第1回〜10回/ 第11回〜第20回/ 第21回〜第30回/ 第31回〜第40回/ 第41回〜第50回/ 第51回〜第60回/ 第61回〜第70回/ 第71回〜第80回/ 第81回〜第90回/ 第91回〜第100回/ 第101回〜/



   デイリー句会

     水煙ネット事務局
     第91回句会(2000年11月16日)〜第100回句会(2000年11月25日)


No.09◆:発表 [2000年11月26日 9時47分7秒]

第100回句会(11月25日)入賞発表/高橋信之選

最優秀句

★残る葉も積もる落葉も日の中に/藤田洋子

優秀句

★雪峰をどっしりと置き村穏やかに/北村ゆうじ

★宿の下駄白馬の雪嶺にこだまする/祝恵子

★冬耕の土黒々と呼吸をする/八木孝子

★遠く泛く鳰のいずれも虹を負い/高橋正子

★枝に残る紅葉揺れて陽も揺れる/目見田郁代

★落葉道わが足音を聞くことも/野田ゆたか

★わあ大きい駆け寄る親子白鳥に/守屋光雅

▼選者詠/高橋信之
 松山・三津
冬晴れて長い時間の港町
冬麗の渡船の機械音軽し
冬雲の今日をのんびりして浮ぶ

第100回句会(11月25日)の最優秀句、優秀句は、
上記に決定しました。おめでとうございます。
Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月26日 18時36分9秒]

最高点句/6点

★冬日輪いま一刻を水に在り/高橋正子
      Res>◆:句評(1) [2000年11月26日 9時51分14秒]

      残る葉も積もる落葉も日の中に藤田洋子
      「日の中に」あって、いい風景である。共生する幸せを
      思う。待てば、日の光は、すべてを照らし、すべてを輝
      かしてくれる。(評:高橋信之)

      雪峰をどっしりと置き村穏やかに/北村ゆうじ
      中七の「どっしりと」から、下五の「穏やかに」は、意
      表をついた展開だが、無理がない。芯が通っているから
      である。 (評:高橋信之)

      宿の下駄白馬の雪嶺にこだまする/祝恵子
      こころゆくまでの旅が伝わります。思い出す度にこだま
      がふくらむことでしょう。(評:相原弘子) 
          Res>◆:句評(2) [2000年11月26日 9時50分14秒]

          冬耕の土黒々と呼吸をする/八木孝子
          種蒔きのために耕されている黒々とした土。それが、生
          き生きと呼吸している。孝子さんは富山ですが、私は九
          州は阿蘇山の麓の黒土を思い浮かべました。(評:岩本
          康子)

          枝に残る紅葉が揺れて陽も揺れる/目見田郁代
          枝に少なくなった紅葉が風にわずかに揺れ、日差しを受
          けたその葉も揺れているという広がりのある句。(評:
          高橋信之)

          落葉道わが足音を聞くことも/野田ゆたか
          深い落ち葉を踏んで、自分の足音がそこにあるのを感じ
          た。「自分を観る」のは、自然に自分が照り映ってはじ
          めて出来ることなのであろう。(評:高橋正子)
              Res>◆:句評(3) [2000年11月26日 9時49分38秒]

              わあ大きい駆け寄る親子白鳥に/守屋光雅
              白鳥は、親子に愛されて幸せとなるに相応しい鳥のよう
              に思える。「わあ大きい」は、子どもの感嘆であるが、
              白い鴻の羽が、北国と雪を思わせて、幻想的な美しさを
              夢見させてくれる。(評:高橋正子)

              遠く泛く鳰のいずれも虹を負い/高橋正子
              バルコニーから見える池の水がところどころきらっと輝
              いている。鳰が潜っていたのである。泛いてきた鳰は、十
              羽あまり。遠目には、朝日を受けてどれも小さな虹を背
              負っていた。(自句自解/正子)
                  No.06◆:発表 [2000年11月25日 10時56分49秒]

                  第99回句会(11月24日)入賞発表/高橋信之選

                  最優秀句

                  ★片付けて四隅ありたる冬座敷/戸原琴

                  優秀句

                  ★旅支度セーター赤く派手目にす/堀佐夜子

                  ★霜晴の中行く子らの声白し/日野正人

                  ★山茶花風なくて花の重みに揺れ/目見田郁代

                  ★短日の西はありあり日を沈め/相原弘子
                   
                  ★木枯らしにはこばれてゆく群雀/北村ゆうじ

                  ★白鳥は首の長さを影にもち/守屋光雅

                  ★枯れ野には紫式部実を零す/右田俊郎

                  ▼選者詠/高橋信之
                  日が差すも蔭るも黄葉よき色に
                  欅黄葉のふわふわ落ちて踏み歩く
                  先の見えぬ線路が続き冷たい光り

                  第99回句会(11月24日)の最優秀句、優秀句は、
                  上記に決定しました。おめでとうございます。
                  Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月26日 18時29分9秒]

