれないものを感じるだろう。大きな山の影を襲い呑み込むような勢いがある。雪の脅威。(正子評)

★旅立も旅の終も風花す/篠木睦
旅立つときも、風花が舞っていたが、旅を終えるときも風花が舞っていた。ふと思う、風花と風花の間に挟まれた旅は、旅という特別な時間であったのだ。旅の日々が、つかの間のことではなかったかのような錯覚も覚える。(正子評)

★野梅咲く青空近き天辺から/おおにし ひろし
野梅は、あるままの姿で花をつけている。まずは、青空に触れる天辺からちらほらと咲き始めた。野梅のあたりの自然の風景を想像するとたのしい。(正子評)

★水揚げの寒ほうたれの青跳ねる/池田多津子
ほうたれは、10センチから15センチほどの長さのほうたれいわしのこと。水揚げされたいわしは、「ぴちぴち」というより、「跳ねる」という形容が相応しい。見たとおりの実感であろう。獲れたてをもらうと、刺身で食べたりして、なかなか美味。(正子評)

★夜を航し冷たき星に計器灯る/小西 宏
「夜の航」は、作者を知ると、空の航とするのが妥当であろう。パイロットの仕事は、あまたの計器を灯して、夜も休まずの飛行であるが、窓に星々を友とすることのできる素晴らしさがある。「冷たき星」には、じかにも触れた感触がある。実生活が俳句に詠まれたことで、個性ある句となった。(正子評)

★日溜りの軽さに弾む寒雀/吉田晃
「日溜りの軽さ」は、感覚的で抽象的な捉え方。日溜りを軽いと感じたのは、寒雀が弾んでいることで、そう感じたのであろうが、表現としては逆となっている。主観と客観が取り混ざったところに妙味がある。(正子評)

★点滴の音しつとりと春はすぐ/かわなますみ
点滴の一滴一滴に、しっとりとした音があるように感じられる。点滴の瓶の光も春めいている。明るい日差しに、全てが滑らかに、しっとりとして「春はすぐ」を実感するのだ。(正子評)

 

 

 


転記

2005131 1:21:15 管理

●お礼
2005
128 12:49:51
篠木睦
正子先生、「旅立ちも旅の終も風花す」の句を、お選び頂きコメントを添えてくださいまして有難う御座います。

●お礼
2005
128 12:55:19
池田加代子
正子先生
「闇深く」の句を優秀/126-27/11句に
お選びいただきまして、ありがとうございました。コメントもうれしく拝読し、勉強させていただいております。

●お礼
2005
128 16:58:48
日野正人
正子先生、「山影を呑み込む」の句を、お選び頂きコメントを添えてくださいまして有難う御座います。 今日は、春のような天候でしたが、来週末には寒波が襲ってきそうです。

●御礼
2005
128 18:54:37
おおにし ひろし
正子先生、拙句「野梅」の句を御選び戴き又コメントを有難う御座います。石手川堤防にある野梅の大きな木が三日前から白い花を開き始めました。五日ほど休みましたが、ひどい風邪を引いてしまい、微熱が昨日まで続きました。おまけに花粉症もダブってしまいやっと今日から書こうかなという気持になっています。悪質の風邪が蔓延してるそうで先生も御気をつけられます様。

●お礼
2005
128 20:56:20
かわなますみ
正子先生、「点滴の」の句に選と評をいただきまして、ありがとうございました。今、春の近さを感じられるのは、こうして俳句を学ばせていただいているおかげです。今後とも、よろしくお導きくださいますようお願いいたします。

●御礼
2005
128 22:10:02
長岡芳樹
高橋正子先生へ
「冬日射し・」の句を最優秀句に取り上げていただき、また選のコメントをいただき、望外の喜びと思っております。今回のことを良き勉強の契機にして、水煙会員の皆様と頑張っていきたいと思いますのでよろしくご指導下さいますようお願い致します。ありがとうございました。

●お礼
2005
129 0:07:04
池田多津子
正子先生「寒ほうたれ」の句に選をいただき、ありがとうございます。まだ少し小さめですが、ほうたれいわしの水揚げが始まりました。おいしい季節です。

