第1回〜10回/ 第11回〜第20回/ 第21回〜第30回/ 第31回〜第40回/ 第41回〜第50回/ 第51回〜第60回/ 第61回〜第70回/ 第71回〜第80回/ 第81回〜第90回/ 第91回〜第100回/ 第101回〜第110回/ 第111回〜 /



   デイリー句会

     水煙ネット事務局
     第101回句会(2000年11月26日)〜第110回句会(2000年12月5日)


No.39◆:発表 [2000年12月6日 9時36分28秒]

第110回句会(12月5日)入賞発表/高橋信之選

最優秀句

★薪ストーブ静けき熱をわれらに放ち/高橋正子

優秀句

★干し柿やふるさとからきてぶら下がる/古田けいじ

★終電の行き着くまでの冬の闇/吉田 晃

★門前町南天の真紅どの家も/目見田郁代

★いま日没歩いているも十二月/相原弘子

★蒼天に冬芽犇き煌けり/伊嶋高男

★もがり笛聞きつ夜空を近く見る/北村ゆうじ

★白鳥もゆっくり動く昼の月/守屋光雅

▼選者詠/高橋信之
水仙の活けられてつぎつぎ花を
水仙の花こちら向くあちら向く
水煙全巻が師走の机上に

第110回句会(12月5日)の最優秀句、優秀句は、
上記に決定しました。おめでとうございます。
Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年12月7日 0時6分8秒]

最高点句/6点

★落葉焚きみんな輪になり外を向き/堀佐夜子
      Res>◆:句評(1) [2000年12月6日 9時41分47秒]

      薪ストーブ静けき熱をわれらに放ち/高橋正子
      北欧料理のレストランでの歓談を伝える句。フィンラン
      ド人、アメリカ人を交えての歓談。現在のオーナーの実
      兄は、私のかっての教え子で、その妻君がフィンランド
      人。私が育った中国大連は、帝政ロシアの作った街なの
      で、「ストーブ」は、懐かしい風景。(評:高橋信之)

      干し柿やふるさとからきてぶら下がる/古田けいじ
      「干し柿」の「ぶら下がる」風景は、正に「ふるさと」
      であり、少年時代を思い起こして生き生きする。(評:
      高橋信之)

      終電の行き着くまでの冬の闇/吉田 晃
      一駅ごとに乗客の減ってゆく終電。少なくなる人の声、
      ホームの靴音が車内にいやにはっきりと響きます。明日
      の事など思わせるかのようです。(評:相原弘子)
          Res>◆:句評(2) [2000年12月6日 9時40分56秒]

          門前町南天の真紅どの家も/目見田郁代
          南天を「真紅」といえるのは、女性の感覚と言えるかも
          しれない。門前町に色づく南天に、落ちつきと輝きを見
          て取った。(評:高橋正子)

          いま日没歩いているも十二月/相原弘子
          十二月の日没には、感銘深いものがある。十二月も、日
          没も、現実の意識では、終りの時である。にもかかわら
          ず、それは、次への準備と期待を含んでいる。日没は人
          間の意を越えている。(評:高橋正子)

          蒼天に冬芽犇き煌けり/伊嶋高男
          冬芽の素晴らしさを伝えるのに、充分過ぎる光景である。
          青空に、早も冬木は、芽を犇くほどつけて煌いているの
          である。「煌けり」が、作者の本意。(評:高橋正子)
              Res>◆:句評(3) [2000年12月6日 9時40分2秒]

              もがり笛聞きつ夜空を近く見る/北村ゆうじ
              もがり笛はしばらく耳にしていると、だんだん暖かなも
              のに感じることがあります。とてもいいものに思えてき
              たりすることがあります。誰しもそうなのでしょうか。
              夜空に親しく目がいくということは。(評:相原弘子)
              空っ風が吹き荒ぶ夜は、空気も澄んで星が大きく見えま
              す。いかにも寒そうです。(評:伊嶋高男)
               
              白鳥もゆっくり動く昼の月/守屋光雅
              メルヘンと呼びたい。白い昼の月が懸かる下を、白鳥が、
              水かきのあるあの足で、ゆっくり歩く姿に、清らかな愛
              に充ちた世界を感じさせてもらえる。(評:高橋正子)
                  No.38◆:互選 [2000年12月5日 8時44分28秒]

                  第110回句会(12月5日)の互選

                  をお願いします。投句箱から2句をお選びください。12月5日
                  当日の句は、<38>をレス番号に入れ、お書き込み下さい。

                  ※発表は翌6日の午前10時30分です。
                  ※選句は6日の午前10時までにお済ませください。

                  選句のコメントは、ここに書き込まずに、「談話室」にお書き
                  込み下さい。
                  No.37◆:事務局 [2000年12月5日 8時43分55秒]

                  伝言板

                  デイリー句会の投句者と選者に限りますが、伝言がござい
                  ましたら、気楽にご利用下さい。
                  <37>をレス番号に入れ、この下に、お書き込み下さい。
                  Res>◆:右田俊郎 [2000年12月5日 23時33分50秒]
                  信之先生、優秀句にお採り下さり有り難う御座います。
                  霧野さん、岩本さん、相原さん、大谷さん、目見田さん、選句とコメント有り難う御座います。句評を頂くことで様々なことに気づかされ、大いに勉強になります。
                      Res>◆:伊嶋高男 [2000年12月5日 23時29分46秒]
                      信之先生、優秀句にお取り上げいただきありがとうございます。
                      正子先生、光雅さんすばらしい鑑賞のコメントをいただきありがとうございます。どこへ行くのにも橋を渡るのは寒くなると大変ですが、俳句ができれば楽しくなります。
                          Res>◆:戸原琴 [2000年12月5日 22時17分34秒]
                          生き抜かん淀川堤風寒し
                                 提と間違えました。失礼致しました。
                              Res>◆:戸原琴 [2000年12月5日 21時45分18秒]
                              信之先生、正子先生、優秀句にお選びいただきまして有難うございます。弘子様、佐代子様、選句ならびにコメントをありがとうございます。一緒に一輪車を楽しんでいるような心地でした。
                                  Res>◆:堀佐夜子 [2000年12月5日 20時25分9秒]
                                  北村ゆうじ様、「湯豆腐」に選句頂き有難う御座いました。
                                      Res>◆:目見田郁代 [2000年12月5日 18時13分59秒]
                                      信之先生
                                      優秀句にお選び戴きまして有難う御座いました。
                                      句評して戴きそこから又学ばせていただきます
                                      こと嬉しく思っております。
                                          No.36◆:発表 [2000年12月5日 8時43分11秒]

                                          第109回句会(12月4日)入賞発表/高橋信之選

                                          最優秀句

                                          ★「ふるさと」の合唱山茶花光る朝に/吉田 晃

                                          優秀句

                                          ★冬竹の芯のほうから揺れている/目見田郁代

                                          ★鳴き声も姿も丸し冬雀/碇 英一

                                          ★欄干にもの当る音冬の朝/伊嶋高男

                                          ★冬の樹をくるくるまわる1輪車/戸原 琴

                                          ★冬日さす雑木林の奥の奥/右田俊郎

                                          ★小春日和の山並み長く横たわる/日野正人

                                          ★風邪に寝てつらつら世には遠くいる/高橋正子

                                          ▼選者詠/高橋信之
                                          真っ二つに割れて師走の半月に
                                          短日の大きな星が西空に
                                          冬の夜のしずけさに書読み居れば

                                          第109回句会(12月4日)の最優秀句、優秀句は、
                                          上記に決定しました。おめでとうございます。
                                          Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年12月5日 13時25分16秒]

                                          最高点句/5点

                                          ★冬日さす雑木林の奥の奥/右田俊郎
                                              Res>◆:句評(1) [2000年12月5日 9時34分56秒]

                                              「ふるさと」の合唱山茶花光る朝に/吉田 晃
                                              「ふるさと」は、時の政治家に利用されることもあって
                                              、それなりの重さがあるが、「山茶花光る朝に」は、リ
                                              アリティーがあって軽く、「ふるさと」の本当の姿が伝
                                              わってくる。これが俳句の良さなのであろう。(評:高
                                              橋信之)
                                              遠い昔の思い出が甦りました。木造の学び舎からピアノ
                                              に合わせて合唱が聞こえて来る教室。火鉢がひとつ有る
                                              だけの寒い朝の教室です。でも、楽しかったですね。
                                              (評:堀佐夜子)
                                               