                  最高点句/3点

                  ★鳥の巣の梢に顕わ冬木立/右田俊郎
                      Res>◆:句評(1) [2000年11月25日 11時9分34秒]

                      片付けて四隅ありたる冬座敷/戸原琴
                      和室は、いろんな住まい方ができる。普段の部屋も、来客
                      があるとなとなれば、きちんと物を取り払って、凛とした
                      座敷になる。冬座敷の凛とした清潔さがいい。(評:高橋
                      正子)

                      旅支度セーター赤く派手目にす/堀佐夜子
                      旅に出かける嬉しさに、赤く派手目なセーターを選んで着
                      ることになった。旅は、気持ちも華やいでいいものですね。
                      (評:高橋正子)
                          Res>◆:句評(2) [2000年11月25日 11時8分51秒]

                          霜晴の中行く子らの声白し/日野正人
                          「霜晴」に、今日一日元気に過ごす子どもたちのことが、
                          想像できる。辺りは寒く冷たいので、子どもの声も冷気
                          に包まれ白い感じがする。(評:高橋正子)

                          風なくて花の重みに山茶花揺れ/目見田郁代
                          「風なくて」は、見えないものを見たのである。これが
                          俳句の心であって、作者は、深く感じたのである。(評
                          :高橋信之)

                          短日の西はありあり日を沈め/相原弘子
                          「ありあり」という強い表現に作者の意思があり、一句
                          の存在を確かなものにした。(評:高橋信之)
                              Res>◆:句評(3) [2000年11月25日 11時7分42秒]

                              木枯らしにはこばれてゆく群雀/北村ゆうじ
                              景が浮かび様々な想いが去来します。冬の佳句と思いまし
                              た。(評:右田俊郎)

                              白鳥は首の長さを影にもち/守屋光雅
                              毎年、渡ってきて越冬する白鳥へのいとおしみが、首の長
                              さの影に伝わってきます。(評:相原弘子)

                              枯れ野には紫式部実を零す/右田俊郎
                              枯れ野には、実にさまざま、 細やかな色がある。そこに可
                              憐なちいさな式部の実がかがやいて零れ落ち、枯れ野はな
                              お一層、 細やかな表情を見せる。(評:高橋正子))
                                  No.546◆:発表 [2000年11月24日 10時3分37秒]

                                  第98回句会(11月23日)入賞発表/高橋信之選

                                  最優秀句

                                  ★美(は)しきものみな地に返し山眠る/北村ゆうじ

                                  優秀句

                                  ★ポプラ黄葉雲寄り雲のまた流る/高橋正子

                                  ★神職の沓を鳴らして新嘗祭/霧野萬地郎

                                  ★知らぬ子の頼みききおり一位の実/戸原琴

                                  ★オルガンの響き初冬の講堂に/岩本康子

                                  ★水仙の葉先真っ直ぐ並び立つ/藤田洋子

                                  ★冬帽や朝の空気を浴びに行こう/堀佐夜子

                                  ★縄跳びの声交錯し冬はじめ/守屋光雅

                                  ▼選者詠/高橋信之
                                  椿咲いて語りかけたき出会いなる
                                  手のひらの木の実こきこき木の音を
                                  木の橋を歩き木の音紅葉降る

                                  第98回句会(11月23日)の最優秀句、優秀句は、
                                  上記に決定しました。おめでとうございます。
                                  Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月24日 11時57分5秒]

                                  最高点句/7点

                                  ★美(は)しきものみな地に返し山眠る/北村ゆうじ
                                      Res>◆:句評(1) [2000年11月24日 10時9分43秒]

                                      美(は)しきものみな地に返し山眠る/北村ゆうじ
                                      レベルの高い勝れた句。作者の心境がいい。心の姿がい
                                      いのである。(評:高橋信之)
                                      春の花秋の紅葉、一年を彩った自然の美が土に戻って、
                                      訪れる冬の寂寥。何となく哲学的な感じがして好きな句
                                      です。(評:安丸てつじ)
                                      大きな心になりたい。その思いです。(評:相原弘子)

                                      ポプラ黄葉雲寄り雲のまた流る/高橋正子
                                      単なる写生に終らずに、現象の奥を見ているので、句に
                                      広がりがある。いい句だ。(評:高橋信之)

                                      神職の沓を鳴らして新嘗祭/霧野萬地郎
                                      宮司の履く木靴の音は厳粛さを生みます。新嘗祭は若い
                                      人には解らない言葉になりました。(評:守屋光雅)
                                          Res>◆:句評(2) [2000年11月24日 10時8分48秒]

                                          知らぬ子の頼みききおり一位の実/戸原琴
                                          林義雄の童画を見ているような気がしました。ふっくら
                                          した頬の幼子が、一生懸命何かを説明していて、それを
                                          しゃがみこんで同じ視線で聞いてあげている戸原さん。
                                          女の子は赤い小さな一位の実を手のひらに載せて、甘い
                                          んだよと教えようとしているのかもしれません。(評:
                                          右田俊郎)