●御礼
2005
129 19:06:40
大山涼
「凍滝の」の句を最優秀句にお選びいただきまして、またコメントまで頂きましてありがとうございます。心より感謝申し上げます。これからもしっかり勉強をさせていただきます。よろしくご指導くださいますようお願い申し上げます。
過日はPCの故障などで、ご面倒をおかけいたしました。ありがとうございました。

 

 

フォームの終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォームの始まり

デイリー句会/高橋正子(125)

2005126 2:04:50 管理

 

 

25


【最優秀】
★室咲きの花芽飛び立つ勢いに/今村七栄
外は寒くても温室の中は、別世界。花芽も翼をもっている姿で「飛び立つ」勢い。生き生きとした花に、室の中はすっかり春となって、明るさが溢れている。(正子評)

【優秀/7句】
★やぶ椿奥にて水の滾るこえ/大給圭泉
やぶ椿の茂っている奥のほうからは、水が滾る音が聞こえる。沢の音であろうか。ほとばしる水と、やぶ椿とにいい景色がある。(正子評)

★寒の薔薇密かに時を費やする/野田ゆたか
寒中の薔薇は、一気に花を開ききってしまうこともなく、開いた花は、密かに(わからないように)時を費やしている。時節によっ、薔薇の雰囲気も微妙に違ってくる。(正子評)

★カンツオ−ネ幾つか聞いて冬銀河/志賀たいじ
晴朗なカンツオーネを、ひとつだけでなく、いくつか聞いて、見上げる空の冬銀河。上気した心に銀河が一段ときらめいて見える。(正子評)

★大寒や木の香の強き製材所/澤井渥
大寒の空気には、氷のような匂いがある。大寒の緊張した空気の中の材木の香は、とくにいい香である。(正子評)

★冬菜出て薄日の無人販売所/津村昭彦(正子添削)
野菜の無人販売所は、人がいなければ、冬ざれの寂しさがあるが、薄日も差して、青々とした冬菜のみどりを浮かびあがらせている。新鮮なみどりがあることは、目にもうれしい。(正子評)

★こごめ餅草餅豆餅くにの餅/安丸てつじ
寒餅がくにから届けられたのであろう。お餅は冬の間の楽しみな食べ物。自家にあるこごめや、大豆を入れたり、草餅にしたり、いろいろとある。故郷の餅には、昔の暮らしを思い出させてくれるものがある。(正子評)

★灯ひとつ川面に落ちている寒さ/藤田洋子
日が落ちてからの川面は、恐ろしいほどくらい。街灯の灯りか、ひとつが川面に落ちたよう映って、寒さを余計に感じさせている。(正子評)

 


転記

2005127 10:27:59 管理

●お礼
2005
126 9:56:45
志賀たいじ
正子先生、「カンツオ−ネ・・」の句を優秀7句に選んで頂き、且つ嬉しいコメントも添えて頂き有難うございました。

●お礼
2005
126 9:35:20
大給圭泉
正子先生「やぶ椿」の句をお選び戴きコメントを添えてくださいまして有難うございます。とても嬉しいです。思いもよらない所に
水がほとばしっていました。

●お礼
2005
126 15:31:11
今村七栄
正子先生
室咲きの句を25日の最優秀句にお選びいただいて感激です。コメントも嬉しく、日々の励みになります。有難うございました。

●お礼
2005
126 19:08:51
野田ゆたか
正子先生
句評ありがとうございました。
我が家(大阪)では、山茶花が目立ちすぎ、薔薇が存在感を無くしています。

●お礼
2005
126 23:38:50
藤田洋子
正子先生、「寒さ」の句に選をまた、嬉しいコメントをいただきありがとうございます。正子先生の皆さんの俳句への丁寧なご講評を読ませていただくと、それぞれの俳句の良さが本当によくわかります。

●お礼
2005
126 22:00:00
安丸てつじ
正子先生 「こごめ餅」を優秀7句に選んでいただきとても嬉しいです。楽しいコメントまで頂き有難うございました。郷里からの恒例の寒餅です。殊に、福井コシヒカリを混ぜて搗いたこごめ餅は小さい時からの大好物です。

 

 

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デイリー句会/高橋正子(124)

2005125 3:34:45 管理

 

 