                                              冬竹の芯のほうから揺れている/目見田郁代
                                              現象の表面だけに留まっていない。「芯のほう」を見て
                                              いるのが良い。俳句は、短い形式なので、本質的なとこ
                                              ろを見逃してはならないのである。(評:高橋信之)
                                                  Res>◆:句評(2) [2000年12月5日 9時32分3秒]

                                                  鳴き声も姿も丸し冬雀/碇 英一
                                                  「脹ら雀」の言葉もあるように、冬の雀は太ってもいる
                                                  し、寒さを防ぐために、羽毛を脹らませているので、丸
                                                  くなっている。あまり鳴き囀らないので、チュンチュン
                                                  と鳴く声も丸くあたたかい感じである。視覚と聴覚から
                                                  捉えられ、本質へと単純化された句。(評:高橋正子)

                                                  欄干にもの当る音冬の朝/伊嶋高男
                                                  塵も払われた冬の朝の様子が、緊張感をもって伝わって
                                                  くる。単純化されることで、俗世の塵も払われようとい
                                                  うもの。意識の単純化、明確化がなされた句といえる。
                                                  (評:高橋正子)
                                                  朝の静寂がある。枯れ葉一枚でも鉄の欄干にあたり音に
                                                  驚くことがある。作者の句作の姿勢が伺われます。(評
                                                  :守屋光雅)

                                                  小春日和の山並み長く横たわる/日野正人
                                                  小春日和のうららかな様子が、とても気分を和ませてく
                                                  れる。「山並み長く」がこの句を生かしている。(評:高橋正子)
                                                      Res>◆:句評(3) [2000年12月5日 9時31分13秒]

                                                      冬の樹をくるくるまわる1輪車/戸原 琴
                                                      上手に一輪車を乗りこなして楽しい声をあげている。冬
                                                      樹も、見ている方も一緒にくるくるまわるかになり、声
                                                      も上がります。(評:相原弘子)

                                                      冬日さす雑木林の奥の奥/右田俊郎
                                                      葉の落ちた林の奥の奥まで日が届く。さっぱりした冬の
                                                      明るい雑木林が表現されています。普段は日の当たらな
                                                      い所も日が当たる時もあるなど、教えの様にも理解され
                                                      て面白い。(評:霧野萬地郎)

                                                      風邪に寝てつらつら世には遠くいる/高橋正子
                                                      風邪で寝こみ、家事を放擲して、チャイムも聞こえぬ感
                                                      じで、うつらうつら眠っていると、世間から離れている
                                                      感じがする。ひとりの自分にもどっていくようである。
                                                      (自句自解/正子)
                                                          No.35◆:互選 [2000年12月4日 9時47分16秒]

                                                          第109回句会(12月4日)の互選

                                                          をお願いします。投句箱から2句をお選びください。12月4日
                                                          当日の句は、<35>をレス番号に入れ、お書き込み下さい。

                                                          ※発表は翌5日の午前10時30分です。
                                                          ※選句は5日の午前10時までにお済ませください。

                                                          選句のコメントは、ここに書き込まずに、「談話室」にお書き
                                                          込み下さい。
                                                          No.34◆:事務局 [2000年12月4日 9時46分18秒]

                                                          伝言板

                                                          デイリー句会の投句者と選者に限りますが、伝言がござい
                                                          ましたら、気楽にご利用下さい。
                                                          <34>をレス番号に入れ、この下に、お書き込み下さい。
                                                          Res>◆:藤田洋子 [2000年12月4日 23時17分49秒]
                                                          信之先生、弘子さん、選とコメント頂き大変ありがとうございます。
                                                          四季折々楽しませてくれるお城山の風景ですが、今は日に照り映える
                                                          紅葉の嬉しい季節ですね。
                                                              Res>◆:右田俊郎 [2000年12月4日 22時47分14秒]
                                                              信之先生、優秀句にお選び下さり有り難う御座います。
                                                              正子先生、句評を添えて下さり嬉しいです。冬の湘南の海、とても穏やかで、先生の言われる心に沁み入るような夕暮れの一時でした。
                                                                  Res>◆:伊嶋高男 [2000年12月4日 22時6分41秒]
                                                                  信之先生、優秀句にお選びいただきありがとうございます。
                                                                  正子先生、心温まるコメントいただきました。友人が筑波山の近くの農家を借りて陶芸をやっています。時々昔の仲間が集まるので、駐在が覗きに来たところでした。戸数10戸の集落ですからすぐ噂になるようです。私には貴重な田舎です。
                                                                      Res>◆:高橋正子 [2000年12月4日 21時41分58秒]

                                                                      水仙の句を選んでくださって、ありがとうございます。
                                                                      越前水仙まで思い起こしてくださって、恐縮です。水仙の
                                                                      咲くころの越前海岸はすてきでしょうね。
                                                                      愛媛にも小規模ながら、瀬戸内の海の夕日を観光にして
                                                                      いる双海町の山の傾斜に、水仙畑があります。見頃は、
                                                                      成人の日あたりです。お越しください。
                                                                          Res>◆:岩本康子 [2000年12月4日 21時24分33秒]
                                                                          信之先生、優秀句に選んで頂きありがとうございます。正子先生、コメントを有難うございました。 この冬は穏やか過ぎて、冬らしい句が詠めないのが残念です。 北国の冬に詩情があるように思います。 孝子さんの句に大変惹かれましたが、何しろ実際目にしたことがないので、残念です。
                                                                          孝子さん、ローカル駅の句、選句いただき有難うございます。
                                                                              Res>◆:守屋光雅 [2000年12月4日 19時41分55秒]
                                                                              ありがとうございます。
                                                                              洋子さん,俊郎さん,英一さん,悦子さん,選句コメント
                                                                              ありがとうございます。当地は霜でなければ雪,雪でなければ霜の繰り返しのこの頃です。
                                                                                  Res>◆:安丸てつじ [2000年12月4日 18時35分11秒]
                                                                                  洋子様、康子様、孝子様、萬地郎様、ゆたか様、コメント楽しく読ませていただきました。ゆうじ様選句いただき有難うございました。
                                                                                      Res>◆:堀佐夜子 [2000年12月4日 17時21分16秒]
                                                                                      ゆたか様、郁代様、康子様、選句及び句評有難う御座います。
                                                                                          Res>◇:八木孝子 [2000年12月4日 16時9分46秒]
                                                                                          信之先生、優秀句に選んでいただきありがとうございました。
                                                                                          高男様、俊郎様、弘子様、萬地郎様、選んでいただきコメントに
                                                                                          よって拙句を盛り上げていただきありがとうございました。
                                                                                          悦子様、英一様、正人様、選句いただきありがとうございました。
                                                                                          それぞれの地方での新巻を売る風景があるのを興味深く読ませて
                                                                                          いただきました。素材になったのは、通りすがりの乾物店で、
                                                                                          何十匹も並んでいました。こんなお店はだんだん少なくなりつつ
                                                                                          ありますが、私の地方の昔からの師走の風景です。
                                                                                           
                                                                                              Res>◆:相原弘子 [2000年12月4日 14時55分46秒]

                                                                                               光雅様、佐夜子様、選句コメントをありがとうございました。
                                                                                                  No.33◆:発表 [2000年12月4日 9時45分4秒]

                                                                                                  第108回句会(12月3日)入賞発表/高橋信之選

                                                                                                  最優秀句

                                                                                                  ★芦枯れて流るる時の澄むばかり/野田ゆたか

                                                                                                  優秀句

                                                                                                  ★城山の紅葉ふやして日を返し/藤田洋子

                                                                                                  ★今日もまた大き落暉や冬暖か/岩本康子

                                                                                                  ★新巻の歩道を占めて売られけり/八木孝子

                                                                                                  ★霜柱ざくざく踏んで登校児/守屋光雅

                                                                                                  ★湘南の海青々と冬暮るる/右田俊郎

                                                                                                  ★綿虫や駐在が来て封書来て/伊嶋高男

                                                                                                  ★笹鳴きのあれば足音消し下る/古田けいじ

                                                                                                  ▼選者詠/高橋信之
                                                                                                  歯を磨く冷たき水を口に含む
                                                                                                  袖なしの楽な姿勢でペンを持つ
                                                                                                  北風にきらきら雲の輝く日

                                                                                                  第108回句会(12月3日)の最優秀句、優秀句は、
                                                                                                  上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                                                                  Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年12月5日 0時7分8秒]