                                          オルガンの響き初冬の講堂に/岩本康子
                                          賛美歌を弾くオルガンが講堂に響いているのでしょうか。
                                          「初冬」と「講堂」が、作者の内に感覚的に融和されて
                                          いるのがいいと思います。また、教会でなく、講堂であ
                                          るところに、安易でないものの把握の仕方を読み取るこ
                                          とができるので、よい句と言えます。(評:高橋正子)
                                              Res>◆:句評(3) [2000年11月24日 10時7分52秒]

                                              水仙の葉先真っ直ぐ並び立つ/藤田洋子
                                              水仙は寒さをついて咲く気品のある花。 <真っ直ぐ>が
                                              その気品を良く表していると思います。(評:霧野萬地
                                              郎)

                                              冬帽や朝の空気を浴びに行こう/ 堀佐夜子
                                              「冬帽」と「朝の空気」の出会いに、ふかふかの帽子と
                                              、ぴんと張った澄んだ空気を、読者まで肌身に感じるこ
                                              とができます。それに「浴びに行こう」と積極的で明る
                                              い姿勢に、感覚を共有してしまいます。(評:高橋正子)

                                              縄跳びの声交錯し冬はじめ/守屋光雅
                                              盛岡の「冬はじめ」は、紅葉なども終って、厳しい冬に
                                              備える感じが強い のでしょうか。そんな中で、女の子た
                                              ちが寄り集まって、楽しそうに声をあげて縄跳びに興じ
                                              ている光景は、あたたかい 感じです。(評:高橋正子)
                                                  No.543◆:発表 [2000年11月23日 9時24分41秒]

                                                  第97回句会(11月22日)入賞発表/高橋信之選

                                                  最優秀句

                                                  ★鵙が鳴く小さな体で今朝も鳴く/祝恵子

                                                  優秀句

                                                  ★公園の噴水硬し冬来れば/碇 英一

                                                  ★剪定終え木々の丸さを冬空へ/日野正人

                                                  ★冬蝶すっと後ろから飛んで来て/目見田郁代

                                                  ★血痕や原敬最期の冬帽子/宇都宮南山

                                                  ★桜紅葉天より受けしかがやきを/高橋正子

                                                  ★登校の子らの襟巻き色模様/右田俊郎

                                                  ★池の鴨流れとなりて泳ぎ行く/守屋光雅

                                                  ▼選者詠/高橋信之
                                                  暮れてゆく空の光がどんぐりに
                                                  海の向こうに冬の日の落ちてしまい
                                                  枯芝のなだらかな起伏を歩く

                                                  第97回句会(11月22日)の最優秀句、優秀句は、
                                                  上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                  Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月23日 11時22分42秒]

                                                  最高点句/4点

                                                  ★磨き終え冬日集るガラス窓/阪本登美子
                                                      Res>◆:句評(1) [2000年11月23日 9時33分25秒]

                                                      桜紅葉天より受けしかがやきを/高橋正子
                                                      享受することの大きさを思います。(評:相原弘子)
                                                      桜紅葉を今年ほど美しいと思ったことはありません。
                                                      木の下より観察すると本当に色とりどり,造化の妙と
                                                      しか言いようがない。当地では既に散りましたが,感
                                                      動が甦ってきます。(評:守屋光雅)

                                                      公園の噴水硬し冬来れば/碇 英一
                                                      技巧があるように見えるが、率直な句。心がまっすぐ
                                                      に対象の風景に向かっている。(評:高橋信之)
                                                      春の噴水、初夏の噴水、盛夏の噴水と公園の噴水は折
                                                      々に色々な印象を与えますが、冬の冷たい硬質の雰囲
                                                      気もまた詩情があっていいと思いました。(評:岩本
                                                      康子)
                                                          Res>◆:句評(2) [2000年11月23日 9時30分28秒]

                                                          剪定終え木々の丸さを冬空へ/日野正人
                                                          言葉に無理がない。作者の心が柔らかなのである。(
                                                          評:高橋信之)

                                                          鵙が鳴く小さな体で今朝も鳴く/祝恵子
                                                          冬になって、鳴き声もあまり聞かれなくなった鵙だが、
                                                          この鵙は、今朝も、体いっぱいで鳴いている。小柄な
                                                          鳥の体いっぱいの力を感じる。(評:高橋正子)

                                                          池の鴨流れとなりて泳ぎ行く/守屋光雅
                                                          池には水の流れはないのであるが、鴨が連れ立って泳
                                                          ぐと水脈を曳いてそこに流れが生まれてくる。逆に、
                                                          滑らかな鴨の泳ぎが池に流れとなっているのであろう。
                                                          (評:高橋正子)
                                                              Res>◆:句評(3) [2000年11月23日 9時29分37秒]

                                                              冬蝶すっと後ろから飛んで来て/目見田郁代
                                                              冬なのに、まだひらひらと飛ぶ蝶の姿が、後ろからふ
                                                              っと現われたときの驚きが新鮮。(評:高橋正子)