24


【最優秀】
★春を待つ我を大きく陽が包む/野田ゆたか
胸を膨らませて春を待つ作者である。春にはいいことがあるのだろう。陽に大きく包まれて、ほっこりとした気持ちである。(正子評)

【優秀/7句】
★雑木山枯れ極りて月明かり/大給圭泉
雑木山は、丸く、紫立って、温かみさえある。その雑木も「枯れ極りて」は、次の芽吹きへと力をためている。その山を高い月が照らして、童話的な雰囲気がある。(正子評)

★海と空けじめなきまで冬霞/志賀たいじ
霞がこめると海と空の見極めはつきがたい。このような状景に接することはよくあり、句にも技巧はないのに、実に説得力がある。冬霞の濃さのせいであろうか。(正子評)

★高々と鳥鳴く朝春近し/臼井虹玉
「高々と」に、鳥の声の晴れやかさ、朝空の広さが読み取れて、「春近し」の思いを強めてくれる。(正子評)

★一月の山きっぱりと尾根をひく/脇美代子
一月の山の稜線がはっきりとしている。「はっきりと」とは言わないで、「きっぱりと」と言い切っているのは、やはり作者の気持ちの現れで、潔い。(正子評)

★笠に照る冬日を持って遍路行く/日野正人
春になると遍路にでる人が多いことから、遍路は春の季語であるが、冬でも遍路をする人がいる。遍路笠を冠ってすたすたと歩いているが、笠に日が当たって、冬日を笠に連れ歩いているように見える。(正子評)

★一本の残せし大根抜きにけり/今井伊佐夫
一本畝に残しておいた大根を、ついに抜いて食べることにした。いよいよ最後の一本である。丹精して育てた大根に、愛着も湧いて抜き惜しむ気持ちがよくでている。(正子評)

★プランターに花芽を探す春隣/黒谷光子
春も隣。春が近いと思うと、気持ちもうきうきして、プランターに花の芽が出てはいないかと、覗きたくなる。今日か明日かと、チューリップなどの芽が出るのを楽しみにしている。ささやかなことながら、喜びが大きい。(正子評)

 


転記

2005126 2:46:32 管理

●お礼
2005
125 7:54:14
志賀たいじ
正子先生、「海と空・・」の句を優秀句7句にお選び頂き有難う御座いました。今年の冬は寒暖の差が大きいせいか色々の冬が見れます。

●お礼
2005
125 8:53:47
臼井虹玉
正子先生、春近しの句を優秀/7句にお選びいただき、うれしいコメントを頂戴しましてありがとうございました。

●お礼
2005
125 10:08:21
大給圭泉
正子先生 「枯れ極りて」の句をお選び戴きまして有難うございます。とても嬉しいです、すてきなコメントを添えていただき有難うございます。ほんとうに目の前ですね、芽吹きも、楽しみです。

●お礼
2005
125 16:26:50
黒谷光子
プランターの句を優秀句にお選びいただきまして、コメントまで頂戴しましてありがとうございます。お礼申し上げます。

●お礼
2005
125 16:34:13
日野正人
正子先生、「遍路」の句を優秀句にお選びいただき、また、うれしいコメントをくださりありがとうございました。

●お礼
2005
125 19:11:08
野田ゆたか
正子先生
句評ありがとう御座いました。寒さはまだまだ厳しいですが、日ざしに、日常生活に少しづつ春に近づいているのを感じています。

●お礼
2005
125 21:34:12
今井伊佐夫
正子先生、「大根」の句を優秀句/7句のお選び頂き、句評も頂き有難う御座いました。

●お礼
2005
125 22:42:43
脇美代子
正子先生 一月の句をお選び戴き、ご句評をうれしく読ませて戴きました。ありがとうございました。

 

 

フォームの終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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21〜23


【最優秀/121日】
★春を待つ空地に建材積みあがる/加納淑子
「春を待つ空地」には、明るさがあって、そこに建材が運ばれて積み上げられると、新しい家が建つんだな、と思ったりして、自分のことではないが、嬉しい気持ちになる。建材に新しい木材の匂いがして、その新しさを見たり、その匂いを嗅いだりすると、気持ちが弾んでくる。春を心待ちにする気持ちが楽しい。(正子評)