                                                                                                  最高点句/5点

                                                                                                  ★新巻の歩道を占めて売られけり/八木孝子
                                                                                                      Res>◆:句評(1) [2000年12月4日 9時52分46秒]

                                                                                                      芦枯れて流るる時の澄むばかり/野田ゆたか
                                                                                                      「芦枯れて」が写生で、「流るる時の澄むばかり」は、
                                                                                                      主情だが、心の姿がよい。「枯れ」と「澄む」との取り
                                                                                                      合わせがよく、作者の心境が読み取れる。(評:高橋信
                                                                                                      之)

                                                                                                      城山の紅葉ふやして日を返し/藤田洋子
                                                                                                      松山の城山である。晴れていれば、日はさんさんと城山
                                                                                                      に注ぎ、市内の何処に居ても見る。大きな風景を詠んで
                                                                                                      いるが、優しさのある句。(評:高橋信之)

                                                                                                      今日もまた大き落暉や冬暖か/岩本康子
                                                                                                      冬も暖かい土地でしか詠めない落暉の俳句ですね。「今
                                                                                                      日もまた」に豊かさと暖かさを感じます。(評:高橋正子)
                                                                                                          Res>◆:句評(2) [2000年12月4日 9時51分56秒]

                                                                                                          新巻の歩道を占めて売られけり/八木孝子
                                                                                                          港町の朝市の光景を思い浮かべました。いよいよ新巻の
                                                                                                          季節ですね。2,3日前に築地の魚市場に行きましたが、
                                                                                                          12月に入ると活気が違います。(評:伊嶋高男)
                                                                                                          師走、年の暮れへと、どんどん近づきますね。上野アメ
                                                                                                          ヤ横丁の雑踏を思い出しました。あそこでも、もうこん
                                                                                                          な光景が始まっているかもしれません。元気で多忙な時
                                                                                                          期をを乗り越えたいものです。(評:右田俊郎)

                                                                                                          霜柱ざくざく踏んで登校児/守屋光雅
                                                                                                          元気な子供たちを見ているとこちらも元気を貰うような
                                                                                                          気がします。ざくざく踏む感触、久しく忘れています。
                                                                                                          大人でもやりたいですよね。(評:右田俊郎)

                                                                                                          湘南の海青々と冬暮るる/右田俊郎
                                                                                                          先日湘南の海をつくづく見て帰りましたが、水平線は、
                                                                                                          わずかに弧を描き、紺青で、太平洋の色なのですね。
                                                                                                          冬暮れる様が、心に沁みて感じられます。(評:高橋正子)
                                                                                                              Res>◆:句評(3) [2000年12月4日 9時51分2秒]

                                                                                                              綿虫や駐在が来て封書来て/伊嶋高男
                                                                                                              白い綿のようなものをつけて、弱々しくとぶ綿虫は、檪
                                                                                                              林などのあるあたりの虫にふさわしい。駐在さんも郵便
                                                                                                              屋さんもやってきて、住む人との暖かい交流が感じられ
                                                                                                              る。封書もふっくらとあたたかい。(評:高橋正子)

                                                                                                              笹鳴きのあれば足音消し下る/古田けいじ
                                                                                                              鶯は、幼鳥もチャッチャッとなくが、冬は成鳥も藪など
                                                                                                              を潜ったりして笹鳴く。枯れた山に冬は冬なりにいきい
                                                                                                              きと過ごす鶯は、かわいく親しい鳥。「足音消し下る」
                                                                                                              というやさしい心遣いをもらえるのは、鶯だけではなさ
                                                                                                              そう。(評:高橋正子)
                                                                                                                  No.32◆:高橋正子 [2000年12月3日 9時46分58秒]

                                                                                                                  第108回句会(12月3日)の互選

                                                                                                                  をお願いします。投句箱から2句をお選びください。12月3日
                                                                                                                  当日の句は、<32>をレス番号に入れ、お書き込み下さい。

                                                                                                                  ※発表は翌4日の午前10時30分です。
                                                                                                                  ※選句は4日の午前10時までにお済ませください。

                                                                                                                  選句のコメントは、ここに書き込まずに、「談話室」にお書き
                                                                                                                  込み下さい。
                                                                                                                  No.31◆:高橋正子 [2000年12月3日 9時46分26秒]

                                                                                                                  伝言板

                                                                                                                  デイリー句会の投句者と選者に限りますが、伝言がござい
                                                                                                                  ましたら、気楽にご利用下さい。
                                                                                                                  <31>をレス番号に入れ、この下に、お書き込み下さい。
                                                                                                                  Res>◆:大谷悦子 [2000年12月3日 21時47分31秒]
                                                                                                                   俊郎様  選句とコメントをいただきまして有難うございました。
                                                                                                                   これからの犬の散歩は大変ですね。多摩川の河川敷等へ車で行って
                                                                                                                   一時間程放しますので句材収集はほとんどこの時間になります。
                                                                                                                   シルエットは完全防寒の着膨れ状態でした。
                                                                                                                      Res>◇:八木孝子 [2000年12月3日 16時21分58秒]
                                                                                                                      信之先生、優秀句に選んでいただきありがとうございました。
                                                                                                                      正子先生、選句いただき、句評によって句をひきたたせて
                                                                                                                      くださいましてありがとうございました。
                                                                                                                      弘子様、選句とコメントをありがとうございます。親戚から
                                                                                                                      手作りの冬野菜が紙箱に入れられて送られてきました。それを
                                                                                                                      開いたときの様子です。大根葉はゆでて味噌炒めにしました。
                                                                                                                          Res>◆:相原弘子 [2000年12月3日 15時2分23秒]

                                                                                                                           萬地郎様、光雅様、ゆたか様、俊郎様、康子様、選句、コメントを
                                                                                                                           ありがとうございました。12月に入り、冬の落ちつきとなりまし
                                                                                                                           た。石鎚颪がよりそれを思わせてくれます。
                                                                                                                              Res>◆:守屋光雅 [2000年12月3日 14時4分6秒]
                                                                                                                              おとりあげ誠にありがとうございます。
                                                                                                                              孝子さん,萬地郎さん,高男さん,選句ありがとうございます。
                                                                                                                              各地でオフライン忘年句会があるようですね。楽しみです。
                                                                                                                              当地は今日は雨です。東京句会の予習,江國 滋『落語への招待』を読んでいます。
                                                                                                                                  Res>◆:岩本康子 [2000年12月3日 13時23分48秒]
                                                                                                                                  信之先生、優秀句にお選びいただき、とても嬉しいコメントを大変有難うございました。 美術館で、観た絵について何か詠めないものかと思ってぼんやりしていると、一つの窓から見えた海に一番心が動いたという訳です。 自然の癒しの力に改めて驚きました。
                                                                                                                                  伊嶋様、選句とコメントを有難うございました。 琴様、悦子様、選句を有難うございます。
                                                                                                                                      Res>◆:堀佐夜子 [2000年12月3日 13時1分3秒]
                                                                                                                                      信之先生、正子先生主人の句を優秀句にお取り上げ頂き有難う御座
                                                                                                                                      います。過分なる句評有難う御座います。
                                                                                                                                      ゆたか様、孝子様選句感謝して居ります。
                                                                                                                                          Res>◆:右田俊郎 [2000年12月3日 12時36分29秒]
                                                                                                                                          信之先生、優秀句にお採り下さり感謝いたします。
                                                                                                                                          一転して曇りの寒い日ですが、デイリー句会の楽しみは何らの影響も受けません。両先生のご苦労に感謝しつつ勉強させて頂きます。
                                                                                                                                          堀佐夜子様、選句をありがとうございます。
                                                                                                                                              Res>◆:霧野萬地郎 [2000年12月3日 12時8分53秒]
                                                                                                                                              高橋先生、最優秀句とコメント、大変うれしく感謝いたします。思いつきの旅行でしたが、新しい感動を与えてくれ、句材があつまりました。先生のコメントで勉強しながら、17文字に纏めたいと思います。
                                                                                                                                              悦子さん、光雅さん、琴さん、英一さん、康子さん、選句を有難うございます。
                                                                                                                                                  No.30◆:高橋正子 [2000年12月3日 9時43分42秒]