                                                              血痕や原敬最期の冬帽子/宇都宮南山
                                                              暗殺された宰相の帽子にその時の血痕を見つけた。劇的
                                                              な一瞬の歴史事件を彷彿とさせます。すばらしい観察力
                                                              と思います。(評:霧野萬地郎)

                                                              登校の子らの襟巻き色模様/右田俊郎
                                                              寒くても元気に登校する子どもたちの姿が目に浮かんで
                                                              きます。(評:阪本登美子)
                                                                  No.540◆:発表 [2000年11月22日 9時44分20秒]

                                                                  第96回句会(11月21日)入賞発表/高橋信之選

                                                                  最優秀句

                                                                  ★乗鞍の雪嶺青くオリオン座/堀幹夫

                                                                  優秀句

                                                                  ★夕映えの明るさとして桜紅葉/碇 英一

                                                                  ★柿を干す明日から晴れの続くらし/相原弘子

                                                                  ★虎落笛ムンクの叫び闇に聴く/霧野萬地郎

                                                                  ★水仙は土の温みで蕾太く/祝恵子

                                                                  ★寒雀小さな話を持ち寄りぬ/戸原琴

                                                                  ★枯紫蘇をしごいてみれば香の残る/守屋光雅

                                                                  ★銀杏の掃き寄せられて濃く匂う/八木孝子

                                                                  ★あかあかと工場の明かり冬の闇に/岩本康子

                                                                  ▼選者詠/高橋信之
                                                                  芒の穂の閉じて夕べの空が高い
                                                                  踏切の棒の二本が冬空へ
                                                                  いいことあって桜もみじの明るい夕べ
                                                                  Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月22日 20時11分53秒]

                                                                  最高点句/6点

                                                                  ★峰々に星の位置あり冬の空/堀幹夫
                                                                   
                                                                      Res>◆:句評 [2000年11月22日 9時49分8秒]

                                                                      乗鞍の雪嶺青くオリオン座/堀幹夫
                                                                      乗鞍岳の雪嶺の青く厳しい様と、オリオン座の揺るぎ無く
                                                                      組まれた星座の形が、鮮明なイメージを作っている。それ
                                                                      が読み手の気持ちをしっかりと掴んでいる。「乗鞍」の山
                                                                      名も充分生きている。(評:高橋正子)
                                                                      遠い昔、学生時代に訪れた乗鞍が思い出されて無性に懐か
                                                                      しくなりました。(評:右田俊郎)

                                                                      夕映えの明るさとして桜紅葉/碇 英一
                                                                      夕映えには、静かで明るい期待感がある。夕映えに立つ桜
                                                                      紅葉も、夕映えそのもののような明るさである。(評:高
                                                                      橋正子)

                                                                      水仙は土の温みで蕾太く/祝恵子
                                                                      ほっかりした土に育っている水仙であろうか。日と水を充
                                                                      分吸った水仙の蕾は大きく育っていて、清らかな花を咲か
                                                                      せるのが楽しみ。土との対比がよい。(評:高橋正子)
                                                                          No.537◆:発表 [2000年11月21日 9時9分41秒]

                                                                          第95回句会(11月20日)入賞発表/高橋信之選

                                                                          最優秀句

                                                                          ★柿の朱ほのぼの内から暖かし/岩本康子

                                                                          優秀句

                                                                          ★太極拳の手は冬空へゆっくりと/北村ゆうじ

                                                                          ★落ち葉蹴り落ち葉のかるい音を聞く/北村ゆうじ

                                                                          ★冬空に大きく交り飛行雲/碇 英一

                                                                          ★夫の持つものらしき日曜日の葱は/戸原琴

                                                                          ★小春日の露台イソップ物語/伊嶋高男

                                                                          ★足場組み屋根に職人冬の雲/三浦絹子

                                                                          ★一茶忌や弾み下り来る群雀/堀佐夜子

                                                                          ▼選者詠/高橋信之
                                                                          ひつじ田に語りかけたく見て歩く
                                                                          雨降る空と直に語っている刈田
                                                                          黄落のはげしさに雨降る日暮れ

                                                                          第95回句会(11月20日)の最優秀句、優秀句は、
                                                                          上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                                          Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月21日 12時20分30秒]

                                                                          最高点句/4点

                                                                          ★太極拳の手は冬空へゆっくりと/北村ゆうじ
                                                                          ★落ち葉蹴り落ち葉のかるい音を聞く/北村ゆうじ
                                                                          ★時雨るるに粥ゆきひらに炊きあがる/高橋正子
                                                                              Res>◆:句評(1) [2000年11月21日 9時29分2秒]

                                                                              柿の朱ほのぼの内から暖かし/岩本康子
                                                                              柿の実の色といい、艶といい、それは内側から出たもの
                                                                              のような感じがする。それを「暖かし」と感じ取れる作
                                                                              者の心の暖かさに、読者もあたたまる。(評:高橋正子)