【最優秀/122日】
★ふたりして寒九の水で薬飲む/堀佐夜子
毎日の薬は、水で飲んでいるが、大寒となってもそれは、かわらない。寒九の水の冷たさは、五臓六腑にしみわたる。夫婦ふたりとも薬の要る日常に、強い芯が通っている。(正子評)

【最優秀/123日】
★青春を過ごせし町や日脚伸ぶ/岩本康子(正子添削)
青春を過ごした町は、昔の面影を忍ばせて、今、日脚が伸びる町となっている。日脚伸ぶ町は、目を細め遠くから眺めるような町の印象となっている。(正子評)

 

 

 


デイリー句会優秀/高橋正子(121-23)

2005124 1:05:44 管理

【優秀/12句】
★白き日の茫(ぼう)と浮かびぬ地吹雪に/小西 宏
地吹雪の日も太陽はあるが、白く茫と浮かぶほかはない。雪の白に茫と発光する太陽の白が、自然現象の奥深さを感じさせてくれる。(正子評)

★ゆっくりと時間の過ぎる葛湯かな/松本豊香
仕事を片付けたあとなど、葛湯をゆっくりと食べる時間があると嬉しい。葛湯を食べるから時間がゆっくり過ぎるのか、ゆっくりしているから、葛湯を食べたくなったのか。どちらともであろう。(正子評)

★山茶花の色深まれり雪置きて/澤井 渥 (正子添削)
山茶花の紅色は、雪の中では、ことに目に深く焼きつく。雪の白に触れ、また、雪の冷たさに触れ、その色が深くなったと言わざるを得ない。(正子評)

★底隠(こも)る鉄のひびきの凍む橋を/志賀たいじ
凍てた鉄の橋を車で通ると、その音は、深くこもって、鉄の音として聞こえる。こもった音に凍ての厳しさを知る。(正子評)

★奥山はすでに隠れて雪催い/多田有花
雪催いの空。遠い奥山は、すでに隠れてしまって、すぐにも雪となりそう。雪催いの空に刻々の動きが感じられる。(正子評)

★びゅんびゅんと鵯飛べる寒の朝/碇えいいち
★図書館に句集選びて雪に出る/黒谷光子
★水仙の白青空にちりばめる/日野正人
★丘の道空にひらけば風花す/池田加代子
★霙るるや雨とは音を異にして/臼井虹玉
★大寒や名水を汲む人のあり/篠木睦
★寒水に放つ青菜のなお青し/今村七栄

 

 

 


転記

2005125 4:01:17 管理

●お礼
2005
124 9:57:44
篠木睦
正子先生、「大寒や」の句を優秀句12句にお選び頂き有難う御座いました。

●お礼
2005
124 12:16:20
小西 宏
高橋正子先生、「地吹雪に」を【優秀/12句】(121-23)に加えてくださり、たいへんありがとうございました。苦吟した句ですので、とりわけ嬉しく感じております。

●お礼
2005
124 14:02:13
堀佐夜子
正子先生、【最優秀/122日】に「寒九の水」をお選び頂き、講評も嬉しく読ませて頂きました。元気になりいい句を詠める様、頑張りたいと思います。有り難う御座いました。

●お礼
2005
124 19:53:22
黒谷光子
正子先生 図書館の句を優秀12句にお選びいただきましてありがとうございます。とてもうれしいです。

●お礼
2005
124 20:39:17
碇 英一
正子先生 デイリー句会優秀(1/21-23日)にびゅんびゅんとの句をお採りあげいただきありがとうございました。

●正子先生へお礼
2005
124 21:25:35
多田有花
「奥山はすでに隠れて雪催い」を優秀句にお選びいただきありがとうございました。句評もたいへんうれしく読ませていただきました。

●正子先生へ。
2005
124 22:27:51
岩本康子
23日の投句を添削の上、お選びいただき有難うございました。
青春を懐かしむ年齢になったことを痛感します。 学生時代を過ごした博多は北九州とは違う懐かしさを感じる町です。幸い今も親交のある友人がいて時々出かけます。 たまに投句するだけで、選句をしていないことが大変気になっていますが、そのうち時間をどうにかしたいと思います。 

 

 

フォームの終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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デイリー句会(120)