                                                                                                                                                  第107回句会(12月2日)入賞発表/高橋信之選

                                                                                                                                                  最優秀句

                                                                                                                                                  ★青空や揺れる紅葉のその先に/霧野萬地郎

                                                                                                                                                  優秀句

                                                                                                                                                  ★美術館一つの窓より冬の海/岩本康子

                                                                                                                                                  ★山一つ越えた向こうは雪と言ふ/右田俊郎

                                                                                                                                                  ★新聞紙ほどけば青々大根葉/八木孝子

                                                                                                                                                  ★ランナ−の遠き目をして小春空/戸原琴

                                                                                                                                                  ★ひえびえと月西南に霜の降る/堀幹夫

                                                                                                                                                  ★紅系のネクタイ買って十二月/野田ゆたか

                                                                                                                                                  ★海底の石青々と冬の海/守屋光雅

                                                                                                                                                  ▼選者詠/高橋信之
                                                                                                                                                  師走の闇の玻璃一枚に切り取られ
                                                                                                                                                  冬灯とは別の明るさパソコンは
                                                                                                                                                  暖房出れば外の空気がうまい

                                                                                                                                                  第107回句会(12月2日)の最優秀句、優秀句は、
                                                                                                                                                  上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                                                                                                                  Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年12月3日 23時44分0秒]

                                                                                                                                                  最高点句/5点

                                                                                                                                                  ★青空や揺れる紅葉のその先に/霧野萬地郎
                                                                                                                                                      Res>◆:句評(1) [2000年12月3日 10時8分58秒]

                                                                                                                                                      青空や揺れる紅葉のその先に/霧野萬地郎
                                                                                                                                                      「青空」の大きな風景を詠んだものだが、焦点の「紅葉
                                                                                                                                                      」がしっかりしているので、成功した。紅葉の「揺れる
                                                                                                                                                      」動きがあって、「その先に」という広がりがある。(
                                                                                                                                                      評:高橋信之)

                                                                                                                                                      美術館一つの窓より冬の海/岩本康子
                                                                                                                                                      この「冬の海」をわたしも見たいと思った。「美術館」
                                                                                                                                                      の「一つの窓」から見たいと思った。この思いを抱かせ
                                                                                                                                                      てくれたこと、これで、この句の良さは充分だと思った
                                                                                                                                                      。(評:高橋信之)
                                                                                                                                                          Res>◆:句評(2) [2000年12月3日 10時8分12秒]

                                                                                                                                                          新聞紙ほどけば青々大根葉/八木孝子
                                                                                                                                                          新聞紙は、水をよく含む。青々とした大根葉が、新聞紙
                                                                                                                                                          を濡らしているのであろう。それが一層、大根葉を新鮮
                                                                                                                                                          にしている。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                          ひえびえと月西南に霜の降る/堀幹夫
                                                                                                                                                          西南の月は、もう落ちかかっている。霜が冷えた空気の
                                                                                                                                                          中で、煌くように降ってくる。心の中に大きく広がる空
                                                                                                                                                          が生まれる。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                          紅系のネクタイ買って十二月/野田ゆたか
                                                                                                                                                          十二月の様々が、一度にそこに浮かびます。空の色や物
                                                                                                                                                          音等。紅系のネクタイの新調により、自分の十二月が出
                                                                                                                                                          来あがってもゆくのでしょう。(相原弘子)
                                                                                                                                                              No.29◆:互選 [2000年12月2日 9時20分44秒]

                                                                                                                                                              第107回句会(12月2日)の互選

                                                                                                                                                              をお願いします。投句箱から2句をお選びください。12月2日
                                                                                                                                                              当日の句は、<29>をレス番号に入れ、お書き込み下さい。

                                                                                                                                                              ※発表は翌3日の午前10時30分です。
                                                                                                                                                              ※選句は3日の午前10時までにお済ませください。

                                                                                                                                                              選句のコメントは、ここに書き込まずに、「談話室」にお書き
                                                                                                                                                              込み下さい。
                                                                                                                                                              No.28◆:事務局 [2000年12月2日 9時19分37秒]

                                                                                                                                                              伝言板

                                                                                                                                                              デイリー句会の投句者と選者に限りますが、伝言がござい
                                                                                                                                                              ましたら、気楽にご利用下さい。
                                                                                                                                                              <28>をレス番号に入れ、この下に、お書き込み下さい。
                                                                                                                                                              Res>◆:けいじ [2000年12月3日 9時8分32秒]
                                                                                                                                                              正子先生、添削ありがとうございます。
                                                                                                                                                              「びわ」が「びわの花」ですっきりしました。
                                                                                                                                                                  Res>◆:碇 英一 [2000年12月2日 23時4分6秒]

                                                                                                                                                                  信之先生、優秀句にお取り上げいただきまた句評をいただきありがとうございました。
                                                                                                                                                                  萬地郎さん「落ちる葉」の選句とコメントいただきありがとうございました。
                                                                                                                                                                      Res>◆:北村ゆうじ [2000年12月2日 22時54分52秒]
                                                                                                                                                                      信之先生 最優秀句に撰を頂きありがとうございます。
                                                                                                                                                                      また年恵さん、久次さん、の優秀句にお取り上げ頂き
                                                                                                                                                                      有り難うございます。
                                                                                                                                                                      撰をして頂いた、正子先生、弘子様、洋子様、高男様、孝子様、
                                                                                                                                                                      南山様、三人にかわりましてお礼申し上げます。
                                                                                                                                                                          Res>◆:霧野萬地郎 [2000年12月2日 18時26分55秒]
                                                                                                                                                                          信之先生、優秀句への選句と貴重なコメント有難うございます。<即かず離れず、である。>難しいですが、目指してみます。
                                                                                                                                                                          三浦絹子さん、選句有難うございます。
                                                                                                                                                                              Res>◆:右田俊郎 [2000年12月2日 15時44分59秒]
                                                                                                                                                                              信之先生、優秀句にお選び下さいましてありがとうございます。
                                                                                                                                                                              日の短さを補うようにポインセチアの赤が増します。
                                                                                                                                                                              正子先生、句評を添えて下さりありがとうございました。
                                                                                                                                                                              北村さん、枯れ柏の句の選句ありがとうございます。
                                                                                                                                                                                  Res>◆:堀佐夜子 [2000年12月2日 15時34分0秒]
                                                                                                                                                                                  信之先生、正子先生、優秀句への選句&句評(お手数をお掛けしま
                                                                                                                                                                                  して)ありがとう御座いました。
                                                                                                                                                                                  南山様、デジタル放映の句の選句ありがとうございます。
                                                                                                                                                                                      Res>◇:八木孝子 [2000年12月2日 14時35分16秒]
                                                                                                                                                                                      琴様、枇杷の句、選んでいただきありがとうございました。
                                                                                                                                                                                          Res>◇:三浦絹子 [2000年12月2日 10時58分39秒]
                                                                                                                                                                                          高男様、選句、それにコメントを有難うございました。
                                                                                                                                                                                              Res>◆:戸原琴 [2000年12月2日 9時47分47秒]
                                                                                                                                                                                              孝子様、選句ならびにコメントを有難うございました。
                                                                                                                                                                                                  Res>◆:高橋正子 [2000年12月2日 9時30分5秒]

                                                                                                                                                                                                  添削

                                                                                                                                                                                                  <荒畑のびわ香りきて遠き故郷/古田けいじ>
                                                                                                                                                                                                  <荒畑のびわ咲く香り遠き故郷/添削:高橋正子>
                                                                                                                                                                                                      No.27◆:発表 [2000年12月2日 9時17分44秒]

                                                                                                                                                                                                      第106回句会(12月1日)入賞発表/高橋信之選

                                                                                                                                                                                                      最優秀句

                                                                                                                                                                                                      ★畑大根畝に白さがせり上がる/北村ゆうじ

                                                                                                                                                                                                      優秀句

                                                                                                                                                                                                      ★落柿舎の前を農夫が冬菜売る/霧野萬地郎

                                                                                                                                                                                                      ★軽やかに風の誘いの欅散る/碇 英一

                                                                                                                                                                                                      ★晩菊や精いっぱいの自己表現/田中年恵

                                                                                                                                                                                                      ★荒畑のびわ咲く香り遠き故郷/古田けいじ

                                                                                                                                                                                                      ★華やぎてポインセチアの鉢を買ふ/右田俊郎

                                                                                                                                                                                                      ★コンビニの広告灯の冴え冴えと/堀佐夜子

                                                                                                                                                                                                      ★たわわなる林檎に彩のうらおもて/中山久次

                                                                                                                                                                                                      ▼選者詠/高橋信之
                                                                                                                                                                                                      セロファンに透け水仙の小さな束
                                                                                                                                                                                                      水仙の売られ季節が店に来る
                                                                                                                                                                                                      夕日が届き柿の実を光らせる。