                                                                              太極拳の手は冬空へゆっくりと/北村ゆうじ
                                                                              東京のどこかの公園の一角の風景。ラジオ体操よりお年
                                                                              寄り向きで健康維持にいいのかもしれません。下の〈ゆ
                                                                              っくりと〉がのびやかである。(評:守屋光雅)
                                                                              のびのびした心地よさがこちらまで伝わります。(評
                                                                              :三浦絹子)
                                                                                  Res>◆:句評(2) [2000年11月21日 9時28分20秒]

                                                                                  落葉蹴り落葉のかるい音を聞く/北村ゆうじ
                                                                                  この句は、太極拳の動きを、落ち葉と人との触れ合いを
                                                                                  通じて綺麗に表現されていると思います。上海の路上の
                                                                                  太極拳をおおぜいの人が朝早くからしているのを思い出
                                                                                  しました。(評:霧野萬地郎)

                                                                                  夫の持つものらしき日曜日の葱は/戸原琴
                                                                                  買物の様子に、夕食は鍋物となる一家団欒の明るさが見
                                                                                  て取れる。葱は男が持って潔い野菜。(評:高橋正子)

                                                                                  冬空に大きく交り飛行雲/碇 英一
                                                                                  飛行機雲が、大きく空に交差すること自体、不思議な気
                                                                                  がする。晴れた冬空は、広々としてなにか語るような感
                                                                                  じをもっている。(評:高橋正子)
                                                                                      Res>◆:句評(3) [2000年11月21日 9時13分37秒]

                                                                                      小春日の露台イソップ物語/伊嶋高男
                                                                                      お孫さんにイソップ童話を読み聞かせている微笑ましい
                                                                                      景が浮びます。(評:右田俊郎)

                                                                                      足場組み屋根に職人冬の雲/三浦絹子
                                                                                      屋根の葺き替えか,新築の屋根葺きか瓦屋根であろう。
                                                                                      職人の手さばきを見ながら冬がやって来たことを実感し
                                                                                      ている作者。(評:守屋光雅)

                                                                                      一茶忌や弾み下り来る群雀/堀佐夜子
                                                                                      「弾み下り来る群雀」に躍動感が一杯で、すばらしい一
                                                                                      茶の賛歌になっているように思います。(評:福田由平)
                                                                                          No.534◆:発表 [2000年11月20日 9時58分34秒]

                                                                                          第94回句会(11月19日)入賞発表/高橋信之選

                                                                                          最優秀句

                                                                                          ★欅散る大きな風のありさまに/高橋正子

                                                                                          優秀句

                                                                                          ★そこだけがひときわ明るく桜紅葉/岩本康子

                                                                                          ★冬空を蹴ってブランコ水平に/日野正人

                                                                                          ★昇る日を背中に今日の落ち葉掃く/藤田洋子

                                                                                          ★鬼太鼓(おんでこ)のばちが冬空打叩く/北村ゆうじ

                                                                                          ★ランドセル鳴らして駈ける朝時雨/堀佐夜子

                                                                                          ★明るさを放ちて黄葉銀杏かな/碇 英一

                                                                                          ★黄落に市の賑わい染みにけり/福田由平

                                                                                          ▼選者詠/高橋信之
                                                                                          葉を落とし空に親しきポプラの樹
                                                                                          一抱えして冬薔薇のどれもがピンク
                                                                                          冬の夜の紙の平らに四角なる

                                                                                          第94回句会(11月19日)の最優秀句、優秀句は、
                                                                                          上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                                                          Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月20日 10時19分35秒]

                                                                                          最高点句/5点

                                                                                          ★黄色い葉っぱ自転車かごにひらっと降る/高橋句美子
                                                                                              Res>◆:句評(1) [2000年11月20日 10時5分18秒]

                                                                                              欅散る大きな風のありさまに/高橋正子
                                                                                              けやきは武蔵野を代表する樹木ですが、一陣の風に落葉
                                                                                              する様子が髣髴されます。(評:伊嶋高男)
                                                                                              多摩美大の欅が、ほんとうに見事なようすで、葉を散ら
                                                                                              しているのを目にした。強くはないが大きく吹く風に、
                                                                                              金色とまがうばかりの色を、空中にちりばめていた。風
                                                                                              の姿を見るようであった。(自句自解/高橋正子)

                                                                                              そこだけがひときわ明るく桜紅葉/岩本康子
                                                                                              「桜紅葉」に絞り込んで、それを句の終わりに置いた。
                                                                                              「そこだけ」、「ひときわ」、そして「明るく」と畳み
                                                                                              掛けて下五の「桜紅葉」を際立たせて、力強い句。(評
                                                                                              :高橋信之)
                                                                                                  Res>◆:句評(2) [2000年11月20日 10時3分13秒]

                                                                                                  冬空を蹴ってブランコ水平に/日野正人
                                                                                                  水平にまで、ブランコを漕ぐ元気な子どものたくましさ
                                                                                                  が、冬空の曇りを払いのけてくれる。力の湧く句。(評
                                                                                                  :高橋正子)

                                                                                                  昇る日を背中に今日の落ち葉掃く/藤田洋子
                                                                                                  朝日を背に受けて、あたたかな気持ちで、今日は今日の
                                                                                                  落ち葉を掃き集める朝のひとときが幸せである。(評:
                                                                                                  高橋正子)