2005122 8:10:50 高橋正子

 

 

20


【最優秀】
★寒の水薬缶に沸いて音の鳴る/臼井虹玉
「沸いて音の鳴る」は、作者がものが良く見え、良く聞こえている
状態を表現している。精神がぴりっと集中し、何ものかをつかもう
としている。寒中の水は、冷たく清浄である。俳句は本質への手が
かり。このことは重要。(正子評)

【優秀/7句】
★ありたけの包丁研いで鮟鱇鍋/篠木睦
鮟鱇鍋の支度にわくわくした気持ちが「ありたけの包丁研いで」に
ある。鮟鱇もよく研いだ包丁で切られてますます美味。(正子評)

★黄水仙菩薩のおわす堂の横/大石和堂
菩薩のおわされる堂の横に咲いて、黄水仙はのどかで、あたたかく
て菩薩守のよう。何気ないお堂と黄水仙に、ほっこりとした日本の
昔からの温みがある。(正子評)

★車椅子いつもの所へ探梅に/堀佐夜子
今年もあの木の梅が咲くころだろうと、車椅子で出かけた。車椅子
で行ける身近なところに楽しみを見つけて、季節の花を楽しむ心豊
かさが明るい。楽しみはどこにもある。(正子評)

★寄せ鍋の魚海から来たばかり/池田多津子
海が近いと、今夜の寄せ鍋の魚も獲れ立て。生きのいい魚が、団欒
の食事をいっそう楽しくしてくれる。活力のある句。(正子評)

★水餅をしんと眠らせ夜の更ける/藤田洋子
水餅の水換えを怠ることは禁物。家人が眠ったあとの夜更けの台所
では、水餅もしんと眠っている。白い餅が水の底に鎮まっている。
寒夜のしんとした静けさに、愛情ある主婦の生活が描かれている。(正子評)

★風花の一つ一つに光あり/日野正人
ひとつ、またひとつ、舞って落ちる風花。その一片一片の雪は、ど
れも光がある。はかない風花の美しさが光として感じ取られてやさ
しい。(正子評)

★まだらなる雪の榛名や日脚伸ぶ/小口泰與
「榛名」の名前が効いている。効いているというより、慣れ親しん
だ山だからその名に実感がある。「はるな」の「はる」の音が、「
日脚伸ぶ」とも呼応して、日ごと日が長くなる実感と入り混じって
いる。まだらな雪も日脚伸ぶ日の現象をよく伝えている。(正子評)

 


転記

2005124 0:30:29 管理

●お礼
2005
122 10:22:20
臼井虹玉
正子先生、寒の水の句を1/20最優秀句にお選びいただいた上に、大変うれしく、そして勉強になるコメントを頂戴しましたこと、お礼申し上げます。ありがとうございました。

●お礼
2005
122 12:13:30
篠木睦
正子先生、「ありたけの」の句を優秀句に選を頂き有難う御座いました。

●お礼
2005
122 13:42:31
堀佐夜子
正子先生、「探梅に」の句を優秀句に選とコメントを頂き有難う御座いました。

●お礼
2005
122 18:18:03
大石和堂
正子先生、黄水仙の句に選、とコメント(先生のコメントの的確さに驚いております)ありがとうございました。

●お礼
2005
122 21:27:17
池田多津子
「寄せ鍋」の句をお選びいただいてうれしいです。評をいただいたとおりです。海の近くに勤務するようになって生きのいい魚に出合えます。ありがとうございます。

●お礼
2005
122 22:48:17
藤田洋子
正子先生、(/20)優秀句に、選句いただきありがとうございます。丁寧なご講評をいただきとても嬉しく感じます。デイリー句会の再開、また新たな気持ちで皆さんと楽しく学んでいきたいと思います。ご指導よろしくお願いいたします。

 

 

フォームの終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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デイリー句会(119)

2005120 2:08:15 高橋正子

 

 

19


【最優秀】
★雪ならむ外さわさわと風の音/志賀たいじ
風がさわさわと吹いて来る。この風こそは、雪を運んでくる風だ。雪国に住む作者は、体でそのことを知っている。どの程度の雪かもわかるのだろう。「さわさわ」という風音も、「雪ならむ」の推測も、感覚が澄んでいればこそ捉えられるものだ。(高橋正子