                                                                                                                                                                                                      第106回句会(12月1日)の最優秀句、優秀句は、
                                                                                                                                                                                                      上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                                                                                                                                                                      Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年12月2日 23時55分35秒]

                                                                                                                                                                                                      最高点句/5点

                                                                                                                                                                                                      ★水仙を切り取る鋏冷えており/高橋正子
                                                                                                                                                                                                          Res>◆:高橋正子 [2000年12月2日 9時34分6秒]

                                                                                                                                                                                                          訂正

                                                                                                                                                                                                          ▼選者詠/高橋信之
                                                                                                                                                                                                          セロファンに透け水仙の小さな束
                                                                                                                                                                                                          水仙の売られ季節が店に来る
                                                                                                                                                                                                          夕日が届き柿の実を光らせる
                                                                                                                                                                                                              Res>◆:句評(1) [2000年12月2日 9時25分16秒]

                                                                                                                                                                                                              畑大根畝に白さがせり上がる/北村ゆうじ
                                                                                                                                                                                                              大根がよく育って、畝をせり上がり出ている。大根は、
                                                                                                                                                                                                              畑の土に汚れることもなく、真っ白である。そこに、
                                                                                                                                                                                                              大根の実がある。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                                                                              落柿舎の前を農夫が冬菜売る/霧野萬地郎
                                                                                                                                                                                                              「落柿舎」と「農夫が冬菜売る」との取り合わせがよい
                                                                                                                                                                                                              。即かず離れず、である。京都嵯峨の「落柿舎」は、向
                                                                                                                                                                                                              井去来の別荘で、芭蕉がここで「嵯峨日記」を書いたの
                                                                                                                                                                                                              で、今は、観光地となっている。現在のは、明治初年に
                                                                                                                                                                                                              建てたもの。(評:高橋信之)

                                                                                                                                                                                                              軽やかに風の誘いの欅散る/碇 英一
                                                                                                                                                                                                              「風の誘い」は、写生ではないが、上五の「軽やかに」
                                                                                                                                                                                                              をうまく補っている。風の軽やかな誘いで、「欅散る」
                                                                                                                                                                                                              様子が伝わってくる。(評:高橋信之)
                                                                                                                                                                                                                  Res>◆:句評(2) [2000年12月2日 9時24分7秒]

                                                                                                                                                                                                                  晩菊や精いっぱいの自己表現/田中年恵
                                                                                                                                                                                                                  晩菊は、霜や冷雨にあたって、葉色もあからんで咲き残
                                                                                                                                                                                                                  っている。菊の花の開き様は、目を見開いたようで、小
                                                                                                                                                                                                                  さいながら精一杯咲き、自己を表現している。(評:高
                                                                                                                                                                                                                  橋正子)

                                                                                                                                                                                                                  荒畑のびわ咲く香り遠き故郷/古田けいじ
                                                                                                                                                                                                                  荒畑にびわの花が咲いて、香りがつんとして来る。故郷
                                                                                                                                                                                                                  で嗅いだ、遠くなつかしい香りである。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                                                                                  華やぎてポインセチアの鉢を買ふ/右田俊郎
                                                                                                                                                                                                                  華やいでいるのは、ポインセチアを買う自分。クリスマ
                                                                                                                                                                                                                  スシーズンに入り、一層華やかになるポインセチアに、
                                                                                                                                                                                                                  気持ちが華やいでくるのである。(評:高橋正子)
                                                                                                                                                                                                                      Res>◆:句評(3) [2000年12月2日 9時23分15秒]

                                                                                                                                                                                                                      コンビニの広告灯の冴え冴えと/堀佐夜子
                                                                                                                                                                                                                      コンビニストアの夜更けて、人気もなくなった時間の冷
                                                                                                                                                                                                                      えて来る状況が、詠まれている。今の時代をよく表して
                                                                                                                                                                                                                      いる。「冴え冴え」は、季語「冴ゆ」と同義に解した。
                                                                                                                                                                                                                      広辞苑によれば、「冷える」、「光、音、色などが澄む。
                                                                                                                                                                                                                      」、「腕前などがあざやかである。」という意味がある
                                                                                                                                                                                                                      が、俳句の季語では、寒さ、冷たしが一層極まった感じ
                                                                                                                                                                                                                      である。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                                                                                      たわわなる林檎に彩のうらおもて/中山久次
                                                                                                                                                                                                                      たわわな林檎は、遠目には赤や紅の色に見えるが、その
                                                                                                                                                                                                                      木のそばにたてば、それぞれの林檎は、日当たればあか
                                                                                                                                                                                                                      く、当たらねば黄みどりの色になっている。これをうら
                                                                                                                                                                                                                      おもて見た。一つのものに、裏表がある。(評:高橋正子)
                                                                                                                                                                                                                          No.26◆:互選 [2000年12月1日 9時27分2秒]

                                                                                                                                                                                                                          第106回句会(12月1日)の互選

                                                                                                                                                                                                                          をお願いします。投句箱から2句をお選びください。12月1日
                                                                                                                                                                                                                          当日の句は、<26>をレス番号に入れ、お書き込み下さい。

                                                                                                                                                                                                                          ※発表は翌2日の午前10時30分です。
                                                                                                                                                                                                                          ※選句は2日の午前10時までにお済ませください。

                                                                                                                                                                                                                          選句のコメントは、ここに書き込まずに、「談話室」にお書き
                                                                                                                                                                                                                          込み下さい。
                                                                                                                                                                                                                          No.25◆:事務局 [2000年12月1日 9時25分17秒]

                                                                                                                                                                                                                          伝言板

                                                                                                                                                                                                                          デイリー句会の投句者と選者に限りますが、伝言がござい
                                                                                                                                                                                                                          ましたら、気楽にご利用下さい。
                                                                                                                                                                                                                          <25>をレス番号に入れ、この下に、お書き込み下さい。
                                                                                                                                                                                                                          Res>◆:伊嶋高男 [2000年12月1日 23時14分2秒]
                                                                                                                                                                                                                          信之先生、優秀句の選ありがとうございます。萬地郎さん、コメントありがとうございます。
                                                                                                                                                                                                                              Res>◇:八木孝子 [2000年12月1日 20時17分23秒]
                                                                                                                                                                                                                              けいじ様、右田様、選句とコメントをありがとうございました。
                                                                                                                                                                                                                              それそれの句、描いていただいたとおりの情景でした。
                                                                                                                                                                                                                              紫式部の実は丈のある木の枝先にぎっしり寄り添っていて、
                                                                                                                                                                                                                              日頃はあまり見かけないほど大きく見事なものでした。
                                                                                                                                                                                                                                  Res>◆:北村ゆうじ [2000年12月1日 19時47分25秒]
                                                                                                                                                                                                                                  信之先生 今日はときわ句会から優秀句に撰を頂きまして
                                                                                                                                                                                                                                  ありがとうございます。早速電話しました、清子さん、美代子さん
                                                                                                                                                                                                                                  喜んで、信之先生、正子先生に宜しくお願いしますと申しておりました。プリントをして渡します。
                                                                                                                                                                                                                                  正子先生、弘子様 登美子様 佐夜子様 康子様 正人様 南山様
                                                                                                                                                                                                                                  選句 コメントをありがとうございます。
                                                                                                                                                                                                                                      Res>◇:碇 英一 [2000年12月1日 19時43分31秒]
                                                                                                                                                                                                                                      信之先生最、拙句優秀句にお選びいただき過分なる句評をいただきありがとうございました。
                                                                                                                                                                                                                                      孝子さん、康子さん、琴さん拙句の選句とコメントいただきありがとうございました。
                                                                                                                                                                                                                                          Res>◆:堀佐夜子 [2000年12月1日 15時45分59秒]
                                                                                                                                                                                                                                          信之先生、優秀句にお取り揚げ有難う御座います。
                                                                                                                                                                                                                                          正子先生、心配お掛けしまして、申し訳有りませんでした。
                                                                                                                                                                                                                                          もう大丈夫です。有難う御座いました。
                                                                                                                                                                                                                                          南山さま、「水仙の膨らむ蕾、、、」の選句ありがとう御座います。
                                                                                                                                                                                                                                              Res>◆:登美子 [2000年12月1日 13時36分28秒]
                                                                                                                                                                                                                                              高橋先生。優秀句有難うございました。