                                                                                                  鬼太鼓(おんでこ)のばちが冬空打叩く/北村ゆうじ
                                                                                                  冬空に響く鬼太鼓の力強さ、勇壮さが素晴らしいと思い
                                                                                                  ます。(評:藤田洋子)
                                                                                                      Res>◆:句評(3) [2000年11月20日 10時2分16秒]

                                                                                                      ランドセル鳴らして駈ける朝時雨/堀佐夜子
                                                                                                      「朝時雨」が新鮮。時雨をものともせず駈けていく、元
                                                                                                      気な子どもの姿が、今日一日を楽しいものにしてくれる。
                                                                                                      (評:高橋正子)

                                                                                                      明るさを放ちて黄葉銀杏かな/碇 英一
                                                                                                      銀杏の黄葉には、透明な明るさがある。それを「明るさ
                                                                                                      放ち」と端的にいったよさがある。(評:高橋正子)

                                                                                                      黄落に市の賑わい染みにけり/福田由平
                                                                                                      フリーマーケットや決まった日の市など、人々が、気楽
                                                                                                      に、賑やかに楽しめるのが、市の楽しさ。その賑やかさ
                                                                                                      が、街全体を黄色く染める銀杏などの黄葉に染みて渾然
                                                                                                      となる黄落期がいい。(評:高橋正子)
                                                                                                          No.531◆:発表 [2000年11月19日 7時37分5秒]

                                                                                                          第93回句会(11月18日)入賞発表/高橋信之選

                                                                                                          最優秀句

                                                                                                          ★旅なれば十一月の雨軽し/野田ゆたか

                                                                                                          優秀句

                                                                                                          ★寒鯉の締まるあらいと竹酒と/霧野萬地郎

                                                                                                          ★なだらかな雑木紅葉の丘登る/伊嶋高男

                                                                                                          ★空高く白雲明るし冬の旅/岩本康子

                                                                                                          ★冬の虹町を童話の国にする/八木孝子

                                                                                                          ★冬らしい気温の旦空がいい/相原弘子

                                                                                                          ★おでん鍋湯気立つ中に子らの顔/祝恵子

                                                                                                          ★帰り咲く小さなはなに日はあたたかく/北村ゆうじ

                                                                                                          ★図書館の灯り水面に鴨動く/守屋光雅

                                                                                                          ▼選者詠/高橋信之
                                                                                                          初冬の壁垂直に真っ白に
                                                                                                          風の樹の十一月の夕焼けに
                                                                                                          暮れてゆく空の黄葉の濃き色に

                                                                                                          第93回句会(11月18日)の最優秀句、優秀句は、
                                                                                                          上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                                                                          Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月19日 19時39分23秒]

                                                                                                          最高点句/5点

                                                                                                          ★旅なれば十一月の雨軽し/野田ゆたか
                                                                                                              Res>◆:句評(1) [2000年11月19日 8時17分18秒]

                                                                                                              旅なれば十一月の雨軽し/野田ゆたか
                                                                                                              旅のよさなのでしょう。、旅の身には、少し冷たい十一月
                                                                                                              の雨も、情緒のある雨となっています。これこそ、旅の心
                                                                                                              なのでしょうね。(評:高橋正子)
                                                                                                              冬の雨は憂鬱ものですが、念願の旅に出たので、少しくら
                                                                                                              いの雨は気になりません。旅の高揚した気持が<雨軽し>
                                                                                                              によく表れています。(評:伊嶋高男)
                                                                                                              楽しい旅なればこその雨軽しです。のんびり旅だったご様
                                                                                                              子。(評:堀佐夜子)

                                                                                                              寒鯉の締まるあらいと竹酒と/霧野萬地郎
                                                                                                              軽い写生句であって、市民の生活が楽しく、その楽しさが
                                                                                                              読み手にも伝わってくる。(評:高橋信之)
                                                                                                                  Res>◆:句評(2) [2000年11月19日 8時16分30秒]

                                                                                                                  なだらかな雑木紅葉の丘登る/伊嶋高男
                                                                                                                  句意の他に作者の時間を超えた余裕などが感じられる。<
                                                                                                                  なだらかな>がそれを表していると思います。(評:霧野
                                                                                                                  萬地郎)

                                                                                                                  図書館の灯り水面に鴨動く/守屋光雅
                                                                                                                  水際近くの図書館の明かりのなかに、鴨の動く影が見えて
                                                                                                                  います。冬灯りの陰影が少しだけ温かく感じられます。(
                                                                                                                  評:伊嶋高男)

                                                                                                                  冬の虹町を童話の国にする/八木孝子
                                                                                                                  冬の虹は稀にしかないが、鮮明と聞きます。冬の雨があが
                                                                                                                  って、虹によって、楽しい気分にさせられ、一時の開放感
                                                                                                                  を味わっている作者と同じ気持ちになれます。<童話>が
                                                                                                                  良いですね。(評:霧野萬地郎)
                                                                                                                      Res>◆:句評(3) [2000年11月19日 8時15分18秒]