【優秀/7句】
京都錦市場
★冬の水豆腐沈めて溢れけり/古田けいじ
豆腐が水に沈んで、しかも水が溢れている状景は、質素で、清潔で、いつ見ても生活そのものといった感じがする。冬の水も温かそうに溢れている。(高橋正子

★どやどやと濡れ靴脱げりスキー宿/池田加代子
「どやどやと」は、若者や元気な人たちで賑わうスキー宿をリアルに表現した言葉だ。雪を滑り終えて、どやどやと宿にもどってきた人らの、重たい濡れ靴の乱雑さが目に浮かぶ。また、「どやどや」は、ユーモラスな響きのある言葉で、スキー宿の楽しさが伝わってくる。(高橋正子

★雪嶺より青空延びて限りなし/河野一志
銀嶺より広がる青空が、何にも邪魔されず、どこまでも延びて、限りがないことに、日本アルプスの山々を想う。限りない青空の深さを喜びたい。(高橋正子

★山肌の色づきて見ゆ春近し/安丸てつじ
日々変わらない山と思いつつも、今日は心なし山肌が色づいて見える。ああ、春が近いんだなあと思う。春が来ることは、毎年なのだが、やはり、毎年毎年うれしい事だ。(高橋正子

★洋蘭の香に包まれし寒の夜/堀佐夜子
寒の夜は、暖房で温かい部屋となっているとはいえ、沈んだ雰囲気になりがち。そこに華やかな蘭の花が香って、夢見こごちのよう。蘭の花の香りに包まれた寒夜が幸せである。(高橋正子

★一閃の影に羽音の冬障子/今村七栄
障子の内にいると、障子にさっと影が走った。その影が走るや鳥の飛び立つ羽音がした。障子の内にいて、外の気配を敏感に感じ取っている。障子内の静かな暮らしが美しい。(高橋正子

★病妻に生花換える黄水仙/湯山淳三
妻が病むと、夫は気にはなっても何をどうしてよいか戸惑うのだろう。普段は、花の水を換えることもしないだろうが、妻のために、枕元の黄水仙の水を換えた。妻へのさりげない優しさが見える。(高橋正子

 


転記

2005131 19:22:01 管理

デイリー句会/正子先生選(119)のお礼
2005
120 9:12:42
志賀たいじ
「雪ならむ・・・」の句を最優秀句にお選び頂きました上、過分の句評も頂き感激です。有難うございます。

●御礼
2005
120 10:22:05
今村七栄
冬障子の句をお取り上げ頂きコメントも嬉しく感激しました。ありがとうございます。

●お礼
2005
120 13:07:58
堀佐夜子
正子先生、「寒の夜」を優秀句に取って頂きまして有り難う御座います。コメントを添えて頂くと我が句では無いようです。嬉しく存じます。又、「女正月」に藤田洋子様、能作靖雄様、「侘助」に池田加代子様、選を頂戴し、有り難う御座います。

デイリー句会・渋谷洋介様、高橋正子先生選(一月十九日)にお礼
1
20() 1848
湯山 淳三
優秀七句に選んで頂きまして有難う御座いました。これを励みに、これからも頑張りますので宜しくご指導下さい。ちなみに1月19日は私の64歳の誕生日です。何よりのプレゼントを頂き感激に耐えません。本当に有難う御座いました。

●お礼
2005
120 22:28:16
安丸てつじ
正子先生「山肌の」を優秀句に有難うございました。コメントも全くその通りで感激です。我が家の東窓一杯に見える池田五月山です。

●お礼
2005
120 22:30:54
池田加代子
正子先生、スキー宿の句を選んでいただき、また嬉しいコメントを添えていただきありがとうございます。どやどやとと、スキー宿は、私の青春の実感でもあります。ありがとうございました。

●御礼
2005
121 9:05:24
古田けいじ
冬の水の句に選をいただきありがとうございました。錦小路を覗いたとき、店先で見たときの句です。照明の影響もあって、きれいでした。

●お礼
2005
126 16:03:17
河野一志
お礼が遅くなり申し訳ありません。
”雪嶺”を優秀にお選び下され、句評を賜り有難うございました。

 