                                                                                                                                                                                                                                              正子様、句評有難うございました。  
                                                                                                                                                                                                                                              八木様、あたたかい句評有難うございました。
                                                                                                                                                                                                                                              ゆうじ様、八木様、碇様、選句ありがとうございました。
                                                                                                                                                                                                                                                  Res>◆:大谷悦子 [2000年12月1日 12時6分39秒]
                                                                                                                                                                                                                                                   萬地郎様  第104回句会におきまして選句とコメントを
                                                                                                                                                                                                                                                   いただきありがとうございました。
                                                                                                                                                                                                                                                      Res>◆:戸原琴 [2000年12月1日 9時57分12秒]
                                                                                                                                                                                                                                                      萬次郎様、選句ならびにコメントを有難うございました。
                                                                                                                                                                                                                                                          No.24◆:発表 [2000年12月1日 9時23分49秒]

                                                                                                                                                                                                                                                          第105回句会(11月30日)入賞発表/高橋信之選

                                                                                                                                                                                                                                                          最優秀句

                                                                                                                                                                                                                                                          ★どこまでも膨らめる空小六月/碇 英一

                                                                                                                                                                                                                                                          優秀句

                                                                                                                                                                                                                                                          ★シャクナゲの冬芽まるまる峠茶屋/田中美代子

                                                                                                                                                                                                                                                          ★明日からは十二月なり鴎翔ぶ/岩本康子

                                                                                                                                                                                                                                                          ★晩秋の乾く葉擦れの大欅/武清子

                                                                                                                                                                                                                                                          ★風邪気味の玻璃越し黄蝶飛ぶ日差し/堀佐夜子

                                                                                                                                                                                                                                                          ★短日の夕日すとんとセピア色/阪本登美子

                                                                                                                                                                                                                                                          ★日向ぼこ空から川から音が来る/北村ゆうじ

                                                                                                                                                                                                                                                          ★冬晴れや染め工場の白眩し/伊嶋高男

                                                                                                                                                                                                                                                          ▼選者詠/高橋信之
                                                                                                                                                                                                                                                          師走に入る時の流れの一方へ
                                                                                                                                                                                                                                                          平らにして少し斜めの冬渚
                                                                                                                                                                                                                                                          沖寒く沖向く足の跡があり

                                                                                                                                                                                                                                                          第105回句会(11月30日)の最優秀句、優秀句は、
                                                                                                                                                                                                                                                          上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                                                                                                                                                                                                                          Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年12月1日 16時12分17秒]

                                                                                                                                                                                                                                                          最高点句/3点

                                                                                                                                                                                                                                                          ★どこまでも膨らめる空小六月/碇 英一
                                                                                                                                                                                                                                                          ★シャクナゲの冬芽まるまる峠茶屋/田中美代子
                                                                                                                                                                                                                                                              Res>◆:句評(1) [2000年12月1日 10時31分26秒]

                                                                                                                                                                                                                                                              どこまでも膨らめる空小六月/碇 英一
                                                                                                                                                                                                                                                              小春日和の空を詠んで、その本質を捉えたのである。春
                                                                                                                                                                                                                                                              のように、晴れた暖かい日和の「どこまでも膨らめる」
                                                                                                                                                                                                                                                              空である。小春・小六月は、陰暦10月の異名で、今年
                                                                                                                                                                                                                                                              の新暦では、10月27日から11月25日まで、なの
                                                                                                                                                                                                                                                              だが、俳句では、「日和」の意味を含ませている。(評
                                                                                                                                                                                                                                                              :高橋信之)

                                                                                                                                                                                                                                                              シャクナゲの冬芽まるまる峠茶屋/田中美代子
                                                                                                                                                                                                                                                              峠のお茶屋さんで見かけた石楠花の冬芽の大きくつやや
                                                                                                                                                                                                                                                              かにまるいこと。ふっくらと膨らむような優しさが感じ
                                                                                                                                                                                                                                                              られる句ですね。(評:高橋正子)
                                                                                                                                                                                                                                                                  Res>◆:句評(2) [2000年12月1日 10時30分44秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                  冬晴れや染め工場の白眩し/伊嶋高男
                                                                                                                                                                                                                                                                  冬の青空との白の眩しさが明るい色の対比で美しい光景
                                                                                                                                                                                                                                                                  となっています。<染め工場>が白の大きさと共に、そ
                                                                                                                                                                                                                                                                  の中の営みの温かさで、冬の寒さとの温度の対比もあり
                                                                                                                                                                                                                                                                  ます。(評:霧野萬地郎)

                                                                                                                                                                                                                                                                  明日からは十二月なり鴎翔ぶ/岩本康子
                                                                                                                                                                                                                                                                  明日から、いよいよ十二月と思うと、海を翔ぶ白い鴎が
                                                                                                                                                                                                                                                                  目にくっきりと映り、海を大きく波に近づいて翔ぶよう
                                                                                                                                                                                                                                                                  な気がする。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                                                                                                                                  晩秋の乾く葉擦れの大欅/武清子
                                                                                                                                                                                                                                                                  大きな欅がもみじして、風を含んで葉擦れの音をさせて
                                                                                                                                                                                                                                                                  いる。晩秋の欅の姿がすばらしい。(評:高橋正子)
                                                                                                                                                                                                                                                                      Res>◆:句評(3) [2000年12月1日 10時29分48秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                      短日の夕日すとんとセピア色/阪本登美子
                                                                                                                                                                                                                                                                      「釣瓶落とし」は、古い言葉だが、「すとん」と「セピア
                                                                                                                                                                                                                                                                      色」で、新しい感覚で短日の入日を詠んでいる。「セピア
                                                                                                                                                                                                                                                                      色」に、センチメンタルではない効果が出ている。(評:
                                                                                                                                                                                                                                                                      高橋正子)

                                                                                                                                                                                                                                                                      日向ぼこ空から川から音が来る/北村ゆうじ
                                                                                                                                                                                                                                                                      日向ぼこに思いを馳せているかのようです。あまりにい
                                                                                                                                                                                                                                                                      いお天気にどこからの音も響きがいいのでしょう。(評
                                                                                                                                                                                                                                                                      :相原弘子)

                                                                                                                                                                                                                                                                      風邪気味の玻璃越し黄蝶飛ぶ日差し/堀佐夜子
                                                                                                                                                                                                                                                                      風気味の日を静かに過ごす心持が、黄蝶に表されている。
                                                                                                                                                                                                                                                                      静かにしているから、日差しも玻璃もなおさら透明に思
                                                                                                                                                                                                                                                                      える。風邪の退散を願っています。(評:高橋正子) 
                                                                                                                                                                                                                                                                          No.23◆:互選 [2000年11月30日 8時51分19秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                          第105回句会(11月30日)の互選

                                                                                                                                                                                                                                                                          をお願いします。投句箱から2句をお選びください。11月30日
                                                                                                                                                                                                                                                                          当日の句は、<23>をレス番号に入れ、お書き込み下さい。

                                                                                                                                                                                                                                                                          ※発表は翌1日の午前10時30分です。
                                                                                                                                                                                                                                                                          ※選句は1日の午前10時までにお済ませください。
                                                                                                                                                                                                                                                                          No.22◆:事務局 [2000年11月30日 8時50分40秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                          伝言板