                                                                                                                      帰り咲く小さなはなに日はあたたかく/北村ゆうじ
                                                                                                                      12月にも近く小春日がいい頃となりました。帰り咲きは
                                                                                                                      なにでしょう。いろいろ思い浮かべています。(評:相原
                                                                                                                      弘子)

                                                                                                                      冬らしい気温の旦空がいい/相原弘子
                                                                                                                      それぞれの季節には、それぞれの良さがあって、朝の空気
                                                                                                                      がいい。朝の空がいい。(評:高橋信之)

                                                                                                                      空高く白雲明るし冬の旅/岩本康子
                                                                                                                      作者の性格が、そのままでてきたような句。開放的な明る
                                                                                                                      さがよい。(評:高橋信之)

                                                                                                                      おでん鍋湯気立つ中に子らの顔/祝恵子
                                                                                                                      日常生活を飾り気なく詠んだところがよい。誰でもが思う
                                                                                                                      幸せが、すなおに詠まれている。(評:高橋正子)
                                                                                                                          No.528◆:発表 [2000年11月18日 9時4分28秒]

                                                                                                                          第92回句会(11月17日)入賞発表/高橋信之選

                                                                                                                          最優秀句

                                                                                                                          ★一輪の花の高さよ冬薔薇/北村ゆうじ

                                                                                                                          優秀句

                                                                                                                          ★落ち葉踏み友が来たれり夕の門/人見忠雄

                                                                                                                          ★身の丈の円空仏立つ冬館/霧野萬地郎

                                                                                                                          ★日向ぼこ幼子は光りをつかまんと/戸原琴

                                                                                                                          ★冬の鳥空一枚の日和かな/阪本登美子

                                                                                                                          ★冬の月絵馬に書かれし願い読む/右田俊郎

                                                                                                                          ★雑貨屋にりんごも売られ旧街道/守屋光雅

                                                                                                                          ★柚子籠に移し終えても凸凹と/相原弘子

                                                                                                                          ★冬の霧工場の町を包みたり/岩本康子

                                                                                                                          ▼選者詠/高橋信之
                                                                                                                          落葉掃き集められ黄の色の山に
                                                                                                                          雨に濡れ乾き黄葉の濃き色に
                                                                                                                          黄落の朝のひろびろした世界

                                                                                                                          第92回句会(11月17日)の最優秀句、優秀句は、
                                                                                                                          上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                                                                                          Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月18日 11時31分57秒]

                                                                                                                          最高点句/6点

                                                                                                                          ★腰鋏光らせ庭師雪囲い/守屋光雅
                                                                                                                              Res>◇:句評(1) [2000年11月18日 9時57分48秒]

                                                                                                                              一輪の花の高さよ冬薔薇/北村ゆうじ
                                                                                                                              冬薔薇には、華やかさの中にも、凛とした気品がある。
                                                                                                                              一輪ざしの薔薇は、すっくと高く、自分の花の位置を示
                                                                                                                              している。孤高の精神もいい。(評:高橋正子)

                                                                                                                              落ち葉踏み友が来たれり夕の門/人見忠雄
                                                                                                                              一日が終わる夕べの門を友が訪ねてくれるのは、うれし
                                                                                                                              い。落ち葉を踏む音が、来客を告げている。(評:高橋
                                                                                                                              正子)

                                                                                                                              身の丈の円空仏立つ冬館/霧野萬地郎
                                                                                                                              円空の彫った荒削りの、身の丈もある仏に、何かを感ぜ
                                                                                                                              ずには居れない。発表しなかったが、「梅雨白し円空仏
                                                                                                                              に見えたき/正子」の句を今年作ったので、この句に魅
                                                                                                                              力を感じた。(評:高橋正子)
                                                                                                                                  Res>◆:句評(2) [2000年11月18日 9時42分50秒]

                                                                                                                                  冬の鳥空一枚の日和かな/阪本登美子
                                                                                                                                  良く晴れた冬空の広さを一枚と言った。そこを温かい命
                                                                                                                                  をもった鳥が飛んでいる。(評:高橋正子)

                                                                                                                                  冬の月絵馬に書かれし願い読む/右田俊郎
                                                                                                                                  冬の月の明かりもかすかである。絵馬に書かれた人間ら
                                                                                                                                  しい願いも、少し距離をおいてほほえましく思える。
                                                                                                                                  (評:高橋正子)

                                                                                                                                  雑貨屋にりんごも売られ旧街道/守屋光雅
                                                                                                                                  昔からの街道筋の雑貨屋に売られているりんごは、つや
                                                                                                                                  つやとして健康そう、季節感が溢れている。(評:高橋
                                                                                                                                  正子)
                                                                                                                                      No.525◆:発表 [2000年11月17日 9時26分24秒]