 

フォームの終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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デイリー句会(118)

2005121 2:20:45 高橋正子

 

 

18


【最優秀】
★夜の色に染まりゆきけり寒椿/小口泰與(正子添削)
元の句は「夜色」であったが、「夜の色」と添削した。日ごと日が伸びては来るが、日が落ちてからは、冷えと寂しさを伴って暗くなる。日差しのなかに咲いていた椿も、夜の色に染まり暗くなってしまった。椿は、「夜の色」の中にしかとある。(高橋正子

【優秀/7句】
★シリウスは中天に来て街凍てる/古田けいじ
青白い星のシリウスが、中天に来るころは、街はすっかり凍ててしまう。シリウスは中天に輝き、凍てて動かない街を統べるかのようである。(高橋正子

★からまつの赤銅濃くして冬の陽に/志賀たいじ
からまつは、すっかり葉を落として高くそびえて居る。冬の陽が当たると、幹は赤銅色を濃くして、力を溜めて冬を生き抜いている。(高橋正子

★ぺこぺことぽっぺん鳴らし霙ふる/おおにしひろし
ぽっぺんを吹くと、薄いガラスが割れるのではないかとひやひやするような音がする。雨と混じってふる雪、つまり霙のはかないもろさと、あい通じるものがある。(高橋正子

★寒茜町赤々と染め上げる/多田有花
寒茜の季語がよく効いている。町を赤々とそめる上げる寒中の夕焼け。「染め上げる」によって、町がくまなく夕焼けに染められている景色がよくわかる。(高橋正子

★冬凪の港に流る雲の影/高橋秀之(信之添削)
元の句は、「港流れる」となっていたので添削した。港の一日には、港を覆うような雲の影が流れる時もある。冬凪の港を見守っている作者の姿が浮かぶ。(高橋正子

★高下駄鳴らし青年出前の女正月/堀佐夜子(正子添削)
正月働いた女たちは、女正月には出前をとってゆっくりと楽しむ。出前に来たのは、高下駄を鳴らしてやってきた威勢のいい青年。女たちも、青年の出現になにかしら話も盛り上がって、たのしい女正月となっている。風習が今に生きていることも楽しい現実。(高橋正子

★はりはりの白菜洗い漬物に/黒谷光子
よく巻いた白菜をあらってこれから漬物にしようとしている。「はりはり」は、みずみずしい白菜を形容した言葉だが、白菜漬けを噛んだ時の音を連想させてくれる。(高橋正子

 


転記

2005124 3:02:48 管理

●お礼
2005
119 11:03:50
志賀たいじ
「からまつの・・・」の句を、デイリー句会優秀七句にお選びいただき有難うございます。嬉しいの一言、励みになります。

●御礼
2005
11913:37:22
小口泰與
高橋正子先生
夜の色の句を添削していただいた上、優秀句にお選びいただき感謝申し上げます。
まだ、俳句を始めて間もない私の句が優秀句に選ばれ、すごく感激しております。
ありがとうございました。今後ともよろしくご指導願います。

●お礼
2005
119 13:59:19
堀佐夜子
正子先生、デイリー句会T優秀句に「女正月」を添削し、お選び頂きまして誠に有り難う御座います。大給圭泉様、同句に選を有り難う御座いました。

●御礼
2005
119 19:24:17
おおにし ひろし
正子先生、拙句「霙振る」の句を優秀句に御取り戴き有難う御座います。句会の日、母の三回忌を済ませましたが当日は寒気が居座って霙が降り、とても荒れました。親戚の子が『ぽっぺん』を持ってきて母親に叱られながら盛んにぺこぺこいわせていました。有難う御座います。

●お礼
2005
119 20:37:36
黒谷光子
正子先生 はりはりの白菜の句を優秀句にお選び頂きましてありがとうございます。なかなか俳句が詠めず、その日にしました事をそのまま五七五にしました。思いがけず選にいれていただき、とてもうれしいです。お礼申し上げます。

●お礼
2005
119 22:31:09
高橋秀之
信之先生、正子先生、
冬凪の港に流る雲の影の句を添削の上優秀句に
お選びいただきありがとうございました。
高層ビルから見える港の映る雲の影は、綺麗な風景でした。