                                                                                                                                                                                                                                                                          デイリー句会の投句者と選者に限りますが、伝言がござい
                                                                                                                                                                                                                                                                          ましたら、気楽にご利用下さい。
                                                                                                                                                                                                                                                                          <22>をレス番号に入れ、この下に、お書き込み下さい。
                                                                                                                                                                                                                                                                          Res>◆:右田俊郎 [2000年11月30日 23時12分3秒]
                                                                                                                                                                                                                                                                          信之先生、優秀句にお選び下さりありがとうございます。
                                                                                                                                                                                                                                                                          このところ横浜も急に寒くなって銀杏の黄葉が見事です。
                                                                                                                                                                                                                                                                          八木さん、句評をありがとうございます。命に目を向けて下さって、句に深みを添えて下さったように思います。
                                                                                                                                                                                                                                                                              Res>◆:藤田洋子 [2000年11月30日 22時59分25秒]
                                                                                                                                                                                                                                                                              信之先生、選句していただいた皆様、ありがとうございました。
                                                                                                                                                                                                                                                                              弘子様、高男様、けいじ様、コメント嬉しく読ませて頂きました。
                                                                                                                                                                                                                                                                                  Res>◆:岩本康子 [2000年11月30日 22時8分57秒]
                                                                                                                                                                                                                                                                                  信之先生、正子先生、29日の優秀句にお選びいただき有難うございます。 昨日の夕べは冷たくはありましたが、冬晴れの明るいお天気に恵まれ、気持ちのいいクリスマスツリー点灯式を行えました。 美しい光景を目にして、感動しても、なかなかそれを表現できないもどかしさをいつも感じます。 もっと、もっと言葉を学び、表現力を身につけたい思います。
                                                                                                                                                                                                                                                                                  デイリー句会の先生のコメントに学んでいきたいと思います。 どうぞ、宜しくお願い致します。
                                                                                                                                                                                                                                                                                      Res>◆:霧野萬地郎 [2000年11月30日 21時53分39秒]
                                                                                                                                                                                                                                                                                      信之先生、優秀句とコメント、ありがとうございます。
                                                                                                                                                                                                                                                                                      高男さん、俊郎さん、コメント嬉しく感謝致します。
                                                                                                                                                                                                                                                                                      26日に急に思い立って京の紅葉を見に行きました。最高の見頃でした。日本の美しさをどこまで表現できるか、ここでの句材を使って、しばらく、試みます。
                                                                                                                                                                                                                                                                                      また、先生のコメントに留意して、<思い入れ>の出し方を研究してみますので、よろしく、お願い致します。
                                                                                                                                                                                                                                                                                          Res>◇:八木孝子 [2000年11月30日 19時41分1秒]
                                                                                                                                                                                                                                                                                          佐夜子様、「残照の雪嶺」の句を選句いただきありがとうございました
                                                                                                                                                                                                                                                                                              Res>◇:八木孝子 [2000年11月30日 19時27分45秒]
                                                                                                                                                                                                                                                                                              信之先生、最優秀句に選んでいただきありがとうございました。
                                                                                                                                                                                                                                                                                              思いがけないことで、びっくりしております。
                                                                                                                                                                                                                                                                                               昨日は、空気が澄んで雪をいただいた立山連峰のずっと見渡せる一日でした。こんな日は、そう多くはありません。その山の情景を言葉ではなかなか思うように表現できなくてもどかしく思いました。夕餉の買い物に行った八百屋さんでまず交し合った言葉が「山が美しかったね」でした。その日常会話の情景をそのまま句にしてみました。
                                                                                                                                                                                                                                                                                              評価していただいて大変うれしく、また、ひとつの指針をいただいたこと、感謝申し上げます。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                  Res>◆:相原弘子 [2000年11月30日 15時31分1秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                   光雅様、選句コメントをありがとうございました。石鎚山は
                                                                                                                                                                                                                                                                                                   平年を一月遅れて初雪でした。四国重信もいよいよ冬です。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                      Res>◆:相原弘子 [2000年11月30日 15時0分10秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                       信之先生、優秀句にお選びいただきありがとうございました。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                       ご講評をありがとうございました。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                       琴さん、選句をありがとうございました。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          No.21◆:発表 [2000年11月30日 8時48分30秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          第104回句会(11月29日)入賞発表/高橋信之選

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          最優秀句

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★山がうつくしかったねと冬菜買う/八木孝子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          優秀句

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★冬雲の揃って丸くどこかへ行く/相原弘子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★樅の木に灯(ともしび)ともす明るき夕べ/岩本康子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★楢欅楓椎の実城の坂/古田けいじ

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★紅葉散る夢窓疎石の意のままに/霧野萬地郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★山茶花の庭やわらかな母の声/藤田洋子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★高層のビルぐんぐんと冬銀河/戸原琴

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★銀杏黄葉離るる瞬間きて旅立ちぬ/右田俊郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ▼選者詠/高橋信之
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          十一月二十九日がすっきり晴れ
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          冬晴の沖へ大きく息を吐く
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          小春の波の親しく寄せて来し匂い

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          第104回句会(11月29日)の最優秀句、優秀句は、
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          Res>◆:句評(1) [2000年11月30日 14時5分42秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          山がうつくしかったねと冬菜買う/八木孝子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          平明な口語俳句で、身辺のすべてが親しい。日常を表現
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          するには、口語表現が最適である。(評:高橋信之)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          冬雲の揃って丸くどこかへ行く/相原弘子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          上五の「冬雲」は季語、中七の「揃って丸く」は写生、
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          下五の「どこかへ行く」は主情で、この三つの畳み掛け
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          がよく、俳句の主要な要素が揃っている。下五が破調の
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          6音で、現代語的口語表現であるのも、作者の思いに相
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          応しいのである。(評:高橋信之)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                              Res>◆:句評(2) [2000年11月30日 14時4分54秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                              樅の木に灯(ともしび)ともす明るき夕べ/岩本康子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                              樅の木への点灯式は、聖なるクリスマスを待つに相応し
                                                                                                                                                                                                                                                                                                              い夕べの明るい光に包まれている。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                              楢欅楓椎の実城の坂/古田けいじ
                                                                                                                                                                                                                                                                                                              楢や欅や楓や椎の実、これらの世界に入れば、時が止ま
                                                                                                                                                                                                                                                                                                              ってしまいそう。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                              紅葉散る夢窓疎石の意のままに/霧野萬地郎
                                                                                                                                                                                                                                                                                                              この句は、作者の思い入れの強いものだが、それを良し
                                                                                                                                                                                                                                                                                                              とした。疎石の号が夢窓で、天竜寺開山で知られる。造
                                                                                                                                                                                                                                                                                                              園でもすぐれた才能を発揮した。(評:高橋信之)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  Res>◆:句評(3) [2000年11月30日 14時4分16秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  山茶花の庭やわらかな母の声/藤田洋子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  心あたたまるもの、心かよいあうもの。山茶花が咲いて
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  散って静かです。(評:相原弘子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  高層のビルぐんぐんと冬銀河/戸原琴
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  高層ビルと銀河がそこにそれぞれの向きで伸びている。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  冬の空気がなおさら澄むことでしょう。(評:相原弘子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  銀杏黄葉離るる瞬間きて旅立ちぬ/右田俊郎
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  一本の銀杏の木に、一体何枚の葉がついているのでしょ
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  うか、一枚一枚がそれぞれの旅立ちの時を持っている、
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  その枝を離れる瞬間は命の旅立ちである。(評:八木孝子)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月30日 13時3分41秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      最高点句/3点

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      ★高層のビルぐんぐんと冬銀河/戸原琴
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      ★エプロンを外して仰ぐ冬星座/藤田洋子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          No.18◆:発表 [2000年11月29日 10時13分33秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          第103回句会(11月28日)入賞発表/高橋信之選

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          最優秀句

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★幾千の綿毛は広野に北下し/大谷悦子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          優秀句

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★山晴れて花温室(はなむろ)の屋根開きおり/堀佐夜子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★靴音の軽々跳ねて冬田道/日野正人

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★厚ジャケツ都心隈なくバイク便/霧野萬地郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★山茶花の花の明るさこぼす朝/吉田 晃

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★黄落の中を歩いて自分の歩幅/北村ゆうじ

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★荒縄で縛られている実南天/守屋光雅

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★生徒らに紅葉の色の集めらる/碇 英一


                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ▼選者詠/高橋信之
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          日が差して今朝の薄の穂を広ぐ
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          空が青い桜黄葉の広がりに
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          冬雲の底が分厚く黒ぐろと