                                                                                                                                      第91回句会(11月16日)入賞発表/高橋信之選

                                                                                                                                      最優秀句

                                                                                                                                      ★異国の歌の合唱練習冬の夜/日野正人

                                                                                                                                      優秀句

                                                                                                                                      ★記念日の菊咲き満ちて玄関に/藤田洋子

                                                                                                                                      ★冬芭蕉郵便受けの大きな家/相原弘子

                                                                                                                                      ★メタセコイヤぐるりと沼の浅き冬/北村ゆうじ

                                                                                                                                      ★日矢射せる天窓温し冬うらら/堀 佐夜子

                                                                                                                                      ★冬空に友よ歌わん歓喜の歌/伊嶋高男

                                                                                                                                      ★社屋出て伸ばせる手の先冬銀河/右田俊郎

                                                                                                                                      ★時雨道轍の音の繁きなる/碇 英一

                                                                                                                                      ★人参の整列し太る黒土に/古田けいじ

                                                                                                                                      ▼選者詠/高橋信之
                                                                                                                                      桜紅葉を透かして朝の明るい空
                                                                                                                                      マンションの階の落葉を踏み上がる
                                                                                                                                      鴨が来て池よろこびの漣を

                                                                                                                                      第91回句会(11月16日)の最優秀句、優秀句は、
                                                                                                                                      上記に決定しました。おめでとうございます。
                                                                                                                                      Res>◆:追加発表/日野正人 [2000年11月17日 22時8分39秒]

                                                                                                                                      最高点句/5点

                                                                                                                                      ★記念日の菊咲き満ちて玄関に/藤田洋子
                                                                                                                                          Res>◆:句評(1) [2000年11月17日 10時3分4秒]

                                                                                                                                          異国の歌の合唱練習冬の夜/日野正人
                                                                                                                                          冬の夜の静かさ、清らかさ、ゆたかさが、「異国の歌」
                                                                                                                                          に示されている。(評:高橋正子)

                                                                                                                                          記念日の菊咲き満ちて玄関に/藤田洋子
                                                                                                                                          15日の信之先生のおうち。パソコンをじっと見入って
                                                                                                                                          いた洋子さんが、「今なった、今10万回よ、すごい。」
                                                                                                                                          あの声が耳にかえってきます。記念日でした。玄関の菊が
                                                                                                                                          本当にきれいでした。(評:相原弘子) 
                                                                                                                                           
                                                                                                                                          冬芭蕉郵便受けの大きな家/相原弘子
                                                                                                                                          芭蕉はその家の門の辺りに植えられて、破れたり、枯れた
                                                                                                                                          りしてばさとした風情なのでしょう。俳味のある景色。
                                                                                                                                          (評:高橋正子)
                                                                                                                                              Res>◆:句評(2) [2000年11月17日 10時2分18秒]

                                                                                                                                              メタセコイヤぐるりと沼の浅き冬/北村ゆうじ
                                                                                                                                              生きた化石といわれるメタセコイヤの巨木。その薄く黄葉
                                                                                                                                              したやわらかな色合いと沼のしずかな様子が、よくマッチ
                                                                                                                                              しています。(評:高橋正子)

                                                                                                                                              日矢射せる天窓温し冬うらら/堀 佐夜子
                                                                                                                                              天窓から見える空は、本当に「珠のような」と形容したい
                                                                                                                                              くらいのいい空なのです。(評:高橋正子)

                                                                                                                                              冬空に友よ歌わん歓喜の歌/伊嶋高男
                                                                                                                                              インターネット「水煙」アクセス10万を祝ってのわたし
                                                                                                                                              達の歓びの歌です。高男様句にして下さり有難う御座いま
                                                                                                                                              す。自分ではお祝いも言わずに主宰ご夫妻には申し訳無く
                                                                                                                                              失礼致しました。(評:堀 佐夜子)
                                                                                                                                              第9の合唱のイメージです。水煙の皆の歓喜の歌です。こ
                                                                                                                                              のような良い句が時機を捉えて出せる事にも感服します。
                                                                                                                                              (評:霧野萬地郎)
                                                                                                                                                  Res>◆:句評(3) [2000年11月17日 10時1分8秒]

                                                                                                                                                  社屋出て伸ばせる手の先冬銀河/右田俊郎
                                                                                                                                                  「伸ばせる手の先」が、とても素敵です。こぼれるような
                                                                                                                                                  銀河に、思わず手を伸ばす、何気ない所作に作者の詩心が
                                                                                                                                                  読み取れます。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                  時雨道轍の音の繁きなる/碇 英一
                                                                                                                                                  イギリスの推理小説の一場面のようですね。聡く感じ取ら
                                                                                                                                                  れた轍の音も、今なら、時雨を来る 引っ切りなしのタイヤ
                                                                                                                                                  の音でしょうか。(評:高橋正子)

                                                                                                                                                  人参の整列し太る黒土に/古田けいじ
                                                                                                                                                  黒々と肥えた土に赤色を覗かせ育つ人参。きっと、甘く美
                                                                                                                                                  味な人参の収穫ですね。(評:藤田洋子)

                                                                                                                                                      前のページ  次のページ