 

 

フォームの終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォームの始まり

デイリー句会(117)

2005121 2:03:45 高橋正子

 

 

17


【最優秀】
★深き青もどる湾内冬の虹/池田多津子
「もどる」は、もとの状態になることをいうが、ここでは、もとは「深き青」。それまで時雨れ、灰色になっていた湾内の海の色は、雨がさあっと上がると、晴れやかに虹が出て、いつもの深い青になった。時間の経過が捉えられ奥行きのある句となった。(高橋正子

【優秀/7句】
★紅顔の輝き少し受験の子/能作靖雄
「紅顔の」の修辞を受ける言葉として美少年を思い起こすが。この句の少年は、受験子で、緊張と不安でういういしい頬が少し紅潮している。「輝き少し」に受験子に対する深いおもいやりがある。(高橋正子

★寒林に明けの明星宿りけり/小口泰與
凛とした夜明けの林と明星が、すっきりとした精神で捉えられている。余計な修辞がなく、静かさが生まれている。(高橋正子

★雨戸開け光り軋む音冬日和/大給圭泉
雨戸を繰ると同時に差し込んでくる眩しい朝の光り。雨戸を繰る音は、すなわち光が軋む音となって、作者の身に感じ取られている。光りを音で捉えた感覚がすばらしい。(高橋正子

★菜の花のおしたしは味ほろ苦き/渋谷洋介
「おしたし」は、「おひたし」。菜の花のおひたしは、意外にもほろ苦い。菜の花と聞くとその味も柔らかなものを想像するが、実際は、ほろ苦さを含んでいる。それの微妙さにいい季節感がある。(高橋正子

★若菜摘み目にもやさしき青さかな/大山涼
若菜を摘むうれしさが、「目にもやさしき青さ」に表現されている。うきうきとした気持ちで若菜を摘む女性らしい句である。(高橋正子

★北に来て星々凍つる音を聴く/池田加代子
「北に来て」は、「はるばると北国まで来て」の実感。北国の夜の凍ての強さに、星さえも凍てる音を立てて瞬いているように思えたのだ。その驚きが「凍つる音」となって詩情ある作品となった。(高橋正子

★冬木の芽見上げることが日常に/山中啓輔
いつも見ている木が、冬芽をつけて久しくなった。照る日曇る日の冬木の芽をついつい見上げている。そんな冬の日常に、日々春を待つ心が表れている。(高橋正子

デイリー句会を再開しましたが、旧「自由な投句箱」と旧「ML同人句会」に投句された作品を対象としました。

 


転記

2005131 19:18:03 管理

●お礼
2005
118 16:04:41
山中啓輔
「冬木の芽」の句を、デイリー句会優秀七句にお選びいただき、大喜びしております。ありがとうございました。

●お礼
2005
118 18:33:54
大給圭泉
正子先生 「雨戸開け光り軋む音冬日和」の句をおとり上げ戴きうれしいコメントを添えて戴きまして有難うございます。励みになります。

●うれしいです
2005
118 20:56:23
池田多津子
「冬の虹」の句が最優秀に! とてもうれしいです。きのうの虹はとてもきれいでした。コメントしていただいたとおりの情景、わたしの思いです。ありがとうございます。

●<お 礼>
2005
118 21:10:07
能作靖雄
「紅顔の輝き少し受験の子」を優秀句に選を戴き有難うございました。センター試験に挑戦した子供達も、きっと満足な結果を得ることでしょう。

●御礼
2005
118 23:31:04
渋谷洋介
『菜の花』を添削の上優秀句に選を頂き有難う御座います。おひたし!のつもりが(おしたし)になってしまいました。

●お礼
2005
124 3:12:33
池田加代子
正子先生、「北に来て星々凍つる音を聴く」をお選びいただきありがとうございます。添えていただいたコメント通りの心情で、感激いたしました。

●御礼
2005
125 9:14:08
大山涼
「若菜摘み目にもやさしき青さかな」を優秀句に選びくださいましてありがとうございました。嬉しいコメントも頂戴いたしました。
PC
の故障のために御礼が遅れまして申し訳ございません。これからもよろしくご指導のほどをお願い申し上げます。