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          第103回句会(11月28日)の最優秀句、優秀句は、
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月29日 13時53分23秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          最高点句/3点(同点5句)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★山晴れて花温室(はなむろ)の屋根開きおり/堀佐夜子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★冬紅葉地にありてなお日に透けり/藤田洋子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★冬暮れて早や街すべて電気色/霧野萬地郎
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★道しるべ野麦峠の山眠る/堀佐夜子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★瑠璃全面今朝の紅葉を見せくれぬ/高橋正子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              Res>◆:句評(1) [2000年11月29日 10時17分56秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              幾千の綿毛は広野に北下し/大谷悦子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              草の絮(わた)であろうか。たんぽぽの綿毛のように広野
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              に飛び散ったのである。そこへ北風が吹く。作者の思い
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              は、「幾千」にあって、荒涼とした冬の到来を詠んで異
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              色である。(評:高橋信之)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              山晴れて花温室(はなむろ)の屋根開きおり/堀佐夜子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              冬晴の開放感をうまく言葉で捉え、明るいのがいい。作
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              者を取り囲んだ交流が伝わってきて楽しい。(評:高橋
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              信之)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              靴音の軽々跳ねて冬田道/日野正人
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              何もない冬田の道を子どもたちは、寒さもいとわず元気に
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              跳ねて通ってゆく。軽々跳ねるその愛らしい靴音は、明る
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              く無垢な音に聞こえる。(評:高橋正子)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  Res>◆:句評(2) [2000年11月29日 10時16分57秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  厚ジャケツ都心隈なくバイク便/霧野萬地郎
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  日本橋あたりの道を思いました。都心を次々とバイクでさ
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  っそうと通勤する風景は、先端的。コートではなく、厚手
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  のジャケットであるのは、都会のシャープさであろう。(
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  評:高橋正子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  黄落の中を歩いて自分の歩幅/北村ゆうじ
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  街が並木黄葉で黄色に染まるころを、自分の歩幅で歩くと
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  いう「自分らしさ」がいい。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  荒縄で縛られている実南天/守屋光雅
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  お正月も間近という感じがして、あたたかく、明るい。荒
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  縄と、実南天の出会いがいい。(評:高橋正子)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      Res>◆:句評(3) [2000年11月29日 10時16分11秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      山茶花の花の明るさこぼす朝/吉田 晃
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      当たり前の景色を、小さな感動「花の明るさ」でもってと
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      らえたところがよい。自分の小さい感動を素直に認めるの
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      は、なかなか難しいことである。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      生徒らに紅葉の色の集めらる/碇 英一
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      落ち葉を掃き集めた情景でもいいし、図工や理科のためで
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      も、ただ単にきれいな落ち葉を、それぞれが拾い集めてき
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      たのでもいい。集められた落ち葉に、様々な色と心があっ
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      てハーモニーが生まれている。(評:高橋正子)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          No.15◆:発表 [2000年11月28日 8時56分9秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          第102回句会(11月27日)入賞発表/高橋信之選

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          最優秀句

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★海光にかぶり直して冬帽子/阪本登美子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          優秀句

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★たっぷりと白菜を切り鍋に盛る/吉田 晃

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★冬鳥の遠く近くの鳴く林/目見田郁代

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★いつの間に梢離れし冬の雲/八木孝子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★黄落や昨日の色と今日の色/八木孝子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★小春には鶏鳴き音の長く延ぶ/右田俊郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★冬の鵙高台削る紙鑢/伊嶋高男

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★何本も落葉についた風の道/日野正人

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ▼選者詠/高橋信之
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          今落ちしばかりの姿の葉の反りに
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          外灯に照らされ黄葉の明るい黄
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          暖冬の闇の空気の甘い流れ

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          第102回句会(11月27日)の最優秀句、優秀句は、
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月28日 12時27分54秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          最高点句/7点

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★海光にかぶり直して冬帽子/阪本登美子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              Res>◆:句評(1) [2000年11月28日 9時0分38秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              海光にかぶり直して冬帽子/阪本登美子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              中七の「かぶり直して」は、技巧だが、「海光」と「冬
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              帽子をつないでリアリティーがある。読み手を納得させ
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              のである。(評:高橋信之)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              たっぷりと白菜を切り鍋に盛る/吉田 晃
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              平明で、無駄な言葉がない。種も仕掛けもない。身近な
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              生活を詠んで佳句。(評:高橋信之)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  Res>◆:句評(2) [2000年11月28日 8時59分55秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  冬鳥の遠く近くの鳴く林/目見田郁代
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  冬の林には、鳥がよく鳴く。林の奥からも、手前からも
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  鳴いてくれる。自分も鳥の世界に混じる喜びがある。(
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  評:高橋正子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  いつの間に梢離れし冬の雲/八木孝子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  気がつけば、雲は梢から離れている。風が流れて、葉も
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  少なくなった梢の景色に心深むものを感じる。(評:高
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  橋正子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  黄落や昨日の色と今日の色/八木孝子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  昨日の落ち葉と、今日の落ち葉の色あいが、黄落期の時
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  の経過を伝え、季節の内奥を詠んでいるところがいい。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  (評:高橋正子)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      Res>◆:句評(3) [2000年11月28日 8時59分2秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      小春には鶏鳴き音の長く延ぶ/右田俊郎
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      うららかな小春日が、のびやかに詠まれている。のびやか
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      さは、昔日の思い出に繋がる感じがする。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      冬の鵙高台削る紙鑢/伊嶋高男
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      見晴らしのよい高台で、紙鑢のような声を出して、鳴いて
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      みたいものである。遠慮のない高声を出す鵙も、かわいい
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      ではないか。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      何本も落葉についた風の道/日野正人
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      降り重なる落ち葉が、風に吹き分けられて、風の通り道が、
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      できている。いく筋もついているので、なるほどと思う。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      (評:高橋正子)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          No.12◆:発表 [2000年11月27日 9時25分22秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          第101回句会(11月26日)入賞発表/高橋信之選

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          最優秀句

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★切通し絶え間無く降る欅の葉/右田俊郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          優秀句

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★山茶花のそこだけ明るい夕暮れ/三浦絹子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★亥の子唄星の光をそろえけり/吉田 晃

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★身の高さ一つだけもぐ熟りんご/祝恵子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★冬日射す石像にわが影を見る/八木孝子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★あかあかと備長おきる北吹く中に/北村ゆうじ

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★快晴の山並幾重冬霞/堀佐夜子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★冬日和影絵の狐こんと鳴く/野田ゆたか

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ▼選者詠/高橋信之
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          実南天きらきら午後の陽に空に
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          冬麗の光が沖へ沖へ広がる
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          冬波をたっぷり吸って堅い砂

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          第101回句会(11月26日)の最優秀句、優秀句は、
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月27日 10時20分3秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          最高点句/5点

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ★秋田犬ぐいと綱引く霜の朝/野上哲斉
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              Res>◆:句評(1) [2000年11月27日 9時30分23秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              切通し絶え間無く降る欅の葉/右田俊郎
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              私は、鎌倉の切り通しを思い出しました。あの狭い通路
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              の上にのしかかるように欅の大木があったように思いま
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              す。鎌倉であってもなくても晩秋から初冬への風物詩で
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              すね。(評:安丸てつじ)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              山茶花のそこだけ明るい夕暮れ/三浦絹子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              山茶花は、初冬から冬を彩って、私たちの気持ちを和ま
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              せる。慌しく過ごしている一日の「明るい夕暮れ」であ
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              る。(評:高橋信之)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              亥の子唄星の光をそろえけり/吉田 晃
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              夕暮れて亥の子に回る子供達の、遠く近くなる声や唄。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              収穫の終ったあとの行事に、星の光があたたかく門灯も
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              控え目になります。(評:相原弘子)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  Res>◆:句評(2) [2000年11月27日 9時29分36秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  身の高さ一つだけもぐ熟りんご/祝恵子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  「身の高さ」が、この句の生命。身の高さに在る輝くも
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  のを手にするうれしさは、例えようがない。(評:高橋
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  正子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  冬日射す石像にわが影を見る/八木孝子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  冬の日がやわらかく差す石像を眺めていて、そこに自分
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  の影があるのを発見した。自分が自分を見る心の働きが
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  楽しい。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  あかあかと備長おきる北吹く中に/北村ゆうじ
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  あかあかとおきる備長炭は、北風の中で、一層火力を溜
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  めて火の強さ、清潔さを知らせてくれている。(評:高
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  橋正子)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      Res>◆:句評(3) [2000年11月27日 9時28分13秒]

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      快晴の山並幾重冬霞/堀佐夜子
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      日本アルプスだろうか。旅にいて日常から解放された心
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      が伝わってくる。読み手も快い。(評:高橋信之)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      冬日和影絵の狐こんと鳴く/野田ゆたか
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      何かと忙しなくなるこの時期、忙中閑ありの一こまでし
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      ょうか。弱いけれども明るい冬日差しの中で、張り替え
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      の終わった障子を挟んで、お父さんと子らが影絵遊びに
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      興じている、そんな光景が浮びました。(評:右田俊郎)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      子どもの頃、父が影絵の犬をやってくれたことを思い出
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      しました。狐は定番ですね。影絵は夜、明かりを消して、
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      障子で、と思っていましたが、これは日のあたる壁の狐
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      でしょうか。「冬日和」とマッチして、「こんと鳴く」
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      狐に、遊びの世界に引き入れられるようで、楽しくなる
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      句です。(評:八木孝子)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          前のページ  次のページ